あじのひらき

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最近の記事

ここでしか吐き出せないかもしれない

ふっと、自分の内面を整理したくて、書き始めている。 どこに書けばいよいか、よくわからない。メモに書いても、メールの下書きに書いても、家族の目に触れるかもしれない。ならばいっそ、ここに書いてしまおうと思った。 長い間、自分の気持ちを誤魔化して生きてきた。 一つ目は、お医者さんになりたかったこと。なのに、なぜか今は獣医師の資格を持ち、現在は外資系のバイオテクノロジーの会社で技術職をやっている。 二つ目は、本当に好きな人と結婚しなかったこと。それによって、ずっと自分を苦しめている

    • 子どもの中の尺度と社会化

      「お母さんといると、ほっこりほっこりだよ」と長女に言われた。 “ほっこり“、とは、よく私が人から性格について言われる表現の一つだが、子どもから言われたのは初めてである。春から小学校というところに行くようになって、社会という尺度ができつつあるのだろうか。みんながみんな、自分の母親のような呑気な性格ではないということに気づいたのだろうか。  私が他者から表現される尺度と、娘の中にある尺度が揃ってきたことに驚き、娘の中に社会化が起きているのだなぁ、とふと思った。最近は顔つきも、幼児

      • 産後のママにこそ、コーチング(オンラインによる対話)を届けたい

        「コーチング」と聞いて、皆さんはどんなイメージをするでしょうか? 私が抱いていたイメージは、こんな感じでした。 ということで、なんだかネガティブ思考の自分には縁遠いもののように思っていました。そんな私がコーチングに興味を持ったのは、こばかなさんのこちらの記事がきっかけでした。  悩みやすい私は、自分の感情を日々手帳に書き出したりしていたのですが、思考の整理をする方法をもっと学びたいという思いがあり、セルフコーチングに興味を持ちました。  しかし、紙に自分であれこれ書き出

        • 獣医師の私が育休から復帰した職場は、と畜場だった

          ※血が苦手な方には、おすすめ出来ない記事です。不快に思われる方がいらしたら、ごめんなさい。 私は、公務員として、某県に勤めている獣医師である。 昨年、育児休業から仕事復帰する際、復帰とともに新しい職場に異動することが決まった。 その職場が、と畜場である。 正確には、庁舎からと畜を行う会社(「と畜場」と呼ぶ)に出向いて、家畜が病気を持っていないか、お肉に病気がないか、安全に食べられるのかを検査する仕事に就くことになったのだ。(ちなみに、「と畜」とは、生産者から運ばれてきた牛を

        ここでしか吐き出せないかもしれない

          自己紹介

          はじめまして。あじのひらきと申します。 アラフォー、女性、東京在住、5歳と2歳の娘がいます。 職業は一応、獣医師。現在は某県にて公務員獣医師をしています。 先日野本響子さんのサークルに憧れと勢いだけで参加させていただいたこともあり、改めて自己紹介文を書かせていただこうと思いました。 一応、と書いたのは、ほどんど獣医師としてのキャリアが無いから。 そして、皆さんが「職業」としてご想像するようないわゆる「動物のお医者さん」として働いていないから、です汗。 私は、東京生まれで

          無理矢理社会復帰することにした

          私はいま、特急電車に乗っている。 自宅から2時間半かけて、仕事をするために。 ワンオペ育児でこれまで苦しんでいた私だが、週3日仕事に復帰することにした。 しかし、自宅から2時間半かけて通うのは厳しい。 そもそも何故そんなところに就職していたのか…それはまた別に記すことにする。 月〜水曜日に働くことになり、いっそ勤務地の近くにアパートを借りることになった。つまり、月曜日と火曜日は自宅ではなく、そのアパートに泊まることになった。 2歳と4歳の娘がいるのだが、月曜日と火曜日は夫

          無理矢理社会復帰することにした

          自粛生活〜それはワンオペ育児からの脱却のチャンス〜

          「いち、に、さ〜ん、し…もういいか〜い」と廊下から長女が叫ぶと、「もういいよ〜」とリビングのソファの陰からくぐもった夫の声がした。  5月中旬、新型コロナウイルスによる自粛生活のため、4歳になる長女の保育園は休園中。私は次女を出産して育休中であり、4月に仕事復帰予定であったものの、保育園休園などを理由に復帰を大幅に延期した。夫はリモートワークは出来ず出勤は続けているものの、週に1〜2回ほど職場から特別休暇を与えられ、自宅にいる時間が増えた。 「部屋の中でかくれんぼしよう」

          自粛生活〜それはワンオペ育児からの脱却のチャンス〜