隠切大介

農業に発明的発想法のTRIZを導入できないか、つらつら考えています。

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最近の記事

あきたこまちR反対派はこんなこというかしら?

はじめに  放射線育種米とは、稲種子に放射線を照射して、突然変異を惹き起こさせて改良したお米です。品”種”を”育”成するので、育種と言います。  いま話題になっているのは、「コシヒカリ」にイオンビーム(ガン治療施設の)を照射して育成された「コシヒカリ環1号」と、それを祖先に交配育種法で品種改良された「あきたこまちR」です。両品種とも有害重金属カドミウム(Cd)をほとんど吸収しないこと以外は それぞれ「コシヒカリ」・「あきたこまち」にそっくりで プロでも区別出来ない品種です

    • 放射線育種は終わった技術なのか?

      はじめに いわく、 放射線育種法で生まれた米の品種はたった一つで、優れた特性もなかったので普及していない。 放射線育種場という施設では、他に成果もなく、閉鎖されてしまった。放射線育種法は国際的に一時的に注目されたが、箸にも棒にもかからない突然変異体ばかりが出た。 現在は一部の形質だけ優れている品種・系統を交配してオールラウンドに優良な品種を得ようとする手法に戻っている。 これらは、嘘を並べた情報操作あるいは放射線育種法というキーワードをみかけて、不勉強なまま垂れ流し

      • ある食べ物が安全かどうか、検討される過程 放射線育種コメ品種、コオロギ

        特定の商品を販売するにあたっては、その取扱商品の良さを説明するのが一般的です。一方で、広く市場を席巻している商品に対し、ニッチ(狭いすき間)市場を狙うにあたって、その取扱商品のプレミア感をうたうというのもマーケティングの教科書を引用せずともよく知られています。 ここで「安心」というプレミアをうたう商品には、「安全」の根拠となるデータをことさら無視したり、針小棒大に煽ったり 自然現象と異なるルールを適用しているものがあります。 「安全」の根拠を科学的でない方法で否定しますから

        • あきたこまちRとは、不安ののこるイネ品種なのか? いいえ、特定の科学用語を嫌う人達が言いがかりを付けているだけです。

          「あきたこまちR」は、秋田県が育成した、イネ品種「あきたこまち」の従属品種(もとの品種の重要な特性には変わりがなく、一部の特性だけが変わっている そっくりさん品種)です。 「あきたこまちR」は、国農研機構の開発したコシヒカリの従属品種「コシヒカリ環1号」に従来の「あきたこまち」を7回かけ合わせて選んだ、あきたこまちと同じお米が実る品種です。 「あきたこまちR」は、「コシヒカリ環1号」の有する、カドミウム(Cd)を吸収しにくく 米のCd含有量を低く抑える性質を持ちながら、栽

        • あきたこまちR反対派はこんなこというかしら?

        • 放射線育種は終わった技術なのか?

        • ある食べ物が安全かどうか、検討される過程 放射線育種コメ品種、コオロギ

        • あきたこまちRとは、不安ののこるイネ品種なのか? いいえ、特定の科学用語を嫌う人達が言いがかりを付けているだけです。