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最高に楽しめた、島根(松江)遠征。いつかまた是非訪れたい、とても素敵な場所、ありがとう!(「島根vs京都」生観戦日記、2024年12月)。【バスケ】【Bリーグ】【エッセイ】




 昨季の1月、東京(武蔵野の森)での「島根vs茨城」2試合の生観戦。2021年からこの3年半ずっと、島根を注目し続けてきたことを含めて、いつか是非とも「松江市総合体育館での生観戦を、絶対に叶えたい!」と強く感じてた。
 今回を逃すと、恐らくもう叶わないかも。そう、「後悔したくない自分がいる」、だから今回の機会を、絶対に逸したくなかった。



 (最初に述べますと、最初に述べますと、今回、自分のnote史上、「歴代で最大ボリュームのnote記事」になっています。
 しかも文字数・文章量だけでも「歴代で最大ボリューム」であるのに、「写真・引用ポストを目視」ですので、体感的には恐らくなおさらとても長い感じになってしまってるかなです。
 ですので、「『PC』あるいは『タブレット』での閲読を強く推奨です[一般的なスマホでは、恐らくとても読み切れない、すさまじい文章量になってしまってますので]。)


 (←今回の松江への訪問、遠征に向けてのプレビュー記事。尤も実は、ほんとうは出発前日に書きたかったのが、別記事の執筆に時間を要してできなくて、出発当日の、「新幹線(さくら)」と「やくも(273系)」の車内で、時間の許す範囲内で執筆させて頂きました。
 ほんとうは、根雨駅のタイミングでアップさせて頂きたかったのですけど、それでは時間が足りなくて、ぎりぎりまで粘って、安来駅でのアップになりました。「安来」と書いて「やすぎ」と読みます。)


 (←今年[昨季]の1月の「島根の本拠地試合、東京遠征(武蔵野の森総合スポーツプラザ。島根vs茨城)、2試合共に生観戦」が前半部分で、後半部分が「安藤誓哉への想い、及び、「島根の今季最初の4試合」の分析です。
 ちなみにここで述べると、自分はよく安藤を「安藤誓」と表記してますけど、これは「A東京に、安藤周人という実力者がいるから」、つまり安藤誓哉、安藤周人の両方への「自分なりのリスペクト」です。)


 (←今年の1月の「島根の本拠地試合、東京遠征」のプレビュー記事、これは出発の前夜に執筆しました。これも正直駆け足でです。
 東京遠征のときは、プレビュー記事は書けたけど、感想記事を書けませんでした。ですので今回のnote記事は、この反省を活かしたかったもあります。)


 (←21-22からずっと島根を注目し続けてきて、で、2022年2月、いまの立場[書く・伝えるの末席・端くれ]を始めて、で、22-23から、こうして年間を通してのBリーグのがっつりの生観戦を始めて、のタイミングで。
 アクアマジック、特にSEINAさん、HINATAさん[22-23終了で退団したが]への想いを綴りつつ、島根への注目の姿勢を明確に表明の上で、「最後まで持つのか?」を公然と綴った記事でもあります。)



 (←今回の生観戦「島根vs京都」第1戦、第2戦、それぞれのボックススコア。)


 (←第1戦、第2戦、それぞれのハイライト動画。尤も個人的には、第1戦は「カロイアロの個人プレー動画」があって欲しかったですし、それ以上に、第2戦は「安藤の個人プレー動画」があって欲しかったです[正直、不満です。ウマ娘のマヤノトップガン的に表現すれば「ぶーぶー×10」くらい投げ掛けたいですね]。
 なぜって、「21得点、FG8/18、4A、17EFF」であることもですけど、「決勝点を決めた[野球でいう『勝利打点』]」「この試合で個人通算900本の3P成功[Bリーグ、つまり2016年以降であるが]」、最大級に称えられて欲しいと思うんですけどねえ、と。)









 「12月6日金曜日~12月9日月曜日、3泊4日」で、「島根vs京都」生観戦のため、人生で初めての「島根(松江)への訪問(遠征)」をさせて頂きました。
 旅行、遠征といえばそうですけど、自分の中ではこの感覚は正直ほとんどない。「訪れる」、その意味では「訪問」がよりすとんと落ちるかなです。
 「島根vs京都」の日程自体は「12月7日土曜日、12月8日日曜日」です。ですけど、
 「訪れるからには、心の準備をより万全にしたい」「寒さ、荷物量への考慮が恐らく必要になる」「電車好き(鉄道ファン)でもあるので、往復共に『特急やくも』を利用したい」
 これらの理由から、「3泊4日」にする判断をした訳です。それと、初めて訪れる場所であり、今回の会場は「駅から徒歩圏内で行ける」と伺ってましたので、「松江に到着し次第、ホテルへのチェックイン・荷物置きを済ませ次第、会場の下見を真っ先にしたい」事情も正直ありました。


 結論から先に述べますと、

 「想像以上に、最高に楽しかった!いつかまた是非、島根(松江市総合体育館。通称『松江総体』)を訪れたいです!」

 「会場・ファンの本拠地での熱量が、『東の宇都宮(ブレックスアリーナ宇都宮。通称【ブレアリ】、西の島根』といわれていて、配信越しに『すさまじい熱量』が伝わってきていたけど、実際に生観戦すると『マジですごかった、えげつなかった、感動した』!」

 これに尽きます。



 今回の松江行き。自分は、「2021-2022」から、ずっと島根を「要注目球団」と位置付け続けてきました。そう、「『いまのコアメンバー』の結成初年度」、つまり「安藤、ニック・ケイの入団初年度」からです。

 自分が住んでるのは「大阪」。この影響が大きく、生観戦する球団は「京都」「大阪」になります(加えてB2で「奈良」「神戸」)。






 「東の宇都宮、西の島根」
 「ファンのすさまじい熱量」「都市のマーケットサイズを感じさせない選手の質」。この2つの意味で、2つの球団は共通している。配信越しにそう感じてきました。

 宇都宮は、絶対的な親会社を持ってないのに(いわば、事実上の「栃木の県民球団」)、Bリーグ初年度からずっと「A東京、千葉Jに比肩する、中心軸の球団の1つ」であり続けてきました。Bリーグが誕生したのが「2016年」で、今季が9年目ですけど、今季も開幕ダッシュに成功ですし、「岐路に直面した時期」もありましたけど、全体としてだと「9年間、ずっと『CSレベルの球団』であり続けている」です。

 初期だと田臥が絶対的存在でしたし、「2018-2019」で比江島が移籍入団。その後、球団財政がカツカツになってロシターを泣く泣く放出でチーム再編になって(これが「1回目の危機」)、「2021-2022」に「比江島のエース体制」になりますが、そこで比江島が、いわば一発回答で「異次元のパフォーマンスで優勝に導いた」(特に準決勝、決勝は「ほぼ独力に近い」といっていいほど。「1on1でゴリ押し切るぞ」とわかっているのに、止めさせなかった訳ですから)。

 その翌年、「22-23」に、「2回目の危機」を迎えます。そこで完全におかしくなっても不思議ではなかった。しかし翌年の「23-24」では、「ニュービル・比江島のスーパーデュオ結成」を実現させたこともあり、巻き返しに成功で、現在に至ります。
 正直、今季は自分は「大型補強に成功して、選手層を備えた群馬が、最終的には宇都宮を上回るだろう」と読んでいますが、それでも「宇都宮が、CSレベルの戦力を堅持できてる」ことも感じてます。


 実は「2021年オフ」(この直近に比江島は「6thマンに回される」で、「起用法に不満で環境を変える」と盛んに噂され続けた)、「2022年オフ」(優勝を叶えた直後。「長期大型契約を叶える、最後かつ最大のチャンス」の事情が背景にあった)と、比江島は2回、移籍の噂が出ました。ですけど、2022年オフを境に、比江島は「生涯宇都宮」を事実上鮮明にしました。
 はっきりと公式発表はされてないので「噂ベース」の域を出ませんが、この「2022年オフ」で「長期大型契約を叶えた(推定で3年)」、実際にこれを境に「宇都宮は『第2の故郷』」という発言もありましたし。

 いわば比江島は、宇都宮の「名誉生え抜き」と認識されるようになってますし、これ、NBAのセオリーでは説明し切れない感じになってますが(宇都宮の都市としてのマーケットサイズでだと、FAで入団にこぎつけられる可能性は「ゼロではないけどの域」、それで仮にFA入団に持ち込めても「全盛期を全うできるかはわからない」になるので)。
 よくいわれてるのは「田臥、竹内公輔がいるから(=理解者がいるから)」、確かにこれもあるでしょう。でもそれ以上に、「宇都宮のファンが、どんなに不調のときでも、自分(比江島自身)をずっと必要とし続けていることが伝わるから」、恐らくこれが大きいかなと想像です。
 それと、比江島は「独身」でもあります。ですので「子どもの教育」云々を考慮の必要がない、これは特に球団側にとってメリットと想像です(移籍市場で「都市のマーケットサイズ」が重要視されるのは、要は「立地」、その1つとして「教育・医療の質」が考慮要素になるのでと)。

 自分のnoteを長く拝読して頂いてる人間ならば、恐らく御存じかなですけど、自分は「比江島が最推しの1人」をずっと公言してます。比江島がいまもこうして輝けてること自体が、シンプルに嬉しいこと。
 で、比江島、今季で34歳ですけど、というか「2021-2022から、真の全盛期に突入」の感じで、いわば「31歳~現在(34歳)」が全盛期な訳です。
 「オーバー30に突入してから、全盛期になった」こと自体が称賛ですけど、「宇都宮のチーム・環境が、比江島の個性・能力に、とても馴染んだ・合ってた」ことが伺えます。

 客観的に、特に都市のマーケットサイズに恵まれてるとはいえない球団が、「9年間ずっと、CSレベルの球団であり続けてる」こと自体が、とてもすごいことです。「年齢構成の高齢化」も、「比江島エース体制の初年度」からずっと囁かれ続けてますけど、都市のマーケットサイズに照らせば、「比江島の後継者の確保」自体が、想像以上にとても難しいことといえるかもなあ…と。
 救いは、この「年齢構成の高齢化」リスクが、このタイミングまで(チーム状態的に)粘り切れたことで、「本格的な若返り(『比江島・遠藤+若手・中堅のチーム編成』への移行)」が、新B1の初年度(2026年オフ)に持ち込める目途が恐らく立ったことかなと、正直映ってます。


 「9年間ずっと、CSレベルの球団であり続けてる」もですけど、昨季に「京都vs宇都宮」を2試合生観戦させて頂く機会を得ましたけど、宇都宮のファンの熱量は、アウェー戦でもすさまじかったと(正直、「半中立地化」になってました)。実は、2022年のCS準決勝で、ファンの熱量がリーグ有数といわれてる川崎の本拠地開催なのに、その川崎を「座席の半数を埋め尽くす」、いわば言葉通りの「中立地化」にした実績を持ってますが。

 何がすごいって、栃木や首都圏(東京圏)からのファンも結構いることもですけど、「関西圏に在住の宇都宮ファン」が結構な数でいることです。帰りの阪急電車でも(大阪梅田方面への電車)、宇都宮ファンと思われる服装・グッズ所持の人間が何人もいましたから。
 本拠地でのすさまじさは、もはや「説明不要」の感じですけど、宇都宮はファンが言葉通りの「13人目の選手」なんですよね。ただシンプルに「すごいなあ」と圧倒されてる感じです。







 で、島根。もとは「事実上の県民球団」で、いわゆる「bjリーグ出身」の球団です。で、Bリーグ開幕時からの3年間は「B2→B1→B2」でした。
 転機になったのが、2019年オフ(8月)の、「バンダイナムコが親会社になった(買収した)」ことです。そう、いまや「日本経済に大きな影響力を持つ巨大企業の1つ」「いわゆる『オタク産業』を寡占的に牽引する存在」が親会社になった。これは、2年後の「2021年オフ」に威力を発揮し出します。

 2021年オフ。この前年に、大阪がDJ・ニュービル(現宇都宮)を獲得して、ニュービルがBリーグで「センセーショナルな輝き」を放ったことで、いまの「Bリーグのレベル向上」のきっかけになりましたけど、この年のオフ、猛威を振るったのが広島と島根でした。
 CSの終了を待たずに、広島が「寺嶋」「ジャクソン」の移籍入団を発表。これは「CSの終了を待たずにということで、非常識である、配慮に欠けている」との批判も正直ありましたが(NBAではルールで、全日程終了までは「表向きは、移籍市場で一切公式発表ができない」ようになってる)、強烈なインパクトをもたらしました。
 その後も辻、メイヨを次々と補強。移籍市場の前半は、広島が話題をほぼさらっていました。昨季に広島は優勝を叶えましたけど、広島も島根と同様に、「いまのコアメンバーの初年度が、2021-2022」であったのです。

 ですけど、最終的に広島と同等以上に話題をさらったのが、島根でした。
 「安藤誓哉、金丸(現佐賀)、ニック・ケイの入団を発表」。それも「YouTubeでの新体制発表ムービー」での発表形式、とても衝撃でした。
 補強を目指してたといわれる選手のうち、竹内譲次こそ「全盛期能力がある間に、最後は地元球団で終えたい」とのことで大阪に敗れましたけど、


 (直近のA東京最終年でこそ出場機会を落として不本意な内容であったとはいえ)「日本代表経験を持ち、オールスターレベルとして知名度と実績を併せ持ち、A東京の2回の優勝の原動力の1人になり、日本人選手で有数のスコアリング型PG」である「安藤誓哉」。

 「『2019-2020のシーズンMVP』であり、日本人選手で有数のスコアラーかつ3Pシューター」である「金丸晃輔」。

 「現役の豪州(オーストラリア)代表であり、母国の豪州NBLで2年連続でベスト5に名を連ねてた」である「ニック・ケイ」。


 1人を獲れるだけでもすごいのに、一気に3人も。
 特にニック・ケイは、(外国人選手の年俸が高いといわれてる)中国CBAの球団との争奪戦を制した、といわれてました。


 安藤誓     (2021-2022から) (32歳)
 北川      (2018-2019から) (33歳)
 納見      (今季から)    (28歳)
 津山      (2022-2023から) (29歳)
 白濱      (2020-2021から) (33歳)
 エヴァンス   (今季から)    (34歳)
 ニック・ケイ  (2021-2022から) (32歳)
 クラーク    (今季から)    (32歳)
 マカドゥ    (今季から)    (32歳)
 (年齢は「今季の5月10日、CS1回戦の予想開幕日」を基準。)


 いまの島根の「コアメンバー」と位置付けられてる8人に、球団の黎明期から所属で「名誉生え抜き」と称えられてる北川を含めての9人(尤も、現コアメンバーの2年目の22-23から北側の出場機会が一気に減ってることが、島根が一気に強くなったことの証明といえますが)の、入団時期を示した表です。
 8人のうち、「有力球団化の以前からの所属」は、白濱の1人だけ。
 「今季から所属」も、8人のうち4人います。

 そう、いまのコアメンバーの初年度の「2021-2022」からは、多くの説明は不要でしょう。
 「CS準決勝(40勝15敗)→CS1回戦(48勝12敗)→×(32勝28敗)→いま(13勝5敗)」
 昨季は不本意な結果(と内容)でしたけど、現コアメンバーの結成からの「21-22」「22-23」では、2年連続で「CS1回戦の本拠地開催」を叶えてます。

 (ただし、後述で改めて言及させて頂きますけど、島根のいまのコアメンバーの8人、「うち6人が『32歳~34歳』」です。)






 そう、自分は、いまの「バズソー」を掲げてる島根(今季はヘナレHC曰く「脱バズソーの初年度」と述べてるけど、1バスケファン的には、初年度の21-22以来、今季は「初年度に近い、観ていて楽しいバスケに近くなってる」、と映ってます。22-23、昨季の島根は、いわゆる「ビュフォード・システム」の島根だけど、「バズソーからだんだんかけ離れていった」と映ってたので)は、配信越しに映るそのファンの熱量を含めて、2つの景色を重ね合わせていったのです。

 第1は、2020-2021に優勝を叶えた、NBAの「ミルウォーキー・バックス」。都市のマーケットサイズに恵まれない意味で共通であることもですけど、2021年に、生え抜きスターのヤニス・アデトクンボを擁して優勝を叶えたことです。安藤は「名誉生え抜き」ですけど、「都市のマーケットサイズ的に、FAでの有力選手補強をあまり望めない」意味で、バックスと島根は共通ですし(現に島根は、「選手層の薄さ」に慢性的に悩まされている。「選手層の薄さ」と「偏りの強い起用法」の負のループ状態で、「最後まで持つのか?」が、バズソー初年度の21-22から、ずっとそうであると)。
 だけど、地方都市に降臨した「おらがスター」と共に、優勝の景色へと共に歩もうの姿が、重なって映るんですよね。ミルウォーキーは、ウィスコンシン州で、実はそれなりの州及び都市ではあるのですけど、野球(MLB)のミルウォーキー・ブルワーズは、「優勝経験がゼロで、PO(プレーオフ)進出もコンスタントではない球団」であること。
 これも島根と重なります。島根は、野球は「独立リーグを含めてない」、サッカーも「ない」。いわばバスケの島根は「おらが地域の、とても貴重なスポーツチーム」である訳です。

 ちなみに先述の宇都宮も、野球は「独立リーグはあるけど」。サッカーは「栃木SCがあるが、2部(J2)が定位置(バスケでいえば、立ち位置的には「奈良、青森、愛媛」に近い)」。それ故にバスケの宇都宮は「おらが地域の、とても貴重なスポーツチーム」であると。


 で、第1が「ミルウォーキー・バックス(特に近年の、ヤニス・アデトクンボを擁しての時代)」と重ね合わさると述べました。
 第2が「2000年代前半の黄金期のサクラメント・キングス」。「ペジャ・ストヤコビッチ、クリス・ウェバー、マイク・ビビー、ブラデ・ディバッツを擁して、超攻撃的バスケを志向し続けたけど、ついに優勝を叶えられなかった」で知られてます。
 サクラメント自体は、サンフランシスコ近郊で、わりと大きな都市ではありますけど、マーケットサイズは「中の下程度」の位置付けです。伝統的に攻撃的バスケを志向し続けてるけど、「お荷物球団」の時期もしばしばなこと。ですけど近年は、あの黄金期を想起させるアップテンポなバスケで、上位進出が現実圏の立ち位置にいます。
 そう、「報われて欲しい、独特の魅力を持つ」意味で、いまの島根と重ね合わさるんですよね。















 実は、島根は、Bリーグに出会う以前から、1人の人間として、「興味深い場所」であった感じではあるのです。
 そう、「地域みらい留学」「しまね留学」。かなりざっくりとかみ砕けば、「留学の日本国内版」「山村留学の高校生版」です。
 「高校生活をまるまる活用(3年間)」と、「高校2年生の1年間」の2種類がありますが、島根はこの「地域みらい留学」を、特に積極的に活用しています。

 特に、動画や記事でリンク添付させて頂いてますが、埼玉(川口)から津和野高校に「地域みらい留学」をした、寺田多恵さん。「自分を変えたい」と「地域みらい留学への挑戦」を決断して、そして津和野での高校生活で、「眠っていた才能を開花させていく」(いわゆる「化ける」)、1人の人間として、とても心が励まされる感じです。
 (尤も確かに、「島根は東西に細長く広い県」です。ですので、津和野と松江は、同じ島根県でも全然異なる場所ですけど、その突っ込みはここでは度外視して頂ければの感じです。)

 あるいは、リンク添付させて頂いてる、小野心晴さん(兵庫→津和野高校。2024年卒業)、高地麻央さん(東京→大東高校[雲南]。2023年に「高2留学」で)。「『ほんとうの自分』『志』に出会えた」が伝わり、これもまた、とても心が励まされます。
 で、高地さん、今年が大学受験とのこと。志望校への受験を突破して、「志」への新たなるスタートラインを叶えて欲しい!、と感じます。


 この、「地域みらい留学」、とても素敵な制度だなと感じてるんですよね。自分の高校時代はなかった制度ですので(自分は「この8月で40歳」、1984年生まれです)、なおさら応援したくなるのです。

 ですので、漠然とですけど、「島根をなんらかの形で訪れる機会を持てると、より嬉しいなあ」と感じてはいたのです。それが今回、「バスケットボールの生観戦のため」という形で実現したと。


 前置きが長くなりましたけど(汗)、いよいよ、自分の島根遠征記を綴ることへと、話を進めます。



 人生で初めての「島根」「松江」での3泊4日。「ゲリラあられ」に見舞われるハプニングをも含めて「日本海側の洗礼」であったけど、「後悔したくないと、自分自身に対して正直な決断」をした意義があった!
 想像以上に、とても濃密な4日間!学び感じることが多くて、いつかまた是非訪れたい!
 273系、いわゆる「新型やくも」のデビューのタイミングで、島根遠征という悲願を叶えたのも、きっと「運命」だったんだ!と実感。
 たくさんの写真をここに遺すのは、自分自身の人生で、「松江での4日間の濃密さという嬉しさ」を、どうしても伝えたいから!


