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親子でプレバト!!季語【氷柱】
母が創作。息子が添削。
親子で俳句教室の今回のお題は…
俳句ポスト第304回、2024年11月の兼題【氷柱】。
私の句が、
ねんねこの背(せな)氷柱の間抜け
↓推敲
軒氷柱ねんねこそつとくぐりぬけ
↓推敲
ねんねこをそつと左へ軒氷柱
子どもたちが幼い頃、福島県に住んでいました。冬は寒くて、軒に氷柱ができることも。末っ子をおぶって氷柱を通り抜ける時は怖くて、ひと呼吸置いてから『よし!』と気合い入れて通ったり(笑)。その時の実体験を詠みました。
息子「季重なりだよ。」
私『えっ?あ〜、またやってしまった…(^◇^;)
考えてみれば、ねんねこ半纏なんて如何にもだもんね…』
息子「手袋やセーターもそうだけど、生活の季語って食べ物等も含め幅広くある。『これってもしかしたら季感があるかも?』と思ったら、調べる癖をつけるといいかも。」
私『あ〜、季感ね…』
息子「添削すると説明チックになっちゃうけど…」
背に眠る吾子を左へ軒氷柱
私『推敲前は“間を抜ける”と書いたわけ。でもそれだと全くの説明。だから、“左”にすれば、ズラしたことがわかるかなと。真正面から説明するのを避けてみた。』
息子「推敲の仕方としては良いんじゃないかな。表現は後から考えるとして、まずは恐れずに書きたいこと言いたいことを17音にしてみる。」
私『[ねんねこそつとくぐりぬけ]と全部平仮名にしたらちょっと良いかな?なんて思ったり笑』
息子「避けるのであって、潜り抜けてしまうと落ちてくるかもしれない笑」
私『そうか!何かの下を潜るか…』
『私の言いたいことが伝わらないんだ。直撃するかもしれない笑』
息子「今回のポイントは、季語を確認するってことだね」
私『そうね、ほんとに。まだ甘い…』
息子「【コート】とかも使ってしまいそうだしね。」
私『コートなんて、春も秋も使うしね。まあ、今と少し季節がズレてるけどね。』
息子「【春コート】と言えば春の季語。例えば、果物なら青を付ければ一つ季節を先取りできる。【青みかん】なら秋だし、【青林檎】なら夏になる。【苺】は一般的には冬と答える人が多いんじゃないかな。」
私『あれ?以前、詠んだことあったよね。【苺】はいつだっけ?』
息子「夏。」
私『夏!??それは無いワ笑』
結果は、久々の落選(-.-;)y-~~~
まあ、確かに直してもらっても、説明調からは抜けられないわね…
“実体験が詠みたい“という気持ちが先行してしまい、発想がありがちでした。
ただ、個人的に勉強になったのは、
私なら、
背におぶる
とか、
追ふる
とかにしてしまうところを、
背に眠る
と一枚の写真のように吾子の描写にする、という視点が俳句なんだなと。
類想類句にも漏れるって、この一年以上、無かったかも(T_T)
精進してまた頑張ります!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
入賞句はやはり違います。
面白かった句を少しご紹介しますね。 (俳号は略させていただきます)
内定蹴ってやる氷柱折ってやる
つららつらら不実な母に似てきれい
りんりんと月を放ちて大氷柱
氷柱折る心が五ミリ軽くなる
太陽を十グラム吸い氷柱落つ
星屑を満タンにして大氷柱
詩的だなあ〜
素敵です♡
ありがとうございます🙏
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