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待ち遠しく、切ない

夜勤明けの瞼に日差しがまぶしい

半年ぶりに会うこの日を待ちわびていた

機内でウトウトしながらも

後30分、後20分とカウントダウンを始める

久しぶりに会うとどんな顔をしていいのか分からないな
そんなことを考えながら鏡で笑顔の練習をする私

今日まで頭を撫でてもらうだとか
抱きしめてもらうとか想像でぬくもりを感じていた

電話での声を聴くたびに体温が恋しくなって
何度泣きながらボタンを押しただろう

1人で寂しい夜も

落ち込んだ日にも

簡単に会うことが出来ない距離

どうにもできないことに駄々をこねて
困らせた日もあったね

そんなときもただ「ごめんね」というあなた

本当に子どもだった私

今あなたと会っていたら
その手を放すことはなかったのだろうか

離れていても信じられたのだろうか・・・

空港に来るとそんなことを思い出す

あなたのおかげで今は1人でどこにでも行けるよ

知らない場所に目を向けていけるよ

ありがとう

あなたも幸せだといいな

最後まで記事を読んでくれてありがとうございました!