お茶室での香りのはなし
(投げ銭制 note です)
さて、今日は香りのはなし。
以前、お茶室には相応しくないとされる花、禁花(きんか)があることをお伝えしました。(コチラ!《禁じられた花》茶席の花の話)
禁花のひとつ、沈丁花(じんちょうげ)はニオイがきつく、お茶席にはそぐわないと言われています。
なるほど、お茶席では、お抹茶の香りを純粋に楽しむために、他のニオイを極力取り除くのね!
…というのは、早合点で、もちろん抹茶の香りも楽しむのですが、実はあえて香りが足されます。
お香です。
炭点前があるときは、お香が焚かれます。
(炭点前:湯を沸かすための炭をつぐお点前)
炭点前を省略するときは、床の間にお香が入った香合(こうごう:お香の入れ物)が飾られます。
お香を焚くくらいなら、お花のにおいもいいじゃないかと、花が好きな私は思ってしまうのですが…
香を焚くことで、身の穢れ(けがれ)をはらい、茶室の浄化、さらには炭のにおいを和らげる役目も果たすと言われています。
今のところ、どの効果も実感したことがありません…
さて、お香を入れる香合。こちらは手のひらサイズで、意匠もさまざま。
その多様さは、箸置きと同じでしょうか。動物だったり、植物だったり。
小さくていろいろあってかわいい、ついつい集めたくなってしまいます。
画像がなくてごめんなさい…(「香合 画像」でネット検索してください…)
(断りを入れるまでもなく、上記一切は個人的な見解です。
さらにいうと、お稽古を続ける中で、考えもまた変わっていくような気がします。)
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