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【エッセイ】「社会全体で、才能ある子ども・若い世代を応援できる社会」であって欲しい(その2)。

 前記事エントリーのリンク添付


 まず、前回の記事、(その1)をリンク添付させて頂きます。


 では、執筆を進めさせて頂きます。


 「天才の中の天才」と映る。本人自身の努力は勿論だけど、才能への理解がある大人に恵まれたことも大きいのでは(立崎乃衣さんのこと)。




 はい、今回のnote記事の「最大の本題」です。
 「立崎乃衣さん」(読み方だと「たつざきのい」です)。
 細かい説明は後述で、の感じですけど、簡潔に説明させて頂きますと、「天才ロボット少女」という表現になる感じです。

 いまリンク添付させて頂いたforbesさんの記事が、今回のnote記事執筆のきっかけですけど、自分がこの記事を拝読させて頂いたのが、「8月29日月曜日」の朝です。
 ちょうどこの日の朝は、ツイッターでの話題・トレンドが、ある種カオスな感じになっていました。主なトピックのみを抜粋させて頂きますけど、下記の感じでした。

 ・村上宗隆(ヤクルト)、横浜DeNAとの首位攻防3連戦で「11打数9安打4本塁打」「14打席連続出塁」の圧巻のパフォーマンス。
 (特に28日日曜日、エスコバーからの本塁打は、内角低めへの「渾身の1球」をすくい上げる本塁打で、「この1球を仕留められたら、投手としては『投げるゾーン・球種が見つからない』」といえる圧巻の本塁打であった。)
 ・澤村拓一、MLBのレッドソックスからDFA(事実上の戦力外通告)。
 ・渡邊雄太、NBAのネッツと、本人曰く「無保証のキャンプ契約」。
 (純血の日本人として初めてのNBA挑戦を叶えたこと自体がすごいことで、今夏までで4年間プレイ。しかし今オフは「契約の苦戦」が囁かれており、日本[Bリーグ]への帰還説が燻るほどであった[というか自分は、正直「Bリーグ帰還になるのでは?」と思っていた。)


 特に、NPBのセリーグの首位攻防3連戦での村上のパフォーマンスはとても衝撃でした。今年(2022年)のトピックの一つに、「村神様」という言葉がありますけど、日本ハムの「きつねダンス」と共に、現時点では恐らく「流行語大賞の本命」でしょう。いわゆる「三冠王」も、大きく視界が拓けている感じといえるのでは、と正直映ってます。
 それと、渡邊。正直、契約先が見つかって、「ひとまずですけどほっとした」が正直な感じです。まだ「無保証のキャンプ契約」ですし、ネッツは優勝候補といわれている「スター集団」で、今季のNBAでのプレイが確約されている訳ではない感じですし、しかも大阪、島根など、「渡邊の獲得をワンチャン目指していたのでは?」というBリーグの球団が複数存在していた(ちなみに大阪、島根は現時点で「11人」。資金・選手枠の両面で「渡邊を獲れる準備はしていた節がある」と感じるのは自分だけでしょうか?)感じですけど、本人としては「NBAでのプレイ継続を目指す」姿勢であるのが伝わる感じでしたので、その意味で「ほっとした」感じです。


 そのような感じですけど、「村上宗隆」「澤村拓一」「渡邊雄太」と、いかにも日本らしい「スポーツ」関係のトピックが並ぶ中で、1人、「強烈な異彩を放つ存在」がトレンドに挙がってました。
 この「異彩を放つ存在」こそ、今回取り上げます、「立崎乃衣」さんです。




 いま、リンク添付をさせて頂いた、YouTube動画。
 「親子で挑んだ中学入試!緊張の合格発表の瞬間」
 というタイトルですけど、この動画で、立崎乃衣さんのことを自分は初めて知りました。これが確か、この春(3月下旬の頃?)でしょうか。

 この動画の「12:07~13:28」が、立崎さんを取り上げている部分です。
 動画では、「すでに世界に名をとどろかせている生徒も」と、立崎さんのことを紹介しています。