 「1日目。12月6日金曜日」。大阪から、松江への出発日です。
 …の感じですけど、今回は、

 「『写真』『X(ツイッター)のポスト』で振り返る」ことから始める→
 「試合のこと(基本的には、ポストのリンク添付で振り返る感じ)」→
 「2試合を実際に生観戦して、自分が正直に感じたこと」
 (島根の運営・会場の「長所」「課題」、及び「今季の残り試合に向けて、緊急補強が必要と考える理由。及び、そのターゲット選手」。)


 この順序で、執筆を進めさせて頂きます。特に、写真の数が想像以上に多くある感じになりそうですので、この文章構成がより伝わりやすいかなと。
 では、執筆を進めます。




天王寺駅の18番線。9時21分、「はるか8号」4号車(9両編成)で出発。
(「新大阪駅、9時37分着」。2023年3月に「大阪駅、地下ホーム」が完成で、
いまは「はるか」「くろしお」は、この「地下ホーム」を経由します。)
「はるか」使用の理由は、好きな車両の1つだからもありますが
(「鉄道ファン」でもあるので)、「座れるから」もあります。
荷物が多いのでね。周りに気を遣うのが苦手だし(心を配るのは好き)、
気を遣わせたくないからもあります。
で、いまの「はるか」は、ハローキティのラッピング仕様。
(事実上、これが恒常化してます。自分はニット帽がキティちゃんですので、
早くも「優勝!」って感じです。)

で、自分が乗った「はるか」は、行き帰り共に「9両編成」。
理由は「外国人の観光客が増えてる」から。
いま、自分は仕事場が天王寺で、
「あべのハルカス」「あべのキューズモール」がそうですが
(まさか「日常」の場になるだなんて、自分自身が驚き。特にハルカスは。
「人生とは、わからないものだ」を特に実感してます。)
特に、ハルカス。韓国・中国系が多いですが、白人さんもちょくちょく見ます。
ちなみに、自分が乗った際は、ほぼ純然な「空港・新幹線のアクセス特急」ですが
時間帯によっては、「はるか」は「沿線の通勤特急」を併せ持つ感じになります。
いわば「時代の流れ」ってことでしょうか。





9時37分、新大阪駅(1番線)に到着。
新大阪駅の「在来線→新幹線」の乗り換えゾーンは、いい意味で「だだっ広い」。
写真の1枚目は「在来線ホームから、エレベーターで上がる」と見える景色。
これを見ると「あ、自分はいよいよ、新幹線に乗るんだな」と。
で、写真の2枚目は「新幹線への改札を通るときに見える、発車標の景色」です。
自分が「新幹線・鉄道を利用」は、「鉄道が大好きだから」が大きいですが
「乗り物酔いのリスクへの考慮」も正直大きくあります(バスに比して)。

ちなみに今回、写真にはしてませんが、
新大阪駅のロビー(の27番線側)には、「大きな待合室」があります。
そこでは「NHK総合」のテレビ放送が常に映っている(東京駅もそうです)。
これが朝だと「おはよう日本」が映るので、「いま、社会で起きてること」を
普段、自宅やコワーキング・自習室にいるとき以上に、特に意識・実感の感じです。
それと、新大阪駅の待合室。大きさもですけど、利用者も多い!
「東京~名古屋~新大阪」は、日本の社会・経済を回すために
「絶対的な生命線」の存在なんだなと、強く実感します(今回の自分は逆方向だが)。



10時20分、新大阪駅(20番線)。「さくら551号」で出発、岡山駅へ。
(N700系、8両編成の8号車、一番後ろの車両。鹿児島中央行き。
これを選んだのは、「新大阪の始発だから」です。)
実は、九州新幹線への直通車両の専用の「S・R編成」は
東海道新幹線の車両より「1列少ない分、座席が広い」のです。
で、「11時09分、岡山駅に到着」になります。





11時09分、岡山駅に到着(22番線)。
「やくも11号」まで「64分間の乗り換え時間」ですが、
最大の理由は「さくら→やくも」にこだわりたかったからです。
でも他にもあります。「マリンライナー」を観たかったから。
写真の1枚目が、この「マリンライナー」(8番線。岡山~高松)。
専用の5両編成が使用で、前3両が「5000系」(写真の車両。特に1両目が2階建て)、
後ろ2両が「223系5000番台」です。

写真の2枚目が「しおかぜ」(6番線。岡山~松山)。使用車両は偶然にも
「8000系、アンパンマン列車」(1編成のみのレア)!
主目的ではなかったとはいえ、「嬉しい誤算」になりました。
これもいわば、「鉄道旅行」の醍醐味だなあと。







「マリンライナー」に出会えたので、岡山駅での目的地である
「2番線(やくもの発車ホーム)」へ。
写真の2枚目が「11時45分発、糸崎行き」(2番線)。
使用車両は「115系」。黄色は「岡山地区の専用塗色」。
そう、この岡山地区は「国鉄車両」がいまも健在なのです。
(自分が今回乗る伯備線も、113系・115系・213系が主力とのこと。)

写真の1枚目は「12時04分発、福山行き」(1番線)。
使用車両は「227系、500番台」。2023年(昨年)に誕生の新型車両で、
「Urara」の愛称がつけられてます。
(この「227系」は、2015年に「広島地区、0番台」が誕生しており、
広島地区の227系は「Red Wing」の愛称があります。)
実はこの、写真の1枚目。中央に映ってるのが、2人の車掌さん。
岡山駅で乗務員交替の姿ですが、2人共に女性です。
鉄道に携わる女性が、いまでは普通になった。より多様な個性が集うことで、
仕事・職務への「使命感・やりがい」をより強く持てる職場だと素敵だなと。
そしてこの2人が、「鉄道が、車掌の仕事が大好き!」と思えてますようにと。

で、「12月6日金曜日、12時前後」。
時期的に「中高生の定期試験」です。
実際、制服姿の高校生(もしかしたら中学生も?)を、結構見かけました。
「子どもが大好き」の自分的には、「意欲がより湧く」感じになれて。
(友人と語らう姿に、「青春してる」が伝わり、嬉しく感じます。)
心の中で「『あなたらしさ』を絶対に叶えてね!」と思いながら、
目的の電車を待ちつつ、ささやかな「車両鉄」を楽しんでいました。





写真1枚目。岡山駅、「12時13分、やくも11号、出雲市行き」の発車標。
写真2枚目。中央の奥側に映るのが、「専用の引き上げ線」に停車中の
「273系(やくも専用の4両編成)」。
「写真の左側の3番線に到着→専用の引き上げ線へ→2番線に入線・出発」。
岡山駅は県・地域の中心駅なだけあり、新幹線が「2面4線」、在来線は「4面10線」。
ただ、岡山地域の主要な電車は「2両~4両」が基本とのことです。
12時04分、1番線から山陽本線の「普通、福山行き」が発車。
さあ、そろそろ入線するはずだと。





12時13分、「やくも11号」(岡山→出雲市。自分は松江で下車)が発車。
それに向けて、12時05分、岡山駅の2番線に入線。車両は「273系、4両編成」。
「やくもの専用編成」で、「やくもブロンズ」の愛称が付与。
写真2枚目が、「やくも専用編成」を示す「独自のロゴマーク」。
この、273系。主に走る伯備線は「山岳地域」でもあり、線路に曲線が多いので
「振り子式車両」(車体傾斜式車両)が伝統的に採用されてきました。
前任の「381系」もそうです。

それも、この273系は「振り子式車両」の最先端の技術を結集
(車上型制御付き自然振り子式)とのことで、
381系から「乗り物酔いのリスクを大幅に軽減」とのこと。
この触れ込みで、2024年4月6日(つまり今年!)にデビュー。
デビューから程なくして、6月15日からは「やくも」は273系に統一されてます。

4両編成。車内は「2列+2列」。自分が乗るのは、4号車の一番後ろ。
(13D。対向車の景色がみられるように。)
隣は幸いにもいない(荷物量が多いので、隣がいるとよりきついので)。
景色を楽しみながら、でも「心の準備」が充分にできないままに
松江行きの初日を迎えたので、この「やくも11号」の車内で、
出発に向けたプレビュー記事を完成させて、
夕食を食べたらホテルの自部屋で、1試合目(7日土曜日)に向けた
準備・分析の時間に充てようと。
という訳で、12時13分。岡山駅の2番線を出発です。








12時13分、「やくも11号」、岡山駅を出発。
松江までの停車駅は「倉敷、総社、備中高梁、新見、根雨、米子、安来」です。
倉敷までは山陽本線。倉敷~伯耆大山(米子駅の2駅手前)が伯備線。
米子からが山陰本線になります。
伯備線の運転本数的には、備中高梁までが郊外路線の扱い。
実際、備中高梁までは「複線区間」です(それより北側は基本的に単線)。
ただ実際の景色は、総社から「山岳路線」の意味合いが強くなり、
「新見~伯耆大山」では「The・山岳路線」になります。

岡山駅を出発すると、素敵な車内チャイムが。
なんとこれ、行きの「出雲市行き」が「I Love…」(ピアノ調)、
帰りの「岡山行き」が「Pretender」(オルゴール調)で固定とのこと。
いずれも、山陰が生んだスターバンド、「Official髭男dism」の代表曲です。
普段、自分が好む音楽とは、ヒゲダンさんの音楽はテイストが真逆ですが、
この車内チャイム、一気に魅了されました。今回の松江遠征で、
もう、この車内チャイムだけで、既に「優勝!」です。
(自分は、アップテンポな音楽をより好むので。普段よく聴く音楽は
「ラブライブ」「バンドリ」「アイカツ」「ミリオンライブ」
「fripSide」「ALTIMA」「IDOLY PRIDE」とかですから。)
(それに、自分の中での「髭男」は「ヒゲダン」ではなくて
「ジェームズ・ハーデン」[現クリッパーズ]ですので。
だって、ハーデン、愛称が「髭」「髭を恐れろ」ですからね。)

車内チャイムの素敵さもですけど、「やくも」自体の乗り心地も爽快!
在来線・私鉄特急でだと、近鉄特急「ひのとり」に次ぐ素敵さです。
(というか、「ひのとり」のプレミアムシートは、あれは異次元ですので。)
「12時13分に出発~14時53分に到着」、つまり「2時間40分」ですけど
「乗り物酔い」は、正直感じませんでした。
(ただ、山岳路線を走るためか、調べごとをする支障リスクは
正直「まったくなかった訳ではない」の感じでしたが。)
写真2枚目のように、トイレやデッキも、まるで新幹線!
正直、松江への生観戦は、昨季に叶えたかったが本音でしたが、
初めて叶えるのがこのタイミングは、いわば「運命」だったんだろうなと。
「273系」がデビューしたから、繊細な自分でも「乗れる」といえる訳で。

自分は「鉄道ファン」を公言してますけど、特に「乗り鉄」「車両鉄」、
特に「電車から景色を見る」ことが大好きなのです。
(正直、「車両」「時刻表」を見るだけで興奮する人間ですので。)
ほぼ単線の、山岳地域を走る景色。独特ののどかさ、とても素敵だなと。
(尤も、かつて東北へのボランティア活動の際に、移住を真剣に検討したけど、
「電車の数が乏しい」「寒さリスク」「書店が少ない」
といった理由で、移住は自分には向いてないと判断した経緯がありますが。)



 (動画1つ目の「0:34~0:50」が「Pretender(オルゴール調)」、「0:50~1:06」が「I Love…(ピアノ調)」になります。)


 (←「新型やくも」こと「273系」のデビュー記念のPR動画。
 1982年に、先代の「381系」が伯備線にデビューしてから、実に42年。
 「地域住民の悲願が叶う」が伝わり、とても説得力ある動画です。)



 (←TBS系列の岡山のテレビ局、「山陽放送」[RSK]による、「やくも」の一連の記事。なぜ、前任の「381系」が「ぐったりはくも」という蔑称をつけられてしまったのか、「伯備線には、なぜ『振り子式車両』が必要であるのか」を綴っている、とても良記事になってます!)



https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240209_00_yakumo_higedan.pdf

 (←「やくも」が新型の専用車両の273系に統一されたことを記念しての、「車内チャイムに、Official髭男dismの楽曲が流れます」のPDF。
 「当面の間」[一説には3年程度を目途とか?]とのことですが、「恒常的にそうして欲しいです!」と感じるのは、自分だけですかね?[例えば、8年~10年程度は使用し続ける、とかのイメージで。])







14時53分、「やくも11号」、松江駅(3番線)に到着。
「やくも」自体はここが終着駅ではなく、出雲市駅へと向かうので
(玉造温泉、宍道に停車。「宍道」と書いて「しんじ」と読みます。)
1駅手前の東松江駅を出た瞬間に、降車の準備を始めました。
(安来駅で、プレビュー記事のアップは済ませてたので。)
松江駅は、シンプルな「2面4線」。普通は「米子~出雲市」での運転が基本です。
そう、運転系統の分断の場所が「米子」「出雲市」である関係から、
駅の大きさは、米子の方が大きいです(米子は「3面6線」)。
さあ、到着。「人生で初めての、『日本海側』『山陰地域』」が始まります。
天気予報で、地理で、「京阪神とは全然異なる」ことは学んできたつもりですし、
もともと自分は「かなりの寒がり」ですので、それを含めた
「心の準備」はしてきたつもりでしたが、果たしてと。






14時53分、松江駅に到着。エレベーターで降りて、改札を出ると、
写真1枚目の右側のように、「島根スサノオマジック、応援のホワイトボード」が!
写真2枚目。荷物を脇に置いて、すぐさま青色で記入。
「青」は好きな色の1つですので、使用に迷いはありませんでした。
「おらが地域の、貴重なスポーツチーム」。
島根は、地域の人間・社会にとってそのような存在である、
これは配信越しに「すさまじい熱量が伝わる」で感じてました。
松江駅を降りた瞬間、さっそくこれを実感の感じです。
そしてこの、「島根の、ファンのすさまじい熱量」は、
今回の松江訪問で、想像以上にすさまじく実感になることを、
このときはまだ想像できていなかった感じですが。



「電車好き」(鉄道ファン)である自分。
松江駅を降りて、島根のメッセージボードを記入後に、
すぐさま「時刻表」「路線図」をチェック。
なんと、電車は基本的に「1時間(60分)に1本」!
かつて、東北、つまり「東日本大震災」の復興支援活動に参加させて頂いた際に、
南三陸・石巻を訪れさせて頂いた際に
「1時間に1本。時間帯によっては、2時間に1本」
であることに、とても強い衝撃でしたが、
いや、山陰本線、「特急は電化だが、普通はほぼ非電化」と伺ってたけど
(一部に電化車両はある。なお国鉄車両の115系とのこと)
「およそ、60分に1本(さすがに朝夕はもう少しあるが)」、まじか…と。

時刻表や路線図を見ると、運転系統がほぼ
「鳥取~米子」「米子~出雲市(一部は、車庫がある西出雲)」
「出雲市~益田」「新見・生山~米子」
に明確に分けられてることが伝わります。
実際、伯備線で運転系統が分断されている新見駅や、
山陰本線の運転系統の分断駅である米子駅では、
駅の近くに車庫が設けられていました。
(…って、ここまで「バスケの話」ではなくて、もはや「鉄道の話」ですが。)

で、今回は写真に収められてないですけど、
山陰本線の「松江地域」、あるいは、伯備線の「新見以北」での使用車両。
「キハ126形」。「原則的に2両編成」とのこと。
そう、非電化車両、いわゆる「ディーゼル車両」です。
「社会・世界は広い」。自分はこれを東北に向き合った3年半
(2011年9月~2015年3月)で特に学んだことですが
(ちなみに海外は、高2の修学旅行[北京・西安]のみです)
自分が住む関西圏では「15分に1本(1時間に4本)、少ない」、
この感覚は「むしろとても恵まれてるんだ、当たり前ではないんだ」と
改めて学ばせて頂く感じです。



で、松江駅。特に印象的なのが
「観光客を前提に『駅づくり』がされてる」ことです。
そう感じるのは「土産物の店」がとにかく目立つこと。
自分も、島根行きは「生まれて初めて」ですので
「帰りに、土産を購入する」の資金は用意してましたが
地方部にある地域にとっては、「観光客が生命線」なんだなと。
そう、自分は実は、父方の実家が「鹿児島」でした。
ですので、子ども時代は毎年の年末年始、鹿児島に帰省してた。
「大阪~鹿児島」、飛行機の生命線の路線の1つと伺いますが、
鹿児島空港、「土産物の店」が多かった記憶がと。
自分は関西圏(大阪)なこともあり、
「土産物の店」が多い駅は、正直ほとんど出会いません。
(新大阪駅、京都駅は「土産物の店」が充実してるし、
特に京都駅は「土産物の店」に多くのスペースを充ててますが。)

今回の松江遠征は、最大の目的地である
「松江市総合体育館」が、「松江駅から徒歩圏内」であることもあり、
「松江駅の周辺で事実上完結」である訳ですが。
(というか「完全にバスケに全振り」の日程であり、
「松江城』「宍道湖」「出雲大社」「仁摩サンドミュージアム」を
一切想定していない訳ですが。)
でも、「観光客が自分たちの生命線です」を前面に押し出す駅・地域の存在を
それも、松江という「県の最大の主要駅」で学ぶとは、
1人の人間として「思わぬ副産物的な学び」になりました。
ちなみに、写真の3枚目は「スターバックス」。
実は、島根県への初出店は「2013年」、
全国では「2番目に遅い初出店」であったとのことです。
(尤も今回は、日程的な理由から、
スターバックスに立ち寄ることはできていませんけど。)



15時10分過ぎ、松江駅の構内を出て、
写真の1枚目、中央にある「白とグレーの建物」、
そう、今回の宿泊地、「松江エクセルホテル東急」が見えるのです。
(左側の「黒っぽい、細長い建物」は
「グリーンリッチホテル松江駅Across」です。
駅により近いのが「Across」ですが、本館的な
「グリーンリッチホテル松江」が、別に存在してます。)
そう、向かいに見える。「きっと横断歩道があるはずだ」と思ったら…。
なんと、「ない」のです。向かいのホテルに行くためには、
写真2枚目のように「エレベーターの利用」がマストである。
(エスカレーターは「上り専用」です。)

で、エレベーターを降りると、写真の3枚目。
なんと「『地下道』(地下通路)を通る必要がある」と!
写真の手前側が「松江駅側」、奥側が「ホテル側、総合体育館側」です。
この「駅から、街の中心部へと歩くには、地下道を通る必要がある」は、
実は経験がありました。
そう、「沼津駅南口→沼津仲見世商店街(などの中心市街地)」。
この沼津が、「地下道を通るがマストの構造」で経験があったのです。
(沼津駅南口から南側へと歩くと、
「静岡新聞・静岡放送の東部総局」や「びゅうお」、
あるいは「欧蘭陀館(渡辺曜の聖地)」があります。)
そう、沼津。『ラブライブ!サンシャイン!!』(Aqours)の聖地。
自分は「ラブライバー」でもありまして、沼津を訪れた経験があります。
「沼津のときの経験が、まさか松江で活きるとは」と。

写真の4枚目。南北の方向が厳密には逆になっていますが(苦笑)、
松江駅の周辺は、ホテルの数が多いのです。
「エクセルホテル東急」「ニューリッチホテル」
「ユニバーサルホテル」「プラザホテル」
「ホテルアルファーワン」「アーバンホテル」等々。
今回の自分は、「バスケの遠征的な生観戦」のため(これ特化)ですが、
松江に宿泊することで
「松江城」「宍道湖」「出雲大社」「仁摩サンドミュージアム」
この4つが、「松江・出雲の主要な観光地」であるとのことで、
これを観光するために訪れる人間が多いのです、とホテルの職員さん。
ただ近年(特に、ここ3年ほど)は、バスケの島根が地域に根付いたことと
急速に強くなったで、「バスケの遠征的な生観戦のため」に松江を訪れる人間も
増加傾向にある、とも仰ってました。





「一畑百貨店」。「一畑」と書いて「いちばた」と読みます。
「一畑グループ」は、出雲・松江を拠点とする、島根の有力企業。
「一畑電車」「一畑バス」といった交通事業で特に知られてます。
なぜ「一畑」という名前かというと、出雲市にある「一畑寺」という寺の名前が由来。
つまり「一畑」という地名からとのことです。

ですけど、この「一畑百貨店」。今年(2024年)の1月14日に閉店。
建物は写真のようにがっつりと残ってますが、「中身は廃墟」を意味してます。
これにより、島根県は「百貨店がない4つの都道府県の1つ」とのこと。
(あとの3つは「山形県、徳島県、岐阜県」。)
この「一畑百貨店」が、松江駅から徒歩で3分ほど。閉店・消滅により、
「松江駅の駅ビル(シャミネ松江)」あるいは「イオン(ここから徒歩10分程度)」
が買い物手段になると伺います。

いま、自分が住む関西圏では、「◎◎小学校校区」から、
「ショッピングモールに近い学校の校区」が人気の傾向にある、を耳にします。
理由は「ショッピングモールにより、ほとんどの買い物がそこで完結できるから」。
「時代の流れ」といえばそうかなですけど、
この「一畑百貨店の建物」を目の当たりにして、
「どうやって買い物ができるのか?」の地域、自分が住むことは想像できないと。
正直、とても強く考えさせられますし、心がきゅっと痛む感覚です。










今回の松江訪問、自分の宿泊場所。「松江エクセルホテル東急」です。
ここを選んだ理由。第1は「松江駅と、松江市総合体育館の間の場所」だから。
第2は「東急ホテル系列」という、信頼できるブランドであるので
(「ぎりぎりで手が届くレベルのホテル」ということも正直大きいです)
いずれ、東京圏での宿泊の際に「選択肢になり得る」の判断からです。
いわゆる「つぶしが利く」の判断です。「知ってる名前だから、リスクが小さい」と。
第3は「食事のおいしさ」。訪問時期的に、松江は
「寒い時期に突入し始める」。それに、松江駅の駅ビルで、
「これだ」といえる店を見つけられなかったと。
そう考えると、「朝食のみならず、夕食をもあるホテル」がとても重要。
で、「エクセルホテル東急」には、1階に「MOSORO」というレストランがあり、
朝食は勿論、夕食も提供されると(1回につき7500円と超高額だが)。
この3つの理由から、宿泊場所選びで、「エクセルホテル東急」の1択と判断でした。
9階建て。1階がロビーとレストラン。客室は「3階~9階」とのことです。

そしたらなんと、「京都のチームの宿泊ホテル」とのこと。
正直、「あり得るだろうなあ」と思ってはいましたけど。
そう、松江のホテルの「選択肢が限られる」ことから考えるとの意味で。
実際、ホテルで「川嶋」(朝食会場)、
「職員(広報担当)の村上さん」(2日目の夜、エレベーターで。
22-23は「はんニャリンの同伴」、昨季は「グッズ担当」でした)、
「ラナHC」(3日目の朝、ロビーで。お土産購入のための外出時)に、
それぞれ会いました。尤も実際は、ラナHCと川島は「会釈だけ」、
実際に挨拶できたのは「村上さん」だけといえます。
現実に、選手・スタッフに会うと、「かける言葉を失う」と。
(自分が「あがり症」なことも、恐らく大きいですけど。)

ただ、選手は、「あっ、よく生観戦してるファンだ」と気付いてるっぽくて、
そう、実は昨季の4月、舞洲での「京阪ダービー」で
「はんなりん」(京都のチア)に、声を掛けられたのですけど、
自分は京都、「2階席、メイン側の中央の最上段」が事実上の指定席ですが
「いつもそこで観てますよね?」とまで知ってる感じで。
しかも、「チアのパフォーマンス中にタブレットで何かをチェックしてる」
(実際は「試合のデータチェック」)まで把握されてたと。
正直、驚きました。そこまで観てるのか、と。
「嬉し恥ずかし」です。そして貴重な経験をさせて頂けたなと。





松江駅から、ホテルへの横断歩道がなくて、
「地下道で行く」という最適解を出すのに手間取り、
「松江エクセルホテル東急」、チェックインは「15時25分」。
今回、「6日金曜日~9日月曜日」の「3泊4日」であるのですが、
本来で確保したかった「スタンダードシングル」が確保できずで、
「スタンダードダブル」を確保するにならざるを得なかったと。
「松江エクセルホテル東急」は、9階建て。客室は「3階~9階」。
レストラン(MOSORO)が「1階」、自動販売機が「4階、7階」。
ちなみに「バスケ生観戦のmy必須飲み物」である「Qooりんご」は「4階」。
で、シングルは「3階~9階」のいずれにもありますけど、
今回は「ダブルルーム」で、それがあるのは「5階、6階」。
で、今回の自分の部屋は「602号室」。
値段的には、「ダブルルームは今回限りにしたい」が本音ですけど、
実はこの写真、部屋に着いてからすぐに撮ったものです。

そう、部屋からこうして、「松江市総合体育館」への方向の景色が
見えるのは、「ダブルルームだからこそ」とのこと。
(シングルルームは「この向きの部屋はない」とのことです。
中央に「2つの三角形の屋根」が見えますが、これが「松江市総合体育館」です。)
写真の中央に見えるのが「くにびき大橋」。
この「くにびき大橋」が、松江を今回実際に訪れて、
「キーフレーズ的な存在」になっていった感じです。



