小学校の先生という仕事
「書く習慣」1か月チャレンジ!2日目!
月曜でしたが、いろいろあって普段より1時間ほど遅い帰宅。そんなわたしの仕事について紹介します!
わたしの仕事
小学校教諭(8年目)
担任歴 4・5・6・1・2・2・1・23(複)
とりあえず、1~6年生まですべて担任を経験させてもらった。ここ数年は、低学年が多い。どの学年もそれぞれの難しさと楽しさがある。
そして、今年は初めて「複式学級」を担任している。複式学級とは、2つ以上の学年を1つにした学級のこと。仕事量は2倍で苦しいことも多いけれど、楽しい。異なる学年の子ども達11人との濃密な日々を過ごしている。
先生の楽しさってなんだろう。
わたしの感じる楽しさってなんだろう。思いつくままに何個かあげる。
①1日として同じ日がない。退屈と無縁。
全教科を教え、当たり前だけど、その教科のその授業は1回限り。1日として同じ日はないから、毎日が刺激的(もちろんストレスも多いが)。授業や子ども達とのかかわり以外の校務も多いから、やってもやっても仕事が終わらない感覚が(今年は特に)常にあるけれど、今のところは、折り合いをつけつつ、なんとか食らいつくことができている。
②日々感じる「子どもの感性や視点は、やっぱり面白い」ということ
大人になるとよくも悪くも「当たり前」になってしまうことが、子ども達にとっては、何もかもが「新鮮」で「当たり前」じゃないことばかり。
枠にとらわれない物の見方、子どもならではの、みずみずしい感性や発想 から学ぶことはたくさんある。
働き出した頃は、とにかく「正しいやり方」「正解」をいかにわかりやすく教えるか、みたいなことを第一にしていた気がする。「教えなきゃ」という気持ちが大きすぎて、子どもならではの考えを楽しむ余裕はなかった。最近ようやく、「あ~子ども達はここでつまずくんだな」とか「こんな風に考えるんだ」と正解までの道筋に何通りもの、試行錯誤や誤答があって、子どもらしい気づきや考えにふれることが楽しいと思えるようになった。余裕が出てきた。
「どうしてあの子はこんな風に間違ったんだろう」って考えたり、「じゃあ、こういう風に教えてみよう」「こんな反応をするかな」と子ども達の頭の中を推理して考えるのが面白い。でもたいてい、予想は裏切られる。「そうきたか~!」「え~!そんなことまで考えていたの?」と。それがまた面白い。
ただ、こんな風に思えるのは今の職場環境がおっっきい。小さい規模の学校で働いているからこそ見える視点。一人一人と向き合える有難い環境。大規模校で何十人何百人の子ども達や沢山の先生方と関わるとなると・・・そうはいかなくなるのです(経験済み)
③”天国に連れて行ってくれるのも、
自分を地獄に突き落とすのも「子ども」”
学生時代に、現職の教員から大学教授になった指導教官に言われた言葉をふと思い出した。
正直、怒ったり叱ったり、統率をとったりすることは苦手だし、毎日うまくいかなくて自己嫌悪に陥る。子どもの言葉や態度に傷つくことも多いし、自分の対応を振り返って「自分なんて・・・向いてない・・・」と落ち込むことも日常茶飯事。
でも、子どもや保護者と心が通う瞬間や成長を間近で見れたとき、この仕事続けていてよかったなと心の底から思う。そんな瞬間に時々巡り合ってしまう。だからやめられない。
④日々、子どもと学べる(自分自身の学び直し)
飽きっぽい性格なのと興味関心が多方面にあるから、子ども達と一緒に
いろんなことを学べ直せる感覚が楽しい。たとえば、最近は、「スーパーマーケットで働く人」の学習していて。普通に買い物をしているときでも、教材研究の視点からスーパーの品物のキャッチコピーや値段シールを見比べたり、お店の人がどんな仕事をしているかを注意して見たりしている自分がいる。当たり前の日常も、子ども達に教える視点でとらえ直すと新たな発見や学びがいっぱい!
旅行に行っても「この県の特産品!子ども達にも今度紹介しよう!」とか、「あ!今、学習していることにも繋がるかも!」「歴史の授業で話せるネタができた!」などなど(笑)そんな視点で旅行まで仕事に生かせる(いいんだかわるいんだか、これは職業病💦)
そんな感じで日々生活をすると自分自身も勉強になる、というわけなのです。
以上、だらだらと書いてしまいました。日々、子ども達と一緒に学びながら働いています。
こうやって書いてみると、なんだかんだいって、わたしこの仕事好きなんだなと思います。「もう絶対辞めてやる!」って思うこともあれば、「自分にとっては天職だな」って思う時もある。まあ、そんなもんですよね、何事も。
不満や苦労やネガティブなことに目を向ければそれはそれは山盛りですが、たまにはこんな別の視点で見てみることも大切かな、と。
本日、まだ月曜日。10月は大きな行事も控えている学校が多いと思います。同業種のみなさんがんばりましょう。異業種のみなさん、ああ、先生ってこんな面もあるんだ、こんなことも考えているのな、なんて思いながら読んでくださったら嬉しいです。
以上!
「書く習慣」1か月チャレンジのお題より、
でした。
平日書く文章は、「支離滅裂」度と「だらだら長文」度が増すな~と思いつつ、勢いのままに書き連ねました。
お読みいただき、ありがとうございます。
明日もよろしければ、お付き合いください。
おしまい。