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見守られて働けたことに感謝を
こんにちは、愛音です
ある日、私と施設長と先輩だけが社内研修を受けるために6時まで事務所に残っていました(仕事は4時半で終わります)
施設長から研修を受けるんだから、愛音さんはゆっくり待っててと言われて作業部屋で仕事をしようとした私を優しく止めました
事務所の空いてる席に座り待っている間も施設長と先輩はパソコンを使い仕事をしていました
時々、間に合うかな、とか、あれどうなりましたか、とか仕事の内容を話していました
私はお茶を持ってこようかな?と思ったけどすでに机にはそれぞれ用意してあったのでやめました
しばらくキーボードを叩く音を聞いていてふいに泣きそうになりました
施設長と先輩は仕事が忙しいのに、私はなにも出来ない
普段軽作業担当の私にはパソコンを使う仕事内容を一切知りません、職場のパソコンを触ったこともなかったんです
だからなんの仕事をしているか聞いても正直手伝えません
今はただ静かに座っているのが仕事…
泣きそうになりながら記録ファイルを棚から出して、意識を切り替えて時間まで読み続けました
研修は思ったより長くなり、先輩と施設長が車で私の最寄り駅まで送ってくれました
そのお礼を先輩にメールをしたとき、待っている間何もできなかったことを謝り、もっと仕事頑張ります、と付け加えました
すると先輩はこう返信してくれました…
愛音さんはピアサポーターとして
僕らには出来ない仕事をしてくれています
だから感謝しています!
これを読んだとき、嬉しくて、救われた気もして、自分の部屋で泣きました
確かにあの日の1時間半はなにも手伝えなかったけど、他の場面では、自分の出来る仕事の場面ではしっかり仕事をしていた
それを先輩は見てくれていました
施設長がなぜあの時作業部屋に行こうとした私を優しく止めたのかも想像だけど分かった気がしたんです
私は見守られて仕事をしていた
信じてもらいながら、ピアサポーターとして存在していた
なにも出来ない存在ではない
そしてそれぞれの場所でそれぞれ持つ能力を活かせばいい
それを教わった気持ちになりました
泣きそうになったけど堪えた涙、
優しさから自然とこぼれ落ちた涙、
辞めた職場ではいろいろありました
良いことも悪いことも、辛いことも反省することも沢山…
でも素敵な人たちも確かにいました
いろいろな気づきに今も感謝をしています
次の職場がどんな場所かは分かりませんが
出会いに喜び感謝できるといいな、と思っています
…甘い考えかな?
*愛音*
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明日は極寒だそうです……
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