16時、ホテルを出発して、「松江市総合体育館」(松江総体)への下見を。
実際に歩くと、「ホテル→松江総体」は「徒歩で10分程度」。
「ホテルを出て、大通りへ」→「横断歩道を渡って、すぐに左折」
(この「最初の横断歩道を渡って左折」が重要ポイント!)
左折してすぐに、「くにびき大橋」が見える。そう、「橋の右側」を歩くこと。
「くにびき大橋」。実際に歩くと、とても長い。5分程度を歩いた感じかな?と。
「片側3車線」。道路の幅も広い。「松江の都市のシンボル的存在」が伺えます。

写真1枚目が、横断歩道を渡ってすぐに左折しての場所。
ここからまっすぐ、「くにびき大橋」へ。左側の建物が「アーバンホテル」です。
写真2枚目が、「くにびき大橋」の中央部分。
左側が「さんいん中央テレビ」、右側が「くにびきメッセ」の方向。
で、写真の中央奥側の「2つの三角形の屋根」が、
今回の最大の主目的である「松江市総合体育館」です。
(そしてこの「写真2枚目の場所」で、3日目に「アクシデント」に遭うのです…。)




「松江市総合体育館」の手前側の出入口の対角線の場所。
(地図的には、松江総体が「右上」、この写真の場所が「左下」。)
「中海・宍道湖・大山圏域への新幹線整備の実現を目指して」の看板です。
いわゆる「中国横断新幹線」「伯備新幹線」構想。
自分も「鉄道ファン」ですので、この構想は勿論、存じてます。

島根・鳥取といえば、「説明不要の、自民党王国」です。
新幹線構想が実現してないのが、「言われてみれば、不思議だよなあ」と。
ただ、構造的には「仮に実現になる場合は、『ミニ新幹線』」にならざるを得ない。
(「秋田新幹線」「山形新幹線」と同じような感じ。
尤もこの「推進会議」側の念頭は「フル規格での実現」。
いや、それが理想という気持ちは、とても理解できる。
でも現実論的には、「曲線のオンパレード」に照らせば「ミニ新幹線」1択かと。)
1人の鉄道ファンとしては、「いつか是非、叶えて欲しい」が正直な本音です。
ただ、「新型やくも」(273系、やくもブロンズ)の実現は、
「『伯備新幹線』の実現は、まだ先の話」を意味してるなと。
視点を変えれば、「273系」の実現は「とても重要な進歩である」と映りますし、
これでも「ミニ新幹線の実現に近いほどの技術レベル」といえると。
というか実際、自分が今回の松江訪問を叶えたのは
「273系のデビューの実現」が大きかった訳ですので。
でも一方で、「秋田新幹線」「山形新幹線」が羨ましいも正直な本音です。








16時13分、「松江市総合体育館」に到着。
写真1枚目。実際は、島根の試合時は「事実上の通用口」。
そう、市民の運動施設としてでならば、この通用口からの出入りでよいけどと。
実際の島根の試合時は、写真2枚目、左の中央から入る感じになる。
それと、実際の生観戦時に感じたのが、写真2枚目、上の中央に
「正面入口」とあるのですけど、ここから向かっていく人間が
想像以上に多くいた感じです。
(まあこれは、島根は「The・車社会」ですので、
そう考えると、いわば当然ではありますが。)
そう、「ホテルから、どのように松江総体に行くのか」と共に、
「実際はどこが入口になるのか」も、下見の主目的でしたので、
そう考えると、「下見して大正解であった」といえる訳です。

ちなみに、写真に収めてはいませんが、
通用口側の奥側には「トレーニングルーム」が。
なんと、市民に混ざって、白濱の姿を確認できました。
この、「松江市総合体育館」。後述で改めて言及させて頂きますが、
2025年オフ(つまり、今オフ)から1年程度をかけて、
新B1仕様に対応のための「改修工事」が既に決まっています。




松江市総合体育館、通用口側から「半周」して、ようやく辿り着いた
「ほんとうの入場口」。
既に前日の夕方の時点で、「がっつりとスサマジのモード」。
「地域に根付いた存在」がとても伝わることもですけど、
こうして実際に、「今季の開幕時の選手編成」を目の当たりにすると
「今季が、島根にとって『最大の勝負モードの年』である」
ことが、とても伝わります。そう、「優勝を叶えるなら、今季である!」と。
これを体感できた意味でも、「前日に下見をした意義があった」と実感です。



「松江市総合体育館」の下見を終えて、
ホテルへと向かう(実際は、少しですが時間があったので、
松江駅周辺を少し散策してから、ホテルへと戻った感じですが)。
写真1枚目。松江総体を出て、横断歩道を直進で渡ると、この景色になる。
写真2枚目。「くにびきメッセ」。正式名称は「島根県立産業交流会館」。
くにびき大橋を「松江駅→松江総体」へと歩くとき、
橋を渡り終えてすぐの右側の建物が、この「くにびきメッセ」です。
いわゆる、都市部でいう「コンベンションセンター」「国際会議場」。
(「大阪国際会議場」「京都国際会館」「神戸国際会館」とかに相当。)

写真3枚目。この写真の右側の建物が
「TSK さんいん中央テレビ」(フジテレビ系列[FNN]のテレビ局)。
「くにびき大橋」の中央部分から、
左側が「さんいん中央テレビ」、右側が「くにびきメッセ」、
中央奥側が「松江市総合体育館」という位置関係になります。
「島根県では最大の民放テレビ局」とのことで、毎年10月の男子大学駅伝の
出雲駅伝が「FNN系列が放映権」であるのは、この関係からです。
(島根の民放テレビ局は「3局」。故に「ANN系列がない」になります。)
バスケットLIVEでの島根の本拠地中継で、何回か名前を耳にしたことがあるの
「平川翔也アナ」「福島睦アナ」は、この「TSKの局アナ」です。







17時30分。「松江エクセルホテル東急」1階、レストラン「MOSORO」。
ここが「夕食」及び「朝食」の会場になります。
17時30分、夕食。夕食の時間は「17時30分~21時30分」。
ディナー(夕食)のプランはいくつかありますが、
今回の自分は、「バイキング」(エクセルディナーブッフェ)。
1回につき「7500円」と高額ですが(激汗)、
自分の中では、「他にできる方法がない」の判断でと。
(「最大で120分」ですけど、自分は「75分程度」で退席でした。
理由は、19時からの「NHKニュース7」を観るためです。)

メニューは、試行錯誤を経た感じですけど、最終的には
「ごはん」「黒毛和牛サーロインステーキ」
「もつ鍋」「お造り2種(鯛、いか)」「ポルチーニクリームパスタ」
「大山鶏つみれ汁」「いちごのショートケーキ」「アップルジュース」。
どれも美味しい(おいしい)ですけど、その中でも特に
「もつ鍋」が絶品に美味しくて!
肉と野菜をバランスよく食べられることも◎で!
はい、「もつ鍋」は、毎回「2杯分」食べさせて頂きました。
「お造り2種」も、普段は魚の接種が不足している自分的にとても貴重で!
「もつ鍋」「お造り2種」、これだけでも「7500円という超高額」に見合う、
まさしく「優勝!」って感じでした。
(「夕食バイキング」を「より納得できる感じで美味しく」を叶える意味で、
「開始時間の17時30分に1階に到着」がとても重要なことも実感です。)

それと、素敵なスタッフさん(シェフさんを含めてです)が何人も。
特に懇意にさせて頂いたのが、女性スタッフの金森(かなもり)さん。
とても誠実な接客、ありがとうございました。
いつか、松江を改めて訪れさせて頂く際に、またお会いできますと、
とても嬉しいです(松江のホテル、自分の中では
「松江エクセルホテル東急」の1択ですので!)。






今回の松江遠征で、持ち物で特に意識して持参したのが
「Tシャツ」「スタジアムジャンパー」「ツインメガホン」です。
今回の松江遠征の最大の主目的は
「松江総体の、配信越しで伝わる『独特のすさまじい熱量』の正体を、
実際に生観戦することで、何か1つでも学び感じたいから」でした。
「独特の熱量」の会場。これは「宇都宮(ブレアリ)」もそうです、
でも、宇都宮と、松江の熱量は「それぞれに異なる」感覚が
漠然とあったと(うまく言語化できずが正直もどかしい)。
老若男女を問わずに、それこそ一般的には「ゆるい熱量」
「ライト層」といわれやすい、「2階のベンチ側の上段」でも
島根は「それこそ、ほぼ青一色」。
それでいて「やらされてる感」がない感じで。
「この正体って何だろう?」とずっと感じてたと。

特に印象的なのが、2回目の選手入場時。
つまり、バスケットLIVEでの配信時でも映る、
「スターティング5入場時」からの一連の流れです。
そのとき、ほぼ一糸乱れずの、独特のメガホンでのエール。
そのときに流れる音楽が、とても「心のテンションが上がる」のです。

普段、バスケでの生観戦時は、
ハリセン(大阪、神戸)、メガホン(京都、奈良)を持参することは、
実はほとんどしません。理由はシンプルに、
自分は「パソコン」「本」「メモ書き用の無地の紙、筆記用具」
で、もとの荷物が多い傾向で、「これ以上に荷物を増やしたくないから」。
でも、今回は例外。島根、「松江総体」での生観戦をすると
決断したからには、「青一色」に対応できるようにもだし、
特に「メガホンなしは通らないだろうな」と。
勿論これは、1バスケファンとして、
「島根は『要注目球団』であり、『いつか報われて欲しいと感じる球団』」
とずっと感じてきたからです。ですので、
普段の試合だと「相手側の球団」な訳ですけど、
「島根側のグッズを着用・持参」に、
「抵抗感は、正直全くない」と。
ここまでするのは、「島根だからこそ」です。他ではしない。
それに今回は「松江総体という会場空間」自体が主目的だからもあります。



1階のレストランでの「夕食バイキング」を終えて、
4回の自動販売機で、必要数の「Qooりんご」を確保して、
で、自室(602号室)へ。19時から「ニュース7」を見て、
それを観終えたら、19時30分から「この2試合の生観戦の予習」。
予習をしながら、この写真が、撮った「夜景の景色」。
写真の右上側が「くにびき大橋」。
「地域にとっての『生命線』的な存在」が伝わります。
そう、「0時過ぎになっても、車が普通に流れてた」ですので。
結局、1日目の「予習」は、23時30分近くまで。
ですので、NHKの「時論公論」を見てから就寝しました。
(尤も、1日目は「寝落ち」をせずに済んだのですが、
2日目・3日目は「寝落ち」に苦しむことになるのですが…。)




さあ、2日目(12月7日土曜日)。
土曜日・日曜日は「朝食は6時30分に開始」。
そのため「5時30分に起床」。
朝食は「朝食バイキング」。「朝食付き」で宿泊予約済み。
朝食も(夕食と同様に)試行錯誤でしたけど、最終的には
「ごはん」「オムレツ」「穴子フライ」「出雲そば」
「焼き魚(鮭・鯖)」「しじみの味噌汁」「アップルジュース」。
どれもとても美味しいですけど、特に嬉しいは
「穴子フライ」「出雲そば」。「現地の特産品」なことは勿論、
特に「穴子フライ」は、不足傾向の魚の摂取の意味でも◎です!
「7時15分」に退店。そこから、いよいよ出発への準備を進める感じです。
(ちなみに4日目は月曜日、「朝食は7時に開始」でした。)




2日目(12月7日土曜日、第1戦)。「9時」にホテルを出発。
自分は「ハイグレード会員」(3番目のランクのFC会員)。
ですので、開場時間は「10時40分」です。
外は寒い。さすがに10時前までは、並んでる人間の数は多くはない。
(「全席指定席」ですので、列に早く並ぶ必要がないからもあるかなです。)
ただ、10時前後からは、列に並ぶ人数が一気に増えていきます。
FC会員の数が、感覚的にはとても多い印象。
(多いというのは、「観客数に対するFC会員の数」という意味で。)
「青一色」というのは、その意味でとても納得です。

で、3日目(12月8日日曜日、第2戦)。
この日は(後述でも言及ですが)「9時」に、
松江駅でお土産を購入する関係から、「9時25分」にホテルを出発。
1日目(下見)、2日目(第1戦)と同じルートで、松江総体へ向かう。
第2戦は「悪天候リスク。初雪の可能性」と天気予報で仰ってたので
心の準備はしていたつもりですが、です。
「お土産の購入→いったんホテルへ戻る→すぐに再びの出発」
のときは、「ありふれた、ぐずついた空」でした。

ですけど、「くにびき大橋」の中間地点になった瞬間。9時30分頃。
突如として、すさまじい降雪。いままでに経験がない感覚。
(「ゲリラ豪雨」の経験はあるが、たいていはどこか近くに屋根がある。
いざとなれば、駅とかで「雨宿り」で対応できるとかでの。
まあこれは、都市部[普段は大阪]だから通用する訳ですが。)
おそらく「あられ?」の感じ。いわば「ゲリラあられ」。
漠然とした恐怖感。場所的に、目的地(松江総体)に突き進むしかない。
どこか雨宿りができる屋根があればだが、「ない」。正直これがきつかった。
とにかく、走るしかない。荷物を落とさないように留意しながら。
2つある信号も、幸運にもすっとクリアできた。
どうにか到着。「ゲリラあられ」自体は、15分程度で収まりました。
「日本海側の洗礼」を、こういう形で体感するとはと。
(勿論、この「あられ」が、松江の「初雪」になりました。)
でも、これを含めて「社会勉強」。自分的には、これも「学び」であると。




 (←リンク添付の1つ目が「あられ」、2つ目が「みぞれ」、3つ目が「ひょう」になります。)



10時40分、第1戦、「ハイグレード会員」の開場。
第1戦では、1階、階段の左脇のスペースに、
島根のマスコット、「すさたまくん」が。
(1月に東京での「島根vs茨城」を2試合生観戦して、
そこで感じたことがきっかけで、今回、ついに
「初めての、松江での生観戦」を決断したんだよ、と伝えました。)
島根といえば、チアの「アクアマジック」のイメージが
どうしても強いかなですし、自分もアクアマジックが好きな1人ですが、
「すさたまくん」も、島根の素敵な存在の1人だよ!と思っていて。

「代表活動期間による、11月の中断期間」(いわゆる「バイウィーク」。
この表現、自分は未だにすとんと落ちないのですけど。激汗)の突入時に、
球団の公式HPで「インジュアリーリスト入り」が発表で
(まあ、この京都戦で復帰でしょう?と思ってた感じではありますが)
すさたまくん、何らかの変化があるってこと?と想像で。
で、復帰初日(偶然にもだが)。変化があると思われる個所としては
「目が黒色→青色になった」「少し、小顔になった?」と。
「うん、かわいいよ!似合ってるよ!」と感じることと共に、
「2月28日、3月1日(舞洲)、3月5日(西京極)」と、
島根は「関西圏での3連戦」がある(勿論、3試合共に生観戦の構想)。
ですので、「球団側と要相談の上でね」と前置きした上で、
「関西圏での3連戦、舞洲と西京極に来場して頂けると、とても嬉しいです」と
はっきりと申し伝えさせて頂きました。
(なぜって、正体、恐らくは「球団職員」あるいは「インターン」
であると想像ですので

こうして松江総体での生観戦を叶えるからには、「すさたまくん」に
是非ともお会いしたい、挨拶させて頂きたいでしたので。会えて嬉しい!





先行入場して、「すさたまくん」への挨拶・エールを終えて、
座席に座る。今回の座席は、2試合共に「P223、A6、37」。
理由は、普段の京都・大阪と同様に、「2階の中央の最上段」、
そこが「最も全体を見渡せるから」の判断からです。
で、確かに「放送席に近い場所」ではあったのですが、
実際に座ると、「見やすい」ではある。でも、
より安価な「P224」とかの方が、
「最上段の座席の後ろ(あるいは横)に、荷物を置ける」。
そこだと、「島根側のコーナー部分」から見る相当になりますけど、
それでも「見やすい」の許容範囲ではあるのでと。
それに「P224」のゾーンの方が、「子ども・若者率」がより高い意味でもと。
そういった「収穫と課題の発見」も、実際に生観戦したからこそです。
(今回の場合、2試合共に幸運にも「右隣の座席が空席」であったので、
どうにかなりましたが、そうでなければ「うわあ、正直きついなあ…」でした。)

ですけど、松江総体、実際に訪れて「特に嬉しいこと」として、
「2階席の人間でも、1階席に降りられること」です。
(「試合前練習時」とか「すさたまくんとの交流」とか。
ちなみに西京極[京都]、ダイアリ[滋賀]はこれができるけど、
舞洲[大阪]はこれができません。)
これにより「1階も2階・3階も関係なく、会場空間の『心の一体感』を創出できる」
このことに大きく寄与できると感じるんですよね。
(特に自分は、普段から「2階席での生観戦」ですので、
「生観戦時は2階席だけど、1階席に降りるが可能」はとても重要視の1つです。
ただ一方で、松江総体での生観戦を実際に叶えて、
「課題と感じること」も正直あります。
この「課題」については、後述で改めて言及させて頂きます。



松江総体、入場してまっすぐに進むと、
「写真1枚目」の景色になります。
写真の4枚目、5枚目も然りですけど、
「スサマジモード」がとても伝わってくる。
それも、まだ「新アリーナ」ではないのにと。
(「松江総体」は「改修で対応」。2025年オフ、つまり「来オフから1年間」。)
「HERE TO WIN」。今季の島根のスローガン。
意味は「勝つためにここにいる」。
先述でも言及でしたが、島根は「21-22」から「Win Now」モードで、
これが「今季で4年目」。で、主力の年齢構成が「32歳程度」。
そう考えると、今季はまさしく「Must Win」の年です。
今季、西地区の他球団との力関係を考えると、優勝・CSファイナルへの
「最大のチャンス」と映る。一方で「自球団の年齢構成」もですし、
特に京都は「これから高確率で、より強くなる」。
そう考えると、今季は「最後のチャンス」かもしれない。
「クラーク、マカドゥ、エヴァンス」。今季に「オールイン」が伝わる。

で、特に「写真3枚目」。「鬼ディフェンス、15」。
「15」は「白濱の背番号」です。
NBAならば恐らく、「Demon Defender」(直訳的な「鬼DF」)、
あるいは「Persist Defender」(「粘り強い守備」)、
あるいは「Scorpion」(「サソリのように、つかんで離さない」)
という愛称になるかなと想像で。
自分が学んできたことの1つに
「人間は、『必要とされる場所』でこそ、最高に輝ける」
があります。白濱にとっては、島根こそが「必要とされる場所」であった。
実は、昨季までの3年間の「30分換算EFF」は
「3.25→4.12→2.77」。
そう、正直に述べれば「CSレベルではない」。
(「数字に現れにくいタイプ」の考慮の必要はあるが。)
でも、島根のスタイルには「数字以上に符合できてる」と。
なによりも「HC・選手仲間・ファンが、必要としてる」。
今季で「33歳」。「衰えとの戦い」になり始める年齢ですが、
少なくとも、「昨季までの島根での3年間」は、とても輝いて映ってたと。
(厳密には、島根には「20-21」からの所属ですが。)

今季、自分は島根を「西地区の1位の最有力」と読んでます。
理由は「安藤誓、ニック・ケイ、クラーク、マカドゥ、エヴァンス」。
「この5人」の質は、とても高い、「破壊力が抜群」と映るからと。
これにプラスで「津山、白濱、納見」。
ずっと課題としてた「第2PG」(納見)の確保も大きいです。
ただ、「あと1枚が足りてない」(後述でも言及するが)。
現有戦力でだと「誰か1人でも欠けると、一気に苦しくなる」現況。
この2試合だと、「納見が不在」でした。
で、この2試合で「あと1枚が足りてない。2月の中断期間で、
緊急補強が絶対に必要!」は「確信」になりました。
(「2月の中断期間」というのは「より現実的な道」
のニュアンスですけど、自分の正直な本音は
「できるだけ早く。例えばオールスター前後でも」です。
誰が補強ターゲットかも、既に念頭にあります。)



この2試合(島根vs京都)は、「松江市presentsの試合」。
「提供スポンサー」「冠スポンサー」の意味と思えばです。
第1戦が「SDGs未来都市松江」、第2戦が「松江城国宝10周年記念」。
写真は第1戦、「SDGs未来都市松江」のブース。
自分自身、1人の人間として、「SDGs」は「関心テーマ」の1つですので。
(「教育」「防災」「平和」とか、SDGsに完全に直結ですし。)
ですので、自分的には「思わぬ副産物」になりました。

そう、今回の「島根vs京都」、
特注の「ゴールド(黄金色)の、CITY EDITION」ユニフォーム。
もともと、鳥取開催専用で「黄緑色の3rdユニフォーム」があるので
(今季、3月のvs大阪が「鳥取での開催」。そこで恐らく着用だろう)
事実上の「4thユニフォーム」です。
1人のバスケファン的には、この「黄金色ユニの島根」、
「とても似合ってましたよ!」と正直感じてます。
(ちなみにこのおかげで、京都は「本拠地ユニフォーム」着用が認められた。)
余談ですけど、なんと島根、今季は
事実上の「5thユニフォーム」である
黒色の「Pixel Design」ユニフォームの着用試合が発表されており、
4月23日水曜日、「島根vs京都」は
この「5thユニフォーム」着用が発表されてます。








松江市総合体育館。「3階席、アウェーメイン側」から見た景色。
この角度、2023年1月、「横浜BCvs京都」生観戦(横浜国際プール)を思い起こします。
正直な感覚として。「想像以上の衝撃」でした。
3階席(特に両端のゾーン)は「立ち見席」の設定ですけど、
この3階席まで「観客でびっしり」。しかも「青色ユニフォーム」率の高さ。
ちなみに、今後に松江総体での生観戦を叶えたい場合に想定の
「P224」のゾーンの最上段も、名目上は2階席ですが、
実質的には3階席です。「観降ろせて、心地いい」が正直な感じで。
写真の左側の中央部分、木目の階段状の場所が
「G113」、「アウェー側の応援ゾーン」です。
ちなみに、京都の松島鴻太社長も、(恐らく2試合共に)来場してました。



「松江市総合体育館」。選手が試合前練習に登場し始める前後でしょうか。
直近の島根の試合のハイライト(アウェーの三遠戦の第1戦)が映ってました。
そう、こうして試合前に、本拠地チームの直近の試合のハイライトが映ることは、
「どの選手が特に活躍」とか「どの選手がどういうプレーをしてる」
とかを把握できる意味でも、とても意義があって素敵だよねと。
(ちなみに、京都・大阪の共に、「直近の試合のハイライト」、ハの字もない。)

「開始60分前」。オープニングセレモニー(1回目の選手入場)。
炎の演出。60秒程度のプロローグ映像を終えると、
この「炎の演出」が始まり、「独特のメガホンクラップ」が!
で、「開始16分前」。自分が特にとても楽しみにしてた
「ミライ小町による、ルール説明の映像」。
「視覚に訴える」感じで、これがとてもわかりやすい!
声質も素敵で、「目を閉じても情景をイメージできる」!
「ミライ小町によるルール説明」が終わると、「応援練習」になります。