 この動画で、立崎さんのことを観させて頂いたとき、自分は一人の人間として、
 「うわあ…、ただただ『異次元』『ぱねえ』しか出てこない…。」
 と、いわばとても強い「衝撃」を抱きました。
 なんというか、「スケールがすごい」「モノが違う」と。

 かくいう自分は、理系のことは「全くの門外漢」です。
 (というか、高校時代は「数学で『0点』を2回」とってしまったほどの「理系オンチ」ですので、激汗。ましてや、「ロボット」「機械」のことなど、正直さっぱりわかりません。)
 そのような自分でも、この立崎さんの「すごさ」は、手に取るように伝わる感じでした。


 ではここで、今回のnote記事執筆のきっかけになった、forbesさんの記事、引用させて頂きます。

 2020年、高校1年生の立崎乃衣は、レノボ・グループから世界を変える若手女性10人に光を当てるプロジェクトに選ばれた。世界的なロボットコンテストで3年連続入賞しただけが理由ではない。彼女はロボット製作の経験を通じて、実は「非ロボット」をコロナ禍でつくったことが評価されたのだ。
 9歳で初めてロボットを自作して楽しさにのめり込み、中学1年生で現在のロボコンチームに加入。メンバー最年少でロボットの大部分の設計を担当した。
 自身の顕在能力は「同じ作業に集中して諦めずにやり抜くこと」。朝5時から夜10時まで休憩せずに作業を続けることが何度もあったという。チームの活動を通して得た教訓を尋ねると、意外な答えが返ってきた。

 「失敗を重ねて学んだことがあります。設計担当者の私がひとり遅れると、チーム全体で『ロボットがつくり終わらない!』という事態になりかねず、責任重大です。だから『想定外のことは必ず起こる』と想定して、計画を立てることが重要だと気づきました


 立崎のチームが参加してきたのは、中高生向けのロボット競技会「FRC(ファースト・ロボティクス・コンペティション)」。約60kgの大型ロボットをつくり、米国の会場で競い合う。技術一辺倒の催しでなく、FRCはビジネスコンテストにも近い。数百万円かかる年間の活動費も、中高生自らスポンサーを探してまかなうからだ。
 資金調達の苦労やプロジェクトを先導する責任など、起業家になってから味わう経験を疑似的に積んだ。そこで身につけた「全体像の把握」と「先読み能力」、そして「やり抜く力」が意外なかたちで発揮される。

 2020年のFRCが、コロナ禍で書類審査のみに縮小された。そのとき、ものづくりで培った力を生かして立崎は行動する。フェイスシールドを製作する団体を個人で設立したのだ。ロボコンのチームも引き入れ、医療事業者へ2,000個以上を寄付。そうした「非ロボット」領域の活動が、前出のレノボ・グループの評価となった。
 翌年には、非常時のスムーズな流通を実現するプラットフォームの構築を目指す団体を有志で設立。ロボット製作者として活動するかたわら、ロボティクスの知見を社会へ適用する意識を高めていった。

 現在、米国の工学系大学を目指して英語を猛勉強中。「ものづくりだけにとどまらない。社会課題の解決も先導していけるリーダーとしてのエンジニアを目指したい」。その片鱗をインタビュー時の落ち着いた態度に覗かせていた。
 (https://forbesjapan.com/articles/detail/49725/1/1/1?2)



 で、ここで改めて、先程のYouTube動画に、話を戻します。

 正直、立崎さんの「発想」「行動力」それ自体が「とても素敵」と感じていますけど、特に動画の「12:58~13:14」の部分。
 立崎さんが、その才能を開花させる大きな転機になった一つが、自宅にある「3Dプリンター」の存在とのことです。



 恐らく同型のものと思われる「MakerBot」さんの「3Dプリンター」、その値段、なんと「48万円」。
 ちなみに立崎さん曰く、「中学1年生のときの誕生日プレゼント」とのことです。

