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New Zealand 高校留学体験記

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2009年から2010年まで通っていたニュージーランド、ダニーデンでの高校留学の体験を綴ったものです。
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記事一覧

【NZ高校留学記】コモンルームでの葛藤

みなさん、ハリーポッターの映画(あるいは原作)を一度くらいは観たことありますよね? どの回だったかよく覚えてはいませんが、作中に「コモンルーム」というものが出てくるのを覚えていますか?もしかしたら日本語吹き替えや字幕番では「コモンルーム」とは呼ばれていないので気付かれていないかもしれませんが、ホグワーツ城の各寮(グリフィンドールやスリザリンなど)にある寮生が利用できる共有スペースです。 あれは、作者J.K.ローリンズの母国である英国の学校には基本あるはずのもので、僕が通ってい

【NZ高校留学記】僕と父ちゃんの秘密の特訓(笑)

さてさて、母親の教えを守り日本語で日記を書いていたことは以前、記事にしましたが、留学生活中で僕がルーティーンとして続けていたことがもう一つありました。 それは、英語で日記を書いていたことです。 日本語の他に英語でも日記を書いて、それをホストファーザーに見せて毎日添削してもらっていました。 完全に僕の英語力を向上させるためにやっていました。 前回書いたように日本語ですら日記なんて書いたこともなかったのに、英語ではなんてなおさら無理な気がしますよね。 でも、やるしかない!

【NZ高校留学記】留学当初の絶望的だった僕の英語力

ここまでいくつかNZ留学体験記シリーズを書いてきて、おおよそ僕がいかに無計画で博打的な留学をし始めたかをなんとなく理解していただけたかと思います。 まだという方は、下記から選んでご自由にお読みください。 ということで、今回は海外留学するにあたって一番といっていいほど関心が高い語学力について書きたいと思います。 僕の英語力は同世代の留学生の中でも圧倒的に低かったと思います。 (そもそも比較すること自体ナンセンスなんですが) ここからは、僕の英語力の低さが分かるエピソードを

【NZ高校留学記】15の僕のとある決断

15歳の時、僕はある大きな決断をした。 ”ニュージーランドの高校に単身留学をする。” この決断は、僕のその後の生き方を大きく変えた。 あれから11年という月日が経った。 どういう風の吹き回しか、巡り巡って僕はいま日本で生活をしている。 自分の高校留学についてはずっとシェアしたいとおもっていたが、いつのまにか10年以上が経ってしまった。 なぜそんなにあいだが空いてしまったのか。 それは僕の内面である葛藤がずっとあったから。 その葛藤とは… そんなもの誰も期待して

【NZ高校留学記】「勇気」というより「無知」

「15歳で親元を離れてニュージーランドの高校に単身留学したんです。」と話すと決まって驚かれます。 そして、次にくる反応もだいたい決まっていて「スゴイ勇気だね!」ってなるんです。 確かに多少の勇気があったことは事実かもしれませんが、僕にはなんだかその反応があんまりしっくりきていないのです。 というのも、まず勇気を褒めるならたぶん僕よりも僕の親を褒めるべきだからです。 当時ニュージーランドへの単身高校留学を決めた時、僕のことを誰よりも(自分自身を含め)知っていたのは間違

【NZ高校留学記】Day1:入国審査編

前回、ニュージーランドへ高校留学をすることに決めた僕がいかに無知で、怖いもの知らずだったかは少し分かっていただけたかとおもう。 まだという方はぜひ、「『勇気』というより『無知』(https://note.mu/ainaeco/n/n4a4ef79a49bb)」を読んでみてほしい。 今回は、留学前にとりあえず”なんとかなる”と超楽観視していた僕が最初に直面したニュージーランドでの”しくじり”体験談を紹介する。 2009年1月28日に成田空港を出発した僕は人生二度目の飛行

【NZ高校留学記】留学先、どこにする?編

今回は、僕の高校留学先について書くことにします。 ひと言に「留学をする」といっても今の時代情報で溢れかっていて選択肢は無限大なので、なかなか一つを選ぶのは難しいですよね。 ということで、留学させたい、特に高校留学をさせたいとおもっている親御さんにとってちょっとした選ぶ基準になれば…。 まずは、国。タイトルにもあるので、もう言うまでもありませんが、留学先に選んだのはニュージーランド。 選んだ理由ですが、正直これといって明確なものはなにもありませんでした。消去法で決め

【NZ高校留学記】「ニュージーランド人に、おれはなる!」

「どっかで聞いたことのあるセリフっぽい!」ですって?笑 まさにそんなノリなんですが、ある意味冗談ではなかったんです。 勘違いしてほしくないんですが、 これ「自分はニュージーランド人に”なりたい”」ではなく、「”なるんだ”」と思い込んでいたんです。 なりたいという”希望”ではなくて、”なる”というあくまでも前提だったんです。 留学を決めて日本を離れる時、 僕はもう日本に住むことはない。 この先ずっとニュージーランドに住むのだ。 という、とーってもイターイ勘違いをして

【NZ高校留学記】自分で決めることの大切さ

ストレスフルな毎日無知が功を奏する形ではじまった僕の高校留学生活でしたが、(最初のうちは特に)大変なことも少なくありませんでした。 高校留学最大の壁は言うまでもなく英語(語学)でした。 どこで何をするのにもコミュニケーションはなくならないもので。 英語が喋れないことへのジレンマは相当なものだったとおもいます。(←他人事のように書いているのは、自分のことなんですがあまり覚えていないんです。) できてあまりまえの環境で、できないことは想像以上にストレスフルな毎日。 その壁

【NZ高校留学記】「日記を書いておきなさい」

「日々の生活を日記に書き残しておきなさい。」 それが、僕がニュージーランドへ高校留学へ発つ直前、母親がくれた(覚えている限り)唯一のアドバイスです。 小さい頃から単身赴任状態にあった父の分まで子育てに関してはほぼすべてを担っていた母親からは昔から「ああしなさい、こうしなさい」というような何かしらを強制されたことはほとんどありませんでした。 その代わり、常に僕にとって最善の選択肢を提示してくれて、最後の決断はいつも本人に任せてくれていました。 「日記」………? 正直