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【緊急執筆】御願いです、橋本拓哉(大阪)、どうかせめて、選手生命だけでも救って欲しいです、御願いします!【バスケ】【Bリーグ】【エッセイ】



 2回の大怪我からの復活劇。自分が知る限り、少なくとも日本バスケ界では実例がない(復帰はあるかもだが、復活の意味では)。
 それに「大阪は、橋本のチーム」!そう、「橋本のいない大阪」は「大阪らしさ」ではなくなる。だから御願い、せめて「橋本の選手生命が救われる診断結果であって欲しい」です!





 あなたは、自分にとって「特別な存在の1人」です。
 そう断言できる。「あなたほど、不屈の存在はいない」
 たとえ「自分の技術を言語化できることが、最大の課題にして、特に苦手なこと」とわかってはいても、それでも、あなたが大好きと。

 そう、(後述で改めて言及するかなですけど)「あなたは、よくも悪くも、『スコアリングマシーン』、以上」、確かにそうかもしれない。
 プレースタイルも、性格も、正直「不器用」である。
 「引退後、大丈夫だろうか?」と、思わないといえば、正直嘘になる。

 でも、冷静に考えれば、バスケットボールって、「得点を取らなければ、勝利自体があり得ない」スポーツ。つまり「得点を取らなければ勝てない」。
 それに、日本人のバスケ選手は、(日本人の、相対的に小柄な民族特性も相まって、)よくも悪くも「PGタイプ」に好選手が集中している(勿論、PGにも「得点能力が高い選手」も何人もいるのだが)。
 だから、いわゆる「スコアラー」タイプの日本人選手は、実は貴重であるといえる。「比江島(宇都宮)、馬場(長崎)、辻(群馬)、金丸(佐賀)、今村(名古屋D)、西田(三河)」とかがそうだけどと。あるいは、タイプがやや異なるけど「前田(京都)、細川(群馬)」もそうであるといえる。

 で、あなたこそ、「The・スコアラー」である。尤も、長く「守備?知らん」って感じの、いわば「得点能力に全振り」、野球に例えれば「ロマン砲タイプ」だねと。
 でも、そんなあなたが、「自分がバスケットボールを生観戦できる環境の球団にいる」、これ自体が嬉しいこと!
 「尖っている」選手タイプである、確かにそうかもしれない。でもこれって、視点を変えれば、正直「夢がある」、そう思ってた。


 正直に言えば、あなたは「推しの度合いが強い1人」ではあるけど、「最推しではない」です。「最推し」と聞かれれば、
 「河村勇輝(NBA、メンフィス・グリズリーズ)」「比江島慎(宇都宮)」「安藤誓哉(島根)」。
 この3人。あなたと、「岡田侑大(京都)」が、この次の「4人目、5人目」になる。

 でも、あなたと岡田は、いわば「夢がある」と思える存在。
 「ロマンを感じて、何が悪い?」と。美しい、それは「理屈を超越している」。その完成型を、自分は観たい!ずっとそう思ってきた。いまだって勿論そうです。







 これを緊急執筆している、9日前。「2025年1月4日、京都vs大阪、第1戦」。
 結果は「78-75、大阪の惜敗」。最終的に、大阪は負けました。
 (「CS出場に道筋をつける」意味で、「絶対に2連勝したい、大一番」の第1戦。その意味では、大阪目線でだと「とても悔しい試合」になったといえる。
 でも、1人のバスケファンとしては、「生観戦した中で、恐らくトップ5に入るかも」といえるほどに「大満足できた」試合でした。)

 「出場時間(27分0秒)、EFF(12)、22得点(FGが7/17、3Pが3/7、FTが5/5)、3アシスト(1TO)、TS%(57.3%)」
 特に、FG試投数は、この試合ではチーム1位でした。この数字自体も、勿論とても嬉しいです。でもそれ以上に。

 「橋本は、完全復活を遂げた。それどころか、『負傷前の橋本』を超えた。」
 そう実感できた瞬間を、この眼に焼き付けることが叶った。

 この景色自体が嬉しい!たとえ試合自体は負けても、たとえ「ラストの1本が失敗に終わった」でも、「橋本が、名実共に蘇った」、1人のバスケファンとして、これ自体がとても嬉しいんだよ!と。



 この嬉しい景色から、わずか9日。
 こういうnoteの緊急執筆に踏み切ってる景色。
 この現実を、正直「受け容れたくない」自分がいます。
 心の中はいま、「血の涙で溢れている」。誇張的な表現ではなくて、これが正直な感覚です。

 「怪我さえなければ」という言葉。スポーツ選手の世界で、「ifもしも」で、よく語られます。
 (何人かの選手は、後述で改めて言及させて頂くかなですが、)野球の「門田博光(元南海など)」「吉村禎章(元巨人)」「前田智徳(元広島)」「伊藤智仁(元ヤクルト)」「今中慎二(元中日)」「杉内俊哉(元巨人など)」、サッカーの「小野伸二(元フェイエノールトなど)」「山田直輝(現FC岐阜。元浦和など)」などが、よく知られてます。

 バスケットボールでだと、米国(アメリカ)のNBAでは、「怪我さえなければ」である選手は、正直何人も挙がります。
 ですけど、後述で言及させて頂く、今回の怪我の診断結果がどうであれ、現時点で既に、「Bリーグでの『怪我さえなければ』」の1人目に挙がる選手は「橋本拓哉」で即答である、そういわざるを得ません。
 だからこそ、橋本は「不屈の選手である」ともいえるのですけど。



 自分は、「大阪に在住のバスケファン」です。
 初めてのバスケの生観戦は、「2020年2月8日、大阪vs秋田」でした。
 あのとき、「『バスケットボールって、【スポーツ観戦】と【ライブ鑑賞】が一挙両得にできるって感じで、自分にとても合う!」と、自分の心がそう強く叫んだ。このときの直感的な感覚は、いまも自分の心に、強烈に焼き付いてます。



 当時の自分。もともと、NBAを(特に、NHKのBS1で)「ボストン・セルティックスのビッグ3(ポール・ピアースとか)の時代」から、10年以上ずっと楽しんできました。ですので、「いつか、バスケットボールを生観戦したい」と漠然と思っていた一方で、正直、日本のバスケは
 「旧実業団の、内輪ノリの閉鎖的な応援イメージ。」
 このイメージが、自分には強烈にあって。

 でも、2019年のウインターカップ。河村勇輝(当時、福岡第一高校の3年生。現在はNBAのメンフィス・グリズリーズ)の、「ファンタジスタ」の如きの、強烈な輝き。林真帆(当時、岐阜女子高校の3年生。現在はWリーグの富士通)の、美しい3Pシュートと闘争心。
 これに魅了されたがきっかけで、「では、自分もバスケを生観戦しよう。いましないと、恐らく自分自身が後悔する」と。

 知識として、大阪の象徴的な選手が「橋本、合田」であることは存じてましたが、実際に生観戦をして、大阪側で最も印象的が、橋本でした。


 自分の場合、「推し=バスケットボール」が正直な感じです。
 応援球団は、いまでは「大阪、京都、奈良、神戸」と4球団ありますが、正直に述べれば、「バスケットボールを生観戦できる環境が、この4球団だから」です。

 救いは、いずれの球団も、「ゴリゴリのハーフコートバスケではない」こと。
 これが、「自分自身が生観戦できる環境の球団」=「A東京、SR渋谷の2球団のみ」とかであれば、「いまの自分はいないと、断言できます」です。

 勿論、バスケットボール選手だって、「人間の数だけ個性がある」ですので、「走るバスケに合わない選手」も当然にいますし、ですので、「ハーフコートバスケのスタイルの球団」も、いまのB1では「24球団」いますけど、それならばなおさら、「ハーフコートバスケのスタイルの球団も、(受け皿的な意味でも)絶対に必要である」ではあるのです。


