「しおり」と私|読書を巡る記憶
✴︎栞を使わない読書スタイル
こんにちは。藍沢迷です。
皆さん、本を読むときに栞を使いますか?私は読書を始めてから一度も栞を使ったことがありません。本に挟まっているスピン(紐)さえ不要だと感じていたほどです。
必要ないと思いつつも、響きがなんとも魅力的な「しおり」。語感が好きなんですよね。
本日は、「栞の使い方」についてコメント欄にて交流できれば幸いです。
✴︎「しおり」とは何か
◆しおりの語源
「しおり」という言葉の由来は、実は山道を歩くときの目印と関係があります。「枝折る(しおる)」という行為から来ており、帰路のための目印を「しおり」と呼ぶようになったのだとか。やがてこの言葉が、「ここまでたどり着いた」という到達点を示す意味に発展し、本の中の目印としても使われるようになったそうです。
◆栞の機能と私の疑問
栞の主な機能は、読書の進捗を記録することだと考えています。しかし、この機能は必要なのでしょうか。むしろ栞が無くても快適に読書を楽しめるのではないでしょうか。私の体験を踏まえて栞を使わない読書スタイルとその理由を挙げてみます。
✴︎栞を使わない読書習慣の始まり
中学生の頃から朝読書で読書習慣を身につけた私は、1日から2日で1冊のペースで本を読んでいました。頻繁に本を交換していたため、その都度栞を入れ替えるのが面倒に感じられたのです。気づいたら、どこまで読んだかを記憶しておく読書習慣が自然と身についていきました。実際、完璧に覚えているわけではなく、だいたい読んだところを把握しておく読書スタイルに落ち着きました。
✴︎再読の楽しみ
もし前回読んだ箇所を忘れてしまっても、それは新たな発見のチャンスなのです。最後に読んだ記憶のある部分から読み直すことで、ドラマの冒頭のダイジェストのような効果が得られます。これにより、物語の展開や登場人物の心情をより深く理解できることがあります。
栞を使わない読書のメリットをまとめると
しおりをなくす心配がない
大体の場所を覚えているので、探す手間が省ける。(コツ:読み終える前にページ数を一目確認しておく。)
記憶が曖昧な場合も、最後に読んだ記憶のある箇所から読み直すことで、ストーリーの復習になる
読み返す過程で、前回見逃した細部に気づくことがある
✴︎しおりを使う人々の視点
一方で、しおりを愛用する人々の理由に想いを巡らせてみます。
しおりのデザインを楽しむ
集めること自体が楽しい
複数の本を同時に読む際の管理に便利
正確な読了位置を記録できる
読み直す時間や探す時間を節約できる
✴︎まとめ
栞を使わない読書には、再読の楽しみなど、様々な魅力があります。栞を使わないことを意識的に楽しむ選択もありなのではないかと考えています。
✴︎編集後記
皆さまは、どのような読書スタイルを好みますか?しおりの効果的な使い方や、読書をより楽しむコツがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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