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紙の お話し
先日、
廃棄物などを取り扱う方とお話しさせて頂き
はじめて知った事や驚きを記しました。
💡プラスチックは燃料へ
プラスチックは、
化石燃料である石油から作られており、
廃プラなどを再び燃料として利用することで、
・化石燃料の消費抑制や
・燃焼時のCO2排出量の削減、
・最終処分場の残余年数の延長などの効果を
すでに業界は得ている❗️❗️
それは、そうか
ゴミ処理を特集している報道番組を観ていて
昔と比べて、
焼却炉の性能が格段に上がっているために
分別の必要が無いって言ってたよナァ。
💡そんな所にまで???
また、プラスチックは、
製鉄などに用いるコークス、アンモニア、
メタノール、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
化学製品の原料としても
利用されていると言うのだ。
💡紙をすく
新しく紙を作る場合も 再生紙を作るにしても
製紙業界というのは、
多大な燃料と水を必要とするらしい。
💡工程
木から紙を作るというのは、大変手間を要する
まず原料チップを細かくし、
それを高温・高圧で煮る。
(高温・高圧が必要な理由は、
樹脂を溶かす必要があるから)
繊維を取りだしたら、洗浄して異物を取り除き
残った樹脂を酵素で分解する。
(この時点でも大量の水と熱が必要)
それを漂白して、ようやく原料パルプの完成。
ドロドロにした原料パルプを薄く伸ばし、
プレスして、蒸気で過熱し、乾燥させることで
紙ができあがる。
💡日本の製紙業界
「製紙業界はエネルギー多消費産業である」
と日本製紙連合会も
公開資料の中で表現していますが、
日本の製紙業界は、
エネルギー構成比における石炭発電の割合で
ドイツの39%、韓国 45.4%、
中国 67.9%、インド 74% を大きく引き離なし
日本は 33.2% を実現しています。
その、脱化石燃料として、
古紙と廃プラスチックからなるRPF を
代替燃料として利用しているところが、
非常に優れていると言えるのです。
製紙業で使われる化石燃料は、かなり削減され
80年代と比べると
現在、製紙業界全体で、
ほぼ半分でま非化石燃料への転換が
実現しています。
💡私見
あくまで私見ですが、
廃プラが燃料として活用されている
現実をみても
たいせつなのは、正しくゴミを捨てる事だと
思います。
地方では、
あるわけの無い所に
ゴミが散乱していたりします。
きっと、カラスが運んで来たのだと思うのです
観光都市では、飲みのこしのプラカップが
いたる所に有ります。
観光客が、食べ残しを そこいらへ
置き去りにしているのでしょうか?
分別より以前に、ゴミをゴミ箱に捨てる事。
そして、集められたゴミは、
カラスやネズミ等に食い荒らされないよう
シッカリと収集してもらえるよう
心掛ける事が、
環境にとって最も必要な事のように感じます。