山村茜 🎀人妻風俗嬢タレント

現役風俗嬢兼パフォーマー。43歳主婦、人呼んで人妻ンコ※呼ばれていない noteでは主に私小説を綴っている様子。毎週水曜21時更新予定。 主な活動内容、デリヘルのご用命はTwitterまで その他お問い合わせ執筆依頼等は yamamuraakaneee@gmail.com

山村茜 🎀人妻風俗嬢タレント

現役風俗嬢兼パフォーマー。43歳主婦、人呼んで人妻ンコ※呼ばれていない noteでは主に私小説を綴っている様子。毎週水曜21時更新予定。 主な活動内容、デリヘルのご用命はTwitterまで その他お問い合わせ執筆依頼等は yamamuraakaneee@gmail.com

マガジン

  • 短歌、俳句、詩

    毎週水曜21:00更新を守れなかった著者が綴る17文字ないし31文字。或いはその他。曲がかけたら良かったのになあ

  • 池袋桃色SM娼婦

    26歳になる直前から30歳まで。【いざ勃てイメクラ嬢】シリーズの続編となっております。池袋のSM店でM嬢をしていた頃を綴ります。仕事も男性関係も人生で一番がむしゃらでした。 マガジンでは上から並んでいる順に読み進めて頂けるとスムーズです

  • いざ勃てイメクラ嬢

    風俗デビュー前夜から1年9ヶ月在籍した新大久保イメクラ嬢時代を綴ります。 マガジンでは上から並んでいる順に読み進めて頂くとスムーズです

  • 風俗嬢の作り方

    子供時代、学生時代等、風俗嬢にになる以前の僕についてを綴ります。 基本読み切りの為、番号が振ってあるもの以外は気になるタイトルからお読み頂ければと思います。

最近の記事

猛毒

そうだと知らされることなく 徒与えられるままに 悦んで受容した 長きに渡って盛られた甘い毒が ジワジワ全身に広がって ここからもう動けない 飛べない羽根で藻掻いても 泳げない鰭で溺れても 逃げる事など出来ないから 気紛れに至ぶり殺されるその前に 飽きて何処かに飛んで行くのを 息を殺して直待つばかり 解毒剤はもう効かない 美味しい毒で すっかりグルメになったこの躰は 今じゃ毒しか受け付けなくて だから飽きてしまうそれまでは 餓死してしまわないように 甘美な毒を盛り続けて

    • 池袋桃色SM娼婦~特性持ちの田中くん②~

      田中くんは3日と開けずに裏を返して───つまり本指名で再来してくれた。 前回同様、最短コースの50分、界隈で一番リーズナブルなホテルに入ってくれたけど、そうは言っても僕と遊ぶのって決して安いお金では無い。 申し訳ないけれど田中くんが高級取りだとは考え難い。金の出どころが気になる。 相変わらず視線は全くと言っていいほど合わないけれど前回よりもこちらに慣れてくれたのか、会話が弾むようになった。 と言っても彼が好きなミニクーパーの話しを一方的にまくし立てているだけで、全く詳しくない

      • 池袋桃色SM娼婦~特性持ちの田中くん①~

        冬に再会したナガセとの関係も春を通過して夏を迎えようとしていた。 僕は相変わらずチンコを咥えて日銭を稼いでいる。自分の仕事について明確にカミングアウトしている恋人はナガセが初めてで、当初僕は何だか申し訳なく感じたり、勝手に卑屈になったり、所謂【普通のお仕事】にジョブチェンジを目論んでみたりと、面倒くせぇ女にあてはまるような行為は一通りやり尽くした。 『仕事が嫌だとか、他にやってみたい事があるだとか、自分の為に辞めるならいいと思うけど、俺は別に特に辞めて欲しいとは思っていないか

        • あのね

          『助けてよ』 『救ってあげたい』 その気持ち 利害一致の ツイキャス配信

        マガジン

        • 短歌、俳句、詩
          2本
        • 池袋桃色SM娼婦
          13本
        • いざ勃てイメクラ嬢
          11本
        • 雑記、その他
          2本
        • 風俗嬢の作り方
          4本

