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「スイートコーン×エダマメ」の混植 悩みを解決してくれた記事

年が明けると、その年の栽培計画を立てる。いつ、どの畑に、どの作物を、どれくらい植えるか。しかし、何度計算しても面積が足りない。昨年よりも主要作物の栽培面積を増やしたためか。「この野菜、今年はやめようかなあ」と、悶々としていたある時、一つの記事が目に留まった。「なかよし野菜は一緒に育てる! スイートコーン×エダマメ」。タキイ種苗さんが発行している「月刊誌はなとやさい4月号」に掲載されていた。つっかえていたものが、腹の中にストンと落ちた気がした。


エダマメを植える場所がない

スイートコーン、トマト、ズッキーニ、スイカ、ハラペーニョは売れ筋野菜。キュウリ、ナス、エダマメ、オクラ、ゴーヤも例年通り植えたい。面積が足りないから、今年はカボチャはやめようか。などと、計画を練っていた。それでも、栽培期間の重複、畑の準備を考えると、エダマメを植える場所がない。この記事に出会ったのは、そんな時だった。

「月刊誌はなとやさい4月号」(タキイ種苗発行)

相性ピッタリ 混植を!

スイートコーンとエダマメは相性がピッタリで、同じ畝に同時期に混植するといいという。期待できる効果3点を挙げている。

・窒素分を固定する能力がある枝豆は、土壌に窒素成分を供給するため、窒素分を多く必要とするスイートコーンの生育を促す。

・スイートコーンにつくアワノメイガと、枝豆につくシロイチモジマダラメイガは互いに忌避する効果が見込まれる。

・互いの害虫に対する天敵を温存する「バンカープランツ」としての役割を果たすため、成育がよくなる。

「なかよし野菜は一緒に育てる! スイートコーン×エダマメ」より抜粋・要約
「月刊誌はなとやさい4月号」(タキイ種苗発行)

というのだ。スイートコーンは光を好み、枝豆はそれほどまで光を必要としないため、すみ分けも十分に可能なのだと。

晴れの日続き、一気に植え付け

今春は2日置きに雨が降り、春植え野菜を定植する畑の準備が進まなかった。ヤキモキしていた先週、やっと晴れマークが1週間並んだ。畑の畝立て、マルチ張り、定植を一気に進めた。

定植を待つスイートコーン苗

幅135センチのマルチを貼り、左右に各1列、30センチ間隔で穴を開けていく。播種から25日が経過し、「早く植えてー」との声が聞こえそうなくらいに大きく育ったスイートコーンの苗を、2列に植えていく。昨年までは、ここで終えていたが、今年はさらにもうひと作業。マルチのちょうど真ん中あたりに1列、植穴を開け、枝豆を播種した。香り、味とも良好で人気の「茶豆」だ。

マルチ資材を有効活用、作業も軽減

カラスが遠くから見ている。このままだと、格好の餌食になってしまう。防鳥用のテグスを、植穴の上に張って播種と植え付け作業が完了した。昨年まで、枝豆用に畝を作り、マルチを貼っていたことを考えれば、マルチ資材の有効活用、労力軽減にもつながる。加えて、収量、収益もアップすれば1石3鳥、いや4鳥かもしれない。

3か月後、どのような結果になるか。また、ブログで報告します。

(あぐりげんき通信)


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