 ですけど正直、自分は、「観ていて楽しいバスケが観たい」が本音である訳で、勿論、多様なバスケスタイルがあって当然と思ってますけど、「スローテンポで、守備重視のドン引きスタイル」だけは、どうしても自分は苦手なんですよね。
 (そして、いまや現実の日本社会でも、「ビジョン」「ミッション」を明確に掲げる企業・団体[団体というのは、社団・NGO・NPOとかですが]が増加傾向であるように、プロバスケ球団である以上、「自分たちのバスケスタイル」を明確に掲げることこそが「最も大切なこと」である、と自分は強く考えるのです。)

 そう、多様なバスケスタイルがあって然るべきですし、バスケットボールというスポーツ自体が「全員攻撃全員守備のスポーツ」ですけど、その上で、「攻撃は最大の防御」的なスタイルに、自分は特に心を惹かれます。

 その意味で、「大阪、京都、奈良、神戸」の4球団。程度の濃淡の差こそあれ、いずれの球団も「走るバスケ」「高速バスケ」を志向する方向性であることは、大枠では共通してます(この中でだと、京都は今季、「中間型」で「NBA的なチームづくり」に落ち着きつつあるですが[まあこれが、自分が京都を「よくも悪くも、島根のアレンジ型」と形容してるところでありますし、NBAが好きな自分は、「むしろ大歓迎だぞ」でありますが])。
 この「走るバスケ」は、「個人能力を戦術で補う」意味でも合理的である、とも自分は思ってます。尤もこれは、「玉砕リスク」を内包のスタイルでもあるとも感じてますが(特に奈良がそう。でも自分は「玉砕になるのは、『勝負し続けた結果であるが故である』」ので、「これを悪いとは全然思わない」と強調させて頂きますが)。


 この、「走るバスケ」。いまではいくつものチームが、このバスケスタイルを大枠として志向していて、中には茨城のようにHP上で明確にしてる球団までありますが、1バスケファン的には、

 「いや、『走るバスケ』って、もともとは『大阪の代名詞』だから!
 自分は、『天日謙作HCのバスケの完成型』を観たかったと、いまでもずっと感じてる!」

 いまでも自分は、正直そう感じてます。この想いが消えることは、恐らくないだろうといえるほどに。惜しむらくは、自分が初めての生観戦を叶えた直後に「コロナ危機」(社会的にいう「コロナ禍」。自分はこの表現がどうしても「すとんと落ちない」ですが)が勃発で、物理的に生観戦の機会が、とても限られたことですが。


 大阪の「走るバスケ」。特に「19-20」から「20-21」。
 この中心的な存在の1人が「橋本拓哉」でした。
 よくも悪くも「スコアリングマシーン」。いまでいう、「アドバンスドスタッツ」(野球でいう「セイバーメトリクス」。つまり「より細かい統計指標」)重視の「データバスケ」的な価値観でだと、
 「得点能力はピカイチだけど、パスや守備が拙いので、総合的な勝利貢献値は、見た目の数値ほどには高くない」
 のタイプといえるかもしれません。



 そう、よくも悪くも、橋本って「富永啓生(Gリーグ、インディアナ・マッドアンツ)の、いまのままでの完成型」であるんですよね。富永は、より理想を述べれば「辻直人(群馬)」のようになって欲しい、辻って「3P能力のピカイチさ」が強調されがちですけど、「2ndハンドラーとしても普通に良質である」という意味でと。
 そう、「2024年11月22日の、富永をテーマで綴ったnote記事」。申し訳ないですけど、「いや、だって本当のことだもん」ではありますけど、でも、より客観的に読み返すと、

 「うわ、自分、富永を少なからず容赦なく、ぼろくそに綴ってしまってるわ…。」
 (勿論、真意は「富永への応援の気持ちであるが故である」ですし、「数字的な根拠」に基づくでもあります。そう、「科学化されたバスケ」の影の部分ともいえます。)

 と、自分でも引いてしまう感じであったりします。




 「いまのメジャーリーグ(MLB)の野球スタイル、(見ていてストレスが)たまる、たまる。めちゃめちゃたまるよ。退屈な野球よ。」
 「勉強が出来る人たちに支配されちゃっている。選手のメンタルとかはデータに反映されない。見えないことで大事なこと、いっぱいあるのにな~って。」
 「アメリカは個人(個性)を尊重する文化かなと思っていたら、みんな巻かれていく。みんな同じ野球。怖いよね、この流れは。日本は何年か遅れで、それを追っていくので、それまた怖い。」

 (2025年1月3日の、自分のnote記事「最大の勝負の1年。後悔はないと思える、魂を燃やす1年にしたい。そして、学ぶ・感じるを大切にできる1年にしたい。」の終盤部分、
 「『科学化された野球・バスケ』は『むしろ大歓迎』と自分は正直感じてる。『運動はできないけど、スポーツ自体は好き』という人間が、スポーツに携わる道を拓けさせてる意味でも。でも一方で、野球・バスケにだって『感性の要素』も、とても重要であると感じてる。そう、『科学と感性の融合』を、より追い求める感じであって欲しい!と。」の節より。
 もともとは、イチローさん(元MLB選手、元シアトル・マリナーズ等)の、2024年年末のTBS『情熱大陸』でのインタビュー時の言葉より。)



 そう、「2025年1月3日」、自分の「2025年の1回目のnote記事」の終盤部分で、「急速に科学化されつつある野球・バスケットボールの光と影」を、少しですけど言及させて頂いてます。
 「科学化されるバスケットボール」、自分はこれを悪いとは、正直全く感じません。というか、いまの自分がいるのは、「バスケットボールが科学化されつつあるから」の恩恵を受けてる側ですので。

 ですけど実は「橋本」、あるいは他球団でだと「前田悟(京都)」「細川一輝(群馬)」のような「得点能力に全振りのタイプ」、あるいは「白濱僚祐(島根)」「須藤昂矢(横浜BC)」のような「守備能力に全振りのタイプ」は、この「アドバンスドスタッツ重視」「現代的な統計指標重視」では、「生観戦時と、データ的な数値との、『体感的な勝利貢献度のギャップが大きい選手』」であることが否めない、ではあるのです。

 あるいは、「マティアス・フィッシャーHC時代以降の(つまり、現在の)合田」も、この「『体感的な勝利貢献度のギャップが大きい選手』」といえると思います。もともとは合田は、「得点能力、特に3P能力が最大の生命線の選手」でしたが、「22-23以降」は「守備能力が開花して、守備を特に高く評価される選手」へと、プレースタイルをがらりと変化させることに成功できましたが、その一方で、「現代的な統計指標」、特に「30分換算でのEFF」は、正直「(いや確かに、衰えの傾向を全否定はできないけど、でも)ここまで酷いとは思わないけどなあ…」と、「受け容れたくない数字」を突き付けられてるが正直な現況です。


 それでも自分は、「橋本」「合田」が大好きなんですよね。
 これは正直、「理屈だけでは説明し切れない」ですけど。

 話の視点を、少し変えましょう。



 「日本一になれ!橋本拓哉#14」
 大阪の本拠地、「おおきにアリーナ舞洲」。
 2階席の、ベンチ側(会場の正面から入ると、右奥側)に、いつも必ずある横断幕。舞洲にいま自分はいるんだ、と特に実感できるのが、この横断幕です。

 あとで改めて説明させて頂くかなですが、橋本は、「2回の大怪我を乗り越えて、完全復活を遂げた」不屈の選手です。
 で、この「2回の大怪我による、長期欠場中」でも、この「日本一になれ!橋本拓哉#14」の横断幕は、ずっと掲げられ続けてました。



 「与えられた時間が、明確に限られてる」中でのnote執筆。
 自分のnoteは、どちらかといえば、「伝えたいことを、文章にありったけに詰め込んで、気付けば想像以上の文章量になって、時間も結構に要してのnote執筆」になることが多いです。

 ですので、いまリンク添付させて頂いた、「2024年12月6日」のnote記事、今回のnote記事は、(テーマは全く異なりますが、)これに近い執筆スタイルでのnote記事になります。
 (「島根vs京都」の生観戦のための、松江遠征へのプレビュー記事。実はこの記事、プレビューといいつつ、実際は「松江に向かう、新幹線『さくら』及び、特急『やくも』の車内」で、「伯耆大山駅[ほうきだいせん]に到着のタイミングをタイムアップ[区切り]の時間として、いける範囲で一気に執筆する」での執筆でした。実際は、松江駅の少し奥の、安来駅[やすぎ]でのアップでしたが。