で、「開始3分20秒前」。2回目の選手入場。
「ベンチ選手入場→スタート5入場」。
「And No.33 ルーク・エヴァンス」。これがコールで、音楽が転調になる。
で、「開始68秒前」。ここからの専用BGM。
これを自分は、特に聴きたかったんだ!と。
ギアがより上がり、メガホンクラップのボルテージもより高まってる。
で、アリーナMCのHONSHOWさんの
「Everybody,Are you ready,We are!」→
観客が「島根!」→「時間が来たのブザー」。
これを、これを特に聴きたかったんだ!
だから、松江総体での生観戦を、どうしても叶えたかったんだ!
これは、配信越しでは叶わないこと。「体感できる」の意味で!
「ついに叶った」!心の中は、嬉しさに満ちてました。







「松江での生観戦」を絶対に叶えたかった理由の1つ。
「アクアマジック」を、絶対に、この眼で観たかった!
いや、昨季の1月での「島根vs茨城」(武蔵野の森)で叶えてるでしょう、って?
確かにそうだけど、でも「松江総体での生観戦」に意義があるんだよ!
そう、「アクアマジック」は、基本的に「地元の人間」で固めてる。
(10人中、他県出身者は、ANNEさんの1人だけ。)
だからなおさら、「松江総体でのアクアマジック」の生観戦を叶えたい!と。

写真1枚目。右から4人目、マイクを持った「CHIKAHOさん」。
普段は穏やかな雰囲気なのに、マイクを持つと、いい意味で豹変。
「声質の素敵さ」もあるかなですけど、とても輝いて映るんですよね!
(尤も本人は、ダンスにより自信があるとのことだが。)
「歌って踊れる」、確かにこれも、アクアマジックが
「唯一無二の人気・存在感」を勝ち取った理由の1つかもです。
でも自分は、アクアマジックが「応援球団の枠を超えて」人気になったのは
「ナチュラルメイク」と「1人1人の個性豊かさ・キャラ立ち」、
この2つの要素が大きいと映るんですよね。
そして、「絶対的なカリスマ、MINAMIさんの存在」と。
そのカリスマ性は「唯一無二」!まさしく「不世出の存在」!
「オーラが突出」してる感じなんですよね。

それと、先述でも言及しましたけど「ナチュラルメイク」。
これにより「名前と顔が、より一致しやすい」!
野球の「ファイターズガール」(北海道日本ハム)、
「diana」(横浜DeNA)、「チアドラゴンズ」(中日)も然りです。
この「ナチュラルメイク」効果は抜群であったと思っていて、
それで「応援球団は別にあるけど、チアはアクアマジック」と。
これに他球団のいくつかは、恐らく危機感を抱いたのか、
把握できてるだけでも「京都(はんなりん)」「大阪(BT)」
「広島(フライガールズ)」「B2の神戸(ストチア)」が
「ナチュラルメイク」を採用してます。

で、写真2枚目。自分が「最推し」を公言してる「SEINAさん」。
写真の「最も右手前」の場所。もろに真正面。目が合った。
勇気を出して、声を掛けた。反応した、嬉しい!
「笑顔」は勿論、「いつも全力姿勢」なところが、大好きなのです!
今季で在籍4年目。今季は副主将(バイスキャプテン)に就任です。
でもそれは「いつ、ポンポンを置く(=引退)を決断でも驚かない」
を意味してる、とも正直感じてます。
今季の島根は、選手編成的に「最大の勝負の年」である、
だから、今回の「松江総体での生観戦」、今季を逃すと恐らくもうないと
判断した感じですけど、
「SEINAさん」「MINAMIさん」が在籍4年目、
つまり「今季がファイナルシーズンかもしれない」。
だからなおさら、SEINAさんを、MINAMIさんを、
そして「アクアマジック」を、この眼に焼き付けたい!と。
SEINAさん、今回こうして生で会えたこと、
「永遠にずっと、自分自身の人生の心の宝物」です!

今季の「アクアマジック」は10人。実に「個性豊か」!
「MOMOHAさん」。今季、唯一の1年目とのことですが、
いい意味で「初々しくなく、堂々としてる」!
(オフコートでは「初々しさ」が出てるかもと想像ですが。)
「NAGISAさん」。「とびっきりの笑顔」と「長い髪」が映える!
「放っておけない」、何かしらの爪痕を残してくれる感じ。
ただ、ここで「10人」と述べましたけど、実は今回は「9人」でした。
そう、実は欠場者が。「KOKOMIさん」がDNP。
(「DNP」とは「Do Not Play」、つまり「欠場」の意味です。)
実は、昨季の1月の東京(武蔵野の森)での生観戦時も、
「KOKOMIさんが欠場」であったのです。
KOKOMIさん、「笑顔よしで、まっすぐな感じ」で、
生で観たいなあと思ってたので、正直少し悔しさが。
(でも本人が、欠場にとても悔しさがと想像ですが。)




 (←このダンスレクチャー動画、「若手世代組」の中で特に人気度が高い、NAGOMIさん、KOKOMIさん、CHIKAHOさんの3人。他の若手メンバーにはとても申し訳ないけど[特にNAGISAさんには]、より多くの人間に見てもらいたい意味では「うん、わかってる」と正直感じます。)



「島根vs京都」第1戦・第2戦のいずれも、
試合終了後に、「金丸・山下へのメッセージボード」が
1階のロビーに設置されてました。
そう、実は「11日水曜日」に「島根vs佐賀」が松江総体であって
いま、金丸・山下は「佐賀に所属」ですので、の企画です。
(金丸は「21-22」、山下は「19-22」に、それぞれ島根に所属。
山下の印象は、ごめん、正直ないですが、
金丸は1年だけですけど、この入団は1バスケファン的に衝撃でした。
[当時は「三河の大エース」。そこからの移籍自体が大きな驚きでした。]
ただ、金丸は島根では「半ロールプレイヤー化」を呑むことになり、
[そこまでしたのは、「優勝したいから」であったと伺うが]
ただ、「守備の拙さ」はいかんともしがたく[より大きくした富永な訳で]、
最終的には「6thマン」でしたが、「契約解除」の形で、わずか1年で退団。
「30分換算EFF」は「10.24」で、実は数字的には機能できてましたが、
「なじもうと努力し続けたけど、できなかった」と耳にします。
その後に島根は、「前田」[現京都。2023年オフ]、
「細川」[現群馬。2024年オフ]と、金丸と似たタイプの補強に動いて
失敗したといわれてる。確かに、優勝のためには「クラッチシューター」が
必要なピースではあるが、金丸は「半ロールプレイヤーになれなかった」と。)

「移籍の失敗史」(個人的には、前田の「富山→川崎」に次ぐと思ってる)
といわれてもやむなしではありますけど、
でも現実論、島根は「スモールマーケットの球団」。
(都市としてという意味で。実際の資金力でだと恐らく
「ミドルマーケット」のやや上くらいかなと思われますが。)
ですので、島根のファンにとっては、「金丸が1年でも所属したことが誇り」。
これがとても伝わるメッセージボードです。
「帰ってくるの待ってました」「決めて欲しいけど決めすぎないでね」。
拝読させて頂いて、とても心を揺さぶられます。

自分も、1バスケファンとして、金丸は「印象深い選手」ですので、
メッセージボード、綴らせて頂きました。
「佐賀で完全燃焼して欲しいです!
いままで積み上げたすべてを、出し切って欲しい!」。
というのも、金丸は今オフに佐賀に移籍でしたが、
金丸の故郷は福岡とのこと。今季の3月で36歳。
そう考えると、「選手人生の最終章」が近付いてる。
実際、あるインタビュー記事で、金丸は
「三河を退団するとき、最後は九州(の球団)で終わりたいと思ってた」
とのこと。で、今回、佐賀が声を掛けて、いまがタイミングだと。
しかも「恐らく6thマンでの起用になる」と伝えられた上での
移籍入団とのことです。尤も実際は、10月27日以降はスタメンで、
FG試投数も「10前後」で、「日本人選手の得点源」です。
今季の「30分換算EFF」は「11.13」。実は島根時代を上回る。
「36歳になるシーズン」で、いまだに「EFFが10点超え」。
(それも「シューター全振りタイプ」でこの数値、なおさら特筆。)
金丸の佐賀でのプレーが、佐賀・九州の子どもにとって
何らかのプラスの影響になってると、とても嬉しいです!








第2戦の終了後。写真は、この日のMVP、
「安藤誓哉」のインタビューの場面。
この「島根vs京都」2連戦の開始前の時点で、
安藤は「Bリーグ通算で『3P成功数が900本』まで『あと3』」でした。
で、第1戦は「3P成功、1/5」(15得点、14EFF)。
ですけどこの第2戦では、1Qの時点で「3P成功数の900」に到達。
最終的には「3P成功、4/10」(21得点、17EFF)。
「4Q,1:50」で、「決勝点になる1on1の2P」に成功。
安藤誓の躍動を観られて、1バスケファン的に、とても嬉しい!
そして、「岡田vs安藤誓」、シンプルに「観ていてとても楽しい」!
岡田は、確かに長く「ポスト比江島」と期待されてきましたが、
今季を通して、及び、特にこの2試合で、
「岡田の到達目標は『ポスト安藤誓哉』である」と、強く感じます。





3日目(12月8日日曜日)、朝の9時。
お土産店のゾーン(食の専門館)が開店すると同時に、
お土産として「出雲そば」を購入しました。
実は、2日目の夜に購入を目指して外出しましたが
(19時30分、「ニュース7」を観終えての外出。
そこで、京都の「広報担当の職員、村上さん」とエレベーターで。
村上さんは「これから1階で夕食」とのことでした。)
お土産店のゾーン(食の専門館)の開店時間、「9時~19時30分」。
「えーっ、まじかー」と、正直、天を仰ぐ想いでした。
(20時までは開いてるだろう、と読んでたので。)
で、3日目に、松江総体に向かう前に、朝一でお土産を購入しようと。
(これが、「くにびき大橋の中間点で『ゲリラあられ』に遭う」に直結
とは、全く想像できなかった訳ですけど…。)
結果的には、4日目(最終日。12月9日月曜日)、松江駅からの出発前
での購入でも、いけてた訳ですけど、でも後悔はないと。
ちなみに、このお土産の「出雲そば」は、
「年越しそば」として食べよう、で話を進めてます。






今回の自室(602号室)からの景色。
写真の右側が「くにびき大橋」、中央奥側「2つの三角形の屋根」が「松江総体」。
実は今回の松江遠征。メインである2日目・3日目での「島根vs京都」生観戦。
実は2日間共に、「寝落ち」をしてしまってます。
振り返りの映像分析(メモ書きを基としつつ、気に掛かった個所を)、
途中までの感想ポストをしたら、そこで「寝落ち」(推定で21時20分頃)。
で、朝の3時30分に「目が覚める」。睡眠時間は6時間ですが。
感想ポストで「書きたいこと」のイメージはできてるので、
そこからの執筆スピードはどうにかなりますが(朝食の開始には間に合う)、
2試合共に「寝落ち」は、「自分自身に対して情けない」が正直な感じです。

ちなみに、今回の「3泊4日」では、「NHKニュース7」、
いずれも自室で視聴させて頂いてました。
2日目は「韓国の大統領の弾劾(このときは廃案。弾劾実現は14日土曜日)」、
3日目は「シリアの情勢(アサド政権の崩壊)」。
この2024年。前回にnote記事にさせて頂きましたが、
そう、「高校生平和大使」が話題になりましたし、
自分自身も、もともと政治学を学んできましたけど、
特に「平和」のために、「より望ましい社会」を叶えるために、
「自分自身にできること」って何だろう?と改めて問い直す時間になります。

それと、この「NHKニュース7」。
今季の土休日担当の、「森下絵理香アナ」、大好きなんですよ!
なぜって?「自分たち国民・視聴者と同じ目線が伝わるから」
「いつだって等身大」「表情が豊か」「優しくて、まっすぐな姿勢」!
で、森下アナの「唯一無二の特徴」と映るのが、
「得意分野の多さ」です。いわば「ウィングが広い」。
「英語力の高さ(これを活かして、現在は国際放送局の番組をも担当)」
「いわゆる『リケジョ』(理工学部の出身とのこと)」
「人間のみならず、生物自体が大好き(『ウチのどうぶつえん』
『ワイルドライフ』といった生物番組を長く担当)」
「気象・防災が特に専門(大学在学中に気象予報士の資格取得済み。
これを活かして、災害報道にも積極的に携わってる。
今季はスタジオ担当だが、能登の一連の災害の
フィールド取材を実際にしたことも)」
「潜水アナの顔も(NHKには独特の『潜水取材班』があるとのこと。
この取材チームに名を連ね続けてる)」。
そう、実に「多才」!「人間として、とても尊敬できる」のです!

(それにしても、「専門分野を何か1つ持つ」だけでもすごいのに、
「専門分野が複数(ざっと四刀流ほどはある計算)」って、
親御さんにとっては「これほどに育った自慢の娘」と想像です。)
(そして、1人の人間・1人の視聴者としては、
「森下アナ、1年でも長く、ニュース7の担当でいて欲しいです!」
視聴者と同じ目線で伝えられる(社会・世界の諸問題の意味で)、
国際情勢のこと、科学の素晴らしさ・防災や環境の大切さのこと、
これを発信の意味で、森下アナはこのポジションは「天職」!と映るから。







4日目(12月9日月曜日)。
この日は、「7時」に朝食の開始。
で、朝食を終えて、振り返りをしたり、荷物の整理をする。
「10時」、ホテルをチェックアウト、出発。
で、松江駅へ(お土産、このタイミングでも普通によかったんだと)。
10時29分。松江駅、3番線。
なんと、本来ならばこの時間には出会わない
「サンライズ出雲」(東京~出雲市。本来は9時34分発)に会えた!
「285系、7両編成」。「オール2階建て」が特徴です。
そう、本来ならば「おい、55分遅れだぞ!」ですけど、
自分的には「嬉しい誤算」な感じで。
かつて、東京を訪れたとき、2回ほど利用させて頂きましたから。
(資金的な理由から、勿論「ノビノビ座席」を、です。)
シンプルに「大好きな車両」の1つですし、またいつか機会があればと。
尤も、いつかまた松江を訪れるならば、「やくも」(273系)1択ですけどね。
(なぜって?乗り心地もですし、あの車内チャイム、「頑張ろう」と思える!
実際、あの車内チャイムは、心を落ち着けたいときに特に聴いてますし。)

11時03分。「やくも14号」(松江→岡山。始発駅は出雲市)、松江駅の2番線を出発。
4両編成。今度は最も前の車両、最も前の列。
行きと同じ「4号車、13D」。隣はいない、ほっと一息。
停車駅は「安来、米子、生山、新見、備中高梁、総社、倉敷」です。
13時46分、岡山駅の3番線に到着。
エレベーターを活用して、新幹線の改札口・ホームへ。
岡山駅、23番線。14時14分、「さくら552号」。
(行きと同じ「8号車」。ですので「最も前の車両」です。)
実は、ホーム上で「名古屋に向かう」という母子連れと
偶然にも「同じ鉄道好き」で話が弾んで(息子さんは5歳、年中とのこと)、
普段は「あがり症」の自分ですけど、心がほぐれました。
ありがとうございます、「日常に戻る、いやだ」という気持ちを、
「今回の松江訪問を、新たなるステップへ」という前向きな気持ちへと
導いてくれたので。そして母子共に「自分らしく生きてね!」と感じてます。







14時59分。「さくら552号」、「新大阪駅、20番線」に到着。
「新幹線→在来線の、乗り換え改札口」を出たのが、この写真です。
新大阪駅を降り立ち、「ああ、『日常』に戻るんだ」と実感。
(というか、この2日後の「11日水曜日」は
「京都vs滋賀」を西京極で生観戦でしたし。)
自分はこの後、「15時28分発、3番線、はるか37号」で帰宅。
(天王寺駅は「15時47分」の到着でした。)
こうして、自分にとって初めての「3泊4日、松江への訪問・遠征」が完結。
松江・島根に「住む」ことは想像できませんが(ごめんなさい!)、
松江総体、いつかまた是非訪れたい!そう強く感じてます。



 …と、写真の数が想像以上に多くあった感じですけど。
 そう、普段の自分は、写真、「撮ること」「撮られること」、両方共に苦手なんですよ(容姿にも恵まれてない部類ですし、性格もシャイ[恥ずかしがり屋]ですし)。
 ですので、これほどに写真を多用することは、今回のような「遠征を伴う生観戦の日記」の趣旨だからこそですね。遠征・訪問というか、社会的に言えば「旅行」になりますから(自分自身の中では「旅行」という感覚はあまりなくても)。



 (←出発前日の「5日木曜日、昼の12時」、出発への挨拶。
 ほんとうは、これはnoteでのプレビュー記事で綴る予定だった。だけど、直前まで執筆してたnote記事が、想像以上に時間と文章量を要してしまい[しかも、過去最大ボリュームになったくせに、一部が未完でのアップになった]、noteでのプレビュー記事が、当日の「新幹線」「やくも」の車内での執筆になることが確定で。
 それで、ツイッターでの執筆にと。でも、いわば「結果オーライ」。
 ↓
 で、驚いたのが、このときの「いいね」の数[実は、今回の島根遠征の全体を通してでもありますが]。いままで経験してないほどの「いいね」の数です。
 普段の「試合の感想ポスト時」あるいは「移籍市場に関係するポスト時」の数より「いいね」「アナリティクス」の数が断然に多いこと。
 どういうことかというと、この「いいね」して頂いてる人間、内訳の90%程度が「島根ファン」なんですよ。「これが『熱量の大きさ』」と。)



 (←今回の松江遠征の出発の前夜、つまり、ぎりぎりのタイミングまで執筆に充ててたnote記事。プレビュー記事が行きの電車内になったのは、これが理由です。
 余談ですけど、この記事のトップ画像で取り上げてる、佃和佳奈さん。故郷が井原[「井原」と書いて「いばら」と読みます]とのこと。
 実は、今回の「やくも」の停車駅の1つ、「総社駅」には、「井原鉄道」があります。そこで井原に行けるし、終点[神辺]の少し先だと福山になる[ちなみにこの少女、佃さんの学校は、福山。井原だと、岡山より福山の方がどうやらより近いとのこと]。
 ですので、特に総社に停車の際は、佃さん[特にその姿勢・活動]に、想いを馳せてました。)



 (←第1戦。開場時、終了時のそれぞれのポスト。
 終了時のポストは、京都の試合時でもそれなりの「いいね」「アナリティクス」ですけど、開場時のポストで「52『いいね』」、恐らく初めてです。とても感謝。)



 (←第1戦での感想ポスト[全39ポスト]。実は今回、2試合共に、「感想ポスト」執筆中に「寝落ち」を起こしてます。)


 (←第1戦の「感想ポスト」。この「16」までを執筆した時点で、寝落ち。実は寝落ち部分の直前[11~15]で、「島根は2月の中断期間での緊急補強が絶対に必要と考える」の趣旨のことを、オブラートな表現をしつつも綴ってます。
 名指しを避けたのは、第2戦が残ってるから。ですけど、開幕4試合目終了時の「10月19日のnote記事」の時点で、「半澤(仙台)とかを念頭に、誰か1人の緊急補強が高確率で必要」と既に綴ってます。
 そう、今回の松江への出発の時点では、よほどのことがない限り、「島根は、2月の中断期間で、誰か1人を緊急補強ができないと、RS(レギュラーシーズン)での西地区1位は叶えられても、CS(チャンピオンシップ)での勝ち上がり(ファイナル出場、優勝)はまず無理」と、ほぼ確信になってました。)




 (←第2戦。開場時、終了時のそれぞれのポスト。
 今回のトップ画像、第2戦の試合終了直後、安藤誓哉のヒーローインタビューを使用させて頂いてます。
 理由は、安藤は、島根に移籍入団して、最高に輝いて映ること。そう、以前にも綴ったかなですけど、自分は、安藤は島根の「名誉生え抜き」と感じてるんですよね。これへの敬意からと。
 で、この「島根vs京都」第2戦で、安藤は「3P成功の900本」に到達。
 今回、これをトップ画像にさせて頂いたのは、安藤への敬意が最大の理由ですけど、「岡田よ、安藤の領域に到達して、そして安藤の領域を超えて欲しい!」の想いをも込めてます。
 ↓
 で、第2戦の終了時ポスト。「116」いいね。「100いいね」自体、いままでで恐らく記憶にない感じで[移籍市場ポストでも、恐らくここまでの記憶はないです]、とても「嬉しい驚き」。
 でしたけど、これをさらに上回る景色を見るとは…と。)



 (←第2戦での感想ポスト[全43ポスト]。数字上は「42」とありますが、実は「40の直後」に「追伸」を挟んでいるため、このツリーは「43」あるのです。
 この日も「感想ポスト」執筆中に「寝落ち」。「11」の執筆終了後に寝落ち、つまり「全体の70%以上」が「寝落ち後。つまり未明の3時30分~5時48分」に書き上げたポストです。
 で、第2戦の感想ポスト、ツリーの冒頭ポスト、「156」いいね。
 勿論、自分史上「ぶっちぎりno.1」です。正直、とても驚きました。
 この90%程度が「島根ファン」。「熱量の大きさ」に「とても衝撃」と「とても感謝」です。)


 (←第2戦の「感想ポスト」。岡田と安藤のことをまず綴って、そこで寝落ちした感じです。で、後述で改めて言及させて頂きますけど、感想ポストの「28~33」で、
 「2月の中断期間で、補強がマスト。選手層が1人足りてない。できれば守備型が1人欲しい」
 と、はっきりと綴らせて頂いてます。
 感想ポストの終盤では、島根[松江総体]の運営・会場の「よさ・特徴」と感じることにも言及させて頂いてます。)



 …と、ここまで、「写真」「ポスト」を通して、振り返ってきました。
 (ここまでで、既にとても長いですが、)いよいよ、「試合のこと」「運営・会場のこと」「(この2試合を通して)島根は、今季の2月の中断期間で、緊急補強に動く必要があると強く考えること」についてを、綴らせて頂きます。



 今回、「島根vs京都」2試合の生観戦を叶えて、1人のバスケファンとして、学び感じることが多くあった。
 「安藤誓哉vs岡田侑大」、これを楽しめただけでも、遠征の意義があると実感。そしてはっきりといえる、「岡田は今季、日本代表レベルへと到達を遂げてる」と!
 京都は、昨季の「赤点といえる失意」を乗り越えて、確実に強くなってる!収穫も課題も伝わるのは、歩んでいる道が間違ってないから!
 むしろより問題は島根。「2月の中断期間で、『守備意識により優れるSG/SF』の緊急補強がマスト」、これが叶わないと「ファイナル・優勝の景色」の、ゆの字もない。鶴巻(茨城)あるいは阿部(SR渋谷)の緊急補強を、なんとしてもまとめて欲しい!昨季のマーティンの惨劇を繰り返さないで!


