合気道とは具体と抽象
1.具体と抽象を行き来する
合気道の技は具体と抽象を行き来します。
合気道は一見、違うように見える技でも、その源流は同じだったりします。
私も合気道の技を行う時は、その技にフォーカスするよりも
どんな崩しを使っているかに注視するようにしてます。
これが本題の抽象化になりますね。
そして、その抽象化した理を他の技に転用できないかを考えます。
これが具体化に繋がってきます。
この具体と抽象を往来する点に合気道の面白さがあるんですよね~。
2.法則性を見出す
例えば、人間は接点に圧力の変化が起きると、反射が起きます。
逆に言えば、変化を起こさなければ、相手に抵抗の余地はありません。
この法則性が分かれば、片手で持たれようと諸手で持たれようと同じです。
一見、別物に見える技でも、法則に従うことで相手を崩すことができます。
逆に技単位に固執すると、法則性を見出すことはできなくなってしまいます。
人によっては理を教えてくれる先生もいますが、
教えない方もいるので、そこが難しい所なんですよねー。
ですから、自分の中で色んな人の技を受けて、法則性を見出すことが大切だと思いますね。
3.具体と抽象を駆使する
具体と抽象を駆使できるようになると、その場で技を生み出すことができます。
正しい法則性を使えば、そこから生み出される技も正しいからです。
そのためには、繰り返しになりますが抽象化を先ず行うということですね。
そうすれば、自ずと技のバリエーションも増えてきます。
例えば、ミートソーススパゲティを出されて、これで何か作ってって言われても困りますよね。
いや、もう出来てんじゃん!!って(笑)
でも、トマトを渡されて、何か作って欲しいと言われたらバリエーションは広がります。
出来合いの物を分解して抽象化していくと、
法則性という素材を取り出すことができるんですね。
合気道されている方はぜひこの具体と抽象を試してみて下さい。
今回は合気道とは具体と抽象という話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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