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てくてくなはなはのすけ2

2022.618&75
前回あらすじ
遠足は家から出た時点で始まる

なはーと最寄駅までゆいレールで向かい、なはーとの周りを彷徨いた。決して迷子ではない。迷子ではないがなかなか辿り着けなかっただけなのだ。
那覇ってそれだけ魅力的なんだなぁ。

兎にも角にも着きましたぞ!

てってれーん!

なはーとは前回記事で紹介した通り、花ブロックの美しい那覇市民会館の後続施設だ。花ブロックと曲線美による美しい建築物。
公募で選ばれた香山建築研究所、久米設計、根路銘(ねろめ)設計さんの合同設計デザイン。

外壁や柔らかな曲線で「首里織(花倉織)」の編み方をコンクリートで表現。沖縄で進化した透かしブロックは花ブロック
と呼ばれこちらもコンクリートの無機質感に彩を添える。

内部も「共有ロビー=広場(うなー)」「通路=すーじグワァー」「軒下=アマハジ」など、沖縄感を盛り付けて構成されている。

透かしブロック=花ブロック
上の壁面が首里織の織り込みを意匠化したもの
左から2番目の展覧会を見にきたよ!
中の方もブロック
御嶽みたい
昔は小学校敷地だった。

結構この周りをぐるぐる周るだけでも面白い。
不審者待ったなし且つ暑いのでので一周で我慢して中に入りました。

照屋勇賢展「CHORUS

さあ、れっつらごー!

照屋勇賢 は、沖縄県出身の美術家。ニューヨークとベルリン拠点。 1996年、多摩美術大学油絵科卒業。2001年、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツ修士課程修了後、ニューヨークを拠点に活動を続けている。 照屋は、日常生活に存在するオブジェを微細にずらすことにより、通常のものと異なる世界を生み出す。
Wikipediaより

今回は「歴史 鉄の暴風」「自然 コーラス」「私達 紅型」
の3つの物語をなはーと内に点在させている。

撮影して、シェア!

のお言葉に甘えて今回は紹介させていただきます。

歴史 鉄の暴風

鉄の暴風とは、
沖縄戦における3カ月に及ぶ空襲・艦砲射撃の歴史である。
赤い風船と有刺鉄線の張り巡らされたフェンス
自由と平和⇔痛みと重さ、服従
広場(うなー)で展示された
本物の砲弾はヘリウムで浮かない重さ
ずっしり重い
この重みはなんの重みだろうか

自然 コーラス

木製のアート
誰がための席か
本当は登れるらしいが今回の展示では触れるのも禁止
ウクライナの平和は
沖縄の平和はいずこか
木の模様がプレスされている。
森の中の椅子
随所に平凡な生活がある
の、登りたい…(ダメ)
に ん じ ん し り し り
見る点を変えるとカラフルに見える
近くにあったティファニーの紙袋
木ーーー!!!!

足袋や、鍋、机に椅子、本や貝などが隠されていて
何度周っても発見があり面白くてぐるぐる周った。
展示室内はぐるぐる周っても不審じゃない!はず。

私達 紅型

紅型とは沖縄の染色技法。一枚の型紙で染め上げる。
もちろん伝統柄というのがあるのだが、照屋氏の紅型は美しくもハッとする柄。

白に赤の襟
よく見ると伝統柄じゃない!
パラシュート部隊
風船と戦闘機
オスプレイ?と民衆運動
じゅごん
5点の暮らし
美しくもハッとするでしょ?
平和を背負う
荘厳な沖縄
風船に手を伸ばす
有刺鉄線、戦闘機、自転車
お気に入りの一枚
みんなが違うところを向いているのは単にバランスか深読みすべきか

写真のみで照屋氏の素晴らしさや意図するところは概ね伝わると思うので、あまり多く語らず今日は終わりです。

次回、「え!?私が絵になってるぅ?!」

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