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Beginning
足枷は砕かれました。もうあなたのために泣いたり、あなたのために生きたりすることはありません。心に空いた穴を塞ぐことはできないけれど、わたしはそれを吹きさらしたままにしておこうと思います。それがわたしの生きた証だから。この傷を、痛みをたずさえて、わたしは進みます。いつかあなたが過去の一つになったわたしを思い出すまで。さようなら。もう出逢いませんね、さようなら、もう私たち会うことは決してありませんね。本物を見つけたのなら、一心にその人を守り抜いてください。わたしはもう、あなたのために幸せを祈りません、あなたのために愛を捧げません。……でも、もし、あなたがわたしのことを思い出したときには、命のともしびが、光り輝いていますように。
ほんとうの、さようなら。