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私の海外出産ものがたり。 Part 38 母乳性黄疸

息子にはもう1つの問題が起きていた。

黄疸。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌が黄色くなるもの。

大体はしばらくすると治っていくのだけど、
息子の場合、なかなか治らなかった。

マラもロクサーヌもおそらく母乳によるものだと
言っていた。

日本の病院では、
アイマスクをつけて1日保育器に入り、
黄疸を治すための光線を浴びて治す。
娘のときはそうだった。

ハワイの助産院では、
太陽の光を浴びさせる。

サンバス(sunbathing)。
これは主人の担当で日当たりの良い場所へ連れて出ては、
ふたりでサンバスをしていた。

ロクサーヌのバースセンターでは、
なかなか治らなかった黄疸が、
ランチ(牧場)についてから、
しばらくして落ち着き始めた。

私は......
ここにきて、不思議なことばかり起こる気がしていた。

マウナロアの山の麓、南西部。

当時、キラウエアの火山活動により、
噴火口から流れてくる霧が、
ヴォグ(霧=フォグをもじった呼び名で霧に硫化水素が混じったもの)という名で、みなに恐れられていた。

このペレの山からの霧が風によって、
島の西側(コナ側)に流れてくる。
この場所もそのエリア内とされていた。
(2019年4月現在、2018年のレイラニエステイツからの溶岩噴火、また火山活動終息より、キラウエアの火山活動は現在は停止しています。)

2016年のこの頃、
このヴォグと呼ばれるもの。
当時、ハワイ諸島の中で、
身体への影響を懸念する記事が、
ハワイアンエアラインのハワイ島の記事にもあったけど、
私たちにはそんな記事はとても信じられなかった。

なぜなら、私たちの身体は悪くなるどころか
この場所でみるみる回復していった。
この場所が私の体を治したと言っても過言ではない。

喘息持ちの娘もこの場所へ行くと、いつも元気になる。
ヴォグと呼ばれるものが流れていたとされる当時ですら....。

ここの自然の力にはいつも驚かされる。

私たちには、周りからの情報...の...
意味がよくわからなかった。

自分たちの身をもって、自然の恩恵を感じていたから。

その時、その場所で感じるもの、
見える景色がすべてだった。

アイスブルー


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