 「48万円」って、かなりの大金であると自分は思う感じで。
 これがどれほどのことか、少し説明をさせて頂きます。



 昨年から「社会現象」になっています、『ウマ娘』というゲーム。
 自分は、いまは一参加者としては区切りを付けましたけど、いまでも一作品としては好きです。
 で、このゲーム、「天井」というシステムがあって、「☆3」という最高レアのキャラクターは、「6万円」相当のジュエルを投資(購入)すれば、「天井」、つまり確定で入手できます。

 で、いまリンク添付させて頂いた、「ミホノブルボン(バレンタインver)」。通称「チョコボン」で親しまれていて、史実のミホノブルボンは「逃げ馬の代表格」であったのですけど、この「チョコボン」は
 「ウマ娘で『最強キャラ』の一人」
 といわれています。

 で、この場合、計算上としては「チョコボン」を確定で入手するために「6万円」が必要、ということになります。いくら「6万円」という「天井」で最高レアのキャラが確定入手できるといっても、「6万円」自体が結構な資金であると自分は思うのです。

 そう、どういうことかというと、立崎さんが「才能を開花させる」大きな原動力の一つになった「3Dプリンター」、いわば

 「『チョコボン』8体分」=「(立崎さんの愛用の)3Dプリンター」。


 自分からすれば、「チョコボン」8体分と考えるだけでも「気が遠くなる」感覚ですけど。

 あるいは、視点を変えてみましょう。大学受験のためには、1校の受験につき、受験料として「3.5万円」が必要といわれてます。特に私立大学の場合は、受かる(合格)の可能性をより高めるために、「併願」をすることが多いといわれてます。
 例えば、私立大学を「10回分」併願する場合、
 「3.5万円×10回=35万円」
 です。そう、立崎さんが愛用している「3Dプリンター」は、なんと「私立大学の併願のための資金」よりも多い計算になります。

 ちなみに、私立大学の併願回数に換算しますと、
 「48万円÷3.5万円=13.71回」
 という計算になります。「13回」では足りない計算ですので、実質的には「14回」という計算になります。


 そう考えますと、立崎さんが「才能を開花させる」大きな原動力の一つになった「3Dプリンター」は、計算上は下記の感じになるのです。

 「『立崎さんの才能の開花の原動力』である愛用の『3Dプリンター』(推定48万円)」
 =「(ウマ娘の最強キャラである)『チョコボン』8体分」
 =「『大学受験の私立大学の受験料』14回分」


 そう、立崎さん自身の「才能」「努力」も勿論すごいのですけど、一人の人間として正直強く感じるのは、

 親御さんが、乃衣さんの『才能』『意欲』を『理解』『応援』する姿勢が伝わる。親御さんの『理解』『応援』が、乃衣さんの才能をより輝かせている、ということに結び付いているといえるのでは?」


 ということです。で、特に日本の子どもの場合、その子どもに「才能」「意欲」があろうとも、親御さんの「無理解」(例えば「特定のレールに子どもをあてはめようとする」こととか)が、子どもの「才能」「意欲」を壊してきたケースが、少なからずあるように映るのです。「経済力・資金力」が障壁になって、「才能」「意欲」が壊されていくケースも多くありますけど、それ以上に親御さんの「無理解」により「才能」「意欲」が壊されるのは、とても切なくて悲しい感じとしてあります。
 (はっきり言えば、そのような親御さんは「毒親」であると思ってます。言い換えれば、親御さんが「自分のエゴ」を押し付けている、「主体が子ども」であることが望ましいのに、「主体が親御さん」になってしまっていると。昨年、「親ガチャ」という言葉が爆発的な流行語になりましたけど、個人的には「言い得て妙」であると感じたんですよね。)

 尤もこの、立崎さんの場合、たとえ子供の「才能」「意欲」のためといっても、一発でポンと「48万円」というのは、正直かなりの大金です。正直、ある程度以上の「資金力・経済力」がなければ、そこまでは難しいと想像します(ちなみに自分が現在愛用しているノートPCは、VAIOさんのオーダーメイドタイプですけど、総額でおよそ「23万円」です。ですので立崎さんの「3Dプリンター」は、推定でですけど「ダブルスコア」になります)。
 あるいは、立崎さんの父が「エンジニア」とのことですので、「機械・ロボット」への理解がもともと他者よりも深いことも、考慮の必要はあるかなです。


