死にたい夜に限って

“私と一緒に居れば、もう死にたいなんて思わせない”

そんなことが言えた時期もあった。

それなのに今では、時々急に襲われる絶望感と夜の闇に飲み込まれ、真っ暗の中、夜な夜な生きるのが辛いと泣き喚いている。
いつの間にか、死にたいと思う側になってしまった。

明日が来ることが怖くて泣いた。
一生ひとりぼっちな気がして悲しくなった。
幸せそうな人を見ると胸がキュッとなって涙が出た。
浮気されてから人が信じられなくなって苦しくなった。
そんな人を選んでしまった自分が悪いと自分を責めた。
自分をどんどん追い込んだ。

追い込めば追い込むほど、自分のことが嫌いになる。

自分が100%悪いわけじゃないのも分かっている。
むしろ私は裏切られた側なのだから、自分は悪くないって味方になってあげるべきなのも分かっている。

怒りの矛先がもうぐちゃぐちゃで、分からなくなって、
とりあえず自分に矛先を向けることで満足する自分と、
向けられた矛先に追い込まれて苦しむ自分がいる。
そんな感じなのだ。

私に今一番必要なことは自分への慰めと、よく頑張ったよって自分をたくさん褒めてあげること。
それから、今までの過去を過去として全て受け入れて、
振り返ってはいけない過去として、その場に置き去ること。

自分をたくさん慰めてあげるべき時期に、
たくさん自分を責めてしまった。
そのせいで、今の自分が苦しんでしまっているのだと思う。

“もう死にたいなんて思わせない”
他人にはそれくらい言えて、心強い味方になれるのに。

まずは自分が自分の味方になってあげなくちゃ。

自分に厳しくしすぎてしまったな。
もう少し優しくしてあげようと思った。

一番の味方は自分。
と胸を張って言える24歳になれますように。

私を見つけてくれて、最後まで読んでくれて、どうもありがとう。
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