会津では「おがわに聞いて来た」と伝えてください、と12月4日の日記【年内残り28日】
今日も早く起きられました。
6時現在、とても寒い会津の家の中です。
散歩に行くにもちょっと暖をとってからにしようとnoteに向かいました。早朝のサンタタスクをしたのちにね。
昨日までは西会津に娘と二人で泊まっていて、日中はクッキーを作ったり、朝一番で冬のお散歩に出かけたりしました。
なんだか、とてもゆっくりとした時間を過ごすことができました。
師走ってただでさえ気ぜわしいものだから、もしかするとゴリっと環境を田舎に移して仕事をしてしまうのもアリかも知れませんね。
少なくともぼくは来年もそうしたいと思います。
東京のお友達からのDM
こうやって、地元福島県、会津若松にいる時間が長くなると、ふとした連絡をいただく機会があります。
「小川さん、たった今会津に降り立ちました。どこかおすすめの場所や食事があったら教えてください。」と。
お仕事を一緒した元学生の方から、インスタのDMが届く。
こういう連絡、とてもうれしいなって思うんですよね。
ぼくはむしろ仕事を通した関係が自分のライフワークや人生、生きている場所とオーバーラップするのが昔からすごく好きで、そういう瞬間のために仕事をしている、と言っても過言ではないんです。
今回連絡をくれたのは、ぼくがこの4年くらいずっと取り組んでいる「クマ財団」で奨学金を給付して、一緒にその活動も見させてもらっていたクリエイター。
今年の10月にうれしいことに長野・蓼科での結婚式に呼んでいただいて、スーツを新調してお伺いしてきたんです。
そんな関係値のあるこの方からでした。
いやーうれしいですね。
こういう時は特に、「どこか」や「なにか」を紹介するのもいいんですが、ぼくは「人」を紹介することにしているんです。
“大事な人には、大事な人を”
それくらいでちょうど釣り合う。
だから、その子には「“おがわに聞いて来た”って言ってね」と伝えて、ぼくの大好きな大人の友達のお店と写真館をお伝えしました。
もちろん、いくつかおいしいお店も一緒に。
地域が今、「Uターン」とか「Iターン」とかもっともらしく言っていますが、それってすごく「自治体目線」だし「地方側目線」じゃないかなと思うんです。
つまり、生活者(本人)としての目線が入ってない言葉だと。
移住者自身が自分を説明する時に、「UターンorIターンで来ました」と言うならまだいいけれど、施策、政策としてのそれは言葉の使い方が間違ってるんです。
こっちは生活まるごと動かしてるんだよ、この上ないリスクとってるんだよ。何様なんだよ。
そう思うんです、いつも。
だからぼくは、本当に意味のあるやり方を考えてきた。自分なりに、自分の中だけで思考してきた。
そして、自分自身が身銭を切りまくって、地方や地域と関わり続けてきた。
その中で気づいたことは、「会いに行きたい人」がいるかどうか、なんだと思っているんです。
これまで岩手県の盛岡、宮城県気仙沼、仙台、福島県全域、青森県の八戸、神奈川の逗子、那須塩原や黒磯、軽井沢、岐阜、島根、群馬、北海道は札幌…言い出したらキリがないけど、たくさんの地域の「人」と関わってきた。
仕事もあれば、なんとなく好きで行っていた地域もある。
で、こうした地域とぼくは“いつも”つながっているんです、心が。
何でかって言うと、その先に「人」がいるからだと思っています。
電話一本、メールやLINE一つ送ればいつだって当時の思いのままにアツいやりとりができる相手がそこに「生活者」として生きている。
なので、“おいしいお店”や、“いけてるスポット”、おすすめしたいところは山のようにあるんだけど、それよりもぼくは「地域の人の案内所」になりたいと思ってる。
長い目で見たら、それが人と地域が「面」でお付き合いをする始まりになるのだから。
珍しく真面目な内容でお届けしました。
こうした「人と地域の話」は、今後noteのマガジンでもまとめて綴っていこうと思っています。
マガジン『珈琲考。』も、そろそろリニューアルして、『生活』にフォーカスしたものに変えていきたいなぁと思っています。
また、連絡しますね、購読者のみなさま。
来年はやりたいことも多くあるし、自分自身も大きく変化の一年でござるよ。
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今日の一曲
世間はクリスマスってことで、クリスマスソングをお届けしますね。
ぼくはMISIAって昔から好きで、最近ケガしたって聞いたので、すごく心配してるんですよね。早く生で声を聴きたいなぁって思うんです。
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12月4日(金)
朝は5時に起床。冬のこの時間は真っ暗だから、音楽を流して明るくなるまでゆっくり過ごす。
朝の時間、今年は上手に使えたなぁと感無量。
体重を測定、62.95キロ
BMIは、19.5(通常通り)
毎朝、体重計に乗ることにしているのだけど、こうした定点観測のポイントは一回だけでは意味がないけど、継続していくとバロメーターになる。歩くのも一緒。
朝の散歩では綺麗な朝焼けが見れて幸せ。
こうした小さなうれしみの瞬間をたくさん増やしていきたい。年に一回豪勢な海外旅行をするより、どかんとボーナスをたくさんもらうより、そうした小さな自分なりの幸せを。
朝ごはんは、納豆と豆腐とおにぎり。妻が握って行ってくれたもの。
この日は出社の予定で東京に戻ってきていた金曜日。出社して、同僚とお昼を一緒にするなど、リモートではできないことをやり、精神のバランスをとる。
夕方まで仕事をして、娘の5歳の誕生日だったので、早めに帰宅。
家族で誕生日のお祝いをして、静かに夜が更けていきました。娘のリクエストは焼肉屋さん。
夜は溜まっていた移動中の洗濯物やら、届いていた郵便物などを開けたりした。
しばらく東京を留守にしてみると、思っている以上に地方と東京の距離とか時差ってないんだなって気づく。
要は、心の距離であり、時差なんだなと。
いつだって、両方の温度感を持って、生活者として生きていきたいなと思ったのでした。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!