どうしても元彼を嫌いになれなくても強く生きたい
元彼と別れてから4か月半が経過。
(どうでもいいけど元彼という呼称がなんかしっくりこなくてなんかあるかな)
驚いたことに、先日久しぶりにLINEがきました。
「俺が持ってる青りんごの3DS送ろうか?」と(この時代に3DSて)。
私が買った3DS、充電器紛失して使えなくなっちゃったので元彼くんに譲渡してたんだけど、こっちで充電器出てきたし一式送ろうか?とのこと。
率直な感想、3DSどうするか置いといて、まずちょっと嬉しかったんです。久しぶりに連絡きたこと、元気そうだったこと。
また付き合いたいとは一切思わないけど、相変わらずだなってのが知れて安心してる自分がいて。
結婚まで考えてたのに別れを選択するくらいだから、一緒にいてそこそこ嫌な気持ち味わっているはずなのに、なぜか嫌いになれないんですよね。
もう会いたくないでしょ、とか、顔も見たくないんじゃない?とかよく言われるけど、全然そうは思えないんです。意味わかんないですね。
嫌なことと同じくらい楽しかったこともあるし、過去を暗いものに位置づけたくない、暗い気持ちになりたくないというのが大きいんだと思います。
人間性を否定されるような言動を取られて、引っかかるけど笑い合えば一瞬忘れて、でもずっともやもやしていたりして…なんてことがしょっちゅうでした。
傷ついていることを知らせたいけど、暗い気持ちにはなりたくない。疲弊したくない。本当の自分を知ってもらう痛みより、疲弊したくない気持ちの方が勝ってた。
当時も今も、自分の弱さと向き合わず、弱さに蓋してごまかしてるだけなんです。だから、傷ついた記憶にも蓋して楽しかったことだけ思い出にして、嫌いになれずにいるんだろうな。
(もちろん、私が真意を伝えられなかったことで元彼の人生も棒に振ってしまってることも忘れちゃいけません)
久しぶりに連絡もらってそんな気づきを得た今日この頃です。
思えば昔から、痛みを伴って対価を受け取れた経験があまりない。散々傷つき傷つけられ、その割に得たものが小さかった気がする。
だから恋愛においては、相手が振り向いてくれなくても、こちらが想ってるだけで良かったりした。
でも、そんなの悲しい。
今度好きになる人とは本当の理解に進みたい。
もう甘いだけの関係は嫌だ。
もうここからは想像の話でしかないけど、愛があれば乗り越えられる的なことなのかな。好きな人なら、もっともっと理解したいされたい、そのためなら痛みも厭わない、ってなるのかな。
今できることは、この経験から目を背けず胸に刻んで生かしていくこと。
とにかく、ちゃんと思ったこと言う。
そうじゃなきゃ、また同じこと繰り返すから。
3DSは、送ってもらうことにしました。ゲームなんてもうほとんどやらないけど、私が買ったものだったし。
開けてみたら、3DS以外にも、スタバのギフトカードやミスドの割引券など思わぬおまけがついてました。
一緒に箱に梱包する姿を想像して懐かしくて泣きそうになってしまった、まだまだよわよわなわたくし。
「ありがとう、大事に使わせてもらうね」とお礼のLINEを送る。
翌日、意気揚々とスタバに入り、元彼の嫌いなほうれん草のキッシュをオーダーしてやりました。おいしかったです。大事に使うとは。
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