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【ヲタキネマ日誌:4】SPY×FAMILY

どうもコウノです。

いつかは書こう書こうと思っていたSPY×FAMILY、多分このタイミングじゃないといつまでも勿体ぶって書かない気もするので書きます。

そもそもこの作品との出会いは、ちょっと遅めの「第2巻発売時」。
珍しく職場最寄りの駅構内の本屋がまだ開いてる時間に退勤して、何となく寄った時に新刊コーナーで目が合った。

元書店員だからか、「あこれは間違いなくヒットしてマルチメディア化するな」というタイトルは一目で分かる時があります。

それでいて、オシャレみが強いなと感じました。
アニメ版の最初のOP↓とか今も凄いなと思いますもんね。

ちょっと話が逸れますが、実のところ、長年販売員のくせに人の顔と名前を覚えるのが苦手なワタクシ、失顔症なのでは?と言われた事もあります。自覚はあります。
5分前に「ありがとうございましたー」って見送ったお客様が戻って来ても、その人だと気付けずに「いらっしゃいませー」って言ってたり。

コスプレした芸能人を、誰なのか当てるやつ、マジで分からん。

基本的なパーツが同じなので、お相撲さん、ハリウッド女優、野球少年、韓流スターは大体皆同じに見えてますし、イメチェンされたら脳がこんがらがります。

そんな私にとってキャラの見分け方って、結局は髪の色と長さと髪型なんですよね。
大昔、黄金戦闘士を覚える必要があった時も
「青いロン毛が4人もいる!無理!」
と結局最後まで覚えられませんでした。

人気絶頂の9人組アイドルグループも、唯一髪がピンクの人は分かります。願わくばその色そのままでいて欲しい。

 ※

さて閑話休題、そんなわけでマンガのキャラクターもイメチェンされると困惑しがちなんですが、そもそもこの作品はキャラの描き分けがしっかりされているので、ちょっと髪型や服装が変わってもちゃんと分かるんです。

それでいてどれもオシャレ度合いが高いし、そもそもコミックスのメインカラーもありそうでないくすんだミントグリーンで、これまたオシャレ。

このオシャレ上級者な点が、ジャンプ系としては唯一無二のポテンシャルを保っているなと感じています。

ここまで見た目だけの話してましたが、さあ内容ですよ。

凄腕のスパイ(父)ロイド・フォージャー
エスパー(娘)アーニャ・フォージャー
凄腕の殺し屋(母)ヨル・フォージャー
予知能力者(犬)ボンド・フォージャー

という、互いの正体を知ってるのは娘のアーニャだけ、な偽装家族フォージャー家の物語。
なわけですが。

映画オリジナル言うたかて、直前のアニメとか原作で伏線匂わせとかあるんやろ?
とか
シティーハンターや吉本新喜劇よろしく、コテコテのテンプレになぞった感じになるんちゃうん?
とか
いくら映画や言うても、そこまで自由にされると原作ファンとしてはちょっと複雑やわ
とか、まーそういうネガティブを抱いてました。

が。

いい意味で予想を裏切りました。

SPY×FAMILYらしさ全開ながら、結果的にロイドとヨルのアクションシーンをどうやって持っていくのか、とか、とても自然でした。
で、ロイドの浮気を疑うヨル、に対して、ヨルに口紅を贈るロイド、という、ロイヨル派にはたまらんシーンもあったわけですが。
ロイヨル派へのファンサービスで、別にこの「浮気を疑われる云々」のエピソードは、映画全体を通して考えると、別になくてもよくない?と一瞬思ったものの。

終盤でこの口紅が大事なアイテムとして話が進むんですよ。この辺りの計算が、それでいて「あーこれは多分伏線だか」と思わせない辺りが非常に上手い。

あと、私的に今回のMVPは

cv.千葉繁。

ここぞというギャグ要員の声を充てさせたら日本一ですよねwwwww





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