「高台寺」について/阿加井秀樹
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
清水寺に関する紹介がひと段落したところで私、阿加井秀樹がおすすめする京都でぜひ行ってほしい世界遺産をご紹介したいと思います。
それは「高台寺」です。個人的に戦国時代が日本史の中でも好きなジャンルではあるのでこの寺は歴史を感じることもできますし、最愛の人を弔うために建立した寺でもあるのでどこか奥ゆかしく、壮麗で荘厳を極めた寺院の代表例といってもいいでしょう。それほど人の心を動かす“なにか”がここにはあります。
そして諸行無常。この言葉に浸りつつ高台寺を回ってみてもおもしろいと思います。高台寺は秀吉の妻ねねが秀吉を弔うために建てた寺院なのです。
有名な話ではありますが、秀吉で言えば2人の女性が登場しますよね。ねねと茶々です。歴史の話にはなりますが、ねねと茶々について整理していきます。茶々は浅井長政と信長の妹である市の間に生まれた娘で、いわば政略結婚のような形で結婚することになるのですが秀吉も側室の中でも唯一秀吉の子を授かるため重要なポジションにつくことになります。
一方、ねねは糟糠の妻という存在で、秀吉の正室でもありました。つまり、当時では珍しい恋愛結婚でした。茶々とねねの関係は複雑で政治の話も分かる最高の伴侶ねねと秀頼の母であり聖母である茶々は不仲説もあるそうですが、真相はわかりません。豊臣秀吉が亡くなった後寧々はひっそりと豊臣家から離れるように高台寺に移り、秀吉の冥福を祈り続けたそうです。
それではまた。
阿加井秀樹