
イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「霞始靆(かすみ はじめて たなびく)〉
2021年2月23日~27日
七十二候 第5候 「霞始靆(かすみ はじめて たなびく)」
かすみがたなびきはじめる頃。
『春霞』とは、なんとも風情を感じる言葉です。
わたしはこの言葉を聴くと、お能の羽衣を想い出します。
なんだか聴くだけでうっとりとしてしまう美しさです。
ところで、
“もや、かすみ、きり”など、似たような言葉がいくつもありますね。
感性では違うものと認識していますが、さて実際は?
それぞれ明確な違いはあるのでしょうか。
霞は、主に春に使用される言葉です。
では季節で呼び名が変わっているだけかと言えばそうではありません。
それぞれに定義付けされています。
『霧』
微小な浮遊水滴により、視程が1km未満の状態(気象庁より)
『もや』
微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態(気象庁より)
『霞』
空気中に浮かんでいる様々な細かい粒子のため、遠くがはっきり見えない現象。また、霧や煙が薄い帯のように見える現象。(デジタル大辞泉(小学館)より)
霧ともやは気象用語として使用されていますが、霞に関しては気象報道等で使われることはないとか。情緒的過ぎるのか?理由まではわかりませんでしたが、いつか聞く機会が欲しいものだなと思います。
三寒四温
小学校の二年生頃だったかと思います。何かの折、担任の先生がこの言葉を教えて下さり、以来とても印象に残っている言葉です。
『三日寒くとも、四日目には暖かくなるのよ。寒さばかりが続くわけではないからね。』というようなかみ砕いた説明でしたが、ただ気候のお話ということではなく、なんだか人生の秘密を教えてもらったような、不思議な感覚がありました。
実際、そうだったのかもしれませんね。
この時、四日目に暖かくなるのか、四日間暖かくなると言われたのか、振り返れば覚えていません(笑)。ですがずっと四日間暖かいと思い込んできたことに今回気付き、楽天家の素質が発揮されていたなと我ながら苦笑してしまいました。暖かい日のほうが多くてサイコー!と解釈していたからです。
さて、一般的には、暖かい日が続いたかと思うとまた寒さがぶり返して冬に逆戻り。このように寒暖が繰り返される現象を「三寒四温」といいます。
そんなふうに一進一退を繰り返すように感じられる寒気も、春一番の後はひと雨ごとに日本の上空から押しやられ、どんどん春めいてくるのが常。
景色もどんどん春めいてきていますね。
SNSでは河津桜が満開という記事や写真をたくさんみかけました。
どうやらわたしはこの時期は忙しくなってしまうことが多いようで、未だに河津桜と菜の花のコントラストを体験できたことがありません。
今年ももうしばらくかかりそうなので、来年の楽しみにとっておこうと思います。
そのかわり、素敵な薬膳メニューを思いつき、家族にも好評でしたので、わたしの心の中が明るく春景色となりました。これも旬のめぐみ、家族のありがたみですね。
薬膳ルポは、すこしあとになりますが、ホームページに追加する予定です。
春のうちに追記できるよう、取り組めると良いなと思います。
20210228
未来創造サロンAHSHのホームページはこちらから
https://blightlightinfinity.jimdofree.com/
いいなと思ったら応援しよう!
