行き過ぎる正論

ようやく緊急事態宣言が解除される動きが本格化してきました。今年はGWは遠出できず、ストレスがたまった方々も多かったのではないでしょうか?

さて、新型コロナウイルスの感染拡大に新型コロナウイルスの感染拡大に
伴う外出の自粛や休業の要請に応じていないとSNSなどで指摘する行為は、インターネット上で「自粛警察」や「自粛ポリス」などと呼ばれています。

不謹慎ながら。。。ピッタリのネーミングだなあと笑ってしまいました。心の中では彼らのことを嘲笑している私です。残念なのがこれらの行為が「過度な正義感」から発生しているということです。

正義の名のもとに相手の落ち度や非協力な態度をとらえて一方的に叩くのは、学校や職場で起きるイジメの典型的なパターンです。

学校では校則を破る、職場では残業せずにサッサと帰る、空気を読まないタイプが周りから仲間外れにされたり、嫌がらせを受けたりする・・・。

何が言いたいか?「正論」が行き過ぎること、本人がそのことを全くと言っていいぐらいに気づかないことが本当に怖い!のです。私は「正解なき問」については必要に応じて(?)プロに相談することがあります。その際に相手から正論ばかり並べられることがあります。

その時、私は心の中で「そんなこと分かってる!分かっていて出来ないから困ってる。具体的にどうやったら出来るようになるか?を知りたいのに・・・。ああ、相談する相手を間違えた(泣)。お金も時間も大損!!」
と呟くのです。


「正論」を振りかざすことは簡単です。逆に「どうやったらいいのか?」という具体策を見つけて伝えることは至難の業です。国語においても「文章をしっかりと読みなさい!」「ここにヒントがある」と言うのは簡単ですし正論です。

でも、生徒は「読んでも分からない」「なぜこの部分がヒントになるのか?このヒントをどうやって探すかが分からない」のです!!!この辺りをしっかりと意識して指導しようと長年思い続けています。

先にも書きましたが「正論だけを振りかざされる」ことを私が一番嫌うからです。先日「自粛警察」という言葉を知ってからこんなとりとめもないことを考えつつ、そこから発展して「そうだ!!!きちんと国語についての体系化したものを作ろう!」と妄想に浸っています。

っと、その前に今月下旬には「らくらく!読書感想文オンライン講座プログラム」をリリース予定です。そして・・・秋ごろを目途に「国語」に関するオンライン講座を!と張り切っています。こうご期待?!

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