 で、正直、いまの自分、別に既に抱えていることがあります。
 これに充てる必要がある時間的なことを考えると、正直、別のことをできる時間は限られてる。

 でも、今回のこと。1人の人間として、1人のバスケファンとして、「書かずにはいられない」。いや、「書く使命が、自分には恐らくある」。
 センセーショナルな題名である。それはわかっている。
 でも「いま書かないで、『後悔しない』といえる?」と、自分の心が強く反応するのです。

 いよいよ、今回のより核心部分へと、話を近付けていきます。



 (←昨日[2025年1月12日]の「都道府県対抗女子駅伝」の感想ポスト。毎年、この「全国女子駅伝」は、1人のスポーツファンとして、とても楽しみにしてるのです。
 全35ポスト。追伸的なポストが1つあるので、数字が1つずれてます。)



 (←「2023年大会」の際に、こうして「感想記事的なnote」を綴るほどには、とても楽しみにしてる大会です。「人間ドラマを感じられる」ことをも含めて、「生きる勇気」をもらえるんですよね。)



 昨日(1月12日)の夕方~夜。「20時12分~20時21分」に、この「全国女子駅伝」の感想ポストをアップさせて頂いて、では、この日のBリーグの結果をチェックしようということで、応援球団である「大阪、京都」は最優先でチェックですので、それで真っ先に「大阪vs群馬」をチェックしようと。



 そこで、「ボックススコア」、真っ先に目が行ったのが、
 「橋本、2分55秒、0EFF、3得点(FG1/3)、0ファウル」。
 「出場時間の短さと、0ファウル」で、「あっ、負傷した」と直感でした。

 で、X(ツイッター)の、ホームに遷移すると、冒頭にこのポストが。



 「恐らく、とてもまずいことが起きてる」。
 でもだからこそ、「自分自身の目で観る必要がある」と判断。
 で、バスケットLIVE(バスケットライブ)、「大阪vs群馬」を、視聴することにしました。
 (アドレスでだと「https://basketball.mb.softbank.jp/lives/503067」になります。)


 問題の場面は、バスケットLIVEの「大阪vs群馬」での、「14:15~16:19」の場面、特に「14:24」(試合自体でだと「1Q,7:05。3-4」)で起きてます。


 【橋本の負傷、どのような経過で起きたのか。】

 (1)鈴木達也がボールを運んで、3Pトップラインまでいく。
 ↓
 (2)右45度ラインのゲルンにパス。この時点で、右75度ラインの橋本が、ペイントへの侵入を開始してる。「ゲルン→橋本」へのパスコースは、「ターズースキー、トレイ・ジョーンズの間を通る感じで創出」できてる。
 ↓
 (3)「ゲルン→橋本」のバウンスパス。橋本がパスを受けた瞬間、既に右足がペイントに侵入済み。よし、ランニングレイアップ2P、まず濃厚だろう!と。
 しかしこの時点で、ジョーンズはこれを読んでたのか、すぐに橋本を追う動きを始めてる[尤もこれでも、一般論的には「70%の確率で間に合わず、橋本のイージー2P」になると思われるが]。
 ↓
 (4)さあ、橋本、ランニングレイアップ2Pを試投!しかしここで、ジョーンズが(橋本から見て)左斜めの背後から、完璧なブロックを成功!
 ブロック自体は完璧。トレイ・ジョーンズの技術を称賛に尽きる。しかしブロックの直後、ジョーンズの左足が橋本の尻付近にぶつかってるように見える。
 (尤も「これ自体は不可抗力」。少なくとも「ビデオ判定にかけて欲しい場面だが、アンスポ判定まではまず不可能」。よくいって「ブロックは認めるが、その後をノーマルファウル、FTを2本」であろうが、それさえ認められるかも怪しいではある。)
 ↓
 (5)(4)で、橋本はジョーンズとの衝突を無意識的に避けようとしたのか、「全体重が右足に無意識的にかかる」無理な体勢になってしまってる。
 ↓
 (6)橋本がジャンプから着地。ここで「右足が伸び切った感じでの着地」になってしまってる。そのまま倒れてしまい、橋本は直後に右膝を抱え込むしぐさをしてる。
 橋本が倒れた瞬間、(画面の左上の)藤田弘輝HCは、すぐさま大阪のリング側に向かい、(恐らくだが)審判に何かをアピールしているように映る。ただ程なくして、画面がリプレイ映像になり、それ以上は確認できず。
 ↓
 (7)リプレイ映像が終わり、橋本がアップになった映像に戻る。橋本は地面を叩き、「あー!」などとうめき声をあげている感じ。藤田HCは、(映像を観る限りの推測でだが)「HCチャレンジ」あるいは「コートに入る」を逡巡の末に思いとどまった感じで、祈るような表情で、少し経ってから橋本の元へ駆け寄る。
 ↓
 (8)橋本が倒れた直後から、トレーナーが駆け寄り、40秒程度が経過で、担架が用意されて、最終的に橋本は担架に乗せられての負傷退場に。
 交替で木下が登場、大阪側のスローインで試合再開に(なお、「ジョーンズのファウルはない」の判定だった)。
 尤も、橋本が倒れた直後から、群馬側は「ナチュラルなタイムアウト」の如く、ミリングHCの指示を輪になって聴いてる状況に。「いや、まずい雰囲気になってるの、わからない?「選手である前に人間である」であって、たとえ不可抗力であるとはいえ、(映像で観る限り、断片的にではあるが、恐らく群馬側も2人ほどが橋本に駆け寄ってるではあるが、)「ナチュラルなタイムアウトの如く、HCの指示を聴くは、スポーツマンシップの観点から、それってどうなんだ?」と感じるのは、自分だけでしょうか?

 (ちなみに、藤田HCが、「逡巡の末に、すぐにコートに入ることや、『HCチャレンジを要求する』をためらった」のは、この前日での「三遠vs仙台」の第1戦で、「三遠の大野篤史HCが、『相手選手側の不穏当な発言に激高した』と思われる感じで、コートに侵入したこと[及びその後、審判に暴言〈あるいは過剰な抗議〉を吐いたと思われること]で、『テクニカルファウル×2回』で『即刻で退場』になった」ことが影響と想像です。
 尤も、三遠のケースは、映像を観る限り、「退場自体は、ルール通りで当然の対応」である一方で、状況的に「恐らく、仙台側の選手が、何らかの不穏当な発言あるいは行動があった可能性が高い」と思われるけど、審判側には聞き取れなかったと思われる感じで、「現実的には、これ以上の対応は難しい」であったと思われると。)

 (で、藤田HC、「すぐに審判に何らかのアピールをするも、それ以上には踏み切れなかった」のは、「『選手を守る』と『退場を恐れる』の板挟みで、本能的に迷ってしまった」と想像。それと、「HCチャレンジを試みて欲しかった」とは思うけど、仮に「HCチャレンジ」をしても、「ブロック自体は完璧であり、橋本が右膝を痛めた?こと自体は、『不可抗力』であったことが否めない。『ジョーンズの左足と橋本の尻が衝突しかかってた』ように見えるが、ジョーンズ側は動きが明確にボールに向かっており、『これ以外の体制は恐らく不可能』であった訳で、「HCチャレンジ」をしても、少なくとも「アンスポ判定は不可能」であるし、よくいっても30%程度の可能性で「ブロックは認める、その後のプレーでノーマルファウル、2本のFT」[既に橋本は負傷退場であるので、FT試投は交替で入った木下になる]にできるが精一杯である」になるだろうと。
 つまり、藤田HCのあのときの対応は「ベターとはいえないかもだが、やむを得ない」が正直な感じです。)


 このときの、ジョーンズの動き自体は、繰り返しになりますが、「完璧なブロック技術」です。映像を何回も見返しても、橋本が右膝?を痛めてしまった場面の一連のこと自体は、「不可抗力」であった、といわざるを得ません。
 でも、1人の人間、1人のバスケファンとして、

