40分かけて理想のアイスに辿り着く

わたしたち夫婦は、夜のアイスに本気だ。

まして今は11月に控える結婚式に向けてダイエット中なので、「どうせカロリーを摂るなら妥協せず本っっっ当に食べたいものを食べたい」気持ちが強い。

夫はどちらかというと細身で食べても太らない体質なので（羨ましい、と言われるのはあまり好きではないらしいのだが、実に羨ましい体質である）カロリーを余分に摂取することは問題ないのだけれど、もしかしたらアイスへの想いはわたしより強いかもしれない。

つい先日、友だちカップルとご飯を食べた帰り道、どちらかともなく「アイス食べたくない？チョコ系の」という話になった。チョコ系の、まで想いが一致したことに驚きつつも明日からの食材を買うついでにまずは駅前のスーパーのアイスコーナーを物色。チョコサンデーを見つけるも、高みを求めて家の近くのコンビニ（ファミマ）に行くことにする。

わたしはここでハーゲンダッツのチョコミントに惹かれたのだけれど、夫の理想のアイスは見つからなかったようで、家と駅の間にあるコンビニ（ローソン）へ。3歩進んで1歩下がった。

次はさらに駅に近いコンビニ（セブン）。また1歩下がった...と思っていたら、夫「サンデーカップみたいなの求めてるんだよね」。なんと夫は最初に行ったスーパーのサンデーカップが目に入っていなかったのだ。ふりだしに戻る。

結局、その日は30分ぶり2度目となる駅前のスーパーでサンデーカップを買い、また家前のファミマに戻りわたし用のハーゲンダッツを買い、帰宅した。

普通なら駅から家までたった6分で着く道のりなのに、40分くらいかけ同じ道を3回通り、計4店舗の中からじっくりアイスを選ぶなんて、贅沢だ。こんな日常もいいよな、と思う。

氷菓でもないラクトアイスでもない、アイスクリームはやっぱり美味しい