初1人登山に挑戦!そこで気づいたこと…
昨日は、人生で初めて1人で登山に行ってきました!ネットには、「女性1人でいくのは、危険!」って書いてあることが多かったので迷ったのですが、「一度1人での登山を経験してみたい!」という欲が抑えられなかったので、挑戦することに!
今回は、奈良と大阪の県境に位置する標高959mの「大和葛城山」を選びました。事前に調べたところ、近場で登りやすい山ということだったので、葛城山をチョイス!行きは、北尾根~ダイヤモンドトレール、帰りは櫛羅の滝ルートで下山。
最寄駅から登山口まではバスで10分ほど。この日は、通勤ラッシュ時の電車のように登山者や観光客でいっぱいでした。登山口に着くまでのバスの中では、ワクワクと不安が入り混じった気分。例えるなら、ジェットコースターの頂上手前まで上っていくあの気持ち。
バス到着後、山を見上げると、「いよいよ戦いが始まるのか!」と、スイッチオン。よし行くぞ!っと進むと、いきなり「立ち入り禁止」かと思わせるような柵が登場(笑)
ホントにここなん⁈っと、急に不安。周りを見たが、明らか山に続く道はこの柵の先しか考えられなかった。扉を開けた瞬間、自分がサバイバルゲームの世界に入り込んだような気持ち。けど、その気持ちも一瞬で安心に変わった。前に登山者が歩いてた(笑)。
「ホントにここ登るの?」「きつい」と思うような、急で細い山道に何度も遭遇。その一方で、心の声が漏れたほど美しい自然を見て、マイナスイオンを感じれたのが登頂までのモチベーション。途中出会った、ご高齢の夫婦の旦那さんが奥さんに「大丈夫か?」と励ます声をかける姿にホッコリ。なんとも素敵な旦那さん。自分のことで精いっぱいになるけど、誰かといるときにこうやって周りへの気遣いができるようになりたいと出会いを通して感じた。
そして、2時間かけて無事に登頂!山頂からの眺めは、ここまで身体の疲れが吹っ飛ぶほど。そしてこの瞬間、「最後まで登ってきて良かったなぁ~」と達成感を感じる。この達成感は、登った人にしか分からない。この達成感がたまらなくて、また登りたくなる。
ちなみに、この時期の葛城山はツツジで有名。毎年5月中旬が見ごろを迎えますが、今年は上旬と早かったそうです。散りはじめではありましたが、それでも赤い絨毯のように広がるツツジを見ることができました。
道中で見る木や森、水の音、生き物の声、山頂からの眺め、自然って人を惹きつける力を持っている。自然は、心動かす美しさだけでなく、自分自身と向き合わせてくれる、そんな力も持っているんだと今回感じた。例えば、違う作業をしながら山道を歩くと、滑りそうになった。作業するために一度立ち止まれなかったのは、自分自身が焦ってたからだと。この焦りは、その時だけでなく、日常的だとも教えてくれた。人と話したり、ノートに書いたり、本を読むこと etc… 身近にあるものだけでなく、こうやって、普段触れないものを通して自分自身と向き合えたりもする。それが案外自分と相性が良いかもしれない。そう思うと、新しいことに触れることも改めて大切だと感じた。
そして、自分のペースで登れるからこそ、いろんなことに気づくことができる。それが、1人で行く登山の魅力だと思います!
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