 「最も恐れていたことが、起きてしまった。
 そう、『事実上の3回目』が起きた可能性が、とても高いと。」

 正直、そう感じました。


 起きてしまったことを理解できた瞬間、自分の目の前は、「真っ暗」になりました。
 「嘘であって欲しい」と思う自分。でも一方で「起きた現実を、冷静に、より客観的に言語化しなければ」と思う自分。
 でもいえることは、「大好きな球団の選手の、大好きな選手」です。
 しかも、2回の大怪我を乗り越えた(後述で改めて言及するかなだが、いままでの一般論でだと)、そう、「恐らく復活どころか、そもそも復帰さえほぼ無理であった事例から、復帰どころか復活まで叶えた選手」です。

 そう、2回の大怪我から復活を叶えた事例自体、自分の記憶にはない。
 それは、大怪我を2回した時点で、「高確率で、ドクターストップになり、強制引退に追い込まれるから」です。
 現実論として、プロバスケ選手は「引退後の方が、時間的にはとても長い」のです。そう考えると、「ドクターストップになる」のは、正直、仕方のないことになるといえると。


 この日は、いつもより早く、寝床に就く。でも実は、なかなか寝付けませんでした。というか、布団の中で、ずっと泣いてました(恐らく30分以上は泣いたのでは?)。


 翌朝(つまり、今日)。社会的には「3連休の3日目、つまり休日扱い」で、電車も「土休日ダイヤ」です。でも自分はフリーランスですので、社会的なサイクルは、正直「あまり関係ない」であったりしますが。
 ですけど、自分には、抱えている別のことがある。これを「タイムリミットまでに済ませる」には、ということで、普段の平日の如く、朝の7時前には自宅を出発で、天王寺にあるカフェへ。

 さて、PCを開けよう。そしたらまず、実は別のことで、注目的なトピックといえるポストが出てきました。これ自体は、「おお、マジかよ」と、なかなかに衝撃な感じでした。
 (ここから、話の展開上、「話を少し脱線させる」になります。)








 音楽のことは、自分の専門外ですし、それに、自分がより好んで聴くタイプの音楽スタイルでは正直ないです。
 (自分がより好んで聴くのは、「ラブライブ」「バンドリ」「アイカツ」「プリパラ」「IDOLY PRIDE」「アイドルマスター ミリオンライブ」「fripSide」「ALTIMA」など、「よりアップテンポな系統のアニメソング」に、ほぼ集中してますので。)

 ですけど、この「ユイカ」さん、いわゆる「歌うま少女」の1人として、自分も名前は存じていましたし、というか、YouTubeで、この人の歌も聴いたことがあります。いわゆる「弾き語り」スタイルですけど、特に歌詞がとても素敵で説得力があって、「いつか大成して欲しいなあ」と感じる1人ではあったのです。
 声がかわいらしくて、まるで「社会に、誰かに、訴え掛けたいことが自分にはあるんだ!」って感じで、「なぜ、顔出しをしないのだろう?正直、もったいないなあ…」と感じていたのです(学校や職場の事情とかで、物理的に顔出しができないケースもあるので、一概には言えないけど、ユイカさんの場合は、恐らくそうではなさそうだったのでと)。

 そしたら、です。トップポストで「20歳の誕生日になりましたので、この機会に顔出しをします」と。

 正直に言います。「いや、かわいいじゃん!」と。
 恐らく、「歌うことが大好き」な一方で、「恥ずかしがり屋な性格」であったのかもと想像ですけど(実は自分自身が、かなりの「恥ずかしがり屋」で「怖がり」な性格ですので)。




 いまリンク添付をさせて頂いたように、この「ユイカ」さん、昨年の年末の時点で、(いま思い返せばですが、)「既に決心をしていた」「フラグを立てていた」訳です。

 で、これはかなり主観が入ってるといえばそうですが、この「ユイカ」さん、及び、「NEK!」というガールズバンド(「NEK」と書いて「ネキ」と読みます)、この2組は、
 「恐らく、そう遠くないうちに『J-POPのトップシーンに登場する可能性は、充分にある。少なくとも、技術レベル的には。あとは『巡り合わせがどうか』の注釈付きではあるけど。」
 と感じてるんですよね。
 (尤も、特に「NEK!」は、「LOVEBITES」とか、かつての「SILENT SIREN」のように、「どちらかといえば、海外受けするタイプ?」とも、[はっきりとした根拠はないですが]感じたりもしますが。)







 で、ユイカさんの顔出し発表のこと、いままでの自分ならば、「おめでとう!」「優勝!」と、心が反応してたかもです。
 でも、心が「どこか上の空」(うわのそら)の反応であったと。
 言い換えれば、「心ここにあらず」と。

 そう、自分の心は、「橋本のことのショック」で、覆われたままなんだと。自分は本来、着手したい別のことがあるとわかってるのにと。
 そしたら、です。




 第1は、再びリンク添付の、大阪の球団公式のポスト。
 ここでの「いいね」数、及び、「引用ポスト」の数や言葉。
 大阪ファンは勿論、他球団ファンからと思われる反応もあります。




 これと共に入ってきたのが、このポスト。
 「#拓哉と共に乗り越えよう」のハッシュタグを辿ると、この最初のポストがこれです。




 で、「#拓哉と共に乗り越えよう」にある、いくつもの温かい、あるいはまっすぐなポスト。とても説得力を感じて、心を揺さぶられます。
 自分も「橋本にいま伝えたいこと、ポストしよう」、最初はそう感じた。
 でも正直、適切な言葉が出てきません。いや厳密には、
 「いま正直な想いをポストしようとすると、恐らく逆効果になりそう。」
 そう判断する感じになったんですよね。

 いま必要なのは、「優しい嘘」かもしれない。
 でも自分は、そうはできない。心がそう反応している。
 いわば、大阪ファンにとって、「最も恐れていたこと」が、いま目の前に起きている訳です。

 起きてしまったことを、必死で理解しようとしてる自分。
 一方で、こういうときに限って、「物事を、より客観的にとらえようとしてる自分」。
 こんな自分が正直、大嫌いだ。それでもファンなの?自分、と。


 そう、起きてしまった景色は「最も恐れていた、『事実上の3回目(の大怪我)』が起きた可能性が、とても高い」と。そうでないことを、自分は願っているけどと。
 実は、そう感じる理由が、昨年の試合であったのです。







 昨季の終盤、「2024年4月20日、京都vs佐賀」。
 このとき、水野(京都)が、右膝に大怪我を負いました。
 そう、今回の橋本と、似た場面の感じで。
 着地を試みた際に、膝が伸び切った状態に。で、「右膝が、あらぬ方向に曲がった」と。

 起きた瞬間、自分の中で感じたのは
 「ああ、これは『来季を、ほぼまるまる棒に振る』を覚悟だな。」
 と。水野の場合は、大怪我はいままでなかった(つまり「1回目」)ですので、「選手生命に即刻で直結」は、「免れる可能性はゼロではない」。
 ですけど、この当時の水野は、京都に入団して2年目でしたが、それまでは
 「粘り強く起用され続けて、印象的な活躍をする試合もある。でも一方で、『結果に対して出場時間を与えすぎて、敗戦に直結の一員になってしまってる』(=ナチュラルなデバフ状態)」
 この状況が、昨季の中盤まで続いてました。

 (そのうえ、水野は「ドライブとパスを特に得意としてる」プレースタイルだが、一方で「3Pが苦手」という明確な傾向もあった。これは特に、「科学化されたバスケ」の急激な浸透と逆行になっていて、「現代バスケで、最もニーズが低いタイプの選手」という烙印を押されかけていた。
 実際、水野に似たタイプである「渡辺竜之佑(SR渋谷→現在はB2の福井)」がこれで、渡辺竜は「守備型で、PG/SG/SFのいずれにも対応可能な汎用性が特徴である」の選手であり、「2023年オフに、SR渋谷を構想外」の形で移籍市場に出るが、「B1球団から、どうやらどこも手が挙がらず」で、「恩師である、福井の伊佐勉HCが、手を差し伸べる形で、新球団の福井に移籍入団になった(というか『拾われた』)」でした。
 尤も渡辺竜の場合は、「活かし方を特に知ってる、伊佐HCの下で『復活を遂げる』になった」、つまり結果的にはですが「最も収まる場所にありつけた」ではありましたが。)


 ですが、水野、「2月の中断明け」以降、つまり3月から4月になり、
 「守備意識に特に優れる選手。つまり『守備型で、PG/SG/SFのいずれにも対応可能である選手』」
 として、居場所を確立しつつある、そう、「よかったね、水野」となりつつあったのです。

 で、水野って、姉がいるのですけど(姉は「Wリーグ、三菱電機の現役選手である、水野妃奈乃さん」です。実はお姉さんは、水野とはプレースタイルが全く異なっていて、「3P能力にほぼ全振り」であるのです)、水野って、「姉弟の仲が、とても睦まじい」でも知られてるんですよ。
 ですので、なおさら、「報われて欲しい」と思っていたのです。
 (「姉という、最大の理解者」がいる、これ自体、「当たり前なことではない、とても素敵なこと」!)





