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with グリーフ⑩「三途の川を渡る夢」

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻


原因不明の病で
長期入院し
寝たきりの父親が
実はうつ病だった?
真実は誰にも分らないまま

月日は流れ…




6月3日
父が亡くなる前日
私はいわゆる父親の

「三途」

を見ました

よく近しい人が亡くなると
その人が三途の川を渡る様子を夢に見るとか
言いますが、まぁ、それです

もし読んでる方で三途の夢見たことある人いたら
どんな夢だったか聞きたい~



父の「三途」は川でも花畑でもなく
「民家」でした


古い三角の屋根の家で
私は家の中にいました

大きな古い窓があり
その窓を背にするように座っていて
黒く汚れや色素が沈着してしまって
てかてかとした木の床の上にいました

正面の中央に玄関があり
玄関を入って右手側に
石でできたキッチン

現在のシステムキッチンではなくて
かまどのような古い造りのものがありました

私は見たことのない家でした

すると
玄関の引き戸の扉がすっと開き

上下ジャージ姿の父親が
母親に支えられながら
自分の足で歩いて家の中に入ってきました

見た目の推定年齢が
倒れたばかりのころの
やや歩行に難のあるころの父親
今より若いぞ


後ろから祖母も入ってきましたが
祖母と母親は左側の部屋に消えていきました


かまどのある
入って右側の方向の先に風呂場があり

父親が入ってくると
その風呂場のドアが金色に光りだしました
(風呂場のドアだけは家族で住んでた家の風呂のドアだった)

父親はその光の方に顔と足を向け
一歩、進みました

するとその風呂場の扉からあふれんばかりの人が
花束のようにわっと広がって出てきました

私は全然知らない人ばかりの顔の中に
数年前に亡くなった叔父の姿があったので

「この人達は、皆死んだ人で、
父親の知り合いなんだ」

と分かりました


出てきた人は皆
嫌な感じや怖い感じは全くなくて

優しさや慈しみだけが溢れるような
笑顔で

金色の世界は
とても安心できて
楽しそうに見えました

父親もそちらに行きたそうにまた一歩
足をそちらに出しました



私は
そっちに父親が行ってはいけないような気がして
とても焦った気持ちになりました

そこでとっさに
「親父!」
といつも呼んでいるように父親を呼びました

父親は驚いたようにこちらに顔を向けて
私に気づくと

今まで一度も見たことのないような
それはそれは嬉しそうな顔で笑いました

その顔をみて
私はとても幸せな気持ちになり
目が覚めました


6月4日

夢のことを母親に話そうとしましたが
平日の朝で
とても忙しそうにしていたので

後で話せばいいや
とそのままにしました


いつもと同じの
なんでもない1日が
始まろうとしていました


私は資格の専門学校に行き
起きていられない授業を
こっくりこっくり聞いていました


お昼にスマホを見ると
母親からメッセージがきていて

「お父さんが危篤だと
病院から連絡ありました
見たらすぐ病院に向かってください」

私は全身に鳥肌が立つのを感じました

なんてことない1日になるはずだったのに…



【お知らせ】

話の切れ目が難しくて
この話は少し短くなってしまったので
来週は『わやうま』ではなく
この続きをアップしたいと思います





*********巻末CM**********
母親はひいばあさんにあの世に連れてかれそうになって
夢で三途の川の舟に乗ったことあるらしいよ
それをけんじに連れ戻されたんだって
…な!
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています

公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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