 ではここで、「試合のこと」「京都・島根、この2試合を踏まえて、正直に感じてること」へと、話を進めます。



 「試合のこと」。第1戦が「74-84、京都が勝利」。第2戦が「80-78、島根が勝利」、つまり「1勝1敗」でした。
 で、島根は「納見が不在、白濱が本調子でない」。京都は「事実上のフルメンバー」(厳密には水野が不在だが、そもそもが大怪我であるので、「いないもの」と考えてのチームづくりにならざるを得ないので)。これを考慮の必要はあります。
 正直、島根は「誰か1人が欠けると、選手層的に一気に苦しくなる」、そこで京都の勝機がより大きくなる。そう読んでいた感じではあるのです。

 それに今季の京都は、「群馬に2勝0敗」「SR渋谷に1勝1敗」するなど、内容・結果の両面で、明らかに良化の傾向を示してます(尤も、再建を開始した「22-23」から今季で3年目になる訳だが、再建1年目の「22-23」のときから、有力球団相手に勝負できていたり、勝利を収めるときもいくつかあった訳ですが)。ですので、「1勝1敗」は、充分にあり得るとは思ってました。


 で、結果は「1勝1敗」でしたけど、第1戦は勿論、第2戦も「4Q,7:42、59-69」の時点までは、実は「京都ペース」でした。
 島根に欠場者がいたことの考慮の必要はある。でも、それがあっても、1人のバスケファンとして感じたのは、

 「京都は、想像以上に強くなっている。少なくとも、開幕前に読んでた『Xファクター』の地位は、確実にあるように映るし、展開次第の注釈付きではあるが、『CS出場ライン(目安として【36勝】)も、ワンチャンで手が届くかもしれない』(少なくとも『33勝ライン』は現実圏の戦力・内容であると、はっきりと感じてる)。」

 ことです。
 正直、昨季は「17勝」、自分は「これがNBAならば、解任の判断を下されても仕方がない。『石の上にも3年』といっても、『采配で5つ以上は落としている』ことを特に考慮すると、『限界を超えている』と自分は正直感じてた」の感じでした。
 (自分が京都のGMならば、ラナHCを解任して、高原純平さんをHCに招聘する判断をしてる可能性がとても高い[現富山AC。勿論、青森でのことがクリアにできるが前提の上でだが、限られた戦力である青森で「あれほどの魅せるバスケ&高速バスケ」を具現化させたならば、京都でならば、いまよりもより濃密なバスケを具現化できる可能性が高い。それにシンプルに、日本人HCの方が「よりコミュニケーションがとれる可能性が高い」確率が高いので]。)

 「石の上にも3年」を考慮して、続投でもよいとは思う。でも、年内をめどに一定の内容・結果を示せなければ、途中解任やむなし。自分は正直、そう感じてたんですよね。
 何がもどかしいって、「素材(手持ちの戦力)をレシピ(より強いチームに)にできてない、そのイメージさえできない」が否めなかったこと。特に「偏りの強い起用法」は、はっきり言って「ああ、気に食わない」でした。
 何回か、自分のnoteでは「京都は、よくも悪くも『島根の下位互換』である」と述べてきましたけど、これは「偏りの強い起用法」「主力の酷使」を、特に示してます。



 特に「観ていて不愉快」だったのが、6月6日のnote記事で特に言及してますけど、「ここで守備を特に強化したい場面で、半澤を投入せずに、前田を使い続けてる」こと。結果、「取りこぼし的な敗戦」の要因に実際になってましたし、今オフは「半澤に退団される(仙台へ)」になりました。
 「あの起用法だと、出て行って当然だよね」と。今季、「京都vs仙台」を生観戦させて頂きましたけど、「京都の仲間・球団には、とても感謝してる」は伝わる、でも「あの起用法は、正直納得できてなかった」んだなと、試合前練習から漠然とですが感じてました。

 結果的には、「半澤の退団」(昨季の終盤の起用法は、「できれば残留して欲しいが、退団しても正直構わない」の感じだった)は、「ある程度は正しかった」に、現況ではなっています。


 そう、この「島根vs京都」での2試合、及び、今季のここまで(執筆時点で、24試合が終了。京都は「13勝11敗、勝率.542」)を踏まえると、

 「京都は、『ラナHCが続投』及び『今オフの補強の動き』は、『ほぼ正しかった』を証明している。采配に『?』の要素が全くない訳ではない、その意味で『素材をレシピに昇華できている』かは怪しい感じがない訳ではないが、『昨季の大苦戦』にも意義があったことを、今季の結果・内容は確実に証明できているといえる。」

 そう強く感じてます。尤も、後述で言及させて頂くかもですが、「危うさが全くないわけでもない」の注釈を添える必要があるかなですけど。



 (←今季[12月27日時点]での、京都の個人成績のリンク添付。「EFF」にカーソルを合わせてます。)


 【今季の京都、主要選手の「30分換算EFF」。】
 岡田(16.64)、カロイアロ(23.56)、ジャクソン(22.37)
 ヒース(12.64)、前田(7.53)、川嶋(9.92)
 古川(9.08)、澁田(9.49)、小西(4.43)
 合計(115.66)
 (澁田は「最初の4試合」、小西は「出場5分未満の4試合」を、それぞれノーカウントとみなして換算させて頂いてます。)
 ラシードについては、「まとまった出場機会を得るようになってからの試合数が不足してる」との判断から、今回の対象から外してます。)


 【今季の京都、主要選手の「平均出場時間」。】
 岡田(31分33秒)、カロイアロ(32分41秒)、ジャクソン(24分15秒)
 ヒース(20分49秒)、前田(25分23秒)、川嶋(23分49秒)
 古川(22分32秒)、澁田(12分07秒)、小西(11分40秒)
 (北川、晴山は、上述の計算に合わせて、「カウント対象外の試合を外した上での、平均出場時間」。そのため実際の平均出場時間とずれが生じてます。)



 そう、今季の京都は、特に「岡田、カロイアロ、ジャクソン」の「ビッグ3」が強烈に高いEFFを叩き出しているであり、サポーティング選手も「前田、川嶋、古川、澁田」といった「PG/SG/SFの日本人選手」が揃って「質の高い貢献」を示してます(小西はEFFが「6.00」を下回ってますが、もともと「得点面での貢献が見込めない選手」という特殊タイプですので、そう考えると「まあ、こんなものかもなあ…」ではあります)。
 こうしてみると、今季の京都、「長所と課題」がそれぞれ見えてきます。


 【今季の京都、「30分換算EFF」「平均出場時間」とかから映る、「長所と課題」。】

 (1)岡田は、完全に「日本人選手で最高レベル」の領域へと成長を遂げようとしている。
 (今季の岡田の「30分換算EFF」が「16.64」。主要な日本人スター選手、「比江島[17.94]、馬場[15.94]、齋藤[19.35]、佐々木[17.93]」。
 ちなみに、岡田と特に似た選手タイプである安藤誓が「10.56」。
 京都が「CS出場、そしてその先の景色」を叶えるには、「岡田が『日本代表レベル』へと成長を遂げること」が絶対条件であると読んでいたが、今季はこの領域へと足を踏み入れつつある。
 本質的には「スコアリング型PG」と思っているが、今季はパス技術も確実に大きく成長しており、課題の1つであった3P能力も「試投率42.9%、成功率33.1%」と、水準レベルに乗せている。
 今季は、「24試合中、17試合」で「10得点、10FG試投数、3アシスト」以上を記録しており、特に
 「ダブルダブル」[2試合]、「20得点-3アシスト」[5試合]
 「15得点-5アシスト-10FG試投数」[8試合]
 と、数字面だけでも大きな成長が読み取れる。
 FG試投数[30分換算]が「12.28」であるが、TS%が「58.2%」と高数値で、「質と量を高いレベルで両立できている」ことが伺える。
 アシスト[30分換算]が「5.27」であるが、昨季に課題としていた「A/TO」が「2.22」と水準レベルに届いており、「得点面は勿論、アシスト面でもスコアリング型PGとして良質」を証明できている[実際、決定機を創出のパスの機会が昨季に比して大きく増えている印象である]。
 ↓
 「勝利に導ける正PG」「勝利に導ける日本人エース」に確実になりつつあり、これ1つだけでも、今季の京都の大きな収穫といえる。
 今オフは「オフをほぼ返上で自主トレを決行した」を伺っているが、この成果が確実に出ている。比江島が事実上、日本代表を去ることが決まったいま、2月の代表戦で「12人枠への招集」は勿論、「まとまった出場機会」を与えない方がおかしい領域に、既にあるといえるだろう。)

 (2)「カロイアロ、岡田、ジャクソン」の「ビッグ3」を完全に確立。3人の長所がいい意味で融合できている。
 (カロイアロの「バスケIQ、プレーの幅の広さ」。岡田の「創造性、圧倒的な得点能力」。ジャクソンの「ゴール下でのパワーとスピード、リムラン能力」。この3つのピースが、特に「8試合目でのvsSR渋谷」から、カチッとはまっている感じがある。
 岡田は勿論だが、特にジャクソン。今季、「30分換算」で
 「OR」[3.76]、「ブロック」[1.55]。
 これでどれほど、「セカンドチャンス」「失点リスク抑止」に貢献してるかである。また、[攻守両面での]リムラン能力の高さも特筆で、京都が志向するバスケに「ドンピシャの存在」であることを証明できている。
 課題である「FT能力」も、今季は「60.5%」と「(55%の)最低ラインをクリア」で、「ハック戦術を苦にせずに済む」ことも大きなプラス。)

 (3)完全復活を遂げた前田。また、川嶋、古川、澁田といった「PG/SG/SFのロールプレイヤー的な日本人」が揃って「EFFで6.00ラインをクリア」が、とても心強い。
 (岡田の成長と同等以上に、「前田を復活させた」ことだけでも、ラナHCの業績とはっきりといえるだろう。NBAでのAC時代は、若手育成で特に評価されていたと伺うが、京都で浮かび上がるのは「選手を復活・開花させる手腕」だ。かつてNPBで「野村再生工場」、いまだと北海道日本ハムが「新庄再生工場」として名高いが、まさしく「ラナ再生工場」である。
 今季、前田の「30分換算EFF」は「7.53」であるが、
 「3P成功率[38.1%]、3P試投率[71.1%]、3P成功数[30分換算、2.12]、TS%[55.7%]」
 そう、最大の特徴である「3P能力」「爆発力」の面で、「川崎時代以降でならば、最高の数値」を叩き出している。
 加えて、昨季終盤に2ndハンドラーの経験を積んだことで、
 「アシスト[30分換算、2.07]、『A/TO』[2.33]」
 と、パスの面でも高い数値である。
 守備も、「スティール[30分換算、0.69]」こそ、数字だけでいえばそこまで目立たないかもだが、実際の試合では、数字以上に守備でも存在感を示せている。
 いえることは、今季の前田は、「クラッチシューター」の枠でいえば、少なくとも「オールスターレベル」を完全に取り戻しているし、このタイプの現況を考慮すると、「日本代表の合宿への招集」には確実に値すると考える[同タイプの細川よりも「プレーの幅の広さ」「サイズ」により優れることも、アドバンテージといえる]。そう、昨季終盤、半澤の起用がより望ましい場面でも、前田を粘り強く使い続けた意義が、今季になって「それが正しかった」を証明した訳だ。
 そもそも、「22-23」の川崎時代の2年目、前田は「不良債権」「不満分子」と陰口をいわれていたが、そのオフの移籍市場では「3Pシューターとしてno.1」と位置付けられていて争奪戦になっていた[その末に京都が補強に成功して、いまがある]。京都1年目の昨季中盤までの2年半、確かに「苦悩の時代」であったことは否めないが、苦しんだ2年半があるから、いまの輝きがあるのだ[そして川崎時代は、確かに「思い出したくない時間」であるかもだが、でも「川崎時代の仲間との関係は、悪くなかった」ことも伝わり、1バスケファンとしてはそれも正直ほっとしている。
 ↓
 加えて、「川嶋、古川、澁田」の3人が「3P成功率で35%-FT成功率で80%-TS%で50%」をクリアできている。現代バスケの重要要素である「3P」「FT」で違いを示せる選手を、それもロールプレイヤーという意味で、3人も擁せているのは、今季の京都の大きな長所である。
 特に澁田は、京都への入団までは「ドライブ、フローター、パスに特徴の選手」の一方で、「3Pは、御世辞にも得意ではなかった」。それが今季は、3Pで「成功率37.7%、試投率58.9%」と飛躍的な成長を遂げてる。
 前田や澁田も、岡田と同様に、今オフは「オフ返上での自主トレ」に励んだと伺ってるが、この成果は確実に出ているといえる。)

 (4)岡田、カロイアロの「出場時間の長さ」。「最後まで持つのか?」という不安感が。また、崩しにおいて(ある程度は仕方ないかもだが)「カロイアロの圧倒的なバスケIQ」があってこその決定機創出が目立っており、カロイアロの負傷離脱時が特に「チーム力のガタ落ちリスク」が。
 (特に象徴的なプレーが、「第1戦、4Q,6:07~6:04」。右コーナーでボールを持ったカロイアロ。でも至近距離にニック・ケイで、3Pは打てない。パスを通そうにもペイントのジャクソンには、マカドゥがパスコースをふさいでいる[普通にやると「詰んでいる」。岡田に戻して、岡田が強引な右45度の3Pに持ち込むのが恐らくの精一杯]。
 そこでポストアップを試みると見せかけて、なんとニック・ケイを「股抜きパス」。これが岡田に通って、岡田のイージー2Pに。
 この場面、会場で観たとき、「えーっ!」と自分を含めてどよめきが。あとで映像を見返すと「股抜きパス」とわかるのだが、初見では「何が起きたんだ?」と。
 これを映像で見ると、実はもっと衝撃。カロイアロがポストアップを試みる瞬間に、右45度の岡田がペイントに信州を試みる動きで、岡田についていた白濱が「虚を突かれている」。対角にいる安藤誓、北川も反応が遅れており、かくして「パスコース、ペイント侵入コースの両方が一瞬で開ける」に。これで「詰んでたはずの場面が、決定機創出に大化け」。
 「59-56」から「61-56」に。その後、逆転された場面もあったが、最終的にオーバータイムの末に勝利できたのは、この「カロイアロの閃き」がとても大きかった。
 ↓
 しかし、カロイアロは「健康体ならば魔法だが、視点を変えれば劇薬と化す」。そう、昨季の大阪が、まさにこれに陥ったのだ。
 昨季の大阪。開幕7連勝をするなど、序盤は快進撃に。この原動力こそ「カロイアロ」であった。しかし、12月に負傷離脱をすると、これを境に大阪は一気に失速。「勝利数」「(竹内)譲次の輝き」の2つに特に顕著に現れて、一気に勝てなくなるどころか「勝率.500さえ割り込む」事態に。
 終盤に、イ・ヒョンジュンの緊急補強で「カロイアロ、イ・ヒョンジュン、ロング」で「点を取る形」の再構築に成功できたものの、「時すでに遅し」であった経緯が。
 今季の京都でもそうだが、そう、カロイアロ自体は「チームシステムの中で輝ける」、実は「『俺がシステム』である訳ではない」のだ。
 USG%は「23.5%→23.0%」で、実際の試合での印象以上に「ボール独占をしていない」。そう、「カロイアロがいるだけで、チームの得点効率を爆上がりできる」特殊能力といえる。
 実は、今季の京都は「TS%が58.2%[2位]、チームEFFが[4位]」。これは「積み上げの賜物」が最も大きいとは思うが、実は特に
 「カロイアロ[67.7%]、ジャクソン[67.6%]」
 この2人のTS%が「すさまじく高い」のだ。
 [しかも、「カロイアロ、ジャクソン、岡田、前田、古川、川嶋、澁田」と、実に7人が「TS%で55%超え」である。]
 いわば、カロイアロは「『アドバンスドスタッツ』『科学化されたバスケ』の申し子」といえる。それでいて、個人成績は驚くほどに無頓着なのも魅力といえるのだ[実際、「個人成績よりチームの勝利」が半ば口癖といってもよいほど]。
 ↓
 そう、いままでの京都は「個人能力で他球団より劣る」が、チームづくりの前提といってよいほどであった。それが、現代バスケの最重要指標の1つである「TS%で2位」、つまり「京都のバスケが、いよいよ花になりつつある」ことが伺える[少なくとも「つぼみ」には確実になっているといえるだろう]。
 だけど、今季、試合を進めるほどに浮き彫りになってるのが、
 「岡田、カロイアロの出場時間の長さ」
 ある程度は仕方がない。特にカロイアロの「1on1よし、3Pよし、パスよし、守備よし、特に『バスケIQ』『創造性』『ポジショニング』を高次元で併せ持つこと」、これほどの超優良外国人は、現実論としてそうはいない。
 例えば、横浜BCのコッツァーは、今季、「とても優良な『ポイントセンター』」として独特の存在感を放っている。しかしコッツァーは「シュートレンジが狭い」弱点があり、チームづくりでその点で制約が起こる[尤も、弱点を補って余りある「バスケIQ」の持ち主であるので、横浜BCは「早急に契約延長がマスト」といえるし、いまのままならば「来オフに大争奪戦が不可避」といえるだろう]。
 カロイアロは「3.5番の理想型」といえる。強いて弱点を挙げれば「ややパワー面が弱い」ことだが、これも「強いて挙げれば」の域に収まってる。「35歳という年齢面」も隠れた不安要素ではあるが、緩急の使い方、身体の使い方がうまく、「スピードやパワーに多くを依存するプレースタイルではない」であるので、これは大きな問題にはならない。年齢的なスピードの不安は全くない訳ではないかもだが、緩急をうまく使うこと、そして「判断スピードのすさまじい早さ」で「見た目以上にスピードを速くみせる」技術が伝わるのだ。
 ↓
 とはいえ、である。
 カロイアロ「32分41秒、6位」。岡田「31分33秒、10位、日本人3位」。
 この2人への依存度は、やはり目立っている。特に岡田。いまの時点(24試合)で、既に30分超えだ。なぜこれを不安視してるかというと、「3月1日以降のラスト23試合」では、特にどうしても出場時間がんが長くならざるを得ない[これはシンプルに、1試合あたりの密度がより濃くなるため。特に今季の京都は、立ち位置的に「1試合1試合が、CS出場をかけた試合」になるので、なおさらこのリスクが大きくなる]。
 そう考えると、いまの時点で、岡田は「出場時間を29分台で収める」がより理想だが、岡田の出場時間、いまの時点で「31分台」、これでは「最後まで持つのか?」のリスクがとても大きい、と考えざるを得ない。
 「最後まで持つのか?」をなぜ、これほど気にするかというと、「昨季の島根」という実例があるからだ。島根は「偏りの強い起用法」を3年間続けてきて、21-22、22-23は「持った」が、昨季についに決壊した。これは「ビュフォード・システムの限界」も理由の1つではあると思うが[加えて、第3外国人のマーティンが「まったく機能できてなかった」のに、途中で見切りを付けられずに最後までずるずると引っ張った影響も正直大きかった]、「偏りの強い起用法」、特に昨季だと「万全で8人ローテ、負傷離脱者がいると6人~7人ローテもざらにあった」のツケを支払わされたのだ。
 特に大きかったのが、安藤誓の出場時間[32分45秒→35分20秒→34分26秒〈しかも昨季は短期間とはいえ負傷離脱があった〉]。これでは「最終的に決壊になる」は必然の帰結であったのだ。
 ↓
 カロイアロ、岡田の「出場時間が長すぎる」こともだが[特に岡田は、「あと2分短くできる」だけでも、「最後まで持つのか?」のリスクは大きく減ったと思うがと]、「岡田、カロイアロが2人共にいない時間帯が平気で存在している」ことは、もっと気に食わない
 そう、「岡田、カロイアロは、どちらか1人は必ずコート上にいる」を常に創出しておくこと。そうすることで「『得点を取る形』を常に確保し続けておく」ことに直結するからである。

 (5)第3外国人、ヒースの不調。30分換算EFF、「12.64」。帰化枠でならば及第点だが、第3外国人で、しかも「4.5番タイプ」で「15点を下回る」とは…。実際の試合の動きの質は、実はそこまで悪くない。ただ、数字的な拙さが気に掛からないといえば正直嘘になること。
 (実は、ヒースの「30分換算EFF」は、「Bリーグ史に残る黒歴史」といわざるを得ない「23-24、横浜BC、スコット[13.84]」「23-24、島根、マーティン[12.91]」をも下回っている。スコット、マーティンのいずれも、所属球団が「最大の勝負のシーズン」だったのに、「CS出場さえ叶わず」の最大の要因になってしまったこと。いまのままいけば、ヒースは「スコット、マーティンの悪い意味での再現」になりかねない。
 厄介なのは、実際に試合を観る限りでは、「動きの質は悪いとは思わない」こと。スピードや守備は衰えてるとは思わないし、川崎時代から「隠れた特徴」であったA/TOは「1.42」と変わらず良質だ。
 しかし、特に深刻は得点面。とりわけ「FT」と「3P」。FTは川崎時代からずっと弱点だったが(55%程度で、ギリ最低ライン)、今季は「41.9%」、はっきりと明確に弱点になってる。12月の滋賀戦では、「露骨にハック戦術されてるよね」の場面もあったほどだ。
 「3P」も然り。今季は「23.8%」。もともとは3P能力が特徴の1つであり、今季も試投率は「50%」だが、成功率がとても低いのに試投率は同タイプの選手に比して高いので、TS%が「48.0%」とキャリアワーストに陥っている。
 ↓
 実は、あくまでも噂レベルではあるが、今季の「2月の中断期間で、ジャクソンの帰化の可能性」がいわれている。というのも、今季でジャクソンは「Bリーグで6年目」を迎えるので、少なくとも「帰化申請自体は有力視」されてるのだ。尤も日本語は「理解はある程度できてるようだが、ほとんど話せてない」ので、「申請は濃厚だが、実現は不透明」の域を出ない。
 「動きの質」だけでならば、ヒースの放出は「積極的には望みたくない」が現時点での本音だ。これは「そのバスケへの姿勢が、若手の手本にもなってるから」「勝者のメンタリティーの情勢に大きく貢献できてるから」「ポジショニングとかのバスケIQ自体は健在であるから」がある。
 ただ問題は、「京都が、いまのままいけば、ワンチャンで『CS出場の景色が見えるところに来ている』現況である」こと。そしていままでと異なるのが、「降格がない」ので、「B1の中位~下位の球団」が相手ならば、「緊急補強の相手」になり得ることである。「3P能力・スピード・守備力を併せ持つ4.5番タイプ」での該当選手は、正直そうはいない貴重な存在であるが、「24試合の終了時点で、スコット・マーティンをも下回るEFF」であれば、「33歳という年齢面」をも考慮すれば、「30分換算EFFで15点に届くことは見込みづらい」と考えるのが、より自然といえよう。
 ↓
 では、仮にヒースに見切りをつけざるを得ないと判断する場合、緊急補強は誰か。自分が京都のGMならば即答である、「ティム・ソアレス(越谷。昨季は名古屋D)」であると。
 理由はシンプルで、「スピード、3P能力、一定の守備力を併せ持つ4.5番タイプ」であるから。「211cm,107kg」と大柄だが、スピードと3P能力を併せ持つことは、昨季の名古屋D時代で証明済みである。
 昨季「3P成功率[39.4%]、3P試投率[49.1%]、FT成功率[71.4%]、TS%[60.0%]」、今季「3P成功率[34.5%]、3P試投率[35.3%]、FT成功率[76.8%]、TS%[59.1%]」である。
 「30分換算EFF」では、昨季が「17.17」、今季が「16.75」である。
 しかも、越谷は「CS出場どころか、今季の勝率.500さえ、恐らく非現実的である」こと、その上、「新B1への道が閉ざされてる現況である」こと。その上、京都のGMである渡邉拓馬さんと、越谷のHC(かつ、事実上のGM)である安齋竜三さんは、もともと懇意の関係であること。つまり「ソアレス⇔ヒース」で成立する可能性は、決して非現実的ではない」のだ。
 そう、京都側は「良質な第3外国人の4.5番というラストピース」を、越谷側は「カイ・ソットと共存できる4.5番を確保できつつ、『バスケに対する姿勢における、若手の手本』」を確保できるをの意味で、「win-win」といえるのだ。
 少し前までならば、名古屋Dがチータムがフィットの気配さえないので、「ソアレス⇔チータム」の決断が名古屋Dにはマストと考える、と強く考えてたけど、名古屋Dは「チータムの適応を信じる」にかけたと考えてよいだろうと。その意味でもなおさら、「ソアレス⇔ヒース」は、実現可能性は低くないと読む。
 ↓
 動きの質だけでいえば、ヒースの放出の判断は正直惜しい。だけど、ヒースのEFFが「スコット、マーティン未満」である理由が「3P及びFT」ではっきりしており、特にソアレスの魅力が「3P、FT、TS%、スピード」とはっきりしている以上、成立に向けて全力で動くのは「議論の余地はない」といってもよいのだ。ソアレス側にとっても、昨季のCSで恐らく不完全燃焼であったことを含めて、京都で改めてCSを目指す判断は「むしろ理に適っている」と映るがと。)



