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双極症:鬱を深刻化させないために

前回の記事に書いたように年明けから鬱に入った。

毎日寝て過ごしてシャワーも限界まで浴びないという典型的な鬱の過ごし方。
「このまま鬱が進んで希死念慮が出たらどうしよう…。そこまで行く前に鬱を止めたい」と思っていた。

鬱に入って4日ほど経ち同居人の2連休がやってきた。
鬱だったけどせっかくの休みだし、そういえば私たちはまだ初詣に行ってなかった。
「さすがにそろそろ行かなきゃね」という空気が漂っていたので、頑張って身支度をして出掛けることにした。
心は鬱のまま。沈んだまま。

「今はとても笑顔を作れる精神状態じゃないから知り合いに会わないといいな」と願っていた。
ここは小さい島なので外に出ると知り合いに会うことは普通によくある。

初詣の後、以前弟におすすめされたカフェでコーヒーを飲んだ。
隣の席の3人組、見るからに観光客で楽しそうにしていて私と温度差が激しかった。
「そっか、ここは観光地だったか」なんてボケーっと思っていた。
あまりにも自分の気分がしょうもなくつまらなく、やってられないので前の病院で処方されていた頓服のクエチアピンと、前の前の病院で処方されていたベンゾ系の薬、ランドセンを1錠飲んだ。
夜は料理する気力がなかったので外食した。


とまぁ、鬱なのにまるで鬱じゃない時のような過ごし方を形だけでもやってみた。
この翌日も頑張って身支度をしてスーパーに買い物に行き、夜はお家で鍋料理をした。

これはこれですごくしんどかったけど、案外自分を騙すことは出来るのかもしれないと思った。
なぜなら今日の私は鬱っぽさがほぼなくなってるから。

やっぱりストレスを極力避ける生活をしているおかげなのかな。
薬はもう半年くらい変えてないし。
適度に頓服に頼ったのも良かったと思う。

これまでの私は
「鬱の時期が来るともうどん底まで落ちていって最終的にオーバードーズ して救急車で運ばれるまでがセット」
という感じった。
それが今回酷い鬱になる前に食い止めることが出来て自分に少し自信がついたと思う。
鬱が前よりも怖くないというか、そんな感じ。

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