![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165823140/rectangle_large_type_2_bdfdb4e1865d5b892e01fcee745854ad.png?width=1200)
本当はもっと日本人と話したい!外国人スタッフの本音・・・
こんにちは。
エルロン代表・グローバル共創デザイナーの
石川陽子です。
現在、私は
EPA(経済連携協定)の介護候補生の
日本語研修を担当しているのですが、
驚いたことがありました。
外国人スタッフの方が、
驚くほど日本語が話せた
ということです。
「日本語に自信が持てない」
「普段からあまり日本人スタッフとは話す機会がない」
とおっしゃっていたのですが、
実際には、かなり話せるなと感じました!
なぜ、これだけ話せるのに、
日本語に自信がないのか?少し不思議に思い、
なぜ日本人とはあまり話さないのか
聞いてみました。
どうやら、
背景には所属先の勤務体系があるようです。
どのスタッフも忙しくて、ゆとりがなく、
外国人スタッフが業務以外のことで
日本人スタッフと話をする機会はなかなかありません。
お昼休みなどの休憩での雑談はというと、
日本人同士決まった人と日本語で話していますから、
外国人の方が中に入っていくのは
ハードルが高いと感じているようです。
実際、多くの施設では
休憩時間は同じ国出身の外国人同士で
集まって母国語で話していることが多いので
日本人との交流が生まれにくいという背景もあります。
日本人スタッフの視点から見ると、
外国から来てまだ上手く日本語が話せないから
無理をさせてはいけないと感じて気を遣っているのかもしれません。
しかし、
外国人スタッフからの視点では、
日本語をせっかく覚えたので、
普段から話してどんどん上達していきたい
という外国人は、実は多いです。
日本人と外国人の間には
こういった認識のズレがあり、
お互いへの気遣いが空回りしてしまうことがあります。
気遣いの結果ではあるのですが、
少々勿体無い部分がありますね。
また、
日本人も仕事での注意が必要な時以外は、
なかなか外国人に話しかけないケースも多く見られます。
もちろん、
危険なこと、N Gなことは注意することも必要です。
しかし、注意することが中心の
コミュニケーションでは
「日本人=叱る人・上から目線の人」
「外国人=萎縮・謝る人・反発する人」
という関係性が固定されてしまって、
信頼関係構築が難しくなることもあります。
こうした事例は、
日本人の上司と部下の間柄でもよくある事象ですが
外国人スタッフの場合は言葉の壁があるだけに
より注意が必要です。
日本人も外国人も
職場で仲間として働いているわけですから、
お互いにコミュニケーションが取れているに
越したことはありません。
そこで、こんな取り組みをしてみてはいかがでしょうか?
例えばですが、
連休明けに、「休みの時何をしてたの?」という感じで
フランクに外国人スタッフへ話しかけてみるのです。
目的は、
あなたに興味があるよ!という意思表示です。
介護現場の日本人スタッフも
余裕がなく疲れていたりして、大変だとは思います。
だからこそ、
ほんの少し1歩 歩み寄るコミュニケーションで
国籍や立場に関係なく支え合える職場環境を
作れると良いかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も、外国人人材のリアルな実情と
日本語教育について、お役にたてる
サポート情報をお届けできたらと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
わたくし、石川の自己紹介はこちら
Youtubeでも様々な情報をお届けしております^^
ぜひ、ご活用ください。