小さな会社に転職してよかったこと Part2
私は新卒で独立系のSier企業にシステムエンジニアとして入社しましたが、3年働いた後に2023年の3月に退職をし、異職種(データ収集・分析職)に転職をしました。
転職先の企業は従業員30名程度の規模で、正社員は20名以下になります。
転職して少し時間が経ち、日々業務を行う中で改めて小さな企業に転職してよかったと思ったことがあるので追記をしてみました。
下記から前回の記事も読めますので、ご興味があればぜひお読みください。
■ 会社の人間関係が把握しやすい
私自身、人間関係にはかなり敏感な性格ですので、会社内でどのような人間関係が展開されていて、どう振る舞えばよいかといったことを考えてしまいます。
大きな会社になれば人間関係がとても複雑になり、ストレスがかかることが多いと思います、実際に前職では、「あの人とあの人は仲が良くないから同じチームにしないでね。」「誰々はあの社員と付き合ってるらしいよ」といったような会話がたくさんありました。
小さな会社であれば、うまくいっていない人間関係が例え存在していても、情報をかなり整理しやすくストレスはさほどかかりません。
加えて、小さな会社であれば毎日比較的近い場所で仕事をする必要があると皆が認識しているため、大人な身の振りをする方が多いのも事実です。
■ 指示系統が明確
人数が少ないため指示系統に関してはかなり明確にされていて、誰の判断を仰ぎ、誰が責任を取るのかといったことが理解しやすいです。
中途の立場からすると業務中に分からないことが出てきた際に、質問を投げかける相手が明確になっているのでとてもやりやすく、業務に専念しやすい環境であると言えます。
大きな組織であれば上司が何人もいたり、複数のチームを兼任していたりと複雑さが増す場合があります。
■ 前職の知識・良い面を取り入れる提案ができる
規模の小さい会社は社内で使用するツールやシステムが古臭くて使いずらい、そもそも存在しないといったことが見受けられます。実際に私が転職した会社も勤怠管理が紙であったり、ツールはあるが記録マクロで作られていて、とても使いづらいなどといったことがありました。
そこで前職で培ったプログラム知識を活かし、下記のようなものを提案・整備しました。
特定のPCでしか使えなくなっていたツールを改修し汎用化
手作業で行っていたデータ加工処理(エクセル)をマクロで自動化
コーディング規約策定
授受管理におけるメール自動送信ツールを作成
上記のものを社内展開することで上長や同僚から好評価をいただきました。前職の環境と現職の環境を比較し、メリットとなりそうなことを提案・作成することで会社・自分自身がWin-Winになります。
■ 自分を理解してもらいやすい
数十人規模の会社であれば、3ヶ月も経てば全員と会話することができます。大勢の人と浅く広く関わるといったことではなく、ある程度決まった人と深く関わることができます。
自分自身がどういう人間なのかを、社内全体がかなり早い段階で理解してくれるので、仕事の割り振りなどの観点からもメリットとなりうるでしょう。