わがまちを知る、道を知る。それは安全な避難への第一歩。
ここ最近涼しくなってきて、夕方に近所を散歩することが増えました。
近所を、ふらふら~っと、20分か30分くらい歩く……。
我が家の近くは住宅地ばかりですが、それでもいろんな発見があります。
最近見つけたのは1つ目は近道。
まさか、この場所とあの道がつながっていたなんて……! ここに住み始めて5年弱、初めて気が付きました。
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2つ目は防災倉庫。
自宅からすぐのところに広場があって、その場所は避難場所には指定されていないものの、避難場所として使えそうな場所です。普段は子供たちの遊び場になっています。広場があることは知っていたものの、最近になって防災倉庫が設置されていることに気がつきました。
こういう倉庫、公園や広場の端の方に見たことありません?
※近所の倉庫ではなく、写真ACより。
調べてみたら、大雪警報レベルの雪が降った場合は生活道路の除雪に伴う臨時的な雪捨て場として利用できる場所でした。
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少し、時をさかのぼります。
昨年ステイホームしていたころ、どこにも出かけられないので家の近所を歩き回りました。
我が家の裏手には住宅地が広がっていて、戸建ての住宅が多く存在するんですね。で、歩きまわったら道に迷いかけました(実話)。
同じ町どころか同じ〇丁目なのに。。。
裏手の住宅地は結構入り組んでて、一歩通行になっていたり、行き止まりになっていたりする場所がいくつもありました。普段は用がないのでそこまで普段足を伸ばさなかったんですね。 年代物の住宅が多かったので昔ながらの道が多かったのだと思います。
いや、本当に「まさか……」でした。
入り組んだ住宅地は要注意でした。こちらも写真ACより。
まちを知る……は安全な避難への第1歩
ふと、思ったんです。
もし、大雨の中、逃げる必要があるときに、住宅地で迷子になったらどうなるんだろう……って。
いつもなら、「迷っちゃった~」なんて、Google map片手に道を検索しながら歩き回れるでしょうか、緊急時はそんな悠長なことはできないはず。大雨の中で逃げるなら、きっと1時間当たりの降水量が30㎜を超えると十分に考えられます。
30㎜!?それってさ、cmに直せば3㎝の雨でしょ……
降水量30㎜というと、バケツをひっくり返したような激しい雨で、傘をさしていても濡れてしまうくらいの雨の量です。
・道路が川のようになる
・ 高速走行時に、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる
(ハイドロプレーニング現象)
・山崩れ・崖崩れが起きやすくなり危険地帯では避難の準備が必要
・都市では下水管から雨水があふれる
(出典:気象庁 1時間当たりの降水量30~50㎜未満)
逃げる道を知らない、迷ってしまうというのは、かなり危険度が高いのだと痛感しました。避難する際は、ただでさえ大変なとき。
・どこに逃げればよいのか?
・どの道を通ればいいのか?
・その道は安全に逃げられる道なのか?
この3点を平時には確認しておくことが大切です。
そして、「実際に避難場所まで歩いてみる」をぜひプラスすることをおすすめします。
一度体験したことって、案外長いこと覚えているからです。万が一、忘れていたとしても、歩いていれば思い出すことも多いからです。
「ああ、あの時のーーー!」という感じですね。
また、ハザードマップでは表現しきれないことに気がつけるからです。
例えば夜間はこの道は電灯が少ない……とか、道が細い……とか側溝があるから足元注意だなぁとか。
「やってみて、初めて気がつく」ですね。
あいにく、まだ今年の台風シーズンは終わっていないようです。
ただ、これまでよりも少しずつ涼しくなっていますよね。
秋晴れの心地よい天気の中、ぜひ、住んでいる町をぶらぶら歩いてみませんか。ついでに避難場所までの道を散歩コースにしてしまえば、一挙両得。
健康にも安全にも役立つかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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