 これに対して、「島根」。最終的には「1勝1敗」。いずれも4Qで流れを引き寄せて、第1戦はオーバータイム(OT。延長)に持ち込み、第2戦は逆転勝利に持ち込みました。

 いまのコアメンバーの誕生が、「2021年オフ」、つまり今季で「4年目」です。現コアメンバーの1年目の「21-22」、「バズソー」を掲げて、その時の大型補強の成功も相まって、島根は、注目度を一気に高めました。正直、とても強い「わくわく感」を抱きました。
 ですけど、直近の2年。いわゆる「ビュフォード・システム」を導入したことを含めて、「NBA的なバスケ」のテイストをより強めた一方で、当初のイメージの「バズソー」とは、だんだんかけ離れていった感じでした。

 で、今季。ポール・ヘナレHC曰く「脱バズソー」とのことですし、数字的には「失点をより防ぐ」に重きを置いてる?感じではあります。「走るバスケ」を効果的に用いてる感じは伝わりますが、全体的なテンポは、実はむしろややスロー気味になっている(これは年齢構成をも考慮して、そうならざるを得ないかもですが)。
 でも一方で、「21-22」の「バズソー1年目」を想起させる、「ゾーンに入ったときの破壊力のすさまじさ」を、今季の島根からは正直感じてます。



 ただ、この2試合で(それ以前から兆候は既にあったと思ってるが)、自分の中では「ある確信」が起こりました。そう、はっきり述べますが、

 「2月の中断期間で、『日本人選手のSG/SFの緊急補強』をしないと、『ファイナル出場、優勝の景色』は『絵空事に限りなく等しい』になると強く感じてる。それどころか、12月に入ってからの失速ぶりを考えると、『緊急補強をしないままずるずると行く』のは、『CS不出場の悪夢・悲劇を2年連続で繰り返す気か』とさえ強く感じる。」

 (個人的には、2月の中断期間」というのは、「相手があること」を考慮しての「最も現実的な時期」としてである。ただ、より本音は「1月のオールスター期間の前後の時期」。自分が島根ファンの立場ならば「2月の中断期間まで、あと13試合も待たなきゃいけないのか」が正直な本音。
 そもそも昨季も、マーティンに見切りを付けられず、第3外国人の緊急補強を決断できなかった[あるいは、緊急補強を試みたが折り合いがつかずに破談になった可能性もあるが]ことが「終盤に失速して、『最後まで持たない』に陥って、『CS不出場』の結果になった」訳だが。)



 (←今季[12月27日時点]での、島根の個人成績のリンク添付。「EFF」にカーソルを合わせてます。)


 【今季の島根、主要選手の「30分換算EFF」。】
 安藤誓(10.56)、ニック・ケイ(20.00)、マカドゥ(20.32)
 クラーク(21.09)、エヴァンス(13.00)、津山(4.88)
 納見(5.25)、北川(5.54)、晴山(7.97)
 合計(108.61)
 (北川は4分未満のノーカウント試合が「4試合」、晴山は3分未満のノーカウント試合が「6試合」あります。)


 【今季の島根、主要選手の「平均出場時間」。】
 安藤誓(33分16秒)、ニック・ケイ(29分15秒)、マカドゥ(27分04秒)
 クラーク(24分39秒)、エヴァンス(28分10秒)、津山(29分02秒)
 納見(14分37秒)、北川(12分45秒)、晴山(8分04秒)
 (北川、晴山は、上述の計算に合わせて、「カウント対象外の試合を外した上での、平均出場時間」。そのため実際の平均出場時間とずれが生じてます。)



 今季の島根。島根が、現在のコアメンバーとして始動したのが「21-22」で、今季で4年目になります。で、昨季までの3年間は「偏りの強い起用法」として、「最後まで持つのか?」とずっと言われ続けてきましたし、自分も言い続けてきました。
 で、今季。最初のうちは、「偏りの強い起用法」が、幾分かましになってきた、といわれてました。ですけど、24試合が経過した現在。いままでと同様の「選手層の薄さ」「偏りの強い起用法」が顕著です。
 今季だと、「6人+3人」。この起用法が、正直はっきりとしています。


 今回取り上げてる「島根vs京都」2試合より以前にも、島根の試合は何試合も配信越しに観させて頂いてきました。今季の島根は、特徴として
 「『安藤誓+3人の外国人(ニック・ケイ、クラーク、マカドゥ。実際の同時出場は最大で2人)+帰化枠』による破壊力は、リーグ最高レベル。」
 この長所は、はっきりとしています。しかし、問題はそれ以外の日本人選手です。
 「安藤誓-(日本人)-クラーク/エヴァンス-エヴァンス/ニック・ケイ-ニック・ケイ/マカドゥ」
 これにカチッと収まる日本人選手が、現況では「津山」だけです。その津山も、今季の「30分換算EFF」は「4.88」。
 津山自身は、島根で「ついに、最も輝ける居場所に出会えた」と映ってますけど、島根に入団後の「30分換算EFF」は「5.30→5.36→4.88」、実は試合での印象ほど、EFFで優れてる訳ではないです。ただ、最大の特徴である3P能力・爆発力は勿論、2ndハンドラー、スペーシング能力、そして守備意識の面でも、数字に現れにくい貢献をも含めて、島根のチームシステムに「最もカチッとはまっている存在」であると、はっきりといえます。

 そうなると、より問題は「安藤誓、津山に次ぐ日本人選手」です。ずっと課題とし続けてきた「安藤誓の負担を軽減できて、かつ同時起用も可能である第2PG」。今オフ、この選手タイプの補強という悲願をようやく叶えました、それが「納見」です。
 結論から述べれば、「納見」自体は、「ベストとはいえないかもだが、ベターな良質の選手ではある」と。ただ、蓋を開ければ、全体としては「第2PGとしてでならば、ギリ及第点の選手」ではありますけど、「好不調の波の激しさ」も、浮き彫りになってる感じがあります。

 北川。説明不要の「島根の象徴にして精神的支柱」の選手で、直近2年は「いつ引退して、そのままAC/SC/育成部門のいずれかについても驚かない」の感じでしたけど(実際、試合中の振る舞いは「もはやAC修行状態でしょ、これ」という場面がしばしばある)、今季は、実は現コアメンバーになってから、出場機会を最も得ています。ずっと「北川に不満だから、第2PGをずっと探し続けていた」のに、と考えると、北川自身は今季「出場機会を勝ち取っている」といえます、いわば「地道な努力が実っている」と。
 数字自体も「コンボガード的な第2PGとしてでならば、ギリ及第点」です。
 ただ視点を変えれば、納見も北川も「コンボガード的な第2PGとしてでならば、ギリ及第点」であって、つまり「まあ悪くはない、以上の域を出ない」でもある訳です。


 それ以上に特に問題は、「SG/SFのスウィングマン的な存在」です。
 数字的に、唯一で良質の数字は、晴山です。正直自分は、千葉J時代の失敗とその後から、晴山は「CSレベル」ではないと判断していて、昨季の島根1年目の内容・結果でも「案の定である」と感じてました。
 そもそも、昨オフの入団時、「前田を獲れなかったからの次善策として」といわれてました。今オフも、細川を獲れなかったからと。
 実際、前田か細川、どちらかを獲れていれば、第2PGが「ギリ及第点レベル」の選手でも、「40分間の選手編成を回すことはできる」にはなっていた可能性が高いと感じてます。

 で、晴山。昨季の「30分換算EFF」は「4.59」。それが今季は、出場機会に波があるとはいえ、大きく数値を良化させてるのは、唯一最大の生命線といえる「3P成功率」が(カウントしてる試合のみでですが)「13/22、59.1%」と、驚異的な成功率であるからです。
 この、晴山。1選手としては、よくも悪くも、典型的なロールプレイヤーです。なぜって、いわゆる「『固定砲台』という一芸」、これに完全に特化している。「3P」「FT」、この2つに全振りで、一方で「パス」「守備」は全く期待できません(本来はFT成功率がとても高い選手でもあるが、今季はFTの試投数自体が未だにゼロ)。数値に比して、出場機会が限定的であるのは、「『固定砲台』の一芸選手」であるが故でしょう。
 そしてそれ以上に問題は、晴山が「最もマシ」であること、「他にいない」という現況です。

 第1に「ワイリー」。いままでも、1年目はまるで戦力になれなかったが、2年目以降に徐々に戦力化できた(あるいは、大きく成績を伸ばした)実例は、いくつかあります(この代表例が、久保田[当時は京都。現在は三河]。久保田は1年目は全く使われず、2年目に成績を伸ばし始めて、3年目で才能を開花させて、4年目でオールスターレベルになった)。
 ワイリーには、これを期待したのでしょう。でも現況でいえば、とても申し訳ないけど、「勝負付けはもう済んだ」、少なくとも自分はそう判断してます。はっきり述べれば、「よくいって『B1の下位』。あるいは『B2』でも正直驚かない」。きつい表現をさせて頂くことが許されるならば、「林、古牧(いずれもB2の奈良)と比較して、どちらがより上回るか」、そう表現すれば、より伝わるかもです(林や古牧がまさしく、「B2以上、でもB1未満」であったので)。

 第2に「谷口」。いわゆるビッグマン、「ストレッチ4.5」のタイプで、昨季までは一定の存在感を示してました。しかし今季は、エヴァンスがファウルトラブルに陥っても、まるで起用されていない。今季の出場時は、全てが「ガベージタイム」(勝敗が事実上決まっている内容の試合での残り時間のこと。直訳すると「無駄な時間」)です。つまり「1選手としては、もはや戦力とみなされていない」と。
 ただ、実際に試合を観ると、一定の存在意義はあります。そう、「精神的支柱」(これは北川、晴山もそうです)。実は、仲間を最も鼓舞しているのが、谷口なんですよね。ときには「会場を鼓舞する、煽る」こともある。

 ちなみに話を前後させてしまうと、晴山も然りで、「固定砲台」以外の存在意義、これは「精神的支柱」「若手の手本」としても機能してるが伝わります。今回の生観戦での第2戦、試合開始60分前の(ド派手な炎の演出がある)選手入場の直前での「ウェルカムメッセージ」が晴山でしたけど、「人間性がとても素敵なんだよ」と耳にはしてましたが(晴山は、かつて「2017~2019」の2年間、京都に在籍歴がある。京都では主力を務めていて、キャリアハイの輝きを放っていた)、「ああ、確かに、『一緒に仕事ができると楽しそう』って感じがする」と正直感じました。
 「精神的支柱」は絶対に必要である、と自分は強く感じていて、京都だと「古川、川嶋、小野」、大阪だと「(竹内)譲次、鈴木達也、合田」がこの立ち位置になってます。そういう存在がいるといないとでは、やはり全然異なるんですよね。

 とはいえ、今季の谷口の起用法は、「もう少し出場機会があってもよいのになあ…」と正直映ってます。あるいは、実は今オフ、谷口は残留発表にかなり時間を要してましたが、球団側から「今季は出場機会を大幅に減らすことになると思う、それでもよいのか?」といわれてた可能性もあるかなと。
 それでも谷口が残留を選んだのは、「優勝したい」、この1点でしょう。


 そう、実は、「島根vs京都」の2試合の生観戦、特に戦術的なことで強く感じたことが3つあって、第1が、「今季の『vs島根』での、相手側にとってより有効な崩し方として、『エヴァンスをファウルトラブルに陥らせる』、これが攻略法になりつつあるのでは」ということです。
 そう、今季の島根の戦術面での最大の特徴が「3ビッグ」です。これははっきりと、「エヴァンスありき」の戦術でもあるんですよね(エヴァンスは、いわゆる「3.5番タイプ」。バスケIQの高さも魅力)。
 ただ、エヴァンスは、もともと「ファウル数の多い傾向の選手」でもあります。これを相手に突かれつつあること。
 (もう1つ、エヴァンスの弱点として、「FT成功率の低さ」があり[今季は「52.3%」。最低ラインの55%にも届いてないが、エヴァンス的にはほぼ例年通りの数値]、「ハック戦術」を露骨にされてる場面もあるほどですが、これは話の本筋ではないのでここではこれ以上の深入りはしないが。)

 そうすると、エヴァンスがいれば、
 「安藤誓-津山/納見-クラーク-エヴァンス-ニック・ケイ」
 とできますが、エヴァンスをファウルトラブルに追い込むことで、
 「安藤誓-納見/津山-津山/晴山-クラーク-ニック・ケイ」
 という感じになります。尤も、能力的に最も収まりがいいのは「安藤誓-納見-津山」になりますが、津山は180cmで、SGとしてもアンダーサイズであるので、これだと「露骨なアンダーサイズ」になってしまう。

 サイズとスピードのバランスをより留意するならば、「安藤誓-津山-晴山」になりますが、先述のように、晴山は「固定砲台に全振りで、守備での貢献はほぼ全く期待できない」。で、津山も、島根で守備意識を大幅に向上させてますけど、より持ち味は「3P能力、爆発力」です。そう考えると、これだと「むしろ前輪駆動的」になってしまう。「得点が欲しい」、特に「追い上げたい、逆転したい」でならば有効ですけど、攻守のバランスの意味では「むしろ逆効果」になると映ります。


 そう、今季の島根、「戦力として機能できる気がしない」、第1に「ワイリー」、第2に「谷口」を挙げました。
 そして、これが「今季の島根の、最大の問題かもしれない」の感じであり、かつ、「島根vs京都」の2試合の生観戦で、戦術的に感じた第2の課題でもありますが、そう、第3に「白濱」。
 はっきり述べます。「白濱、急激な衰えが始まった、と考えざるを得ないのでは?」と。
 白濱が、選手人生を通して「最も輝けてる、最も必要とされてる」の感じであったのが、島根でコアメンバーの1人として機能できた、「21-22~昨季までの3年間」です。少なくとも、その「鬼ディフェンス」は重要な存在意義・生命線になっていました。
 その一方で、昨季までの3年間、「30分換算EFF」は「3.25→4.12→2.77」。
 申し訳ないけど、「CSレベル」とはとてもいえない感じでした。正直、島根は、「白濱と同等以上の守備型がもう1人、高確率で必要では?」と感じてました(昨オフに阿部が退団してから、これが特に顕在化した感じ)。

 今季、白濱は「33歳」。今オフは「西地区の複数球団から移籍の話が」といわれてましたし、残留発表の際に「正直、熟考していた」ことを示唆していました。
 もともと、攻撃面では多くを期待できないタイプの選手です。それは織り込み済みではありますが、何が特により深刻化というと、
 「守備面で、『一歩目』で振り切られてる場面が散見されること。」
 (→「スピード、アジリティーの衰え」。)
 です。いま、白濱は「今季2回目の負傷離脱中」ですけど、正直、現況の感じでだと、

 「『エースキラー型』として計算するのは、正直厳しい。そう考えると、『ローテ要員』として計算することは、リスクが大きすぎるかと。」

 これが、特に痛い訳です。


 今季の島根は、失点数を大幅に良化させています。ただこれは、「3ビッグありき」と、「3人の外国人選手の個人能力の高さ」に多くを依拠していると映っているんですよね。で、エヴァンスがファウルトラブルに陥ると、特に「守備面で信頼できる日本人SFが事実上いない」から、「失点リスクの爆上がりを誘発」になってしまうと。


 で、島根、「島根vs京都」の2試合の生観戦で、戦術的に感じた第3の課題。「安藤誓の出場時間の長さ。及び、正PGに返り咲いたのに、30分換算EFFをむしろ悪化させてること」です。


 【安藤誓、島根での4年間の主要な成績。】
 (FG試投数、3P成功数、FT成功数、アシストは「30分換算」。)

 21-22(1年目。正PG。スコアリング型PG)
 (出場時間[32分45秒]、TS%[56.1%]、FG試投数[11.98]、3P成功数[2.49]、3P試投率[58.2%]、3P成功率[35.8%]、FT成功数[1.70]、FT成功率[87.7%]、アシスト[5.21]、A/TO[3.23])
 (30分換算EFF[14.47])

 22-23(2年目。正SG。クラッチ3Pスコアラー)
 (出場時間[35分20秒]、TS%[56.2%]、FG試投数[11.71]、3P成功数[2.75]、3P試投率[63.4%]、3P成功率[38.0%]、FT成功数[1.35]、FT成功率[83.9%]、アシスト[2.95]、A/TO[2.66])
 (30分換算EFF[11.34])

 23-24(3年目、昨季。正SG。クラッチ3Pスコアラー)
 (出場時間[34分26秒]、TS%[52.6%]、FG試投数[15.32]、3P成功数[2.92]、3P試投率[58.9%]、3P成功率[32.4%]、FT成功数[2.97]、FT成功率[84.0%]、アシスト[2.45]、A/TO[1.63])
 (30分換算EFF[13.57])

 24-25(4年目、今季。正PG。スコアリング型PG)
 (出場時間[33分16秒]、TS%[49.3%]、FG試投数[12.06]、3P成功数[1.92]、3P試投率[50.8%]、3P成功率[31.3%]、FT成功数[1.39]、FT成功率[74.0%]、アシスト[3.61]、A/TO[2.34])
 (30分換算EFF[10.56])





 現実論として、島根は「都市としての規模」「球団の推定資金力」を総合すると、「ミドルマーケット」、より厳密には「中の上~中」程度のマーケットサイズでしょう。安藤誓は独身と伺ってますけど、特に「子どもの教育・医療の環境」の意味でならば、「お世辞にも恵まれているとはいえない」といわざるを得ません。
 そういったことをも考えると、島根(松江)という地方都市に、「安藤誓という日本人スター選手」(それも、「2019年世界選手権[ワールドカップ]」で日本代表に名を連ねていたほどの)が入団したこと自体が、すごいことですし、とても貴重なことである訳です。
 それも、ただ入団しただけではない。島根で、数字以上に「輝けてる」「必要とされてる」が伝わりますし、そして特に「やりがいを持ててる」が伝わること。で、今季で在籍4年目、そう、安藤誓は既に島根の「名誉生え抜き」と認識されている感じがあります。

 はっきりと正直に感じてます、「安藤誓哉は、引退するとき、島根で『背番号3を、永久欠番にする』に、現時点で既に値する」と(「必要とされてる喜び」が伝わることを考えると、「島根で引退になる可能性が高い」と考えてよいでしょう)。改修された松江総体(松江市総合体育館)の天井に、「背番号3 安藤誓哉」のユニフォームが掲げられる景色が想像できると。


 で、安藤誓は、今季で「32歳」です。そう考えると、来季あたりからは「衰えとの戦い」「ベテランに片足を突っ込む」を意味します。
 そう、安藤誓が「全盛期レベルでの輝きをより高確率で計算できる」意味では、「今季は『最後の戦い』になるかもしれない」と。

 そう、島根の親会社は、先述のように、超巨大企業(いまや「オタク産業」の寡占企業であり、日本経済を動かす存在の1つといってよい)の「バンダイナムコ」です。ですけど一方で、「都市のマーケットサイズ」の壁は、正直無視できない。
 後述で言及させて頂くように、「ファンの熱狂性」は、島根の大きなプラスの特徴といえますけど、でも、島根が「安藤誓と同等以上のスター選手」を、次にいつ補強できるかはわからない。
 (宇都宮や川崎が「年齢構成の高齢化」に苦しんでいったように、島根も「高齢化リスクに苦しむ一歩手前の年齢構成に既にある」ことをも含めて。「前田、細川のどちらかが欲しかった」のは、「目の前の優勝を叶えるための良質の3Pシューター」としてもだが、「中長期的な軸にもなり得る良質の日本人選手」であることも恐らく大きい。)

 だからこそ、今季の島根は、「最大にして最後かもしれない、勝負の年である」訳です。今季を逃したら、次のチャンスはいつ訪れるかわからない。
 これに拍車をかけるのが、京都の選手構成です。「岡田」という絶対軸を確立に成功で、しかもこの岡田は「京都にとっての地元選手」でもあります。少なくとも、向こう数年は「京都=岡田のチーム」であり続けるが、事実上確定でしょう。
 しかもより恐ろしいのが、京都のコアメンバーは

 「岡田(26歳)、前田(28歳)、澁田(26歳)、小西(25歳)、ラシード(27歳)」

 今季、「日本代表レベル」に到達を遂げた岡田は、「まだ26歳」、つまり「これからが本当の全盛期」です。岡田を支える選手も、揃って「26歳前後」に集中している。そして選手間の関係も良好で、前田、澁田、ラシードは京都に入団してから成績を伸ばしてます。
 そうすると、向こう3年程度は、コアメンバーを動かす必要がない。それをも含めて、これからチーム成績を伸ばす可能性は、恐らく高いでしょう。
 しかも京都は、「都市としてのマーケットサイズ」で、島根を大きく上回ります。いまの資金力的には「中~中の下」程度と推定されてますが、実はこの2年で、いわゆる「スポンサー数」をすさまじく増やしている(それも、ただ増えてるだけでなく、前年よりスポンサーランクの上昇に成功できていることも特筆といえます。それほどに「地域に根差している」ことをも含めて)。

 今季、京都はいまのペースだと、CS出場に辿り着けるかはともかく、少なくとも「30勝ラインの突破」は有力と考えてよいでしょう。選手構成をも総合すると、遅かれ早かれ、京都は恐らく島根に追いつく可能性は高い、これは贔屓目抜きにして、1人のバスケファンとしてそう感じてます。


 それに対して、島根。

 安藤誓(32歳)、北川(33歳)、納見(28歳)
 津山(29歳)、白濱(33歳)、晴山(32歳)