 「こんな素敵なお姉さんを授かって、幸せ者だよ!」と感じますし、それに、水野のプレースタイルって、確かに「現代バスケとは逆行の選手タイプ」かもですけど、でも、水野の特性が活きる場面も、確実にあるのです。
 そう、特に「相手をファウルトラブルに陥らせたい」とき。そうなると、「リングアタック、ドライブが最も有効な攻撃手段」になります。そこでこそ、特に「水野が最も必要とされるとき」です。

 で、「守備型として、存在意義を明確に確立させつつある」になってた。勿論、チーム事情によるではありますけど、「球団側から見切りを付けられない限りは、来季も残留契約は勝ち取れるのではないか?」の道筋がつきつつある、の矢先だったのです。



 負傷から2週間近くが経過した、「2024年5月2日」。

 「右前十字靭帯損傷
 右外側半月板損傷
 右大腿骨外側顆骨挫傷

 全治(未定)」


 当時の、球団の公式HPの文言からは、遠回しな表現ではあるものの、
 「球団が、少なくとも復帰までは責任を持ってサポートします(残留契約をします)。」
 の趣旨の言葉と、自分は解釈しました。でもその一方で、(ある程度の覚悟はできてはいたとはいえ、)
 「全治未定の大怪我」
 これは正直、強烈なインパクトでした。

 当時、京都ファンの間では、
 「復帰の現実的な目標時期(2025年、2月の中断明け[つまり3月中])」
 「でも、復帰は2025年3月に叶っても(それでも『復帰まで10~11か月』)、『トップフォームを取り戻せる』は『2025-2026シーズンまで待たねばならない』」
 と、囁かれていました。

 少なくとも、「来季は、『水野はいないもの』として、選手編成をせざるを得ないだろう」の雰囲気でした。
 それも、水野は、「京都側から『いらん、来季は構想外』と宣告されない限り、自分は京都に1年でも長くプレーしたい」と、入団当初(2022年オフ)から、ずっと公言し続けてきました。それを知ってるので、なおさら「心が痛む思い」及び「祈る思い」が正直な感じでした。



 負傷の時点で、「来季は水野はいないものと考えざるを得ないほどの大怪我」であったこともあり(残留契約自体は既定路線でしたが)、残留発表も、やはり大幅にずれ込みました(残留発表は「6月13日」。その後、「6月17日」に「故障者リスト(IL)入り」が発表された)。
 ただ、IL入りから程なくして、「当初の想像以上に、リハビリが順調に進んでいる」趣旨のことも球団側から発信があり、その後、「2024年9月のトークショー」で、水野自身が「年内の復帰を目指す」と公言で、
 「負傷を治し切ってからの復帰にして欲しい!」
 と思いつつも、その一方で「ほっとした」自分も正直いました。



 で、水野は、「2024年12月27日、ILから抹消」(試合出場が可能になる)になり、「2024年12月29日、琉球vs京都で復帰」を叶えました。
 で、まだ試合映像をチェックできてる訳ではないですが、直近の「北海道vs京都」の2試合で、水野は「(20分弱の出場時間とはいえ)動きの質自体は、負傷前を取り戻したといえるハイパフォーマンスであった」と伺う感じで、「おお、よかった、嬉しい!」の感じです。
 (1月末に、「京都vs広島」を[リアル事情次第ではあるが]生観戦の予定ですので、そこで、水野の雄姿を、1人のバスケファンとして、とても楽しみにしてます!)



 いよいよ、話を核心へと、より近付けます。




 実は、今季の橋本。「30分換算EFF(11.40)」
 今季は、序盤を負傷欠場で、「18試合(チームは『30試合を終了』)」の出場試合数ではありますが、実は「大怪我の以前を上回る、キャリアハイ」です。

 とりわけ特筆は、橋本の最大の特徴でもある「得点能力」を示す、「TS%」が「59.2%」。「SG/SF」としてでだと「かなりの高数値」といえます。
 (ちなみに、「選手タイプ・ポジションが似た選手」でだと、
 「比江島[64.6%]、馬場[56.1%]、辻[65.0%]、金丸[53.6%]、今村[51.4%]、西田[50.5%]、山口[53.5%]、前田[52.2%]、細川[54.6%]」。
 比江島、辻が「異次元の数値」ですが、橋本も「かなりの高数値」であることが伝わるかなです。)

 得点能力を取り戻したことは、「FG試投数」からも伺えます。
 今季の12月中旬までは、負傷明けであった影響もあるのか、FG試投数自体は「やや抑えめ」でしたが、

 【「橋本、今回の負傷までの、直近7試合」(負傷した今回の試合はノーカウント扱い)で、「30分換算」で。】

 「出場時間(27分8秒)、EFF(10.28)、得点(14.24)、FG試投数(10.92)、アシスト(3.64)、A/TO(1.92[23/12])、FT成功率(19/19、100%)、3P成功率(15/30、50%)、TS%(58.2%)」。


 「スコアラーとして、良質といえる数字」(Bリーグは「40分間」ですので、NBAだと「17.09得点」という計算になります)であることが伺えますし、30分換算EFFが「10.28」というのは、SG/SFはEFFがやや抑えられやすい傾向であることをも踏まえると、「SG/SFとしてトップレベルにある。少なくとも、オールスターレベルは完全に取り戻している」ことが伺えます。

 それだけではないです。大怪我をする前の橋本は、「パス能力、守備能力は、御世辞にもよいとはいえなかった」(特に守備は「猫に小判」といわれても仕方ないレベル。パワプロでだと「D-」程度であった)。
 それが、今季の橋本、特に「全開モード」の直近7試合では
 「アシスト(3.64)、A/TO(1.92)」
 これは明らかに、数字でもですし、映像でも「周りを活かす意識が、パス能力が、大きく向上できてる」が伺えます。

 実際、ハンドラーとして振る舞う機会はほとんどないですが、いまの橋本ならば「2ndハンドラーでならば、ある程度は機能できるのでは?」といえるほどには向上してきてます。


 そして、数字に明確に現れてる訳ではないですが、「大怪我以前」と「いま」とで、特に大きく異なるのが「守備」です。
 明らかに、「守備意識」が、まるで別人のように「大きく向上してる」ですし、「守備能力」も、年明け早々の京都戦では、岡田に密着守備を何回も繰り出せてるように(ポジショニングも大きく向上できてた!)、そう、「守備能力」が少なくとも「平均程度」くらいまでは成長できてるのでは?と正直映ります。

 あとで改めて言及させて頂くように、橋本は「2回の大怪我」を経験していて、「3回目をもしやったら、ドクターストップが充分にあり得る」ですので、実際に日本代表に招集されるかは、慎重に判断されざるを得ないでしょう。
 ですけど、いまの橋本ならば、

 「2月の代表戦で、実際に『日本代表の12人枠』に選出されるかは別として、少なくとも『日本代表の合宿への招集』には充分に値するパフォーマンスである。」

 代表枠を争うであろう、「今村、西田、山口、前田、細川」あたりと比較して(さすがに馬場は当然に招集・選出と考えますが)、「少なくとも、招集には確実に値する」、そう強く感じてたのです。
 (ちなみに、「30分換算EFF」でだと、
 「馬場[15.96]、今村[10.26]、西田[10.00]、山口[7.48]、前田[6.48]、細川[6.13]」。
 そうすると、「日本代表の合宿への招集」は「馬場、橋本、今村、西田」がベスト、ということになります。)