 ですけど、そういったことをも考慮しても、我が子(この場合、乃衣さん)の「才能」「意欲」のために、いわば「そこまでする」、この姿勢が「とても素敵」と映るのです。
 尤も中学1年生の時点で「どうしても欲しいもの」が「3Dプリンター」なこと自体が、自分から見れば、この時点で「ぶっ飛んでいる」(←「誉め言葉」です)と感じますけど。

 (乃衣さんの活動において、特に重要な存在になってきたのが「SAKURA Tempesta」さんという中高生のロボット団体の活動。中学1年生から在籍してきたとのことですが、入団とほぼ同時に中心メンバー[というか、エース]になり、中学2年生でほぼ乃衣さんのアイデアによって「FRC」という国際ロボットコンテストで新人賞部門を独占。)

 (乃衣さんの活動をより加速させたのが、コロナ禍の勃発を受けての「フェイスシールド」制作の活動。見た感じ、恐らく「ポニーテールにも対応可能」の感じでしょうか。
 「3Dプリンターを使ってフェイスシールドを製作して、不足している医療従事者に寄付」という活動。
 活動開始当初は乃衣さん個人での活動であったのが、活動理念に共感する仲間が集まるようになったとのこと。)

 (2020年12月、高校1年生のときの、乃衣さんを中心とするオンラインのシンポジウムの記事。乃衣さんの「すごさ」「魅力」が特に凝縮された記事であると、拝読させて頂いて感じます。)

 (「動画1」。後述で改めて、この動画を中心に言及させて頂きますけど、とにかく「すごい」「衝撃」という感覚のオンパレードでした。)

 (「動画2」。「動画1」と同様に、乃衣さんの高校2年生のときの動画。特にインタビュー終盤での言葉・決意に、とても心が揺さぶられる感じでした。)

 (「動画3」。高校1年生のとき。「医療従事者をはじめとする働く人の一助になりたい」との想いで始めた、フェイスシールド製作の活動のこと。)

 (「動画4」。高校1年生のとき。先述で言及した、2020年12月の、乃衣さんを中心とする「STEAM教育」を主たるテーマとするオンラインでのシンポジウムの動画です。)




 ある種唐突に「STEAM教育」という言葉が登場した感じですので、用語説明の意味合いをも含めて、「STEAM教育」についてのリンク添付をさせて頂きます。


 いま、いくつかの記事及び動画のリンク添付をさせて頂きましたけど、立崎さんの才能の開花及び伸長について、「周囲の人間の理解」に恵まれたことは大きいのではないか、ということを綴ってきました。
 勿論これは大きい、少なくとも、親御さんが立崎さんを「特定の型にあてはめなかった」「ガチガチにレールを敷かなかった」ことは大きいと。

 ですけど、何よりもやはり、立崎さん自身の「才能」「意欲」そのものです。いま、特に動画を4つリンク添付させて頂きましたけど、それを踏まえながらさらに綴らせて頂きます。

 「(立崎さんの設計は)工夫があるんじゃなくて、工夫が詰め込まれすぎてて、全部が工夫なんですよ、工夫の塊みたいな感じなので、見ているだけで勉強にもなるし、質問もいっぱいできて楽しいなというのが、自分の中ではあります。」
 (「自作ロボットで社会問題解決を目指す17歳 立崎乃衣(2022年2月4日)
、「2:55~3:06」[本記事における「動画1」のこと]。立崎さんの「SAKURA Tempesta」での仲間の一人、宗石凱真さんの言葉。)
 (https://www.youtube.com/watch?v=7y_OzJt8QDE&t=1s)


 「例えばボールを投げるという動作でも、それをこなすためにつくる機構というのはいろいろなパターンがあるので、それを実際どうするのかというのを、まずはアイデア出し(ですね)。
 考えていようと思わなくても、常に頭の中では考えてしまっているみたいな感じですね。」

