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ココ・シャネルという生き方
💡序章 生き方そのものが、シャネル哲学
シャネルの生き方には
多くの部分にシンパシーを感じる。
例えば、
【私は日曜日が嫌い、誰も働かないのだもの】
この言葉だけをとっても、まったく同感だ。
また、動きにくい服、
思考を奪うような大きな帽子、
自分が稼いだわけでもない金で、
財力を誇示するための宝石などなど。
【 品位 】の何たるかが語る姿が好きだ。
💡自分が何者なのか決意しなさい
・生い立ちについての嘘
・「傲慢」を育んだ少女時代
僕は、自分の出自に不満を持っていない。
おかしな言いまわしだが、
若き日に、
次から次に間髪入れず襲いかかる不幸に
どうしても納得がいかず考えた。
『 これ、俺 えらんでるナァ。
でないと こんな事あるわけ無い』
『 つじつまが合わない 』と。
僕に次から次へと降り掛かる艱難辛苦は、
きっと天国から下界へ生まれる時に、
最も自分を鍛えることの出来る家庭を
僕自身が選んだのだなと なんだか確信した。
このページのシャネルの言葉だ。
私は、私の人生を作り上げた。
なぜなら私の人生が気に入らなかったからだ
僕自身も 自分の人生が納得できなかった。
なので、自分で 作り上げた。
💡自分の実力は自分で決めなさい
・自立への野心から生まれた「 ココ 」
・最愛の愛人から得たもの
・最初の帽子店の誕生
21才のシャネルは、
エチエンヌ・バルサンという男の愛人と成る。
そして最初の帽子店を持つ事と成る。
💡女の才能を伸ばす男を選びなさい
・「唯一愛した男」カペルとの出会い
・私の主人は私
・世界大戦を味方につけるセンス
ある時、カペルが尋ねた。
「 僕を本当に愛している? 」
シャネルは答えた。
「 それは私が独立できた時に答える。
あなたの援助が必要でなくなった時、
私が、あなたを愛しているかどうか
分かると思うから。」
💥経済的な援助 と 愛 を混同してはイケない
💡髪を切りなさい
・ショートカットのシャネル
・「唯一愛した男」の結婚
・「 仕事 = 人生 」
・「唯一愛した男」の死
シャネルは、カペルが結婚した後、
幾人もの愛人を作り、
淋しさを紛らわそうとしたとあるが、
偽物の愛で、心が埋まるわけが無いのに。
💡女友達と喧嘩しなさい
・唯一の、そして決定的な女友達
・誰とも似ていないから彼女が好きだった
シャネルのいう、ミシア・セールという女性は
不実で、残酷、狡猾と 何一つ褒められていない
そんな人間関係、僕には無理。(^_^;)
💡香水をつけなさい
・ロシアの恋人、ディミトリ大公
・イミテーションジュエリー
・成功を決定づけた「香水革命」
シャネルは、
イミテーションのジュエリーを多用した。
夫の財力でしか存在しようとしない女達が、
シャネルは、大嫌いだった。
首の周りに小切手を着けているようなもの。
もし宝石が何かの記号であるなら、
それは 卑しさの、不正の、
または、老いの記号でしかない。
ジャクリーン・ケネディは、
それまでのファーストレディーと違い、
このコスチュームジュエリーを好んだ。
シャネルは、時代と完全にリンクしていた。
💡お金を使いながら裕福になりなさい
・お金の正しい使い方
・所有する事は醜い。執着するのはもっと醜い
・刺激に満ちたシャネルのサロン
シャネルは、いろんな人達をサポートしていた
見返りは求めない。
唯一、約束させたのは、
「 誰にも言わない 」ということ。
💥 品性は、階級ではなく、その人物自身に宿る
💡真似されたら喜びなさい
・「リトルブラックドレス」という革命
・コピーされるのは誇らしいこと
・詩人ヴェルディとの静かな交流
ちょっと衝撃的なシャネルの言葉。
時代の空気をいち早くつかまえるのが
デザイナーの役目だとしたら、
他の人達が同じ事をしたって不思議ではない
私が、パリに漂い、
散らばっているアイディアに
インスピレーションを得たように、
他の人が私のアイディアに
インスピレーションを得る事もあるだろう。
💡ノンと言いなさい
・世界一金持ちの恋人たち
・イギリスからのインスピレーション
・「結婚」と「仕事」と「子供」
ウエストミンスター公爵は、
エレガンスそのものだった。
何も新調せず、
上着など 25年 も同じものを着ていた。
💡官能に従いなさい
・ハリウッド進出
・五十歳の官能
・結婚の決意
どう言うわけか、シャネルはここで
大きな変換期を向かえる。
結果的には、成就しないのだが…。
💡沈黙して時を待ちなさい
・恋人の死、ストライキ、戦争
・黒い疑惑の中で沈黙する女
・人生最大の激しい怒り
第二次世界大戦の勃発。 シャネル 56歳。
敵国のドイツ人を恋人としていた。
終戦後、多くの人々が罰せられ中、
シャネルは、まぬがれた。
それは、戦勝国の要人達の力によるものだった
💡退屈より大失敗を選びなさい
・15年後の決断
・酷評の嵐の中で
・アメリカから届いた賞賛
シャネルが復帰した初めてのショーは、
フランスでは惨憺たるものだったが、
力 を持ち始めたアメリカの女性により
世界的に爆発した。
💡憎悪の精神を持ちなさい
・私はスタイルを作りだした
・厳しすぎるマドモアゼル
・「 しろうと 」デザイナーの武器
シャネルは、デッサンも描けないし、
縫うことも出来無いしカットも出来なかった。
モデルに服を着せて、
ハサミを入れていく映像が、今も残っている。
💡愛されなさい
・激しい孤独感
・恋愛相談から浮き出る恋愛観
・大嫌いな日曜日、最後の日曜日
・五頭の獅子に守られて
シャネルのクローゼットには、
スーツが2着かかっていただけだった。
信頼していた御針子の縫ったシャネルスーツ。
エレガント と 派手 は、違うのだ。
💡終章 かけがえのない人間であるために
女は男に愛されてこそ幸せなのだ。
男に愛されない女など何の価値もない。
老若にかかわらず、
女の幸せは愛されることであり、
愛されなければ、終わり。
この【 女 】の部分を【 男 】の部分を
【 人 】に代えて読んでみて欲しい。
なんとなくシャネルの言いたいことが
伝わって来るような気が僕にはする。
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