阿加井秀樹

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愛妻のために建設した タージ・マハル 阿加井秀樹

みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回はインドにある「タージ・マハル」をご紹介します。 タージ・マハルはインド北部のアーグラにある総大理石の墓廟です。 これはムガル帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが、 亡くなった愛妃ムムターズ・マハルのために建設した愛妻のための とても美しいお墓なのです。 ヒンドゥー教では人が亡くなってもお墓を作ることはありません。 皇帝ともなると、権力を示すためにそれなりに大きいお墓を作ることはあったようですが。 しかし、ムムターズ・

    • 2つの様式が合わさった パーヴァガドュ遺跡公園 阿加井秀樹

      みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回は2004年に世界遺産に登録された「パーヴァガドュ遺跡公園」をご紹介します。 パーヴァガドュ遺跡公園はインドのチャパネールという町にあり、現在も聖地として多くの信者が訪れています。 またムガル帝国以前のヒンドゥー教様式とイスラム教建築が混在している遺跡として完全な形で存在しているのは唯一ここのみといわれています。 パーヴァガドュ遺跡公園の大部分は未発掘のため詳細は記されていませんが、歴史的、文化的遺産が多く存在する地域にあ

      • 阿加井秀樹が紹介する負の世界遺産

        みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回は少しテイストを変えて「負の世界遺産」についてご紹介していきます。 負の世界遺産とは人類が犯した過ちを記憶にとどめ、教訓とする遺産といわれています。 ただし、不の世界遺産は世界遺産条約として明確にカテゴリー化されているものではありません。 そのためどの遺産を負の世界遺産とするのかというのは諸説ありますが、いろいろ調べた中でここは押さえておくべきだという世界遺産をご紹介していきたいと思います。 まず負の世界遺産と聞いて思い浮

        • 最古の遺跡について 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介する世界遺産はトルコの南東部に位置するギョベクリ・テぺです。 この遺跡の和訳は太鼓腹の丘という意味があります。 この遺跡は他の遺跡とは一味違う点があり、新石器時代の考古遺跡になります。 その歴史は古く1万2000年前に作られたとも言われており、人口の石柱がいくつもあり、直径約20mの大きさになります。 イギリスにあるストーンヘンジですら紀元前2500年前というのにも関わらずギョベクリ・テぺは1万2000年と桁違いの

          奇怪な遺跡 ネムルト・ダウ 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介する世界遺産はネムルト・ダウです。ネムルト山にある世界遺産になりますがネムルト・ダウは19世紀後半にオスマン帝国軍が偶然山頂付近を行軍した際に、山頂部が人工的な建造物で合ったことが発見され1881年にドイツ出身の学者によって本格的な発掘調査が行われました。 ネムルト・ダウの山頂には、コンマゲネ王国の王アンティオコス1世が紀元前62年に建てた、王自身の座像を含む8-9mの巨大像が並ぶ巨大墳墓があるとされています。 また、

          奇怪な遺跡 ネムルト・ダウ 阿加井秀樹

          魅力が詰まる遺跡 トロイア遺跡 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介する世界遺産はトルコの世界遺産を何回か紹介していきたいと思います。 まず最初にご紹介するトルコの世界遺産はトロイア遺跡です。 トロイア遺跡はトルコにある世界遺産で、ホメロスの叙事詩イリアスにトロイア戦争の舞台として登場する古代都市です。 トロイの木馬がよく知られています。 トロイアの王子パリスが、スパルタ王妃ヘレネを奪ったとこから始まる。 激怒したスパルタ王メネラーオスは、兄のミュケナイ王アガメムノンに助力を求め

          魅力が詰まる遺跡 トロイア遺跡 阿加井秀樹

          魅力の詰まった日光東照宮 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 前回に引き続き猿について紹介していきます。 前回は挫折を味わい慰められながらも乗り越えていく猿までご説明しましたが、次の猿は胡坐をかいて正面を向く猿と木にぶら下がっている猿です。 これは恋に悩んでいる猿を表現しているといわれています。 次の場面に移りましょう。 青い波のような形の彫りからのぞき込むような猿とそこに手を差し伸べるかのような猿の2匹が彫られていますが、これは夫婦で乗り越える荒波を表現しているといわれています。

          魅力の詰まった日光東照宮 阿加井秀樹

          日光東照宮の魅力について

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回は日光東照宮の神厩舎に彫られている16匹の猿について詳しく解説していきます。 まずは猿が彫られている神厩舎とは何か。 についてですが、 読んで字のごとく神に仕える馬をつなぐ厩舎です。 初代の神馬は徳川家康が関ケ原の戦いで乗った白馬だそうです。 また、なぜ厩舎に猿を彫っているのかというと風水が強く関係しているそうです。 陰陽五行では馬が火であるのに対して猿は水とされていて、 猿が馬を守るという厩猿信仰が古くからあった

