貴方解剖純愛歌~死ね~#12【インスパイア小説】
みんなと合流する手前で陽葵に止められ、背中から下ろした。まだ少し足を引きずるように歩きだす。
「大丈夫?」
「さっきよりだいぶ痛みも引いたから大丈夫。ありがとうおぶってくれて」
そう言ってまた陽葵は歩き出した。スマホの薄明かりでは、陽葵がどんな表情をしてるかぼんやりとしかわからなかった。
スタート地点に戻ると、竜馬たちはすっかり酔いが醒めたと言って、コテージに戻って飲みなおすことになった。しばらくカードゲームをしたり、大学にまつわる噂話をしたりして盛り上がり、そのまま宴は深