『しなやかさ』 - 急速に変化する時代にどう生きるか | エッセイ

これまで、こうなりたい！と目指してきたこともありましたが、そこに辿り着いたとして、また新たなこうなりたいが現れて、永遠に終わりはないんだと言うことに気づきました。

そうやって人間は成長していくものなのかもしれません。

けれど、ずっと何かを追い続けるというのも、苦しみを生み出す要因になり得るのだと気づきました。

そんな私が今願っているのは、しなやかに生きることです。

しなやかに生きるためには、どんな自分も受け入れられることが鍵になるのではないでしょうか。

寂しさも、不安も、認められたいも、かまって欲しいも、お金持ちになりたいも、楽して生きたいも、ちやほやされたいも、有名になりたいも、特別でありたいも、受け入れてほしいも、必要とされたいも。

これらを全部受け入れることができたら、自分のことだけでなく、どんな人もこの人はそういう人なんだなぁと素直に受け入れられる気がします。

そして実は、人だけでなく、社会や時代に対しても言えることなのでしょう。これまでの仕組みや価値観が急速に変わっていくことは明白で、これまでにしがみついていては自分自身が苦しい。

だから、どんな自分も受け入れられるって、自分が穏やかに過ごせるコツなんじゃないかなと思います。

そのために、今は自分と向き合い一つ一つを丁寧に感じながら、一つずつ受け入れることをしています。

と文字に書くほど容易ではなく、内心バタバタしているんですけどね。

もしかしたら、受け入れられない自分を受け入れる、ということなのかもしれません。人間だものということで。

あいう