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漫画「2.5次元の誘惑」を読んでから、人生への意識が変わった件について

先日行った九州旅行で、思いつきで北九州市漫画ミュージアムに寄った際に読んだ「2.5次元の誘惑」から、「人生変わったかも」という話を書いた。今回はその件について深掘りしたい。

1.「2.5次元の誘惑」(にごリリ)とは

「2.5次元の誘惑」は、橋本悠さんが少年ジャンプ+で連載中の漫画。コスプレが題材の熱血青春ラブコメ、という、まるでお子様ランチのように要素てんこ盛りの作品だ。愛称は「にごリリ」。

アニメ化もされているので見ていたが、原作を読むまでは「かわいい女の子がたくさん出てくる」というイメージしかなかった。あまり知らなかったコスプレとかコミケの舞台裏が出てくるのは面白いけど。

2.「にごリリ」原作の面白さ

で、たまたま旅行中の時間つぶしで北九州市漫画ミュージアムに行った際、7万冊の蔵書から何を読むか考えていて、「ちいかわ」と悩んだ結果手に取ったのが「にごリリ」だった。ちいかわも気になるけど。

ちいかわはさておき、「にごリリ」の原作を読んでいたら、置いてあった1〜19巻を一気に読破し、気づいたら4時間が経っていた。もちろんかわいい女の子がたくさん出てくるのは嬉しいが、それにも増してストーリー、人間関係が深いし、最初はライバルだった人とお互いに認め合い、仲間になる展開もアツい。

3.このセリフにグッときた

その中でもあるフレーズに心が惹かれた。主人公が、「究極のROM」(ROMはコスプレ写真などを収録した、コミケなどで販売するディスク)について、先輩のカメラマンに相談した時に言われた以下のセリフ。

芸術に正解はない
重要なのはキミが①「何を」②「なぜ」作りたいか
その想い一つ
理由一つで「アウトプット」は変わる

「2.5次元の誘惑」137話より

最初は普通に読んだだけだったが、「あれ、これ『芸術』を『人生』と読み替えたら、めちゃくちゃ至言では?」と気づいた。「芸術」を「仕事」と読み替えてもいいかもしれない。

人生に正解はない。大事なのは「何を」「なぜ」したいか。その想い一つ、理由一つで人生は変わる。

人生の折り返しを過ぎて色々あり、自分が何のために生きているのか分からない時がある。

そんな時、この言葉にハッとさせられた。自分の人生で、仕事で、何を、なぜしたいのか。それを毎日考えて生きるか、ダラダラと流されて生きるかで、人生のアウトプットは大きく変わるだろう。

人生80年だとしてもあと30年。自分がこれから何を、なぜしたいのか。常に自問自答し続けたい。

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