誰が主役の人生か
こんにちは、愛音です
母は私が20歳の時亡くなったのですが
大切な言葉と想いを沢山遺してくれました
私の人生は私が主役だと繰り返し言ってました
もう親の為とか、親の期待とか考えないでほしい、
1番親が期待していることは私が縛られずに生きて
沢山笑ってる姿だとも言っていました
誰かのためではなく
自分のために生きる
自分のために頑張る
これが当時の私には無理難題もいいところ
ずっと【良い子、優等生】だった私は
誰かの役に立つとか
誰かを喜ばすためとか
そうやって生きてきました
自分のため、自分らしく、自分優先、
それはとても難しいことでした
自分のためにしたことといえば
学校を拒否したことです
母もこの課題は私に難しいと分かってたはず
それでも伝えずにはいられなかった
私がずっと親を気にして、世間を気にしていたから
こんな私じゃダメだ、早く良い子戻らないと
その姿を見ていたら心も苦しかったでしょう
だからこその課題でした
自由になるため
自由を知るため
愛音、という人間を自分で知るため
母は課題の答えを教えてはくれません
沢山考えて、考え抜いて、
お母さんこれでいい?これが正しい?
と聞いてもニコニコとして
答えはここにある、
そう言って胸をトントンと叩く
今は比較的自由に生きているつもりです
やりたいことを見つけたらやってみる
毎日夕飯作るのが大変なら手抜きにしてみる
やりたいことをやり、失敗という形になっても
やりたいことをやれたのだから満足しています
夕飯の手を抜いたって大きな事件になんてならない
私がやってみたいことは、やってみていい
私がやりたくないなぁ、と思えばやらない選択をする
時間をかけて自由がなにか少しずつ分かってきた
誰かのためでなく私のために生きる
それは楽しいということだと気付きました
誰かのためには沢山生きてきた
これから自分のために人生の選択をしていく
それが巡り巡って誰かのためになるのかもしれない
ねえねえお母さん、
生きるってこんなにも楽しいことなんだよ!
ーもう、気づくのにだいぶ時間かかってない?
でも愛音ちゃんらしい答えに辿り着いてよかった
トントン、
どんな答えもいつもあなたの胸にあります
*愛音*