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日本のサイバーセキュリティの危機的実体(33)

これまでのあらすじ

 以下の記事では『飯島勲秘書官(現職は岸田内閣官房参与)は、公邸のセキュリティの惨状について『官邸は村役場以下』だと語っており、2012年から9年間首相たちが公邸に入居していなかった背景には、 #盗聴問題 があったと指摘』したことが書かれていますが、『官邸が村役場以下』なら『防衛省はラーメン屋以下』なのが、日本の #サイバーセキュリティ の実体』と指摘されていた。

 ところが、ついに、 #NIDS #防衛研究所 は、https:化に成功した。

つににhttps:化に成功したNIDS 防衛研究所 https://www.nids.mod.go.jp/

 リンクしてある記事は、一部のジョークを除くと、ほぼ事実に基づくノンフィクションです。しかし、以下の感動の物語は完全なフィクションであり、実在の人物・団体、特に防衛研究所のサイバーセキュリティ問題とは一切関係ありません。※ #中島みゆき は実在の歌手です。

『プロジェクトX(Twitter)な挑戦者たち』

 かつて、ある国の国防研究所で予期せぬ困難が持ち上がった。この研究所は国防に関する机上の空論には長けていたが、情報システムの基礎知識が著しく乏しかった。

 ある日、無知倫理同好会のブログで、国防研究所のサーバーに脆弱性があると指摘された。問題は『http:』から『https:』へ変更すべきという初歩的な内容であった。この小さな変更が、実は大きなセキュリティ強化を意味していた。

 しかし、この重要な違いを理解できる者は国防研究所にはおらず、混乱が広がった。主任研究員の江田島平八郎は一計を案じ、『専門の保守会社に依頼するのはどうか?』と提案した。この画期的な提案は、チームに新たな希望をもたらした。

 ところが、その道のりは容易ではなかった。『http:』から『https:』への変更には、異例の長さである48時間の保守時間が必要だった。保守開始48時間後、保守会社からの報告は『この状態ではシステムを全面的に入れ替えた方が早い』というものだった。

 江田島は『システム入れ替えなしで対応できないか』と考え、さらに48時間の保守時間を延長した。しかし、保守開始から96時間後、保守会社からの最終的な回答は『無理なものは無理っす。システム入れ替え以外に対策はないっす』という♬残酷な天使のテーゼだった。これは、江田島にとって受け入れがたい回答ではあったが、否定することは不可能だった。

 翌日、システム入れ替えの見積もり金額を目の当たりにした江田島とチームは驚愕した。予算の壁に直面し、苦戦が続いた。

 しかし、国防研究所の未来のため、江田島たちは諦めなかった。ついに予算を確保し、保守会社に依頼することができた。サーバーのセキュリティは強化され、国防研究所は安心して研究に打ち込めるようになったのだ。

 これは、技術的な壁に直面したある国の国防研究所が、外部の専門知識と協力によって困難を乗り越えた感動の物語。江田島たちの粘り強さと危機への迅速な対応が、今日の安全な環境を築き上げたのだ。

『システムアップデートは常に新たな発見とセキュリティ強化をもたらす可能性がある一方で、リグレッション(脆弱性の悪化)を引き起こすリスクも存在する』――これが、その国防研究所と江田島たち挑戦者たちの物語である。

つづく…

武智倫太郎

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