CEOや起業家が実践する生産性向上のライフハック- モンクモードで圧倒的な集中力を手に入れる方法
忙しい毎日をなんとなく過ごしていると、時間だけがあっという間にすぎていきます。私たちは目の前の「緊急だけど重要ではない」雑事に追われて「緊急ではないが重要」なタスクを後回しにしがちです。
この記事では、
「自分のやりたいことがわからない」
「本当に大切な目標を後回しにしてしまう」
こんな悩みを持っている人向けに、海外CEOや起業家が実践する生産性向上のライフハック・モンクモードの実践方法とその効果をご紹介します。
モンクモードを人生に取り入れることで、自分にとって本当に大切なことが明確になり圧倒的な集中力で成果を出すことができるようになります。
モンクモードとは外界の情報を遮断して集中モードに入るライフスタイル
モンクモードとは、自分の定めた一定期間、自分にとって重要ではない情報や繋がりを遮断することで、本当に大切なタスクに一点集中するための生産性向上メソッドです。
具体的には、SNSやニュースなどの情報サイト、友人たちとのつながりを一定期間制限します。修行僧「モンク」のように外界の情報を完全にシャットアウトすることで、自分の体と心、そして精神に向き合う時間をつくります。
溢れる物や情報に囲まれている世界では、私たちの感覚が反応してしまい、マインドは自分の「外」に向きがちです。この外に向いていたマインドを自分の「内」側に向ける作業を「モンクモード」と言い換えることができます。
モンクモードの考え方自体は20年以上も前に存在しています。2020年には「モンク思考」(ジェイ・シェティ著)という書籍が出版され、海外インフルエンサーたちを中心にSNSで拡散されたことで、近年注目を集めています。
モンクモードによって集中力を向上させることができる
なぜ海外インフルエンサーたちはモンクモードを実践するのでしょうか?多くの情報やノイズに溢れた環境では、目標に向かって1点集中することが難しいからです。
ソーシャルメディアに流れてくる友人の投稿、あなたの興味対象にピンポイントでおススメしてくれるYouTube動画、自分で情報をさがすまでもなく、欲しい情報が次から次へと与えられます。メディア企業のマーケティング戦略と知りながら、私たちは衝動的に与えられた情報をクリックしてしまいます。
「見るつもりがなかったYouTube動画やソーシャルメディアに1〜2時間費やしてしまった」
「時間があったのにやるべきタスクを後回しにしてしまった」
私たちの貴重な時間はデジタルメディアによって「戦略的に」搾取されているのです。
モンクモードでは、自分にとって重要度の低い情報(自分の目標達成に不要な情報)を意図的にシャットアウトし、自分の目標に一点集中できる環境を整えます。
モンクモードの効果と3つの柱:体・心・精神
モンクモードでは3つの要素にフォーカスします。
マインド:良質な情報のみインプット
体:運動、良質な食事、十分な睡眠
心:呼吸法・瞑想・ジャーナリング
マインドづくりにおいて、自分の目標達成に不要な情報は排除し、良質な情報のインプットのみに集中します。SNSや動画視聴、ネットサーフィンはやめ、専門家が書いた良質な情報のみインプットします。専門書を読み込むのは脳のエネルギーを必要とします。受動的な情報インプットではなく、主体的な読書を通じた本質的な学びを重視します。
さらに集中力・決断力を高めるためには、体から整えていく必要があります。
自分の目標達成に不要な食べ物(加工食品、ジャンクフード)、飲み物(アルコール、カフェイン)、生活習慣(タバコ)を排除し、運動で体を鍛えます。十分な睡眠をとることで、日中の集中力を高めます。
モンクモードでは、自分の心と向き合うためのワークが欠かせません。
呼吸法や、瞑想、ジャーナリング、ヴィジュアライゼーションなどのテクニックを使って、もやもやした自分の思考を手放し、自分にとって本当に大切なことを見極め、実践していくプロセスです。
海外のインフルエンサーたちの実践例を紹介
実際の海外のインフルエンサーの実例をもとにモンクモード・ルールと1日のライフスタイルを紹介します。(Prince EA氏(YouTube登録者数647万人)とのIman Gadzhi氏登録者数496万人:2024年6月現在)を参考)
モンクモード・ルール
マインド
DEEP WORK(ディープワーク)4時間の集中タイムを設定
SNS、ネットサーフィン、YouTubeなどの動画視聴の制限
専門家が書いた専門書を読む
体
30分の運動(筋トレ、HIIT、ヨガ、散歩 他)
加工食品、ジャンクフードの制限
アルコール、カフェイン、タバコの制限
8時間以上の睡眠
水を飲む(2L以上〜)
心
呼吸法
瞑想10分〜
ジャーナリング
ビジュアライゼーション
YouTuber Iman Gadzhi氏は、動画の中で、
瞑想10分
運動30分
アルコール・ドラッグ禁止
この3つを絶対に守るべき最低ルールとしてモンクモードを説明しています。
どれも実践するのはそれほど難しくないけれど、実際に習慣にしている人は少ないのではないでしょうか?以下に独断と偏見で理想的なモンクモードのライフスタイル(例)を作ってみました。
理想的なモンクモード・ライフスタイル(例)
朝:
運動30分〜
冷水シャワー
呼吸法・瞑想・ジャーナリング
4時間のディープワーク(集中時間)休憩挟む
昼:
軽めの昼食(フルーツ、ナッツ)
重要度の低いタスク、ルーチンワークを終わらせる
夕食前の散歩・ワークアウト
夜(できる限りノンデジタルで過ごす):
夕食(好きなものを食べる・できるだけ加工食品、乳製品、肉は避ける)
お風呂
読書
音楽を聞く
瞑想・ジャーナリング・ビジュアライゼーション
就寝(睡眠8時間〜)
実際に上記ライフスタイルを数日間実践してみました。感想は「最高に気持ちいい!」です。運動後朝食を取らないのは、最初は辛いと感じます。けれど空腹の方が午前中の集中力が圧倒的に高まります。昼食も炭水化物をとらずに軽めにとどめておくことで、午後も眠くならずに作業できます。夕食が1日のご褒美となり、DEEP WORKを頑張れるようになります。お腹がすいているので、食事の満足度も高いです。夜はできるだけリラックスして過ごすことで、1日を振り返ります。
大切なことだけに集中する。モンクモードは自分の内なる変化を目指すライフスタイル
モンクモードは、自分に向き合う環境と時間をつくることで、人生において「緊急ではないが重要」なことに集中するライフスタイルです。「自分のやりたいことがわからない」「自分の目標に最速で近づきたい」そんな人が自分を変えるために取り入れることで、圧倒的な変化と成長を目指すことができます。