私の海外出産ものがたり。 Part 34 そして、再び別れの時
ロクサーヌのバースセンターに来て、二週間が経ち、
もともと予定していたサウスコナにある
ある森のあの草原のコテージに
移動する日が近づいてきた。
息子は少しずつ少しずつ
体重が増え始めていたが、
まだまだアメリカで生まれる
子どもたちの成長の仕方よりは、
明らかにゆっくりだった。
ロクサーヌは引き続き入院を勧めてくれたが、
私はどうしてもサウスコナの草原のコテージに
行きたかった。
森が....自然が...私たちを癒してくれることは、
わかっていたから。
1週間後、パホアのロクサーヌのクリニックで
検診を受けることを約束して、
私たちはサウスコナの草原のコテージに移動することになった。
ロクサーヌは私たちが去る前の日に
ホームパーティーを開いてくれた。
一緒のバースセンターに滞在していた
ジャパニーズガールと2人のガールズ+Baby 、
通訳をしてくれたジャングルのおかみさん夫婦+Baby 。
このバースセンターで出産した
近所の日本人女性夫婦+2歳のKids。
ロクサーヌの孫たち。
みんな食事を持ち寄り集まってホームパーティー。
様々な出産、育児事情を聴き、みんなでシェアした。
海外で、子育てをする。
これはなかなか興味深い体験。
自分が育ってきた環境や考え方は、
少なからず自分の子育てに影響を与える。
幼少期を日本で育ち、
日本の文化や習慣が身体と心の中に
記憶として眠っている親が、
海外で、別の文化の中で子育てするとき
違いや葛藤、様々な新たな体験の中
子育てしていくことは、
自分と向き合いがいのある体験だろう。
もちろん、日本で子育てする場合であっても、
親はいつも我が子の子育てとともに
自分の育った環境、親との関係を
嫌でも直視することになる。
向き合わず、ごまかしたって何も始まらない。
様々なことがシェア出来た。
これもまたなかなか出来ない経験だった。
素敵な夜になった。
旅のキュレーションサイト
https://airy-ground.com/2019/05/23/tea-time-in-taiwan/