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帰る場所は安心できる家族だった
こんにちは、愛音です
誰だって大切な人が傷つく姿は見たくないです。我が家も例外ではありませんでした。学校で心がズタズタになり、立ち上がれなくて、顔を上げる力もなくて。そんな子を見て心が傷まない親ではありませんでした。
私も傷つかないために、自分だけの聖域(=自分の部屋)に閉じこもりました。心も開かず、必死に体を丸めて守っていた。
でも不登校から何年も経ち家族が私の心の扱いに慣れた頃から、少しずつ変わっていきました。ストレートに言うと【愛音は傷ついても大丈夫】という形になったんです。
それは私が実は強いとか、隠れタフだったとかそういう意味ではないです。
傷ついても、苦しんでも、最後は家族のいる家に帰ってこれる子だから。帰ってきたら【お帰りなさい】と言えばこの子の中にあった痛いのも苦しいのも安心して軽減していく。
もちろん当時の私にはこんな考え頭で分かっていません。
そこから更に年月が経ち、自分で気づいたり、家族から聞いた話で納得したんです。
家族は優しくて、厳しくて、思いやりがある、なによりも愛を使うことを惜しまない、そんな人たちが集まっています。
私が外からの刺激で心にダメージを受けても、帰れる場所をちゃんと用意してくれました。家族という居場所です。
泣いてても、苦しい顔をしていても、【お帰りなさい】と言ってくれます。ここに帰っておいで、そういう居場所を作ってくれていました。
心が安心できる場所作り、きっとこれも家族は大変だったと思うし、葛藤もあったでしょう。でも諦めないで帰れる場所を、心の居場所を作って、静かに待っていてくれた、信じてくれた。
なにかあっても、必ず家に帰っておいで
ここは愛音の心が落ち着く居場所だよ
みんないるから、大丈夫
当時の私には分からなかった家族の愛の形
お帰りなさいを言ってくれる形
落ち着く場所を用意して待っててくれた
傷ついてもいいんです。苦しんでもいいんです。
ただ、その人のためにお帰りなさいを言える環境は必要です。苦しんでる子供に親が出来ることはお帰りなさいを言えるかどうか。安心できる家で信じて待っていられるか。
難しいけど、私は少なくとも帰れる家がある、お帰りなさいと迎えてくれる。どうしようもない私へ安心できる場所を作って待っててくれた。
もうこれで十分でした。
子供に大切な意味が届かなくてもいいんですよ。現に私は分からなかったです。でも何年か経ったとき、【そう言えば、あのときのお帰りなさいてさ…】と話す場が出来ると家族の絆も強くなると思います
外で傷ついたのなら、家で落ち着いて過ごしたいです。
どうでしょう、お帰りなさいという言葉
言えていますか?伝えていますか?
*愛音*
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お帰りなさい、みんな
よく頑張りました!
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