 (「自作ロボットで社会問題解決を目指す17歳 立崎乃衣(2022年2月4日)、「3:06~3:23」[本記事における「動画1」のこと]。立崎さん自身の言葉。)
 (https://www.youtube.com/watch?v=7y_OzJt8QDE&t=1s)



 自分はスポーツ観戦が大好きで、スポーツとか囲碁・将棋の世界で、「スーパー中学生」「スーパー高校生」ということが、結構言われたりします。

 例えば、野球の話で、先日(8月28日日曜日)に、「高卒1年目」でプロ初登板を果たした、森木大智さん(高知高校→阪神。試合では結果は敗戦投手であったが、内容的には「1軍で既に通用できる」ことを示す感じであった。
 実際、対戦相手である中日の立浪和義監督が試合後に、「いやあ、思った以上に良い投手だなと。何よりもストライク先行できるしね。(特に序盤は)完全に抑えられていましたからね。本当に力負けしていたような凡打が多かった。また手ごわい投手がでてきたなと思います。」等と、いわば「最大級の賛辞」を送ってたほどですので。
 この森木、実は中学生時代から「スーパー中学生」として野球ファンには既に名を轟かせており、高校時代は(同じ高知に明徳義塾という「とても高い壁」があったが故に)甲子園出場を叶えられませんでしたけど、昨秋のドラフトでは1位指名。当初は今季の1軍登板は構想されていませんでしたけど、2軍での投球内容の充実さから、いわば「高卒1年目でのプロ初登板を勝ち取った」感じになりました。


 あるいは、男子バスケットボールの河村勇輝さん(福岡第一高校→東海大学[中退]→横浜BC)。彼も「スーパー高校生」といえる存在で、特に圧倒的と映るのが、その「コートビジョン」です。「背中に眼がある」といえるほどに、一見すると奇想天外なプレーを繰り出すのですけど、その「プレー選択が実に的確」で。
 高校2年生で「ウインターカップ」優勝、高校3年生では当然のように「高校3冠」。特に決勝での福岡大大濠高校との「福岡対決の頂上決戦」は、スコア以上の名勝負といえる「とても感動的な試合」でした。

 「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますけど、河村を見ているとまさしく、「まるでアニメの主人公のような感じ」なんですよね。昨年12月に正式にプロ入りしましたけど、もう、河村のプレイって、「わくわく感の塊」なんですよ。
 で、河村の魅力はそのプレーのみならず、「受け答えがとても理知的」な感じで。それがより一層素敵なんですよね。インタビューとか、聴いていて心地よくて、見ている自分が「新しい発見をもらえる感じ」なんですよ。


 「受け答えが理知的」なスポーツ選手でいえば、陸上の鈴木亜由子さん(時習館高校→名古屋大学→日本郵政)、田中希実さん(西脇工業高校→同志社大学→豊田自動織機)もそうです。鈴木さん、田中さんも「スーパー中学生」「スーパー高校生」といわれてました(尤も鈴木亜由子の場合は、高校時代は「怪我との闘い」にほとんど費やすことを余儀なくされてましたが、負傷で選手生命が脅かされるたびに立ち向かう・立ち上がる姿勢をも含めて魅力的なんですよね)。
 ちなみに自分は、「最も大好きなスポーツ選手は?」と聞かれたら、
 「鈴木亜由子」「田中希実」
 と即答するほどに、2人共に大好きです。


 そのような感じですけど、立崎さんのこと(記事・動画とか)を調べると、一人の人間として、まず、

 「モノが違う。恐らくだけど、脳の構造(というか、動かしている脳の部位や動かしている部分の広さ)はどうなってるんだろう?と感じるほどにスケール感が伝わる。」

 それがあります。ですけど、それ以上に感じることが、

 「(乃衣さんにとって、)乃衣さんを『突き動かしている原動力』って、何だろう?」


 何か一つのことに集中して取り組んでいる人間に共通している傾向として、「その人を突き動かしている原動力」がある、と感じています。
 その意味で、「乃衣さんをこれほどまでに突き動かしている原動力(情熱)って何だろう?」と、それがとても興味深い感じとしてあるのです。


