感情を、解き放て!
こんにちは、愛音です
14歳の時初めてノートに辛いこと、モヤモヤすることなど書いて発散していました。心の中からマイナス感情を吐き出していたんです。家族にも主治医にも見せることはなくて、ただただ自分の心をスッとさせるためのノートです。
誰かに見せるために書いていたら、きっと「良い子」や「問題ない子」を意識してしまい、感情を吐き出し切ることは出来なかったでしょう。周りに心配かけたくない、嫌われたくない、いつも私は考えてしまいます。だけどあのノートの前では本当の気持ち、時には感情が荒れて文字が読めないものもありました。
この「感情吐き出しノート」初めはルーズリーフ、罫線のあるノートでした。ある本屋で出会ったのが無地のノートでした。普段なら手に取ることはないでしょう。なぜなら線がないと文字列が段々と下がっていったり、ガタガタしてしまうからです。とても見にくいページ、記録になってしまう。だけどあの日の私はそれを買いました。珍しかったのか、表紙が気に入ったのか。もう10年は前になるのでその時の購入理由は分かりません。
ただ、この無地のノートが更に感情を解き放ってくれたんです。
今までは線にそって、そこに収まる文字の大きさで書いていきました。それがノートに書くときの普通でしたから、なにも疑いませんでした。でも目の前には頼りになる線がないノートです。文字の大きさはどうすればいいのかな?どの辺りから書けばいい?このノートに書く正解やルールはなんだろう?
少し考えて、でもフッと考えるのを止めたと思います。昔の記憶ですがはっきり覚えている感情があります。それが…
自由だ!!好きに、私が思うように書いていい!!
感情吐き出しノートにはその名のとおり感情を吐き出していた。でも罫線にそっていくというルールはありました。それが今度のノートにはない。
自由なんだ!!私は今、自由!!
全部、全部を思うように、感情のまま、
私のことを縛るものはなくなった!!
おそらくただのノートに大袈裟だと思われるでしょう。そんなことないんですよ。苦しくて、ぎゅうぎゅう詰めの心を解放してくれたのは感情を出せるノート。そこから更に自由を与えてくれたのは無地のノートだったんです。
感情吐き出しノートはここ数年読み返すことはあっても、新たに書くことはないです。でも今、こっそり使おうかと思っています。今の私には過去のように誰にも見せない、感情を吐き出す場が必要で、自由に解放してあげたい気持ちがあります。
我慢するのも、泣く前に笑顔になるのも止めて、
本音の姿を解き放ちたい
今こそ、感情を解き放て!
*愛音*