        記事

          池袋桃色SM娼婦~ラムネとビー玉~

          750円の買い物をする際に、例えば1,000円札を一枚渡しててお釣りを受け取ることは出来るけれど、1,050円支払ったりだとか、1,250円支払うという計算は難しい子、1,000円渡した際の釣り銭が仮に100円しか無かったとしても何の疑問も持てない子。 そういう子が、この業界にはそう珍しくなく存在する。 軽度知的障害や境界知能─── きちんとした診断が降りているのか否かはさて置き、素人目にもハッキリとそれと解るような、本来何らかのサポートや支援が必要な子が、この業界には当たり

          池袋桃色SM娼婦~ラムネとビー玉~

          池袋桃色SM娼婦~君がとなりに居るのなら②~

          『お疲れ様。一先ず今日のお給料と明細で…』 『社長は?』 僕は渡された札束を数えもしないでそのまま鞄の中に放って、精算表に雑な文字でサインをする。 『ここだとお客さん来たり、他の女の子が精算来たりして、ゆっくり話し合って貰えないだろうからって、社長は今【伯爵】で待って貰っているんだけど、なぎちゃんもしお腹空いてるなら、何処か別のお店で食事しながらにしますか?って社長が』 伯爵とは、今いるビルの2件隣のビジネスホテルに併設された喫茶店だ。毎週末、僕がそこで朝を迎えているというこ

          池袋桃色SM娼婦~君がとなりに居るのなら②~

          池袋桃色SM娼婦~君がとなりに居るのなら①~

          『ご覧の通りの爺さんなもんですから。もうアソコの倅は元気になんないですけれど、助平爺なモンでして。とにかく若いお嬢さんと触れ合いたいと思っていまして。』 御歳86歳です!と元気に自己紹介してくれた温厚そうなおじいちゃんは続ける。 『なもんですから、僕の倅を咥えたりだとかは結構なんで、その代わり時間の限り渚さんを愛させて頂きたい。』 おじいちゃんはそういうと、ベッドに全裸の僕を寝かせた。 頭上には埃の被ったシャンデリア。電球が1つ切れている。右の視界に見えるのはステンドグラス調

          池袋桃色SM娼婦~君がとなりに居るのなら①~

          池袋桃色SM娼婦~教えてときめきメモリアル~

          ローテーブルの上に広げられた見慣れない紙切れ。茶色の罫線が引かれた記入欄は半分くらい下手くそな文字で既に埋められていた。 左上に並んだ漢字が3文字。婚姻届と呼ばれるそれの実物を見るのは初めてだった。 『美紀だってもう23でしょ?こんな事いつまでも続けられる仕事じゃないんだから。』 26だバカ。ついでにお前が本名だと信じて疑わない美紀という名は中学の頃嫌いだった女の名前だ。 僕は何だか直面している現実にとっても悲しい気持ちになった。 それは40代後半のこの男が、数回指名した

          池袋桃色SM娼婦~教えてときめきメモリアル~

          池袋桃色SM娼婦~選り取りみどりの女の中で~

          『えー!付き合っちゃえばいいのにー!』 亜美ちゃんは元々まあるい目をもっとまん丸にさせて自分のことように嬉しそうに身を乗り出す。 『まぁでもこのままでもそれなりに楽しいってゆーかさ』 池袋駅北口の階段を登った目の前にあるホテルの2Fにある24時間営業の喫茶店。よく言えば昭和レトロと呼べなくもないその店は、店内の真ん中に大きな水槽があって熱帯魚がユラユラ漂っている。場所柄、日中は混雑しているものの終電が過ぎたこの時間帯は土曜と言えど店内は疎らだ。 斜め前のテーブルでは出発待ち

          池袋桃色SM娼婦~選り取りみどりの女の中で~

          池袋桃色SM娼婦~5万払うから1万円で抱いて~

          虫歯で前歯がほとんど無いヤツ、口からドブの臭いがするヤツ、 その他そこいら辺の常識あるOLの女の子なら『1億積まれたって絶対無理』と思うようなヤツでも、僕は最低50分¥10,000のキックバックを貰えたら誰とでも舌を絡めた濃厚なキスが出来る。 そりゃ勿論、こちらも心身共なるべく健康に生きていたいので、ホテルに備え付けの使い捨て歯ブラシを握らせシャワータイムで歯磨きを誘導したり、原液にほんのちょびっとしか水を足さないようなイソジンで嗽をさせてしまう程度の身を守る対策は多少取らせ