 思い出したくもない、「2021年3月3日、信州vs大阪」。
 当時は、まだFCに入会していない時期でしたが(FC入会は「2021年秋」から)、

 「橋本、右アキレス腱断裂、全治8か月」。

 診断結果が出た「2021年3月5日」。地獄に叩き落された感覚、いまでも忘れるはずがない。

 「8か月」と出てますが、アキレス腱断裂からの復帰、基本的にはリハビリを含めて、「9~10か月程度」を要するが多いです。
 そうすると、「2021年の12月頃の復帰を目指す」、計算上はそうなるのですが、当時の自分は
 「復帰を急がずに、とにかく負傷を治し切るを最優先させて、その上で復帰して欲しい!」
 そう強く感じてました。

 その矢先、「2021年11月5日」。

 「右アキレス腱の再断裂、全治未定」。

 「2回の大怪我」、いずれも「右アキレス腱」。
 「なんで、こんな目に遭わないといけないの?」と。


 「アキレス腱」「膝の十字靱帯」「膝の膝蓋骨」「腓骨の骨折」「股関節」。
 (選手生命に特に直結になる、「5つの大怪我」。)


 いままでの事例から、上述の5つの負傷を、「1回でも起こす」と、この時点で選手生命に直結になります。復帰できたとしても、「復活までできなかった」事例をも含めて。
 「2回起こした」での復活だと、「かなり数えるほど」です。自分が知る限り、(橋本以外では)1例しかないです(野球の前田智徳[元広島。最終的に「2000安打」に到達を叶えたが、「2回のアキレス腱断裂」を経験。他にも小規模な負傷をも含めると、まさしく「怪我との戦い」でした)。

 「2回起こした」で、(橋本自身を含めて)2例しか存在しない。
 そう、「3回目はない」ことが、伝わるかなの感じです。「いままで、そのような事例は恐らくない」と。








 野球だと、「吉村禎章」「門田博光」「前田智徳」、それに(41歳で肘を大怪我してからの復活で)「岩瀬仁紀」、(肩の手術からの復活という事例がほぼない意味で。しかも今永の場合、手術を経てさらなる成長を遂げた意味でも特筆で)「今永昇太」。
 サッカーだと、「小野伸二」が、「大怪我からの、奇跡の復活を遂げた」ことで、特に知られてます(ただし、特に小野の場合は、「あの大怪我がなければ、もっとすさまじい業績を残せていただろう」という評価も少なからず耳にしますが)。



 で、橋本。「2022年8月26日」、「ILから抹消」。
 「22-23シーズン」、開幕から復帰を叶えます。

 【「橋本、30分換算EFF」。】
 「22-23(6.97)→23-24(7.95)→今季(11.40)」。


 復帰1年目の「22-23」。言葉通り「復帰を叶えたけど、トップフォームには程遠い」であった。それでも実は、「30分換算EFF」で「6.97」、実は「1選手としては、『CSレベル』までは取り戻せていた」のです。
 ですけど、実際に生観戦をしていて、「ハシタクがハシタクしている」かといえば、「散発的にはあったが、正直『No』であった」が正直な感覚でした。



 で、復帰1年目のオフ、「2023年夏」。
 残留の公式発表は「6月15日」。
 「さすがに『銭闘』はできないだろうし、ましてや『移籍』は想像できない」が、大阪ファン・バスケファンの「ほぼ共通認識」であったとはいえ、6月の1周目を終えても残留発表がないになってからの1週間程度は、ファンも「祈るような雰囲気」に正直なってました。
 (「銭闘ができないだろう」というのは、「成績面」も勿論理由の1つだが、「性格面」も理由にある。御世辞にも「バスケIQに優れる」選手ではないし[今季はこれも平均以上になった感じだが]、受け答えも「おい、大丈夫かよ」が普通にあることも知られていたので、「そもそも論で、銭闘できる交渉力があるかさえ怪しい」と認識されていたのでと。)

 当時、噂レベルではありますが、残留交渉の際に
 「来季(2023-2024)、一定以上の結果を出せなければ、『あとがない』と考えて欲しい。」
 の趣旨のことを言われた?と。それで、残留発表が遅れたのでは、といわれてます(残留自体は、最初から既定路線であったとのことだが)。
 (勿論、真実はもはや想像でしかないが、「あとがない」といわれた可能性は、「充分にあり得る」感じだなと。)


 「あとがない」、この状況下での「2023-2024」、「復帰2年目」。
 序盤は低調でしたが、12月以降は「2桁得点(10得点以上)の試合が増加傾向」に。
 で、橋本が「復活を猛アピール」したのが、「2024年1月28日、A東京vs大阪」です。
 試合自体は惜敗でしたが、「21得点(FGが7/13)、16EFF」。
 A東京側も「橋本が脅威だった、ゾーンに入っていた」といわせる活躍で、「完全復活かは解釈が分かれるかもだが、少なくとも自信は取り戻した」を印象付けました。




 ですけど、3月23日を最後に、負傷欠場で早々にシーズン終了でしたし、内容的にも「復活の片鱗は示せた」ではありましたが、一方で「パフォーマンスにむらがあるが否めなかった」でもありました(そもそも「スコアラー・シュータータイプ」は「パフォーマンスの不安定感」は、「半ば宿命である」感じではありますが)。



 で、「2024年オフ」、「6月6日」、既定路線通りに残留。
 「大阪といえば、橋本だよね」の雰囲気を、完全に取り戻したことを実感のオフでもありました(移籍の噂も、「当然のように無風」でした)。

 9月1日、新体制発表会。受け答えの怪しさも「いつも通り」でしたが(まったくもう)、表情自体は活き活きしていたので、「完全復活に、期待してよいだろう」と。


 で、「復帰3年目」、「30歳になるシーズン」、名実共に「真価を示すシーズン」が開幕。
 比江島が「日本代表からの事実上の引退が有力視」されてたこともあり(その後、11月に正式に「事実上の引退を表明」。尤も「宇都宮に専念になったからか、成績・パフォーマンスは「むしろ向上してる」ですが)、今季の内容・結果次第では「日本代表への復帰・定着が見えてくる」と。

 …と思いきや、橋本は開幕前に負傷で、序盤は負傷欠場が続く。
 この影響なのか、「藤田弘輝HCを迎えて、『走るバスケ』に原点回帰」をしたのに、チーム自体は「相手関係に、内容・結果が大きく左右される」に終始でした。

 今季、実は、大阪での本拠地の生観戦は、まだ1試合しか叶えられてません(10月26日土曜日、「大阪vs北海道」)。これは、リアルの別日程が入ってしまい、生観戦を断念せざるを得なかったが2試合あったが影響です。
 10月26日の生観戦時は、橋本は欠場中。

 橋本自身は、11月9日の「vs仙台」で、今季初出場。
 11月30日の「vs茨城」で、「主力としての起用法」の初試合に。
 この試合でいきなり、「17得点(FGが5/5、FTが6/6)、21EFF」という、すさまじいパフォーマンスで、「完全復活を名実共にほぼ証明」をしました。



 「復活を遂げつつある」「日本代表への招集も、このペースだとあり得るぞ」、これはTL越し・数字越しにでもですし、配信越しにも正直感じてました。
 で、「1月4日・1月5日、京阪ダービー(京都vs大阪)」。
 特に、第1戦。「橋本は、完全復活を遂げた」と確信できた
 「これが、観たかった『橋本拓哉』である!」と。




 実は、橋本は、よく「3Pシュート」がイメージされやすいですし、確かに3P成功率自体は、6thマンとしてブレイクした「2019-2020」から、
 「41.1%→43.1%→(全休)→34.6%→42.6%→44.6%」
 と、例年「3P成功率が、40%超え」を記録してます

 ですけど実は、3P試投率自体は、「意外にも、高くはない」のです。
 「49.7%→32.5%→(全休)→46.4%→45.7%→41.8%」。
 イメージ的には「55%~60%程度」ある感じですが、実は「50%を超えたシーズンは、ゼロ」です。


