一番星と私
夜色に染まる前、キラリと輝いた一番星
なぜ1人で、独りきりであの星は輝くのでしょうか?
周りには同じ星がいるはずなのに、
時を待ちその仲間と共に輝いたのなら独りきりではなくなるのに…
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14歳だった私は冬空に煌めく星を見上げてこんなことを考えていました
多くはなかったけれど私にも友達はいました
同じ教室で、お喋りして、笑って、バカなことも言っていた
楽しかったですね、きっと、きっと楽しかった…
きっとあの楽しい時間の中にいた私は一番星ではありませんでした
みんなと同じ空にいて、同時に輝く星の1つだったことでしょう
これは私の持つ偏った意見になりますが、10代とは周りと合わせることで楽しく生きることが出来る、そういう年代なのかなと思います
目立ってしまえば目立ちたがり屋、もしくは変わり者として弾かれてしまう
そのことで広い空で迷子となり、輝く力が徐々に減ってしまう
そしていつの日か弱り、諦め、星でなくなってしまうのかもしれない
しかし年齢を重ねるにつれ自己主張というものが更に必要になります
自分の意見を持ち、それを主張を出来る力がきっと人としても強くなれる
今が煌めくときと感じたらその空で思いきり輝いて、星として胸を張って生きていく
私はもう充分に年を重ねました
周りの顔色を伺い、合わせてばかりの年齢は過ぎましたね
今では自己主張の加減も覚えて、自分の立ち位置も分かっているつもりです
広い夜空で迷子にはならず
一番星のように独りきりで輝くこともないでしょう
*愛音*
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