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人生のサウンドトラックvol.5 the ambient works/chickii
「ambient(アンビエント)」とは「環境としての音楽」という意味がある。
環境としての音楽とは何だろうか。
「よし、この曲を聴くぞ」と対峙して聴くというよりも、「何となくその場にある音楽に身を寄せる」という感覚だろうか。
BGMというのとも違う。どちらかというと自然の音とか日常に溢れている音とかに近いのかもしれない。自然の音に対して「よし、聴くぞ」とはならないし、何となくいつも聴いている
人生のサウンドトラックvol.4 fantasic pieces / chickii
どうも、Marlowe Kayです。「人生のサウンドトラック」と題して、不定期ですがアルバムまるごと1枚レビューしています。
今回は遠距離バンドAIRPORTの相方chickiiのニューアルバム「fantasic pieces」。
↓各種サブスクで聴けます。
「fantasic pieces」はchickiiのこれまでの作品「Renaissance」や「instrumental works1〜
人生のサウンドトラックvol.2 くるりとTravis
umijii yamabaa days 6日目ですが、ちょっと最近聴いた曲について音楽エッセイ書きたいと思いつきまして。
一か月ほど前にリリースされた くるり のシングル「八月は僕の名前」。
くるり らしいミディアムロックバラードで、夏の終わりを感じる甘酸っぱさがあるんす。
あまり泣かせにいかない起伏の少ないメロディが、これまたあまり泣かせにいかない歌詞と合間って不思議とじんわり来てまた聴き
人生のサウンドトラックvol.1
ギンガをこえて/イーグルフェロモン
やっぱり一枚のアルバムというのは、熱い。とくに、一人の個人が作ったアルバムというのは、その音にこもった熱量は半端ない。と、僕は思っています。
今回から音楽(とくにアルバム)紹介を「人生のサウンドトラック」と銘打ってやっていきたいと思います。
人生のサウンドトラックとは、これを聴いたらふと、あの風景、あの感情、あの空気…などを呼び起こす装置のような音楽のこと
Renaissance / chickii
どうも、AIRPORT kei です。
先日、相方のchickiiが、ソロミニアルバム公開のnoteを上げていました。↓
https://note.mu/chickii/n/n34f3c8b81aaf
彼の最近の投稿をご覧になられている方はご存知だと思いますが、chickiiは今、本人の体調・精神面、環境におけるターニングポイントを迎えています。
こういう時期に作品が生まれることは僕もすごく
filter through レビュー
このアルバムを作ったとき、相方chickiiにレビューを書いてもらいました。長年、音楽を通して繋がってきたchickiiならではのレビューだと思います。ぜひ、読んでみて下さい。
…
アルバムタイトルの意味を調べてみると『染みとおる』とある。染色作品を連想もしたが、keiくんの作風そのものを端的に表現したタイトルだと直感した。日常の小さな出来事にクローズアップし、ソフトなサウンドで、淡々と普遍性
Chaos and Creation In the Backyard
paul maccartny/2005年作
ポール・マッカートニーのように時代のサウンドトラックを作ってきた人になると、周りの誤解や偏見も大きくなるんだろうな。
そんな世間の期待とか批判などとは距離を置いた個人の温もりに溢れた内省的なアルバムである。
空間を大切にした音のレイアウト。無駄なものが削ぎ落とされたシンプルな音作り。
目指す音楽が眼前で鳴ってる喜びを味わうことのできる数少ないアルバム
Discovered Covered
Daniel Johnston/2004年作
“THE LATE GREAT DANIEL JOHNSTON Discovered Covered”
自分で作った音楽を最も必要としてるのは自分自身。この人の生き方を見ていると、真っ直ぐすぎて本当に人生をサウンドトラック化してる人なんだと思う。
タイトルとともに、アートワークが自分の墓前で花を持って立っているという皮肉めいた内容。2枚組で彼のベス
SEA CHANGE
BECK 2002年作
アルバムの一曲目Golden Age。イントロのギターかシンセかで作られた生温かい柔らかで存在感あるグロッケンのような音色が印象的。あの音を聴くと、当時のどうすることもできない問題にぶつかっていた自分を思い出す。寒い2月の夕方、新都心のTSUTAYAで借りて、外の階段を降りながらウォークマンで聴いた。ちょうど冷たく沈む夕陽とこの音色が重なって、心に染みた。
SEA