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「大晦日をなにわ男子に使ってくれてありがとう」から感じた素敵なファンとの向き合い方
初めに言っておくと、私は「なにわ男子のファン!」というわけではなく、ライトに好き層だと自認している。
会社の同僚がなにわ男子が大好きな“なにふぁむ”で、彼女の布教活動のおかげで私もなにわ男子をちょくちょくチェックしてる。それくらいの人間です。あしからず。
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2024年大晦日に生配信をおこなった、なにわ男子。私はリアタイできなかったが、期間限定アーカイブで視聴した。
この年末は、STARTO社のカウントダウンコンサート(通称カウコン)がない代わりに、各所属グループそれぞれの過ごし方をしているなか、なにわ男子はyoutube生配信というかたちでファンと過ごす形を選んでくれた。
その名も
なにわ男子と年跨ぎ2024→2025 大晦日も全力アイドル界隈! Alphaの 輝きに吸い込まれ あなたも100%なにわにコイスル♡ ありがとうを心から 伝えたい生配信
長げぇぇ!!!!!!!でもこれ、かつてのカウコンを彷彿とさせるタイトルとタイトルロゴなのだ。その懐かしさに喜びを感じずにはいられない人も多くいただろう。(私もそのひとり)
しかも曲のタイトル名が何曲分も隠れ込んでいて、芸が細かい!そもそも、私はなにわ男子のブランディングは秀逸だと思っている。
彼らのコンセプトにはいつも「かわいい」が発揮されている。ジャケ写にしても、アー写にしても、コンサートのテーマやロゴ、グッズにしても、それぞれに「かわいい」をベースとしたしっかり一貫したコンセプトを感じる。
もちろんかっこいいに振り切った曲も中にはあるのだが、不思議とその大枠のコンセプトを逸脱することはない。(可愛さとかっこよさの使い分けも上手!)
今回のタイトルにはそんな“なにわ男子感”に加え、彼らのサービス精神やバラエティやラジオで見せるおちゃらけ感、そして「カウコンがあればいいな…」と楽しみにしていたファンたちに寄り添う気持ちが表れているように感じた。
さて、今回の生配信である。2部制で、前半は40分にも及ぶライブ。後半はすこし休憩を挟んで年越しカウントダウン(トークパート)というスケジュールだった。
今回はライブパートで感じたことを語らせてほしい。
私は子供を寝かしつけながら21時に寝落ちしてしまったので、あとから限定公開されたライブパートのアーカイブを見た。
見終わって思ったのは、「え、ずーーーっと休みなくね?!」だった。約40分ずっと曲がメドレー。何曲やったんだろうか…と確認したら、22曲も歌って踊っていた。
水飲む間も、息つく間もない。歌って踊って常にキラキラを振りまいている7人。いや、なんかキラキラ飛んでますよね?なんなら汗もキラキラですよね?っていうくらい、とにかくこちらも目が離せなかった。ファンの人たまらんだろうなぁと思いながら、私も見入ってしまった。
私の好きな曲『Soda Pop Love』も聴けて、私は大満足だった。
そして、私が何より印象的だったのは、最後の曲が終わり、終わりの挨拶で大西流星が発した言葉。
大晦日という大切な時間をなにわ男子に使ってくださってありがとうございます。
この言葉を聞いてハッとした。そうか、アイドルはこういう感覚で仕事をしているのか…。その感覚に初めて触れた気がした。
そうだよなぁ大晦日はいろんな過ごし方があって、他のアイドルだって、テレビ番組だって、趣向を凝らしたエンタメを提供していて。それに、除夜の鐘を聞きに、初詣に、出かける人だっているだろう。どれも人それぞれの限られた「大切な時間」な訳で。そんななかで自分たちに大切な時間を使ってくれた人たちがいるってすごいことだ。(しかもなにわ男子レベルになると、すごい人数いるはず)
私がアイドルに疎いだけで、みんなこういう発言をしているのかもしれないし、アイドルの方々が応援してくれる人、見てくれている人に感謝していることに違いはないと思う。詳しい方は「あんた、何寝ぼけたこと言ってんのよ」と思うかもしれない。
でも私には、このまっすぐな言葉に、こうやってファンの人、みてくれる人と向き合いながら、日々を走り抜けてるんだなぁと思ったら、なんだか、ふと、「すごいなぁ」と思った。
きっとめちゃくちゃ忙しくて目まぐるしい日々のはずだけど、自分たちが仕事をするうえで、ファンの人たちがいることを誰よりもわかっていて。ファンの人たちを第一に想って、きっと考えてこの配信もおこなったのであろう。そんなことすら感じさせられた。
アイドルである以上、ファンがいる以上、当たり前のことなのかもしれないけど。すごくいいなと思ったことばだった。
なにわ男子は、すごくアンテナを張って、素敵な向き合い方をしてるからこそ、今回のようにみてる人が喜ぶコンテンツが作れるんだろうなぁ。私も楽しませてもらってしまった。
この年になって、こんな楽しい発見があるとは。まだまだ新しい出会いはたくさんあるんだな。
アーカイブ配信は期間限定で1月7日まで(明日)。見ている人へ全力で向き合うなにわ男子をぜひ楽しんでほしい。