 そう、確かに、「3P能力」あるいは「FT能力」の高さも、代名詞の1つではあるのですが、これは恐らくではありますけど、橋本が最も「ハシタクしてる」といえるのは、「1on1」であるのでは?と、自分は解釈してます。



 実は、橋本の「ほんとうの真骨頂」が「1on1」であるのでは?と感じるようになったのは、昨季からです。
 そう、橋本の1on1は、特に「2つの特徴」があると、自分は思ってます。

 第1は「絶対に抜いてやる、という『意識の強さ』」。で、「緩急を使いながら、一瞬のスピードで抜き去る」傾向があります。ですので、「2回の大怪我」は、「1on1を取り戻せるのか?」が特に不安視された感じでもありましたが、昨季のA東京戦のハイパフォーマンスは、「復活への道筋」を強烈にアピールできたといえると。
 第2は「空中で、まるで一瞬止まる」んですよ。だから「独特の間合いが生まれる」と。

 よくある「ユーロステップ」「ジャブステップ」や、「比江島ステップ」とも、恐らくまた異なる。うまく言語化できないのがもどかしいですけど、自分は、「橋本の1on1は、独特である」と正直感じてます。

 今季の橋本は、この「独特の1on1を、完全に取り戻した」。特に「絶対に抜いてやる!」が蘇ったことが、もう「それだけでも、最高に嬉しい!」のです。
 「2025年1月4日、京都vs大阪」。この試合を生観戦できたことは、1人のバスケファンとして、「とても大きな誇り」である、そう断言できます。







 で、「1月11日」。自分は、「滋賀ダイハツアリーナ」で「滋賀vs島根」の生観戦をしてました。
 理由は、特に2つ。第1に「『滋賀ダイハツアリーナ』を、今季のうちに、この眼に焼き付けたかったから」。これは、「神戸の新アリーナ(2025年4月)」「京都の、東向日の新アリーナ(2028年秋)」を意識して、の意味が特にあります。「コンパクトなアリーナ構造」がとても好印象だからも大きいですけど、特に「トイレ・自動販売機の数」をチェックしたかったからが大きかったと。
 第2に「21-22からの4年間のずっと、1人のバスケファンとして、島根を『要注目球団』と位置付け続けてきた。だから今季は特に、島根の関西圏での試合は、優先的に生観戦の機会を持ちたかった」があります。

 試合自体は、島根のワンサイドゲーム。正直「公開処刑」と形容しても誇張ではないほどの感じで、3Q終了を待たずに「勝負は決した」でした。


 「滋賀ダイハツアリーナ」を、この眼で観て、とても有意義であったと正直感じますし、リンク添付の、この感想ポストではとても書き切れない感じでもありましたけど、思わぬ副産物であった、「ハビエル・カーター選手への寄せ書き」、1人の人間、1人のバスケファンとして、正直、とても心に響きました

 実は当初、自分は、カーターへの寄せ書きを、書く予定はなかったのです。理由は「伝える適切な言葉が、どうしても浮かばないから」。「思い入れが強い選手ではないから」も、正直ありました。
 ですけど、せめて、1人の人間として、せっかく特設ボードが設置されているならば、「書かれていることをこの目に焼き付けないと、恐らく後悔するだろう」と。

 それで、12時50分頃、特設ボードに向かいました。
 そしたら、「心をとても揺さぶられてる自分がいた」と。

 参加してるファンの、それぞれの「想いの強さ」が伝わる。
 特に嬉しいのが、「子ども」「若い女性」の多さ。そして「島根ファン」からも、多くの参加者がと。
 そして、ペンを渡す役割として、職員さんが1人(時間によっては2人)配置されてたのですが、このときの球団職員さんが、目に涙を浮かべてるんですよ。それも恐らく、「想像以上に、こんなに心が籠った、励ましの言葉が伝わってる景色がある」ことをと。

 この、若い女性の職員さんの嬉し涙を見て、自分も
 「英語は苦手だけど、1人の人間として、正直な想いを伝えよう。」
 そう感じて、ペンを手にとって、拙い英語だけど、綴ることにしました。
 実際、「伝えてよかった」、書き終えて、正直この気持ちになりました。



 勿論、このときは、この翌日に、橋本に「想像したくない悲劇」が起きるとは、想像できてなかった訳です。
 で、「1月12日」。「最も恐れていたこと」が、起きてしまった。


 着地を試みたときに、伸び切った右膝。あらぬ方向に曲がったとまでは、正直わからないですけど、着地をした瞬間に「あっ!やばい!」、映像越しに、あくまでも直感ではあるけど、そう伝わると。

 そう、痛がり方的に、恐らく「膝の筋肉系の負傷」の可能性が高い。
 つまり「膝の十字靱帯」「膝の前十字靭帯」「膝の半月板」のいずれか。
 (「十字靱帯あるいは前十字靭帯を負傷した」場合、「半月板も、ほぼセットで併発」であることが多いです。)


 膝の十字靱帯、前十字靱帯(個人差はあるが「9か月~1年」)
 膝の半月板(程度によるが「2か月~6か月」)


 恐れるのは、「膝の十字靱帯or前十字靭帯の負傷(損傷あるいは断裂)」です。そうなると「事実上の3回目の大怪我」を意味します
 それも、橋本の場合、「一瞬の切れ味による1on1、空中姿勢」を、とりわけ特徴としているです。そう考えるとなおさら、「3回目の大怪我」は「もう、1on1はできないと考えざるを得ない」を、恐らく意味します

 それだけではないです。そもそも、橋本の場合、「2回の大怪我」は、いずれも「右足のアキレス腱」です。で、今回の負傷も「ほぼ高確率で、右膝」です。
 つまり、「3回目の大怪我」であったとして(勿論、そうであって欲しくないが故に、こうして緊急執筆をさせて頂いてる訳ですが)、「右足を3回目の大怪我」を意味する

 野球の前田智徳は、2回のアキレス腱の大怪我をしました。でも前田の場合は「1回目は右足、2回目は左足」であったことが、「奇跡の復活を叶えた要因では?」といわれてます。
 そう、橋本の復活劇が「前例が恐らくない」と述べたのは、「右足→右足」であったこともあります。しかもバスケットボールは、野球以上に「瞬発力を求められるスポーツ」ですので、「なおさら、医学的・運動学的な常識を超えた、奇跡の復活劇であった」訳です。


 そう、今回の診断結果。もし「3回目の大怪我」に相当と診断される可能性。
 そうなるかもの覚悟は、できているつもりです。いや、「覚悟ができているから、なおさら怖いんだ」と。
 これは、自分自身の性格が「ネガティブ思考の傾向」であるからも大きいかもです。

 「なんだ、想像したよりは、軽症で済んだじゃん。しばらくの離脱(あるいは今季終了)は仕方ないけど、でも、今季終盤の数試合(あるいは、来季開幕時)には、また健在な雄姿を観られるよね。」

 この景色が叶うことを、自分が強く願っているのです。今回のnote記事が、あとで振り返ったときに、「もう、大げさだなあ」であって欲しいと、自分自身が強く願っているのです。










 いま、リンク添付をさせて頂いたのは、NBAの近年の選手で、「負傷により、選手生命を絶たれた(あるいは狂わされた)5人の名選手」です。


 「ペニー・ハーダウェイ」(PG/SG。元オーランド・マジック等。膝の度重なる負傷で、全盛期は29歳までと短かった[26歳までとの説も根強い]。現役自体は36歳まで続けたが。そのため「幻の天才PG」とも呼ばれてる。なお「アンファニー・ハーダウェイ」と表記されることも)」
 「デリック・ローズ(PG。元シカゴ・ブルズ等。膝の度重なる負傷で、全盛期は28歳までと短かった。現役自体は35歳まで続けたが)」
 「ブランドン・ロイ(SG。元ポートランド・トレイルブレイザーズ等。膝の度重なる負傷で、27歳で事実上の引退を余儀なくされた)」
 「ダニー・グレンジャー(SF。元インディアナ・ペイサーズ等。膝の度重なる負傷で、全盛期は29歳までと短く、32歳で事実上の引退に。しかも自身の長期離脱中に、ポール・ジョージの台頭でペイサーズを放出されるという「弱り目に祟り目」になった)」
 「グレッグ・オデン(C。元ポートランド・トレイルブレイザーズ等。膝の度重なる負傷で、実勤がわずか3年で引退。「幻の全体ドラフト1位」といわれることが多い)」


