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子どもの中の尺度と社会化

「お母さんといると、ほっこりほっこりだよ」と長女に言われた。
“ほっこり“、とは、よく私が人から性格について言われる表現の一つだが、子どもから言われたのは初めてである。春から小学校というところに行くようになって、社会という尺度ができつつあるのだろうか。みんながみんな、自分の母親のような呑気な性格ではないということに気づいたのだろうか。
 私が他者から表現される尺度と、娘の中にある尺度が揃ってきたことに驚き、娘の中に社会化が起きているのだなぁ、とふと思った。最近は顔つきも、幼児のあどけなさではなくなってきた。厳しいことや苦いこともあると知っているような表情を見せる時がある。児童ながらも、毎日大変なんだろうなぁと思う。
「あなたといると、にっこりにっこりよ」と娘に返す休日である。

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