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ポテチでも自立しているのに
タイトルの言葉は、社会人1年目の友人が新製品ポテリッチのバター醤油味を食べながらポロッと口にした言葉です。個人的にこういう類の言葉好きです。自主制作映画のセリフとかにありそう。
彼女曰く、「働く」っていうのは大変らしい。
そういえば自立ってどんなことだっけ、なんて思い辞書を引いてみました。
つまりは、「人に頼らず、縛られず自分一人で生きていけること」
さらに「自立」を細分化すると、3つの要素に分けられます。
①身体的自立
…身体的なサポートを必要としない状態のこと。
※ これは、先天的な要素などで自分では解決できない場合もあります。
②経済的自立
…親や国などに頼ることなく、生活するためのお金を稼げる状態のこと。
③精神的自立
…他の人に過度に依存することなく、自分で考えて選択や行動ができるのが精神的に自立した状態のこと。
この3つの状態が揃った状態が自立といえます。うーん……1つ1つは達成できても、全てとなると正直結構難しいなと感じてしまいますね。特に、経済的自立は難しそう。
私は、大学の卒業が人より1年遅いので、同期の多くは今年新社会人です。新社会人として働く彼らの話を聞いていると、
・大学を卒業しても○百万単位の奨学金
・大企業でも薄給
・当たり前にサー残をする上司達の姿
・生きるために必要な知識、学校で習わなすぎ
なんてことをよく聞いています。
キラキラなはずの社会人1年目達が「会社員は最強のサブスク(定額使い放題)だよね」なんて言ってたりします。なんてこった、世も末だ。
zoom飲み会をしようとしても、11時ごろ「やっと仕事終わったから〜」なんてことがざらにあります。
そんな状態で出た、大企業勤務(23)の
「ポテチだって自立してるのに」
このセリフはあまりにも私に響いたわけです。
もしかしたら、「最近の若者は自立できておらん!!努力が足らん!!」なんてことを言われる案件かもしれません。
しかし、本当にこれって本当に自己責任なのでしょうか。
例えば
最近、リッチと謳うお菓子商品増えたけど、値段上がって内容少なくなってきましたね。
大学の入学金や学費は増えてるけど、大学出ても就職できない人結構多いですよね。
日本の経済状態や新社会人を取り巻く環境は、正直あまりよろしいものではないです。
そういうと、「もっと貧しい国はあるし、日本ではめったなことでは死なないじゃない!」
なんて言われるだろうし、それも本当のことだと思います。
しかし、経済的自立の有無を自己責任論で片付けるのはあまりにま寂しいじゃないですか。
結婚して家と車があって複数の子供がいて女性は専業主婦、なんていう昔の「普通」を実現できる人は今の世にどれくらいいるんでしょうか。ちなみに、私はこれは理想になっているのかな、なんて思ってます。
もちろん、意思としてそれを「選択しない」人も増えていますし、それぞれの価値観だから好きな道を選んでいいと思います。ただ、出来るか出来ないかで考えた時、前の時代よりも出来ない人が多くなっているというのは悲しいことだなと。
だからこそ、自分自身の自立を目指しつつ、
次の世代がどうやったら自立していける社会を作っていけるのかにちゃんと向き合っていきたいものですね。
ポテチに負けるな人類!!!!
ということで、毎日note#2を終わります。
読んでくださりありがとうございます。
最後に
これを読んでいて、今自立しているよ✋っていう人マジ偉いです!尊いです!リスペクトです!
それだけで素敵で最強なので、たまには自分を褒めてあったかい飲み物飲んで寝てくださいね☺️🌼
それでは☺︎