          日光東照宮の魅力について

          海外からも人気の世界遺産 日光について 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介する世界遺産は栃木県に位置する 日光霊峰の山懐聖地恒例山にあり、中禅寺湖から流れる大谷川と女峰山から流れる稲荷川との河合いの山岳水明の地に鎮座している 日光東照宮 について深堀していきたいと思います。 世界遺産に登録されたのは1999年に登録されました。 日光は、徳川初代将軍家康の霊廟である東照宮が1616年に造営されて以来、徳川幕府の聖地となりました。 東照宮は、その後1636年に全面的に大規模な造り替えが行

          海外からも人気の世界遺産 日光について 阿加井秀樹

          山岳信仰について 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回は富士山が山岳信仰の対象になったことは前回でもご紹介しましたが日本の山岳信仰とはどのようなものなのでしょうか。 日本列島全体を見渡すと、山と森を合わせて国土の75%前後にもなるといいますが、まずはこれだけの山が存在するという環境が、山への信仰を育む素地をつくったといえるでしょう。 そして太古の昔には、肉体を離れた死者の魂は山を登っていくと考えられ、頂に至っては神となり、さらには氏神という一族の護り神にまで転化するとされていま

          山岳信仰について 阿加井秀樹

          富士が与える芸術のインスピレーション 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 富士山の魅力を今回はお伝えしていきたいと思います。 富士山は今から約1,200年前、奈良時代にはすでに富士山を題材にした歌が、日本最古の歌集である「万葉集」に詠まれています。 また、富士山は、『竹取物語』や『伊勢物語』などの古典作品をはじめ、俳句や漢詩、夏目漱石や太宰治の文学作品にも取り上げられてきました。 平安時代になると、富士山は絵画の世界にも登場するようになります。 現存する最古の絵画は、秦致貞の聖徳太子絵伝です。

          富士が与える芸術のインスピレーション 阿加井秀樹

          日本の象徴「富士山」阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 日本の世界遺産の中でまだ紹介していなかったスポットとして「富士山」があります。 日本、世界でも最も有名な山に数えられる富士山を今回は紹介していこうと思います。 まず初めに富士山が世界遺産として登録された理由についてみていきましょう。 富士山の世界遺産登録は、富士山という自然の営みに宗教性、芸術性を見出してきた日本人の自然観や文化観が国際的に認められたからであり、それはとても画期的なことでした。 いにしえの人々にとって、高くて

          日本の象徴「富士山」阿加井秀樹

          日本の世界遺産としての代名詞 厳島神社について 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介する中四国の世界遺産はだれもが知る「厳島神社」についてです。 厳島神社は広島県に位置しており、わたくし、阿加井秀樹個人的に最も美しい世界遺産の一つだと思っているスポットです。 「神を斎(いつ)き祀(まつ)る島」という語源のように、古くから島そのものが神として信仰されていたという厳島。 その海上に神秘的に建っている嚴島神社は、1996年世界遺産に登録されました。 多くの人々が信仰したという古式ゆかしき神社でもあり、四

          日本の世界遺産としての代名詞 厳島神社について 阿加井秀樹

          阿加井秀樹が世界遺産に推したい名所 三徳山について

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回ご紹介するのは中四国の「三徳山」です。 世界遺産ではありませんが現在も世界遺産に登録しようと頑張っている歴史ある場所です。 三徳山三佛寺は標高900メートルの三徳山に境内を持つ山岳寺院です。 その奥院である投入堂は垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されています。 屋根は軽快な反りを、堂を支える柱の構成などは建築美からも優れた建物です。 詳しい建造時期ははっきりとしていませんが、修験

          阿加井秀樹が世界遺産に推したい名所 三徳山について

          趣ある史跡 石見銀山について 阿加井秀樹

          みなさんこんにちは。 阿加井秀樹です。 今回は中四国の世界遺産をご紹介していきます。 まず最初は「石見銀山」についてです。 石見銀山は島根県大田市に位置しており、2007年に世界遺産として登録されました。 石見銀山は歴史の教科書にもあるように1500年代中ごろに最盛期を迎えており、世界経済に大きな影響を与えました。 当時石見銀山を支配していた戦国大名たちは海外との交易に、銀山から取れた銀を利用していました。 それは当時中国では銀で税金を納める制度を作っていたため

          趣ある史跡 石見銀山について 阿加井秀樹

          阿加井秀樹が紹介する旧集成館機械工場

          みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今まで鹿児島の集成館にまつわる世界遺産をいくつかご紹介させていただきましたが、外せない世界遺産をご紹介させていただきます。 旧集成館機械工場です。 11代薩摩藩主島津斉彬は1858年8月に49歳で亡くなり、その後1863年に薩英戦争が勃発、世界最強といわれたイギリス海軍の艦隊が錦江湾に攻め入ります。 城下や集成館など領地の1割を消失してしまう甚大な被害をこうむりますが、イギリス艦隊は艦長や多くの犠牲者を出したことから途中で撤退する

          阿加井秀樹が紹介する旧集成館機械工場