          池袋桃色SM娼婦~5万払うから1万円で抱いて~

          池袋桃色SM娼婦~ホントの名前~

          その日僕はいつもよりずっと早く、夕方には仕事を終えて、待機室の汚い鏡でいつもより少しだけ丁寧にメイクを直してから、池袋駅北口出口の階段からJRの改札を横目に見て東口のPARCOに立ち寄った。 地下2階。お気に入りのショップでハンガーに掛けられたワンピースとコートを1着ずつ掴むとレジに持っていく。その間3分。服の価格は知らない。 『ご試着よろしかったですか?』 若い店員は少し間違えた敬語で、鏡の前で当ててみることすらしなかった僕に試着を勧めてくれたけれど、今日はほんの少し急

          池袋桃色SM娼婦~ホントの名前~

          池袋桃色SM娼婦~風俗嬢3年生~

          『ホラッ!どうしたの?ん?んんっ??言って!ごらん!て!』 男は僕の膣にぶち込んだ太くて短い指を前後に抜き差ししながら尋ねた。不格好な爪は短く切り揃えられていたけれど、第三関節に生い茂った体毛に愛液を絡め取られているような気がして、何となく不快だなと思う。 『どう!した!の!!』 心身になんの変化もきたしていない僕に、彼は顔を近付けてもう一度同じ質問をした。 必死だなあ 近付けられた顔を少しだけ引き離す為に横に向けて、さも恥ずかし気にあんだとかイッちゃいそうですだとか、言って

          池袋桃色SM娼婦~風俗嬢3年生~

          たかだか1万数千文字程度でインモラリスターRの何を語れるって言うのだ

          2023.12.24(日)クリスマスイブの日、インモラリスターRが4年間の活動から一先ずの終焉を迎えた。 正確には12/31にヘブンスドアでのカウントダウンライブに出演させて頂いたし、何なら今年はオーナーのホーリーが気を利かせてくれちゃってメインであるカウントダウンをインモラリスターRが努めさせて頂いちゃったからライブは年を跨いで2024年もちょこっとステージに立って居たのだけど。 という訳で先ずは応援して下さったファンである【本指名】の皆さん、ライブハウス関係者の皆さん、

          たかだか1万数千文字程度でインモラリスターRの何を語れるって言うのだ

          ランドセルと給食戦争

          小学校に入学した最初の夏休み。 小さなビニールプールに水を張ってもらい3歳年下の弟と水遊びしながら庭を眺めるのが僕は好きだった。 自分の身長よりももっとずっと背の高い向日葵の花は太陽を向いて、葉っぱの上に落ちた花粉までもが黄色く、その下辺りの地面には小さな実を付けたスイカが蔓を伸ばす。これはまだ一学期のうちに僕が自ら種を巻いたものだ。 スーパーで買ってきたスイカを食べた際に種をとっておいて庭に巻いてみたところ、土が良かったのか思いの外スクスク成長して黄色い花を咲かせた後、小

          池袋桃色SM娼婦~26歳、我武者羅~

          新大久保のイメクラは、後半は店長の好みが反映された採用となっていて女の子の雰囲気に統一性は失われつつあったけれど、それでも全体的に粒揃いの店だった。 ここに来て、それだけは実によく解った。 池袋のSM店は何と言うかつまり、得てしてそうとは言えないものがあった。 こ、こんな可愛い子がななな何の間違えでSM店なんぞに…という子も確かに居たし、容姿の美醜以前の問題として、服装や身だしなみは元よりムダ毛の処理等明らかに自身をセールスする意欲に欠けている子も居た。 新大久保の店は10代

          池袋桃色SM娼婦~26歳、我武者羅~

          思春期短し、夢見よ乙女

          身頃も襟も紺一色、襟に白の3本ラインすら入っていない地味なセーラー服に臙脂色のスカーフ、膝が隠れてしまう中途半端な丈のプリーツスカート、それに合わせる靴はどういう事情からなのか白のスニーカー。ローファーの着用が何故か固く禁じられている。 肩から斜めに掛ける大きくて重たい指定鞄はフタの部分に校章のプリント。自転車通学時に被らされる白のヘルメットにも額の上に校章のマークが。 それらはどれもこれも悪意でも込められているのかというくらい、意図的にそうデザインされたと思わせるには十分な

          思春期短し、夢見よ乙女