 あるいは、「モノが違う」ということを言及させて頂きましたけど、「動画1」で、研究・議論し合うためのホワイトボードがありましたけど、難しそうな数式とかが書かれているんですよね。
 自分自身、特に野球・バスケットボールの選手データ分析で、数式に向き合う感じになっていますけど(高校時代に「0点」を2回とってしまった自分が、「好き」のためとはいえ、こうして30歳代になって数式に向き合う日々になるとは、「人生って、とても不思議だよなあ」の感じです。まあ尤も、子ども時代は実は計算は大好きでしたし、その意味ではむしろ学びになってプラスですけどね)、(恐らくですけど)難しい数式を使いこなせる、だからこそ、「モノが違う」という感じがより伝わるのです。




 で、先程「動画4」として示させて頂いた動画を、改めてリンク添付させて頂きますけど、そこでの「28:12~29:21」、「私からみた乃衣さん」の部分。大人(というかプロ)からみても、「乃衣さんはすごい、モノが違う」、ということが伝わります。

 で、そのような感じですけど、この動画(オンライン上でのシンポジウム)の中で、立崎さん、とても興味深いことを仰ってます。

 「家庭・学校教育・民間が連携し、子どもがいろいろなものを見たり、考えたり、手を動かしたり、テクノロジーに触れたり、社会や世界と関わりを持ったりする機会を提供することが大切だと思います。子どもが興味を広げ、その中から、自分に合った分野を将来の職業として選べることができれば、子ども自身も、そして社会にもプラスになると思います。」
 (https://www.youtube.com/watch?v=DoAdBA7jmpc)
 (https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/news/1298263.html)



 「社会全体で子どもを育てる」。これは、自分自身の持論でもあります。


 「見る」「考える」「手を動かす」「テクノロジーに触れる」
 「社会と関わる」「世界と関わる」。



 いわば、「生きた学び」。自分自身、ずっと希求し続けてきたこの「生きた学び」は、東日本大震災の復興支援活動をきっかけに(2011年、当時27歳。再び大学生になるタイミングで、でした)、やっと叶ったことです。
 もっと早くにこの「生きた学び」が叶っていれば。そう強く実感していますけど、この「生きた学び」は、「体験的な学び」と換言できるように映ります。

 で、自分自身、27歳にして、ずっと求め続けてきた「生きた学び」の機会をやっと得て、そこから自分自身の「内面的世界」は、確実に拡がり深まっていきました。「生きた学び」が叶っていなければ、「ほんとうの自分」に出会える、気付けることができなかったであろう意味でも。
 勿論、「座学の学び」もとても大切ではあるのです。より深く踏み込むならば、「生きた学び(体験的な学び、五感で感じる学び)」と「座学の学び(書籍を通した学びをも含む)」は「車の両輪」のような感じともいえますので。
 ですけど、「生きた学び」ができてこそ、人間(特に、若い世代)は大きな成長を遂げ得るのではと。自分は、一人の人間として、そのように強く感じているのです。



 で、3月末に、『東大王』で活躍してきた紀野紗良さんのことのnote記事を執筆させて頂いたのですけど、2019年4月の自分のツイートで、自分はこのようなことを綴らせて頂いてます。

 「卓越する頭脳」を授かった若い世代には、
 「その頭脳を、社会をよりよくするために活かして欲しい。」
 一人の人間として、そう強く抱くのです。



 かくいう自分は、この「卓越する頭脳」を授かることができなかった。
 悔しいですけど、「持たざる側」の人間であるのです。

 いま、「誰かを応援できる人間に」の想いで、「回り道」をしたけどようやく道を歩み始めていますけど、でも正直な感覚としては、


 「『Player(社会の最前線で行動できる側の人間)』になれる能力を持てなかったから、(そういったPlayerを応援できる)『Supporter(応援する、発信する側の人間)』でならば、社会をよりよくできる一助になれるのではと。」


 勿論これは、前向きな気持ちとしてですけど、だからこそ自分は、「Player」になり得る人間を、思い切り応援できる人間でありたい、と思っているのです。
 で、立崎さんは、この「Player」そのものなんですよね。
 自分から見れば、正直とてもまぶしく映ってます。