 ここに挙げた4人は、いずれも「膝の負傷」(特にオデンを除く3人は、「膝の筋肉系の負傷」)が原因で、引退あるいはパフォーマンスの低下に追い込まれた経歴を持ちます。
 正直、今回の橋本の負傷で、直感的に思い浮かんだのが、ロイ、グレンジャーでした。


 そう、今回の橋本の負傷。どうかせめて、

 今回の橋本の負傷が、どうかせめて、『半月板の負傷』だけで済んでいて欲しい。そうすれば、『今季終了はやむなし』ではあるけど、『選手生命を絶たれるは、免れる。プレースタイルの微修正で済む』でできるから。
 これが逆に、『膝の十字靱帯、あるいは前十字靭帯の損傷・あるいは断裂』(断裂だと特に)だと、『ドクターストップ』の可能性が高くなる。理由は、『日常生活さえ、まともにできなくなるリスク』を回避せねばならないから。





 「ガブリエル・バティストゥータ(元アルゼンチン代表の名FW[ストライカー]、元フィオレンティーナ等)」。
 サッカー史に残る、アルゼンチン・南米サッカーに残る、超がいくつも付くほどの「名ストライカー」です。いわゆる「9番」といえば、その代表格の1人として名前が挙がるほどの名選手です。

 ですけど、このバティストゥータ、度重なる負傷(特に足首)が原因で、引退後は「まともに歩行ができない時期があった」とのことで、「左足首を人工関節に置換する手術をして、日常生活を取り戻せた」とのことです。


 そう、正直に述べれば、


 「どうか、バスケの神様がいるならば、御願いします、橋本の選手生命だけは救って欲しいです。診断結果が、『半月板の損傷』で済んでいて欲しいです!と(あるいは断裂でも、6か月で復帰は可能と伺う。せめてそれでも、選手生命はギリで救われると)。
 だけど恐れるのは、『十字靱帯or前十字靭帯の、損傷あるいは断裂』。損傷であれ断裂であれ、『3回目の大怪我』を意味する訳で、とりわけ断裂だと『ドクターストップが事実上の確定』になる。
 御願いです、御願いです、『十字靱帯or前十字靭帯までには、なっていませんという診断結果』であって欲しいです!繰り返しでくどいですけど、橋本の選手生命だけは、せめて救って欲しいです、御願いします!」


 そう、大阪の歴史として、実は少なくとも、2021年オフ頃から、「橋本と同等(あるいは同等以上)の有力日本人選手の補強に水面下で動き続けて、補強失敗を繰り返してきた」といわれてます。
 特に、これはあくまでも「ifもしも」でしかないですが、2021年オフ、「辻を獲れなかった」こと。より厳密には、このとき、「大阪が補強に動き出したときには、辻は既に、広島との補強でほぼ合意していた」といわれてます(辻は故郷が大阪であるので、是非とも欲しかったといわれてる)。

 いまでもそうです、2021年オフ(このときすでに、橋本は「1回目の大怪我」をしていた訳だが)、「もし、辻の補強が叶っていれば」と。「橋本と辻が同時にコートに立つ景色が、もし叶っていれば」と。

 2021年を最後に、大阪のCS出場は叶っていません。しかも、2021年のCSは、大阪は「CS1回戦、本拠地開催を叶えたが、無観客開催であった」。


 そう、橋本の今回の負傷。大阪は今季、「島根、京都と、『西地区の2位という【CS出場の、恐らくのラスト1枠】をめぐる、激しい争い」に持ち込もうとするところにいました。「舞洲(あるいは将来的な新アリーナ)での、CSの景色」、そりゃあ「叶えたい景色」に決まってるじゃん!と。
 それが、です。現況の大阪の選手編成として、「日本人選手で、橋本が『no.1の位置付け』である」こと(能力的にも、数字的にも)。視点を変えれば、「橋本と同等以上の日本人選手は、いない」のです。

 「どうか、橋本の選手生命だけは救って欲しい」、そう強く願う、こうして緊急執筆に踏み切ったのは、勿論、「橋本がいてこその、大阪だから」ですし、「1人のバスケ選手として、橋本が大好きだから」ですけど、

 「仮に万一、橋本が『3回目の大怪我』≒『ドクターストップ』。
 →「橋本のいない大阪(外国人+帰化枠+CSレベルではない日本人選手)になる(鈴木達也、木下は良質といえるが)」
 →「来オフ、『タンキング』発動やむなし」。
 (コアメンバーはまず残留[合田、木下、飯尾は特に。現役続行ならば〈竹内〉譲次も]だが、大きな補強は封印。それどころか、鈴木達也を「優勝できる球団」に送り出す、がやむなし。)




 はっきりと正直に述べれば、「2026-2027」からの新B1(Bプレミア)からは、NBAのように「プレーイン・トーナメント」を導入して欲しい。
 「26球団制」が導入されるならば(尤も来季から既に「26球団」になる訳だが)、「プレーインを導入して、10球団(あるいは12球団)が、CS出場」にならないと、現行制度では「36勝(勝率.600)ラインで、CS出場」と、「CS出場のハードルが、とても高い」があるのでと。

 ですけど、そう、現行制度のまま、あるいは「プレーイン・トーナメント導入で、10球団がCS出場」になっても、

 「『勝率.400~.500程度』が、最も中途半端なチームづくりになる。
 『CS出場も叶わない』『ドラフト上位指名権も叶わない』で、『ただの負け損』になる。勿論、それだと『オフの大型補強』も難しくなる。」


 そう、橋本が「3回目の大怪我」になると、(仮に「ドクターストップ」を免れるとしても)「橋本のいない大阪」が、現実の景色になることへの突入を意味します。
 「得点能力がガタ落ちの大阪」。それが「大阪らしさ」といえるのか?になってしまうと。

 繰り返し述べますが、「橋本のいない大阪は、受け容れたくない」が正直な本音です。でも、「あって欲しくない」と強調した上でですが、

 「最も恐れる診断結果」が突き付けられた場合は、「タンキングをして、2027年のドラフトで、『轟』あるいは『崎浜』が獲れる可能性にかけることが、より合理的といえるかもしれない。」
 (しかも、大阪の現有戦力でいえば、鈴木達也の年齢面をも考えると、「将来的な正PG」が「要補強ポイント」であることが明らかな意味でも!
 尤も崎浜は「2028年にNCAA卒業」の計算ではあるが。)

 自分が大阪のGMならば、迷うことなく、そう判断します。
 (尤も大阪の選手は「タンキング?認められないわぁ」と、「全力でコートを走り抜いて、それなりの勝利数[18勝程度]とかでまとめる」になりそうな感じもしますが。)


 そして、こうも自分は正直感じてます。

 「たとえどのような診断結果になろうとも(勿論「3回目の大怪我」ではないことを信じてるが本音ですが)、滋賀が『ハビエル・カーターへの特設ボードでの寄せ書き』をしたように、
 『2月1日・2月2日の【大阪vs三遠】の試合開催に合わせて、『橋本拓哉への特設ボードでの寄せ書きの設置』
 を、前向きに検討して欲しいです(「全治2か月以上」ならば、寄せ書き設置はマストである、とも正直感じてます!)。」



 いずれにせよ、いまいえることは、繰り返しになりますけど、

 「御願いします、どうかせめて、橋本の選手生命だけは、救って欲しいです、御願いします!」

 これが、いまの自分の正直な想いです。一気に乱文で綴る感じになってしまいましたけど、「正直な想いを伝えないと、自分が恐らく、ずっと後悔する」と感じますので。そう、「後悔したくない」から!

 御願いです、「橋本が、来季の開幕時、大阪の本拠地のコート上で躍動する姿を、自分は是非とも観たいです!」


 【バスケットボール#57A】【エッセイ#53A】

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