 明らかに、よくも悪くも「Win Now」の選手構成です。一般的な全盛期ラインの「29歳」を、4人の選手が既に超えています。というか、北川・白濱・晴山は「明らかなピークアウト感」の注釈付きです。
 これに加えて、島根の「絶対的な軸にして生命線」の「安藤誓」。実は今季、特に「TS%が50%を切ってる」こと。で、「30分換算EFF[10.56])、それも今季は、本来的に務めたい「正PG」に返り咲いたのにです。その上、安藤誓は「30分換算でのFG試投数が『12.06』」と高い(島根のチーム内では、これは「クラーク、12.77」に次ぐ「チーム内2位」です)ことを考慮すると、「やや不安感を持つ数字」といえます。
 「10.56」、つまり「10」をクリアはできてますので、ぎりぎりで「オールスターレベル」ではあるのですけど、他の日本人選手との力量差をも考慮すると、せめて「11点台は欲しい」。
 「『この1本』を仕留めたい場面」での「勝負強さ」は健在ではありますが、安藤誓自身の成績が「今季が『最大の勝負のとき』」のフラグ的な感じに、正直映ってます。



 エヴァンス起用時(安藤誓-[守備型のSG/SF]-エヴァンス-ニック・ケイ-マカドゥ)
 4Qクラッチタイム(安藤誓-津山-クラーク-エヴァンス-ニック・ケイ)
 エヴァンス不在時(安藤誓-津山-[守備型のSG/SF]-クラーク-ニック・ケイ)


 島根の選手編成的に、正SGは「守備力に優れる選手(一定レベルの3Pあるいはパスができる選手だとよりよい)」がより望ましい。かつ、津山がアンダーサイズ(180cm)ですので、「SFにも対応できる」だとより望ましいになります。
 で、津山は「3P能力、爆発力」こそ最大の特徴ですので、「4Qのクラッチタイム時」にこそ必要であると映るのです。そう考えると、津山は「6thマンに回せると、より選手編成にバランスと厚みをもたらせる」と。

 何がきついって、白濱が「恐らく、もうローテ要員としては見込みづらい」こと。晴山は「よくも悪くも固定砲台の一芸であるので、より活きる場面を選ぶ感じになる」こと。
 これを考えると、


 先発(安藤誓-[正SG]-エヴァンス-ニック・ケイ-マカドゥ)
 ローテ要員(納見、津山、クラーク[、北川])

 そう、現況として、ローテ要員の日本人選手が「コンボガードタイプ」に集中している訳です。ですのでなおさら、

 「『正SGを務められて、場面に応じてSFにも対応できる』。選手タイプ的には、『守備意識・守備力に優れる』で、『+αでできれば、パスあるいは3P能力を併せ持つ』、これを満たし得る『日本人選手のスウィングマンの緊急補強』を、『2月の中断期間』に全力で確保がマスト!
 今季は『降格がない』ので、『CSの出場可能性が事実上見込めない、B1の中位~下位の球団』相手だと、緊急補強が成立の可能性が特に高くなると思われるので。」


 そう、現実論として、今季の島根は「Win Nowのシーズン」「最大かつ最後かもしれないチャンスのシーズン」である訳です。
 で、12月になり、負傷者続出というエクスキューズもありますが、明らかに失速傾向にあります。で、気が付けば、「チームEFFで京都、琉球を下回っている」のです。
 (京都が4位、琉球が7位、島根が11位。)

 今季を逃したら、優勝のチャンスはもうないかもしれない。それどころか、現況では「そもそもCSに出場できないと、ファイナル・優勝を論じるスタートラインにさえならない」にあります。
 「相手があること」を考慮して、「2月の中断期間」と述べてますが、1人のバスケファンとしては、それまでの「あと13試合を待てる余裕は、正直ない」の感じでもあります。それほどに、「守備力に優れるスウィングマンの緊急補強」は、「重要性も緊急性も、とても高い」と映ってます。



 12月13日に発表された、介川(SF/PF。開志国際高校→専修大学2年生)の入団。
 高校時代から、「世代のトップ選手」として活躍してきました。「可能性をとても感じさせる選手」であるとは、はっきりといえます。「渡邊雄太、吉井、ラシード、ドンリー」、その次が挙がらないという意味で「枯渇に近い状態」の「3.5番タイプの日本人選手」である意味でも、入団を叶えた意義はとても大きいと映ります。
 ですけど、現実論として、まだ大学2年生です。正直、「来季以降の戦力」と考えるのが、より現実的でしょう。

 そう、いずれにせよ、「2月の中断期間で、守備意識に優れる日本人のSG/SFタイプの緊急補強なくして、CS出場は恐らくとても厳しい!」、1人のバスケファンとして、自分は正直、そう強く感じてます。





 では、島根が「2月の中断期間でマストと考える、緊急補強」。
 念頭にあるターゲット選手を、3人挙げます。


 【島根、「2月の中断期間での緊急補強」、「年頭のターゲット選手」。】
 (選手名の隣の数値は、「今季の30分換算EFF」。)

 (1)阿部(SR渋谷。30歳)(×)
 ◎かつて、5年間の島根の在籍歴が(2018~2023)。その中には、「現在のコアメンバー誕生からの2年間」をも含まれる。当時と細かいスタイルの変化はあるが、安藤誓、津山、ニック・ケイなど、主要な選手の特徴を知ってることは強みといえる。
 ◎その守備力、特にスティール能力は日本人選手の中で有数。「21-22~昨季までの3年間」での「30分換算スティール数」は、「1.64→1.57→1.58」であり、「とても良質である」といえる。
 ◎昨季の仙台での1年間で、実は「ハンドラーも務められる」を証明したこと。「守備意識+2ndハンドラー」を求めたい島根の現況に、まさにドンピシャなこと。「昨季までの3年間」で、「A/TO」は「4.04→2.87→1.89」、「30分換算アシスト数」は「2.62→1.96→4.85」である。
 ◎タフネスであり、プロ入り以降で、負傷による長期離脱が全くない。
 ◎現況での起用法では、SR渋谷からは「ほぼ構想外」と化してること。恐らく「阿部⇔ワイリー」でも成立の可能性は高いと思われること(期限付き移籍でならば、たとえ複数年契約が残っていても障壁にはならないので)。
 それに、SR渋谷のAGMの堀健太郎さんは、昨季まで島根のGMであった。だから、阿部の特徴や現況、島根の現況はわかっているはずだし、「パイプがある」ことはアドバンテージになり得ると読むがと。

 △今季は、Bリーグの移籍史の中でも「最大の大失敗」とネタにされても仕方ないほどの大失敗ぶり。1試合だけ大爆発した試合をノーカウントにすると、実は「EFFがマイナスを計上」になる。これに加えて、「最初の5試合」「大爆発の1試合」の合計6試合を除けば(出場試合は21試合)、「10分以上の出場試合」は、なんと「ゼロ」の惨状。
 尤もこれについては、阿部の資質能力と、SR渋谷のバスケスタイルは真逆であり、「SR渋谷の、ゴリゴリのハーフコートスタイルに合うとは思えない」との声は、移籍発表の時点から既にあった。いわば「自業自得」「案の定である」といわれても反論はできない訳だが。
 △184cmで、「SF起用時だとアンダーサイズ」になること。島根で、21-22以降、白濱を出場機会で下回ったのは、サイズが大きな要因であった。
 △恐らく島根に帰還になれば、ファンや仲間は温かく迎えるだろう。ただ問題は、ヘナレHCとの間にわだかまりが残ってないかなこと。退団時点と現在とでは、「状況が明らかに異なる」ので(今回は、「スウィングマン的な正SGとしての復帰になる」ことを、恐らく交渉時に明確に伝えるであろうことをも含めて)、わだかまりが癒えていれば、「1人のプロとして改めて」となるのではと映るが。

 (2)半澤(仙台。25歳)(2.88)
 ◎公称では「192cm,95kg」で、スピードとパワーを併せ持つ特徴を持つが、京都時代を観ていると、手足が共に長くて、公称以上に横幅がある。そういった資質能力を活かして、「PG~PFのいずれに対しても守れる」ことが持ち味であり、人呼んで「フィジカルモンスター」と形容されている。
 ◎実は大学時代はPG/SGであったと伺う。そのため「2ndハンドラーに対応できて、パス能力が水準程度ある」ことが持ち味。また、「よく走る」ので、スペーシング、パスコースやドライブコースの創出での貢献が見込めることもプラス。
 ◎「エースキラー型」として存在意義を示している選手。25歳と「年齢的に若手の部類」であり、ワンチャンで「中長期的な戦力になり得る可能性」を持つ意味でも、年齢構成のネックを抱えている島根の現況にドンピシャといえる。
 ◎京都では、(理由は存じないが)若い女性ファンを多く擁していた。
 ◎今季の仙台の現況は、CS出場どころか、「勝率.300ライン(18勝)」さえ怪しいこと。そのため、緊急補強の障壁自体は高くはない感じであり、「半澤⇔ワイリー」でも、成立の可能性は充分にあり得るのではと。

 △今季は攻撃面、特に3P能力で「まったく貢献が見込めてない」こと。特に3P成功率は「2/29、6.9%」と壊滅的である。そう考えると、現況では「パスにより優れる白濱」の域を出ず、「ラストピース的な正SG」に適任かといえば、確信が持てないこと。
 3Pをはじめとする得点面での貢献が酷いので、今季の「30分換算EFF」は「2.88」にとどまる(昨季は「6.00」)。

 (3)鶴巻(茨城。29歳)(5.71)
 ◎見た目の数字以上に「守備意識・守備力に優れる」が最大の特徴であり、スピードを併せ持つ(茨城はずっと「高速バスケ」を志向してる)。
 ◎190cmというサイズ面。これは「SFとしても充分なサイズ」である。
 ◎実はパスの質が高い。アシスト数自体は多くないが、茨城での直近4年の「A/TO」は「2.51→1.68→2.51→1.92」。そのため、「守備意識+スピード+パス能力」という、島根が求めてる正SG像に合致し得ること。
 ◎水準程度の3P能力をも併せ持っており、直近4年間のうち、今季を含む3年で「3P成功率が34%以上」である。
 ◎「一定程度のEFFを計算できる」こと。直近4年間での「30分換算EFF」は「8.32→4.08→4.80→5.71」。それと、昨季の「島根vs茨城」(武蔵野の森で、島根のホームとして開催された)の第2戦で輝きを放っており、能力を示せてることも恐らくのプラス。
 ◎今季の茨城の現況は、CS出場どころか、「勝率.300ライン(18勝)」が現実目標ラインであること(しかも、長谷川が「今季残り試合を全休が確定の大怪我」であるので、勝利数ペースを落とす可能性が恐らく高い)。そのため、緊急補強の障壁自体は高くはない感じで、「半澤⇔ワイリー」でも、成立の可能性は充分にあり得るのではと。

 △障壁を挙げるなら、球団側よりは恐らく「本人側」。恐らく(茨城の)球団側は、「優勝を目指せる球団から求められていくんだ。この経験を、来オフ以降に、茨城に還元して欲しい」「仮に引退後もバスケに携わる意向ならば、他球団を経験することはむしろプラスになる」と送り出す可能性が高いと読む(尤も、たとえ「期限付き」でも移籍を嫌がる可能性が高いだろう本人側の心情・プライドを考慮して、「鶴巻⇔晴山」での成立を求める可能性もあるかなだが、それほどに鶴巻を獲る意義はとても高いと考える)。
 そう、むしろ「本人側は嫌がるかもしれない」と。というのも、鶴巻は2022年オフ、2023年オフも、移籍市場に出る可能性が囁かれたが、わりとあっさりと残留しているのだ。
 というのも、鶴巻はプロでは「茨城一筋」であるが、茨城は鶴巻にとって「実は地元球団である」こと。地元球団の一筋が恐らくの誇りといえる感じであり、この心情面を口説き落とすのは、正直ハードルは低くない。
 また、「職人気質」の雰囲気であり、「CSやファイナルへのラストピースとしてなじめるか」の隠れた不安要素になるリスクも。


 いま挙げた3人でいえば、

 「ラストピースとしての資質能力の合致度(鶴巻≒阿部≧半澤)」
 「補強に向けた障壁の低さ(阿部≒半澤≧鶴巻)」

 と映ってます。


 はっきりと述べれば、理想は「鶴巻」で即答です。いまの島根に特に欲しい資質能力を、鶴巻はほぼ満たしているからと。性格面で馴染めるかどうかは「蓋を開けないとわからない」ですが、鶴巻を獲れれば、全体バランス的には恐らく「カチッとはまる」と自分は読んでます。ただ、「恐らく本人側が移籍を嫌がるのでは」というのは、結構大きな障壁であるとも映ります。
 「29歳」。客観的にみて「いまが全盛期」。つまり「自分を最も高く売れる時期」でもある訳です。裏を返せば、この中断期間、及び来オフでも残留を決断になれば、「生涯茨城でほぼ確定」と考えてよいを意味する。
 そう考えると、鶴巻という道は、「欲しいけど、より現実的な道であるとはいえないだろう」と、現時点では読んでいます。


 次に「半澤」。その守備能力は、昨季までの白濱と同等以上と自分は映ってます。そう、今季の3P成功率が「2/29、6.9%」ととても酷くなければと。
 ただ、現時点では「現況のままでだと、『晴山の守備版』の域を出ない。中長期的な戦力としてならば意義はあるが、『CS、優勝へのラストピースとして』でならば、そうではない」と解釈してます。

 それで連想するのが、「渡辺竜(元SR渋谷。現在はB2の福井)」です。渡辺竜は、「PG/SG/SFならばどこでも対応可能で、特に守備能力に優れる」ことを特徴としてました。とにかく「よく走る」ことも、半澤と共通です。とりわけ「守備型PGとして貴重」であるが存在意義でした。
 で、昨オフ(2023年オフ)。渡辺竜は、SR渋谷がHCが交替になることもあり、構想外になりました。当時、第2PGが要補強ポイントであった島根は、「渡辺竜を獲りに行く意義はある」と読んでました。
 ですけど、島根を含めて、B1球団は(恐らく)どこも手を挙げなかった。その理由は恐らくシンプルで、「3P能力にとても乏しいから」(もともと3Pの試投率の低い選手だが、SR渋谷最終年の22-23では「3P試投率[7.8%]、3P成功率[16.7%]」であった)。
 結果、恩師である伊佐勉HCが拾う形で、B3(新球団)の福井へ。いわば「収まるところに収まった」になりましたし、今季を見ると(12月14日・15日に、B2での「神戸vs福井」を生観戦したが)「輝ける場所にいけて、よかったね」の感じです。
 でも、「3P能力に乏しい選手の居場所が、一気に厳しくなってる現況(「科学化されたバスケ」の影の要素ともいえる)の象徴」とも映ります。

 そう考えると、いまの半澤は、「優勝へのラストピース」と判断はされないかなと。いま切実に欲しいのは、「昨季までの3年間での白濱と同等以上の守備型」である訳ですので。


 そう考えると、現況での緊急補強の最適解は「阿部」と考える訳です。これは「SF起用時だとアンダーサイズになることに、目を瞑る」の注釈付きですけど、たとえそうでも、そして今季、現所属球団(SR渋谷)で「干されてるとほぼ同然の起用法」でも、「緊急補強に動く意義はある」とはっきりといえます。
 はっきりと、守備(特に「エースキラー型」「スティール型」として輝ける)でよりプラスをもたらせることは勿論、パスの面でも貢献できることを特に昨季に証明した意味でも、いまの島根が必要としてる要素に「ほぼカチッとはまる」意味でと。

 そう、安藤誓が「スコアリング型PG」であることを考えると、パス能力が水準以上である阿部は、守備面のみならず攻撃面でも「より理に適ってる」といえるのです。
 また、3P能力は水準程度ですが、ドライブやミドルにも優れてますので、相手をファウルトラブルに陥らせたいがために、リングアタックを活用したい場面でプラスをもたらせる意味でも、理に適うといえます。

 そのうえ、阿部は現況として、「SR渋谷でほぼ構想外」です。そう考えると、「いますぐにでも緊急補強がマスト」の島根にとっては、2月の中断期間まで待たなくとも、「1月半ばのオールスター期間」で緊急補強をまとめることも、むしろ現実的であるといえるでしょう。
 これが叶うと、「2月の中断期間での補強よりも、7試合も早く『修復を開始』」できるのです。
 (余談ですが、欧州サッカーでの1月の移籍市場や、NBAでの「トレードデッドライン」は、「修復の移籍市場」と呼ばれているとのこと。)


 これにより、

 先発(安藤誓-[阿部]-エヴァンス-ニック・ケイ-マカドゥ)
 スモール時(安藤誓-津山/納見-[阿部]-クラーク/ニック・ケイ-ニック・ケイ/マカドゥ)
 4Qクラッチタイム時(安藤誓-津山-クラーク-エヴァンス-ニック・ケイ)
 安藤誓ベンチ時(納見-津山-[阿部]-クラーク-ニック・ケイ/マカドゥ)

 という選手編成ができるようになり、全体バランスが一気に良化できます。


 あとの問題は、「阿部を緊急補強するにあたって」ですけど、「阿部⇔ワイリー」にするよりは、ワイリーは「B2の愛媛あたりに期限付き移籍」での対応が、より現実的であると読みます。
 (というのも、B2愛媛は、負傷者の続出で「試合内容を成立させること自体に汲々としている」現況であるので。それに愛媛への期限付き移籍でならば、ワイリーにとって「まとまった出場機会を確保の可能性が高い」ので、どれほどの貢献を見込めるのかの見極めにもなるのメリットにもなると。
 ちなみに「阿部⇔晴山」は、なおさら考えづらいといえます。というのも、SR渋谷のルカHCの選手起用基準って、「守備が苦手な選手は起用しない」の意味ではっきりしてますので。)

 そう、12月になり、晴山も「固定砲台の一芸選手として」ではあるけど、「より活きる場面」がはっきりと見出せてきた感じですし、特に「エヴァンスの不在時によるスモール時」では、晴山がいるとより助かる意味でも、ワイリーをB2愛媛(あるいは、B2の下位球団)への期限付き移籍での対応は、より理に適うと映るのです。
 そしてそう考えると、島根は「緊急補強がマストである」ことは不変であるけど、より現実的な最適解は「阿部」(鶴巻だと、交換要員を差し出すは恐らく不可避になることをも含めて)になるだろうな、と映るのです。


 はっきりしているのは、昨季に「マーティンに見切りを付けられずに、第3外国人の緊急補強ができなかった」と同じことを繰り返して欲しくないことです(しかも昨季だって、富山のブバは「負傷癖にある程度目を瞑れば、B1下位で収まる選手ではない」ことがはっきりしてた意味でも、「マーティン⇔ブバ」をまとめるに動くができていれば、島根は昨季終盤の大失速をある程度は防げてたかもしれないのにと。その上、ブバも富山と恐らく衝突したとかで3月に途中退団になり、「Lose-Lose」になったと)。

 勿論、「相手があること」ですので、「緊急補強をまとめようとしたけど、結果として成立できなかった」もあり得るかなです。ですけど、今回の場合、「SR渋谷で阿部は『ほぼ構想外の起用法』になっている、しかも阿部は『島根の現況に最も足りてない、必要なピースである』」ことを踏まえると、なんとしてもまとめて欲しいと。


 …と、ここまでで既にとても長いですけど、いよいよゴールラインが見えてきました、今回のnote記事、あともう1つ、どうしても綴りたいことがありますので、それへと話を進めさせて頂きます。



 いつかまた是非、願わくはそう遠くないうちに、松江市総合体育館(松江総体)という「独特の熱狂性の空間」を訪れたい。で、来オフ(2025年オフ)から1年間の改修と伺う。
 改修に向けて、課題はいくつもあるけど、これは「ハード面」だけではない。1人のバスケファンとして、「ソフト面」、つまり「運営的な姿勢」で、声を大にして「これは早急に要改善を!」と伝えたいことがある!そう、「球団職員(フロントスタッフ)の顔が見える」であって欲しい、現実論として「ファンあってのプロバスケ球団」でありますので!





 (←リンク添付2つ目、「ラムズ・パーク」とは現在の名称で、正式名称は「アリ・サミ・イェン」。
 ガラタサライのファン[サポーター]は、世界広しといえども、「超がいくつも付くほどの熱狂ぶり」で知られており[「ガラタサライは自分の人生そのもの」と公言する人間も少なくないほどと伺う]、収容人数は「53798人」とのことだが、その破壊力は「10万人級」ともいわれている。
 いつしか、ガラタサライの本拠地「アリ・サミ・イェン」は「地獄へようこそ」(Welcome to Hell)という愛称を頂戴するようになったが、この語源は、「2000-2001シーズンの欧州CL」で、「パオロ・マルディーニ」(ACミラン、イタリア代表の伝説的なDFです)が
 「10万人のスタジアムでプレーしたこともある私の膝を、初めて震えさせたスタジアム。それがアリ・サミ・イェンだった。まるで地獄のようだった。」
 という言葉を残したことからきている、といわれてます。


 (←この2つのブログ記事に、「ガラタサライのファンの熱狂ぶり(ヤバさ)」が綴られてますので、参照されたしです。ちなみにこの、ガラタサライのファン、「131.76デシベル」というすさまじい記録を持ってます。)


 (←この2つ目のリンク添付によると、「120デシベル」で「飛行機の近く」「聴覚機能に異常をきたすレベルの、きわめてうるさい音」とのことです。つまり「131.76デシベル」が、「どれほどすさまじいか」が想像できます。)


 今回の「島根vs京都」2試合の生観戦。そう、「松江市総合体育館」(松江総体。島根の真の本拠地会場)の雰囲気を、どうしても体感したかったから。
 配信越しに、その独特の熱狂性は、伝わってきていた。ですので、実際に生観戦するとどのような感じだろうと。

 実際に生観戦をさせて頂いて感じたのは、「老若男女を問わず、2階のベンチ側上段の座席までどころか、3階の立ち見席まで、ほぼ青一色」(「観客に対するFC会員の比率が、恐らくとても高い」ことを含めて)であることもですけど、


 「スイッチが入ったとき、ギアを上げたいときに、一気にスイッチ・ギアが入る感じで、熱狂度のボルテージが一気に大きくなる。
 特に、『この1本』を仕留めたい、ここぞの場面で発動する『オフェンス3のBGM』(らっらっらららー、スサノオ!)。このBGMが発動したときの開場の熱量は、1人のバスケットボールファンとして、『壮観さ』と共に『恐怖感』をも正直感じた。
 味方(島根側)にとっては『魔法の音楽』、相手(この場合、京都側)にとっては『恐怖の音楽』。

 しかも応援が、『やらされてる感』がない、いい意味で『心が1つになってる』が伝わること。子どもや若い女性も、『心から楽しんでる』感じが伝わるのだ。そういったことをも含めての『地獄へようこそ』と。
 相手側から、あるいはフラットな立場で観ると『地獄へようこそ』だけど、視点を変えれば、『やらされてる感がない、熱狂の場』。これは日本国内での他スポーツでいえば『千葉マリン』(ZOZOマリン。野球の千葉ロッテ)や『埼スタ』(埼玉スタジアム。サッカーの浦和)を連想させる。
 ファンの熱狂性が創出する『ホームアドバンテージ』。1人のバスケットボールファンとして、『いつかまた是非訪れたい』、そう感じる独特の会場空間と感じる。」


 うまく言語化できないことが、とてももどかしいですけど、松江総体の「独特の熱狂的な会場空間」。3階席(これは、着席してる「名目上の2階席の上段側」の人間をも含めて)をも含めて、すさまじい熱量が伝わること


 「ファンの熱狂性」もですし、「アクアマジック」の「唯一無二の個性」も、松江総体の独特の特徴・魅力の1つを構成してるといえます。
 「1人1人それぞれが、しっかりと『キャラ立ち』ができてて、『個性豊かさ』が伝わる」。今回、「SEINAさんが大好き」を一度取り払って、フラットな眼で見ていたのですけど、「MINAMIさん」「SEINAさん」は「説明不要の領域」ですが、「CHIKAHOさん」(存在そのものが絵になる、いわば「華がある」)、「NAGISAさん」(「とびっきりの笑顔」と共に「長い髪がとても似合う」。そして「自分自身の見せ方を本能的に知ってる『賢さ』が伝わる」)も、とても印象的です。
 それに、「ANNEさん」「NAGOMIさん」は、新世代組の中でも特に人気度が高いと伺いますし(深い言及がなくてごめんなさい)、「MOMOHAさん」は、今季で唯一の1年目ですけど、「『物怖じしない、ハートの強さ』が伝わり、それでいて『等身大な感じ』で『笑顔が素敵』」であること。

 ですけど、「MINAMIさん」のカリスマ性、「SEINAさん」のキラキラ感が伝わる独特のオーラ、この2人は「唯一無二」と映るのです。
 そう、特に

 「MINAMIさん」「SEINAさん」には、「1年でも長く、アクアマジックで輝いて欲しい」が正直な本音ですし、「アクアマジックを卒業する(=ポンポンを置く)とき」は、「『完全燃焼できた』『やり遂げた。もう思い残すこと(未練、後悔)はない』と感じられたとき」であって欲しいです!
 そして、「MINAMIさん」「SEINAさん」のいずれも、「アクアマジックを卒業するとき」が来ても、「島根に、1年でも長く、何らかの形で携わり続ける」であって欲しいです!


