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信じてくれる人って偉大
すごくみんなに嫌われている上司Aと、すごく好かれている上司Bがいる。
2人の決定的な違いってなんだろうって考えた。
Aはセクハラしてくるし、なんか気持ち悪いし…わたしのような女性に嫌われる理由はわかるのだが、なぜか男性社員からも評価は低い。一見するとコミュニケーション能力に長けていて、若い人たちに話を合わせられるほどには広く浅くさまざまな知識がある。
Bの上司も、セクハラっぽい発言がないわけではない。冗談だと笑えるくらいのライトのやつはたまに言ってくる。
じゃあ2人の違いって何?
見た目のことを言うのは嫌いな性分だが、2人とも特にイケてるわけでも、特別清潔感がないわけでもない。
じゃあなんだろう?
わたしが考えるに、2人の決定的な違いは『人を肯定できる力』及び『人を信じる力』があるかないかだと思った。
A「俺は○○についてはこう思うんだよ。〜〜〜〜。ね、こういう考え方ができるようにならないと。」
B「私は○○だと思うんだけどどう?(意見を聞いた上で)なるほど。すごく勉強になりました。ありがとう。」
A「あれやった?大丈夫?それの確認もした?俺明日の商談一緒に行かなくて大丈夫?」
B「明日○○商事行くの?1人で?1年目なのにすごいねえ。この話をするときはこう言うといいよ。まあ、わたなべさんなら大丈夫。」
同じようなことを言っていても上司AとBの違いは明らかだ。
Bさんはいつも、自分より明らかに下の立場の人たちのことも絶対に見下したりしない。
むしろ若い人たちの考えを〝あたらしいもの〟として尊重してくれている。
自分たち世代の考えが少し古いことも自覚し、それについては腰を低くして部下の意見を丁寧に聞いてくれる。
そして何より、年長者としてのアドバイスをしたうえで、大きな広い心で信じて、待ってくれている。
本当は若いやつに大きな仕事を任せるなんて絶対に心配なはずなのに、「君ならできるよ」という魔法の言葉で、こちらを「もっと頑張りたい」という気持ちにさせるのだ。
これがAとBの決定的な違い。
わたしの経験上の話なので職場のことを例にして話したけど、これって恋人や夫婦、親子、先生と生徒、友達の間でも共通して言えることだなとおもう。
恋人も夫婦も、お互い信じ合って、強みも弱みも尊重し合っている人たちが長続きしてる気がするし、
親子だって、トップアスリートのドキュメンタリーとか見ると、子どものことをとにかく信じて、やりたいことをやらせてあげたとかいう話が多い気がする。
あの有名な実話、『ビリギャル』も、先生はギャル生徒のことを一度も見放したりせず、むしろ彼女の素直にぐんぐん吸収する力をずっと信じ続けていた。
『人を信じる』って、人を否定したり注意したりすることよりもずーっと大変で、実は1番身を削られることだと思うな。
それができるような大人になろう。なりたい。
メモ:1番愛のある行為、それは信じること。