 で、先程、「その頭脳を、社会をよりよくするために活かして欲しい。」ということを、綴らせて頂きました。
 ですけど、乃衣さんのすごさは、その活動そのものもですけど、今回こうして調べさせて頂いて、「活動に対する姿勢」に、とても心を強く揺さぶられる感覚になりました。

 「将来は、何かモノを作るだけではなくて、いろいろな社会問題の解決を先導していけるような、リーダーでもあるエンジニア、という立場を目指していきたいな、と思っている感じです。」
 (「自作ロボットで社会問題解決を目指す17歳 立崎乃衣(2022年2月4日)、5:28~5:57」[本記事における「動画1」のこと]。立崎乃衣さん自身の言葉。)
 (https://www.youtube.com/watch?v=7y_OzJt8QDE&t=1s)


 「ただモノをつくるっていう方面だけでのエンジニアではなくて、社会課題を解決していくにあたって、エンジニアとしての視点を持っているからこそ、そういう場(=社会課題の解決に取り組むこと)で活かせることがあると思うので、そういった活動(=社会課題の解決に取り組む活動)を自分から引っ張っていける、リーダーでもあるエンジニアに、なれたらなあというふうに思っています。」
 (「THKアンバサダー_立崎乃衣、3:44~4:16」[本記事における「動画2」のこと]。立崎乃衣さん自身の言葉。)
 (https://www.youtube.com/watch?v=XbY3EzP5Dzw)



  そう、「その卓越する頭脳を、社会をより理想へと近付けるために、社会課題の解決のために使って欲しい」と自分は願ってると綴らせて頂いてますけど、乃衣さんの「すごさの本質」って、「既にその領域になってる」こともですけど、とりわけ

 自分の持っている頭脳・技術を、社会課題の解決のために、困っている人間のために使いたい、という姿勢。



 「社会課題の解決への姿勢」「社会に貢献したい、誰かの役に立ちたいという姿勢」を既に持っている、大切にしていることなんですよね。
 はっきり正直に述べますけど、自分の想像のはるか先を歩んでる、もうガチで、「感動」、この感覚になりました、自分は。特に、先程に示させて頂いた「将来の『志』」、「かっこかわいいなあ」と感じたんですよね。

 繰り返しになって申し訳ないですけど、自分は「機械」「ロボット」のこと(というか、理系的なことそのもの)は、全くの門外漢である(造詣がない)感じです。というか実は、自分は子ども時代は、「ロボット」というのは「マイナスのイメージ」を植え付けられてた感じで育ちましたので。
 ですのでなおさら、もういろいろと「衝撃」で。「すごい」「ぱねえ」のオンパレードの感覚が、正直な感じとしてあって。


 海外(米国)の大学・大学院で学びたいというのが、当面の目標とのことですけど、でも「社会課題の解決に向き合えるエンジニア」を志すからこそ、(大学・大学院を卒業・修了したら、乃衣さん自身で研究所を立ち上げるとかになるのかな、と想像したりですけど、)その活動拠点は日本であって欲しいなあ、と強く願うのです。
 それと、「乃衣さんが特に解決したい社会課題が何か」ということも、一人の人間として、とても楽しみにしています


 これから、活動・研究をしていく過程で、困難に直面することが出てくるかもですけど、
 「社会課題の解決に向き合う」
 という「志」を貫いて欲しいです、それが一人の人間として、乃衣さんに強く願うことです。


 まあ、直接初対面をさせて頂いた訳ではないですので、の感じですけど、
 「応援したい人間に、また一人出会えた。」
 そう強く抱きます。


 気が付けば、想像以上のスペース(文字数、文章量)になってしまった感じで、ある種「ぐだぐだ」な感じになったかもですけど、こうして書き終えて、自分自身、視野を拡げさせて頂けた感じです。
 ささやかながらですけど、応援しています。これからも、ずっと「自分」を貫いて欲しいです、という願いを込めて。


 【エッセイ#4B】【社会貢献#3B】

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