 そう、1人の人間としての「わがまま的な願望」が許されるならば、
 「MINAMIさん(アクアマジック、ディレクター)」
 「SEINAさん(アクアマジック、アシスタントディレクター。または球団職員の1人として)」
 これを正直観たいです。尤も、これに近い感じになるのかは別として、「アクアマジック」のメンバーが、卒業後に「自分らしい道を、生き方を歩めること」が、最も大切であると思いますけど。

 (ちなみに他球団では、チアを卒業後に、「他球団にひっそりと移籍する」事例が普通に存在するけど、島根のアクアマジックは「原則として、地元[島根・鳥取]にゆかりのある人間」とのことなので、卒業後も「1人の島根ファンとして」の意味では楽観してよい。
 ただ一方で、他球団への移籍も「ケースバイケース」である感じで、「裏切り者的なケース」も「新たなる挑戦が伝わるケース」もある感じなんですよね。
 それでいえば、自分の応援球団でいえば、「AYAMIさん」(はんなりん[京都]。2023年から在籍中。この前年、2022年から1年間、BT[大阪]に所属していた)。大阪→京都、つまり「露骨にライバル球団への移籍」で、裏切り者扱いをされかねないと正直不安でしたけど。
 ですけど、昨季の4月、舞洲での京阪ダービー。AYAMIさん、第1戦を、はんなりんの仲間[総勢6人]と生観戦でしたけど、大阪ファンからはむしろ歓迎されてた感じで。どうやら、「わだかまりは全くない、円満移籍」であった感じで、ほっとした、嬉しく思うの感じです。)



 「熱狂的なファン」「アクアマジック」もですけど、「熱狂的な会場空間の創出」に特に重要な貢献をしてると伝わるのが、「アリーナMCの、HONSHOWさん」です。
 もう、「すごい」という言葉では収まらないほどに、「唯一無二と感じる」「ただ尊敬の感じである」と。

 この、HONSHOWさん。アリーナMCを1人で務めてるのですけど(2017年、つまりBリーグ2年目からずっとで、今季で8年目とのこと)、何が特にすごいって、まず、「1人で普通に回せてること」です。
 選手交代のとき。いまでは多くの球団で、「ミス・漏れがないように」が特に大きいと想像ですが、1人のMCが本拠地球団側を、もう1人のMC(アシスタントMC)が相手球団側を、それぞれ選手交代をアナウンスすることが多いです(大阪、横浜BCとかが少なくともそうです)。京都は長く、1人で回してますけど、特に相手球団側で漏れが少なからずあり、「アリーナMCを2人にして欲しい」と、特に昨季からは顕著に感じるようになってます。

 ですけど、HONSHOWさん、相手球団側の選手交代を全く漏らさず(2人、3人を同時替えのときでも)、そして自球団(島根)の選手交代では、(これはHONSHOWさんの独特の特徴ですが)「登場」「再登場」を的確に伝えているのです。
 あるいは、ファウル数、「個人◎つ目、チーム◎つ目」の伝え方も、とても的確でわかりやすい。


 「バスケットカウント」「3ポイント」「ダンクシュート」もはっきりと伝えてることも、とても好感ですし、時として「得点者、マカドゥ。アシスト、安藤」という感じで、アシストが誰であると伝えることもある(2人MC制である大阪でも、「アシストが誰である」とアナウンスしてるのは、まずないです)。

 それと特に、自球団のフリースロー時。HONSHOWさんの独特のスタイルとして、安藤がフリースローを成功させたならば、
 「(HONSHOWさん)誓哉!」「(観客)安藤!」
 これで、より「応援の熱量を高められる」ことに結び付けてる!と。


 なんというか、HONSHOWさんって、「どこが『勝負どころ』『この1本』であるのかを、見極める・判断できるのがとても上手いなあ」と。
 特に、BGM。オフェンスの音楽(BGM)が3種類あるのですけど、「オフェンス1」が「Go Go Magic」、「オフェンス3」が「らっらっらららー、スサノオ」(という、よりアップテンポな音楽)、この2つの選曲のタイミングが、とても上手いなあと。
 (尤も、選曲について、MCとは別にDJを置いてる球団も多くあると耳にするので、DJが別途で選曲している可能性もある訳だが。
 ですけど、特に「オフェンス3」が発動したときの、「会場内のボルテージの上がりよう」もですし、この場面で「オフェンス3」発動では?と漠然と感じてたら、「うわ、まじで発動させてる!」の感じで。
 繰り返しになるかなですけど、島根の「オフェンス3」は、「島根にとっては『魔法・希望の音楽』、相手にとっては『恐怖・地獄の音楽』」ですね、正直。





 ですけど一方で、この、「松江総体」。これは「2025年オフから1年間での、改修に向けて」もですし、「今季の残り試合、来季、そして『Bプレミア(新B1)に向けて』」ということをも含めて、そう、「『会場・運営』という意味で、改善して欲しいこと」を、綴らせて頂きます。


 【「松江市総合体育館(松江総体)」、「会場・運営という意味で、改善して欲しいこと」。】

 (1)「『球団職員の顔が、ほぼ全く見えない』。『観客に生かされている』『ファンあってのプロスポーツ球団・球団職員』という感謝が、感じられないとほぼ同義(『当たり前ではない』とわかっていないのでは?と)。
 Bリーグでは、球団職員は『OFFICIALという、白黒の吊り下げ式の名札の着用』が必要であるが、この2試合で、OFFICIALの名札の職員さんを確認できたのは、5人もいなかったこと。」

 (→はっきり述べれば、「『こんにちは』『ありがとうございました』と自分がしても、挨拶さえ返さない」[22-23までの大阪は、実はマジでこれがあった。2023年夏にブースターミーティングがあって以降は、これはさすがに劇的に大きく改善されているが]よりはマシではあるが、これに近いほどに酷い。
 特に何が酷いって、今回生観戦した際の松江総体は、1階ロビー、入退場口の[入場口から見て]すぐ左側に「総合案内のスペース」が設けられてるが[FCポイントスペースは、2階ロビーという別スペースにあった]、「総合案内」「FCポイントスペース」のいずれにも、球団職員がいないのだ。恐らく、松江総体の「総合案内」は、「FC[ファンクラブ]ブース」をも含む[その役割を兼ねている]と思われるがと。
 「総合案内」にいるのは、ボランティアの人間[100歩譲って、インターンならば理解できるが]。これでは「落とし物・迷子に困ってるときの相談」をはじめ、「困りごとの相談」を安心してできるのか、に直結する。
 [球団職員・インターンと、ボランティアとでは、現実論として「できることの権限の違い」があるのでと。]
 そう、「総合案内」「FCブース」に、球団職員を置いてないって、「いや、あり得ないでしょう?」と[表現が悪くて申し訳ないけど、球団の組織力に乏しい部類の「B2の奈良」でも、FCブースに球団職員を置いてる]。
 ↓
 そう、「松江総体という会場空間」は、大好きと感じてる。でもそれは、「独特のファンの熱狂性」「アクアマジック」「すさたまくん」「アリーナMCのHONSHOWさん[の独特の盛り上げ上手さ]」といった要素で構成されている意味合いが正直大きい。4つの要素のうち、例えばアクアマジックだと、MINAMIさんが卒業しても「歌って踊れる」「ナチュラルメイク」「1人1人の明確なキャラ立ちによる、個性豊かさ」は堅持され続ける、大きなダメージにはならないのではと想像できるが、HONSHOWさんは「よくも悪くも、代替不可能」と映る[年齢的に、あと5年程度は普通にできそうとは映るが]。
 ↓
 そう、「『総合案内・FC専用ブース』には、ちゃんと球団職員を置いて欲しい」こと!これは、1つのプロバスケ球団として「やるべきことをやって欲しい!」です。
 [ちなみにこの「やるべきことをやって欲しい」は、元ネタ的な言葉があって、野球の福留孝介さん〈元中日など〉が阪神時代に、藤浪晋太郎に対して「やるべきことをやれ」という言葉を言ったことからきてます。]
 それと、入場時[特にFC先行入場時]の「こんにちは」「よろしく御願いします」の挨拶時、退場時の「ありがとうございました」[100歩譲って、退場時は、片付け作業とかもあるので、ある程度は仕方ないかもだが]で、退場時には2人ほど「OFFICIALの名札の球団職員さん」を確認できたが、なんと入場時は確認できていないのだ[勿論、悪い意味で]。
 そう、要は「人間として」ということ。「自分が観客の立場ならば、どう対応がされると、より嬉しいと感じるか?」という「相手の立場、逆の立場に立った想像力ができていますか?」と。これを正直感じると。
 ↓
 なぜ、「球団職員が、いるべきところにいない」がまかり通っているのか?というと、特に考えられる理由が2つ。
 第1は、「地方都市の球団」であり、リーグ及び球団自体の成長速度に、マンパワー[人的資源]が恐らく追い付いていないこと。恐らくはこれが大きいのでは?と[そしてこれは、親会社が超巨大企業でも、「都市のマーケットサイズの壁」には抗えないということかなと想像の感じです]。
 第2は、島根は「競合球団的な存在がいない」こと。「野球・サッカーのプロ球団自体がない」である、つまりバスケの島根は「おらが地域の、貴重なプロスポーツチーム」であること[これが「ファンの独特の熱狂性」という意味でプラスに作用しているともいえるが、「上から目線的なファン対応」という意味でマイナスに作用しているともいえる]。
 で、近隣のプロバスケ球団自体も、勿論ない[同じ中国地方でも、実質的に広島だけ。松江と広島は、当然ながらとても距離が離れている]。
 ↓
 これが都市部ならば、たとえば自分は大阪に住んでいるが、「大阪、京都、神戸、奈良」で、「4球団が競合関係にある[これに滋賀をもカウントすると、5球団になる]」。同じB1に絞っても、京都から見れば大阪、滋賀が競合球団関係になるから、ファンサービスは当然の重要事項になる[実際、「京阪ダービー」「京滋ダービー」と銘打っている]。
 競合球団がないから、「放っておいても一定数以上の観客が見込める」、しかも直近4年は「CS出場が現実圏である」であり、かつ「アクアマジックの人気爆発」も相まって、なおさら「観客数を計算できる」である現況。
 でも、ほんとうに「愛される」、ほんとうに「必要とされる」球団・プロスポーツチームであり続けるには、「あの職員さん・インターンさんの対応、素敵だったな」と感じられることが、とても大切・重要なことであるのでは、と強く考える[実際、自分が、生観戦の試合数で「京都が最も多い」のは、その理由の1つが「こんなに素敵なこの職員さん・このインターンさんがいる球団だから、この人と共に『最高に素敵な景色を叶えたい』」と感じてるからが正直大きいですので]。
 そう、松江総体を改修して、後述の「ハード面での要改善」はクリアできても、いま述べた「ソフト面、つまり意識の面」は、言葉通り「意識の問題である」こと[勿論、シンプルにマンパワー的な面も幾分かはあると思われる訳だが、ド派手な演出も勿論とても嬉しいけど、それができるならば、それをいわゆる「ホスピタリティー[おもてなし]にも同等以上に充てる」方が、何倍もより嬉しいことと感じるのは、自分だけでしょうか?)


 (2)「トイレ・自動販売機の数の不足感(これについては、2025年オフから1年間での松江総体の改修により解決されると信じたいが)。
 現況では、(確認できてる範囲でだが、)トイレが「(男女共に)1階に1個所、2階に4個所」、自動販売機が「1階に1台、2階に4台(2台×2個所)」であるが、トイレも自動販売機も、「4307人(第2戦の観客数)」という観客数(収容人数)に対応できる数とはいえずの現況(しかもBプレミアの新規定で、松江総体は改修で「収容人数が5000人」になることが決定している)。」

 (→1つの事例として、「滋賀ダイハツアリーナ」[尤もこの滋賀のアリーナも、Bプレミアの新規定を満たしてないとして、改修することに〈理由は「VIPルーム」がないから。自分が「Bプレミア構想」で、「総論は大賛成だが、各論的にはとても違和感がある」の最大の要素が、この「VIPルームを金科玉条の如く位置付けてること」です〉]。
 滋賀のダイハツアリーナ[以下、「ダイアリ」と略称表記で。収容人数は「5000人」]は、メインコートの2階席ゾーンだけでも、「男性2か所、女性3か所が常設」で、これ以外にも「1階に、男性・女性が共に4か所」「2階に、男性1か所、女性2か所」があります。つまり、合計で「男性7か所、女性9か所」があることになります。実際、トイレの行列もそこまで酷い感じにはなってなかったと記憶ですし、このダイアリ[5000人]の「男性7か所、女性9か所」は、1つの目安になり得ると想像です。
 自動販売機も、細かく数えてはいないですけど、1階・2階の合計で、確か「6台程度」はあるかなと記憶ですし、一通りの飲み物[ペットボトル]は揃っていたと記憶してます。
 ↓
 「トイレ、自動販売機の数の充足」はとても重要と強く感じていて、自分が最も生観戦をする「京都」。「(男女共に)1階に1個所、2階に4個所、合計で男女共に5個所ずつ、収容人数4300人程度」の構成です。
 男性はともかく[混んでる個所は正直存在してる訳だが]、特に目立つのが女性の混雑の酷さ。自分は、ハーフタイム時は「データチェックをして、手元のメモ書きと突き合わせながら、全体の流れ・鍵となるポイントを自分なりにまとめた上で、『残り5分~7分程度』のタイミングで、トイレへ」が多いのですが[Bリーグの休憩時間は、基本的に「20分」。ただし一部の試合ではテレビ中継の関係から「15分」に設定されることもある]、『残り5分~7分程度』でも、特に女性トイレは、最もすいてそうな場所でも普通に混雑がみられます。京都の場合でも、特に女性は「4300人を、5個所では全然さばき切れない」が、はっきりと伝わる。
 その上、今季から1階の2台の自動販売機を廃止してる[個人的には「改悪でしかない」と正直強く感じてます]。それで自分がどう対応してるかは、後述で改めて言及させて頂きますが。
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 で、島根[松江総体]。はっきり述べれば、男性・女性共に[とりわけ女性は]、どこもトイレが混雑で、「4300人を5個所でさばき切れてないことは、もはや明らかである」こと。その上、改修で「5000人」となれば、滋賀のダイアリの事例を基本型とすれば、「男女共に、できれば8か所程度が必要」は恐らく明らかであると。
 それと共に、自動販売機。2階にある4台[というか「2台×2個所」]は、いずれも混んでいる。1階にも確か2台ありましたが、「4300人を6台ではさばき切れてない」がはっきりと伺えます。
 そう考えると、「5000人」という収容人数[しかも、子どもや若い女性の比率が結構高い印象がある]に照らせば、「トイレが男女共に8か所程度、自動販売機が8台程度」が目標ラインになるのでは?と想像です。
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 ちなみに、自分は大阪で、現況で「生観戦ができる環境」は、
 「大阪[舞洲]、京都[西京極]、神戸[大倉山。今季4月からジーライオンアリーナ神戸、つまり『Gアリ』]、奈良[鴻ノ池。ロートアリーナ奈良]、〈そして少し無理をしてだが、〉滋賀[ダイアリ]」と5個所ある。
 このうち、現況では「舞洲、ダイアリ」が自動販売機◎、「西京極、ロートアリーナ」が自動販売機×、「大倉山」は自動販売機◎だが数が不足。
 そのため、今季からの対応策として「前日の夜のうちに、欲しい飲み物をあらかじめ確保しておく」としてる[普段の仕事場〈天王寺〉のコワーキングの近くにある自動販売機で、自分が好む「Qooりんご」を数本確保するってこと]。
 でもこれは、「都市部だからこそできる、ある種の荒業」とも正直感じてる。で、今回の松江では、幸運にもホテル[松江エクセルホテル東急、4階]の自動販売機で「Qooりんご」があると判明できたので、これで対応できたけど、「都市部の恩恵」を正直強く考えさせられたのも、今回の松江遠征で学び感じたことです。
 いずれにせよ、「トイレ・自動販売機の充足」は、特にとても強く感じることの1つです。)


 (3)「吊り下げ式の、中央の『スコアボード』。現況では、『タイムアウト時[60秒、90秒のいずれであれ]の残り時間の表示がない』。これは、『24秒の上の時計〈コートのゴールリングに設置されてる時計〉の場所』をも含めて。改修で、『タイムアウト時の残り時間を表示できるようにするは、絶対にマスト』と強く考える。
 これはシンプルに、『残り何秒であるかを把握できること』、例えば『飲み物を飲んで、一息つきたい』ときとか。それもだし、特に島根の場合、タイムアウトで、チアの『アクアマジック』をガンガン使うので[しかも、見せ方がとても上手いので、より見入ってしまう]、『残り何秒の表示』は、他球団以上にとても重要になる。
 ですので、改修の際に、『スコアボードで、タイムアウト時の残り時間の表示がある感じに絶対にして欲しい!』。勿論、ダイアリや西京極のように、『出場選手の得点、ファウル数が一目で見えるようにの工夫が伝わる感じでのスコアボードのアップデート』も、併せて御要望の想いです!」




 …と、気が付けば、自分史上最大ボリュームの文字数を大幅に更新で(しかも今回は、「写真」「引用ポスト」を大量に活用してますので、体感的には「プラス1万字程度」を要してる?の感じです)、正直、当初にイメージしてた文章量の「およそ2倍」になってます(激汗)。
 正直、文字数的には、今回のnote記事を「2分割にした方がよかったかもしれない」の感じですけど、2分割をすると、1つ目が「写真+ポスト」で、2つ目が「ひたすらに文章の連続」の構成になるので、かえってアンバランスになるかなの判断で、今回は「2分割をしない」の判断にしました。


 正直、厳しいことも綴らせて頂いてますけど、でも、今回の島根(松江総体)での、「島根vs京都」2試合の生観戦、とても濃密で楽しめた」と強く実感であるんですよね。
 今季、もう1回叶うかどうかはわからない(日程というよりは、特に資金的な意味で。気持ちとしては正直とても訪れたいし、念頭にある日程も実はあります)。でも(運営的な意味での課題は正直感じてるけど、それを補って余りあるほどに)、「あの独特の熱狂性、もう1回でいいから感じたい」と、心が訴え掛けてる自分自身がいるのです。

 それに、来オフ(2025年オフ)から1年間、つまり「来季(2025-2026)はまるまるが改修に充てられる」が確定ですので(尤も来季は、そもそも論で自分自身のリアル事情で、今季よりは生観戦の総試合数の減少傾向はまず確定である訳ですが)、つまり今季の残り試合を逃すと、新B1(Bプレミア)に突入を意味します。
 それだけではない。いまの島根の選手の年齢構成的に、今季が「優勝への最大のチャンスにして、(今季を逃すと向こう数年はないかもの意味で)最後のチャンスかもしれない」こと。特に、安藤誓哉の全盛期という意味では、「今季を逃すと、全盛期での優勝は恐らく厳しくなる」と正直映る。

 そうであるならばなおさら、(「できることならば」の域を出ませんが)今季の残り試合(恐らく4月とかの終盤)に、もう1試合訪れる機会を持てればが、正直な本音です。「先のことはわからない」とはいえどもと。


 この3年半、1人のバスケファンとして、ずっと「島根」を「要注目球団」と位置付け続けてきました。2021年オフ、いまのコアメンバーが結成されてから、「最終的に叶える景色」「最高到達点」として、どのような景色を叶えるのかを、この眼で感じたい
 昨季のCS、広島が「現コアメンバーの結成」から3年で、「叶えたい景色(=優勝)」を叶えました。今季は負傷者続出もあって、とても苦しんでいますが、それでも「1回でも優勝を叶えれば、優勝の輝きは永遠である」と強く感じるのです。


 「安藤誓哉」に、「アクアマジック(特に「MINAMIさん」「SEINAさん」)」に、「HONSHOWさん」に、「ファイナル、そして優勝の景色を、絶対に観て欲しい」!
 そして特にもう1人、「北川」にも。2018年からの7年間、それこそB2時代からの最初の3年間は主力選手の位置付けだった。で、現コアメンバー結成からのいままでの3年半を含めて、辛い・苦しい時期も恐らく少なからずであったと思う、でもだからこそ、「あのとき残留という決断をしてよかった」と思えるエピローグ(=ファイナル、優勝の景色)を観て欲しい!


 1人のバスケファンとして、いま末文で綴ったことが、正直な本音であるのです。

 「努力をし続けたからといって、それが報われるとは限らない。
 でも、チャンスを叶えるのは、努力をし続けた人間のみに訪れる。」

 この言葉は、自分自身が歩んできた人生の中で、特に学んできたことの1つです。


 だからこそ、です。自分の立場としては、京都が逆転でCSの景色へと差し切る姿を観たい気持ちも、正直とても強い(年齢構成的に、ピークはより先に訪れるのでは、とも正直感じてますが[尤も昨季の「17勝、勝率.283」という地獄のときを考えると、これを描ける・言及できるようになったこと自体が、感慨深いが本音です]、それでも「CS出場のチャンスが訪れようとしてるからこそ、全力でつかみに行って欲しい」)。
 でも島根には、今季という機会を全力で勝ち取りに行って欲しい。そう、ただシンプルに「後悔して欲しくないから」!


 「風を起こそう!覚悟を持って!持てる全力を出し切って、後悔のないように、最後の1秒まで走り抜いて!
 応援し続けてる子ども・若い世代がいる!島根で学んで成長を遂げようと努力し続けてる子どもがいる!だからこそ、島根に生きる子どものためにも、『最高の景色』へと駆け上がって欲しいです!」


 【バスケットボール#55A】【エッセイ#51A】

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